Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●アレは、モンサント社ラウンドアップによるSilent Springだったのかな? 「世界の水支配」を目論む…

2018年11月18日 00時00分03秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>「立ち入り禁止」の札】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-833755.html)。

 《▼「アメリカでは、春がきても、自然は黙りこくっている」。農薬乱用に警鐘を鳴らした米生物学者レイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」の一節だ。公園から子どもたちの声を消してはならない。「立入禁止」の札をつるした規制線を見て思う》

 今から7、8年前か、アレはSilent Springだったのかな? 空地に除草剤散布…唖然とした。
 枯葉剤枯れ葉剤)、遺伝子組み換えと除草剤ラウンドアップ、そして、(コモンズを私物化する)遺伝子特許による種子支配に加えて、「世界の水支配」を目論むモンサント社

 先日、衝撃的なニュースが流れた。
 日刊ゲンダイの記事【外資の餌食 日本の台所が危ない/外国籍の種子企業参入 農薬まみれの米が日本にあふれる?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/240752)によると、《種子法廃止によって心配されるのが、「種」とセットで販売される農薬などの安全性の問題だ。世界の種子市場は、米モンサントを傘下に置く独バイエル、米ダウ・デュポン、スイスのシンジェンタなど多国籍の種子企業7社で8割を占める…モンサントの除草剤「ラウンドアップ」は、日本でもポピュラーだ。100円ショップで気軽に手に入れることができ、農業関係者の間でも流通しているという。しかし、「ラウンドアップ」の安全性を巡って、米国では多額の損害賠償を求める裁判が起きている。主成分であるグリホサートに「おそらく発がん性がある」と世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関が指摘しているからだ。例えば、米カリフォルニア州の末期がんの男性が、がんの原因が、学校の校庭管理の際に使用していた「ラウンドアップ」だとして訴えを起こした裁判。今年8月、陪審は男性の訴えを認め、モンサントに対し、2億8900万ドル(約320億円)の支払いを命じる評決を下した。これを不服としてモンサントは別途、提訴したが、10月22日、裁判所は8月の陪審評決を維持し、賠償金取り消しを求めるモンサントの申し立てを退けたのである。モンサント側は徹底的に争う姿勢だ。日本モンサントはホームページを見て欲しいと話す。そこには、8月の判決について、グリホサートに発がん性がないとする研究結果と共に、「安全性に関する結論を覆すものではありません」「科学が勝つと確信しています」などと明記されている》。

 ニッポンは呑気だね~。与党自公・癒党お維キト国民の支持者の皆さん、ホントに保守なの? 世界は公営化回帰の中で、周回遅れで、水道私企業化水道民営化)なんてやっている場合なのか?

   『●『National Geographic, Vol.30, No.10』読了
   『●TPP、呆れた一側面
    「悪名高き、あのモンサント社というのが嫌になる。」
    《住友化学は昨年10月、アメリカのモンサント社という
     バイオ会社と提携しています。モンサント社は、
     強力な除草剤ラウンドアップ』と、ラウンドアップに
     負けない遺伝子組み換えの種子をセットで売っている

     遺伝子組み換え種子ビジネスの大手です。ベトナム戦争
     使われた枯れ葉剤を作っていました。要するに、
     遺伝子組み換え食品が広まると、モンサント社が儲かり
     ビジネスパートナーの住友化学もウハウハというわけです》
    《TPPに参加したら、日本の食の安全は崩壊しかねません。
     たとえば日本は大豆の90%を輸入に頼っている。産地は
     アメリカが70%で、アメリカの大豆の90%が
     遺伝子組み換えです。いまは表示を見れば遺伝子組み換えか
     どうか判断がつくが、表示義務が撤廃されたら、
     消費者は判断がつかなくなる。多くの消費者は、
     強力な除草剤をまいても枯れない大豆、人為的に作った
     大豆が本当に無害なのか不安なはずです》

   『●『ウォーター・マネー/「水資源大国」日本の逆襲』読了(4/5)
    「あのモンサントまで、あ~あ。「…種子の次に重要なターゲットになるのは
     である。なぜなら、水がなければ生命は維持できないからだ。
     確かにモンサントは、世界各地の水関連企業や水源地の利権確保
     余念がない。モンサントが世界の水支配に本格的に取り組み始めたのは、
     1999年のことである。…最初のターゲットになったのは、インドとメキシコ
     である」…。「計算高いモンサント」」

   『●『自然と人間』(2012年11月号、Vol.197)についての
                   つぶやき+α(元〝ト〟知事の小説)
    「安田節子氏「多国籍企業モンサントの種子支配」」

   『●「ダムを壊したら魚がもどってきた」『週刊金曜日』
              (2013年5月10日、942号)について
    「矢崎泰久さん【発言2013】、「『モンサントの不自然な食べ物』を観た…
     ベトナム戦争…「枯葉剤」…TPP…日本はモンサント漬け…もう二度と
     純度の高い農作物は蘇ることはない」。種子支配
     「第二弾『世界が食べられなくなる日』が…公開…
     原発と遺伝子組み換えというテクノロジーは同一なもの
     と思って間違いない」。モンサントはも支配しようとしているようだ

   『●「きみ、もっと驚きたまえよ」『週刊金曜日』
       (2013年6月14日、947号)についてのつぶやき
    「【くらしの泉/食 見逃したあの映画も、この機会にぜひ! 
     「食べもの映画祭」で〈食〉を知ろう】、『世界が食べられなくなる日
     『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実
     『パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう』『フード・インク』、等々」

   『●『自然と人間』(2013年11月号、Vol.209)についてのつぶやき
    「安田節子氏【TPPの現段階と食品の安全】、「ホゴにされる安倍自民党公約」
     「米国のTPP交渉官はモンサント出身者」。
     「ウソはつく。TPP交渉参加。ブレる。」、そしてあのモンサントとは!」

   『●「極右化する欧州」 『週刊金曜日』
       (2014年6月27日、997号)についてのつぶやき
    「山口正紀さん【「〈いのち〉を食うもの」との闘い 木下昌明・映画論集】、
     「『放射線を浴びた[X年後]』…『100,000年後の安全』…NHKの
     「ネットワークでつくる放射能汚染地図」シリーズ…
     『モンサントの不自然な食べ物』…『標的の村』…」」

   『●『DAYS JAPAN』(2014,DEC,Vol.11,No.11)の
                         最新号についてのつぶやき
    「「特集 遺伝子組み換えの犠牲者たち 遺伝子組み換えのタブー」。
     『モンサントの不自然な食べ物』は何をもたらしたか?」
    「J.L.ブルソン氏【1 遺伝子組み換え種子はこうