一日目(3)【ザグレブ】（駅へ急げ）

リュブリャナ行きの電車まであと３５分を切った。
タクシーで２５分～３０分という。タクシーに乗って
狙ってみるか。それともあきらめるか。
渋滞があるかもしれない。切符を買う列ができているかもしれない。
しかし、チャンスはある。

タクシーの列の一番前の車にいるお兄ちゃんに聞いた。
　：中央駅までいくら？
　：１８０Ｋｎか２５ユーロだよ。
　：１２：３０の電車に乗りたいんだが間に合うかな。
　：多分大丈夫だろう。
このお兄ちゃんに賭けてみた。

その後も会話が続いた
　：電車に乗ってどこ行くの？
　：リュブリャナだよ。
　：リュブリャナならこのまま行ってもいいよ。一時間半くらいで１５０ユーロだ。
　：うーん（一時間半は魅力的だが１５０はなぁ・・・）

さらにお兄ちゃんと話は続いた。ザグレブでプレーしたサッカーの
カズ、三浦カズを覚えていた。まだ現役だというと驚いていたな。
もう一人日本人のプレーヤーがいたが、名前が思い出せないよう。
もう一人なんていたかな？

お兄ちゃんはその後も快調に運転。いろいろ話もしてくれ、チトーを
ティトと発音することも知った。だんだん駅に近い雰囲気になってきた。
１２：２５に駅到着。２５ユーロ＋チップ。覚悟してたより安かった。

ありがとうお兄ちゃん。


さて、５分前についたはいいが、切符売り場が混んでたりしたら・・・なんて
心配は無用だった。窓口が４つで２つ開いていた。空いていたところで
リュブリャナ行き切符購入。窓口のおばちゃんが
　 one way or two way？
two way? round tripのことか。戻りは明日でもいいとのことで往復切符を
買った。これが手書き。


もう電車が来るまで時間もない。周りの人に聞きまくるが、どうも次の電車は
リュブリャナに行くんではないようだ。電光板を見ると右に１５って書いてある。
１５分遅れという意味か？

実際には２５分遅れで到着。もしタクシー乗っていなかったら・・・乗れたがどうか
ギリギリのところだ。まぁ、タクシーでよかったのだろう。


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一日目(2)【フランクフルト－ザグレブ】

朝６時に着いたのだがお店は結構やっている。

両替でもしとくか。しかしクーナは準備ができておらず、３０分後にまた
来てくれと言われてしまった。


しばらく席で横になって休憩。水が高いのでなぜかフルーツを。


再び両替所へ。クレジットカードから替えてくれるらしい。300ユーロ以上なら
手数料だかなんだかがかからないと言われてそうしてしまった。１ユーロが6.32Kn
とのこと。円とユーロ、円とクーナの関係から妥当かどうかを紙に書いて
確認した。これでは某大数学科卒業が泣くわい。

Knは50Knが一番大きいようで、かなりかさばるぞ。もっと大きいお金はないのか？
こんなだよ。


ザグレブ行きはなかなかゲートが決まらなかったが定刻４５分くらい前にようやく
確定。羽田で言われたのとは違っていた。




羽田でチェックインのとき、「ザグレブ行かれる方多いようです」と言われ
ザグレブ行きが日本人だらけになるんじゃないかと思ったが、自分を入れて
３人（多分）。他の皆さんは次のザグレブ行きか？

ここはゲートから直接乗るのではなく、バスで飛行機まで乗っけていって
もらう形式。飛行機は後ろからも乗れるようだ。自分の席は「７」なので前から。




さて、ここから問題はリュブリャナ行く１２：３０の電車に乗れるかどうかだ。

便のザグレブ着予定は１１：３０。空港から駅までは２５～３０分という情報。
駅で切符を買ったり迷ったりする時間を考えると１１：４５には荷物を
受け取った状態にしておきたい。果たしてどうか。


地上がだんだん大きく見えて着陸が１１：３０、ぴったり。




飛行機を降りたのが１１：３５、あと１０分、ここもバスに乗る形式で、
そのバスが走り出したのが１１：４０、絶体絶命。入国審査は前から４番目、
前の人も自分も特に何も聞かれず審査を通ったのが１１：４５。なんとかなるか。

しかし荷物が出てこない。ベルトも回らない。この辺ではあきらめかけてきた。
荷物が遅いというより人間が出てくるのが早すぎたか。

ベルトが回りだしても自分の荷物は出てこない。あせる。そんなときにようやく
荷物が出てきた、１１：５５。さぁ、どうする？
急ぐ？あきらめる？


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一日目(1)【羽田】(出国)

初の羽田からの深夜便。

間違って寝てしまうこともなく、成田に行ってしまう事もなく
品川から京急に乗り換えて羽田に行くことができた。国際ターミナル
出来立てのとき一度どんなものか見に行ったのが少し役に立った。

しかし道中は・・・パソコンのコードを入れ忘れたんじゃないかとか、クロアチア
料理屋でもらったザグレブの小冊子を忘れたんじゃないかと電車の中では冷や冷や
しっぱなしだった。



セルフチェックインというやつをやってみた。パスポート入れるだけで認識された
（と思う）。航空券を申し込むときにはパスポート番号が分からず登録していない
はずなんだが、なんで認識されたんだ？チェックインが終わると小心者が
急に矢でも鉄砲でももってこいという気持ちになる。

成田のときは概ね２時間少し前にチェックインし、１時間前までは店をうろつき
出国審査というのがルーティーンなのだが、２時間半前にチェックインして
店をうろつき・・・といっても閉まっている店が多い。人は思ったより多いのだが
これでは採算が合わんのか。

仕方なく出国。出国後も徐々に店が閉まっていっている。しかも日用雑貨を
扱っているような店が１軒しか見つからず、そこは列ができている。
出国前に買えるものは買っておくべきだと思った。
飴玉を買うのも一苦労で、種類がないのでキャラメルにしてしまった。
しかし、このキャラメルが帰国日に思わぬ悲劇を招くとは、この時は知る由もなかった。

これから乗るフランクフルト行きは最後から二番目の便。空港の方もご苦労様です。


出発３０分前になって搭乗。「フランクフルト」の表示のタイミングで撮った
つもりだったが、シャッター押してから撮影までに時間がかかってしまったのか
中国語表示となってしまった。


さて、深夜便では寝られるのか？出発前は変な妄想をしたりもしたが、
幸か不幸か隣はサンドウィッチマンの伊達に似た感じのおっさん。もしかしたら
若いかもしれない。その隣は外国人男性。これで変な盛り上がりはないな。
残念な気もするがホッとした気もする。

無事離陸後しばらくして夜食で本物のサンドウィッチが出た。それについては
深夜便を調査していて情報は得ていた。夜はそれほど食欲はなかろうし、「もらって
おいて乗り継ぎのときに食べよう」と思っていたが、起きていれば
腹は減るようで、早くしてくれよと思いながら配給を待った。


さて、食べたからには寝るか。寝られるか。

熟睡とまではいかなかったが今までにない睡魔もどきに襲われ
うっつらうっつらした時間が多かった。

飛行機の席は３・３・３タイプ。自分の席は自分で指定した（はずの）右の
３の通路側。これだと２人が席を立つときに自分も立たなければあらないが
真ん中の通路側なら１人でいい。なぜこちらにしなかったのだ？売り切れてたんかな。

乗ったのは全日空。前回パリからの帰国も７０～８０年代のヒットソングが
あったが、今回も。まちぶぜがあるじゃないか。
３回くらい聞いてしまったぞ。


映画は（見なかったが）風と共に去りぬも。


このあたりで


機内食。


途中少しゆれたが無事にフランクフルト到着。入国審査は行わず乗り換え。

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旅程

今回のクロアチア・スロヴェニア旅行、日程は次のようになった。

１日目　羽田フランクフルトザグレブリュブリャナ（ブレッド湖）
２日目　リュブリャナ（ポストイナ鍾乳洞）ザグレブ
３日目　ザグレブ
４日目　スプリット－トロギール－シベニク－スプリット
５日目　スプリット
６日目　スプリット－ドブロヴニク
７日目　ドブロヴニク
８日目　ドブロヴニクフランクフルト成田－会社

１日目のザグレブがなんとも無駄なことであろう。フランクフルトから
リュブリャナへ向かえばいいではないか。しかし、飛行機は
　行き：羽田－ザグレブ
　帰り：ドブロヴニク－成田
を取ってしまってから、ブレッド湖やポストイナ鍾乳洞に行きたくなって
しまったのだ。

ザグレブーリュブリャナは隣国（２５年前は同じ国）の首都間だというのに
電車が一日に４本くらいというアクセスの不便さ。予定の電車に乗れなければ
２～３日目の予定が変動するという危ういものだった。

クロアチアから帰国

したのはいいのだが、前回のパリ同様に空港までのアクセスで
トラブル発生。

ガイドブック等の情報から、ドブロヴニクの市街から空港へは
国際便の２時間前にバスが出るとのこと。そのバスは長距離バス
ターミナルを出発し、市街のロープウェイ乗り場にも止まると。

７：３０の便に乗る身としては、５：３０にはロープウェイ乗り場に
間に合うようにSOBEを出た。バスターミナルからは１０～１５分はかかる
だろうし、先に待っている人もいたのでしばらくすればバスは
来るだろうと思っていた。

しかし、５：５０になってもバスが来ない。そんなところにタクシーが
来た。運ちゃんは「バスはここに来ないよ」といい、相乗りを勧めた。

２５０Ｋｎというので、一人当たり１２５Ｋｎ。飛行機に乗れないよりは
マシということで、相乗りで空港まで行った。

タクシーの運ちゃんが言うには、バスはここのロープウェイ乗り場を
通らずに行ってしまう場合もあるとかないとか。

なお、相乗りする直前にバス乗り場に来た方は、相乗りはせずにバスを
待った。彼も無事飛行機には間に合ったが、６：００頃通りかかった
タクシーにその後から来た人と相乗りで来たらしい。こちらはバス代と
同じ（３５Ｋｎ？）で乗せてくれたんだとか。

ドブロヴニクからバスで空港へ向かわれる方は、現地等でご確認を
・・・って一応自分もインフォメーションで聞いたんだがな。

もくろみ通り

初日の昨日はまがりなりに明るいうちにザグレブから
リュブリャナに移動できてブレッド湖へ。

今日はポストイナ鍾乳洞に行ってからリュブリャナ観光し
ザグレブへ。

懸案だったスロヴェニアがクリアできてザグレブの
ホテルでホッと一息中ですわ。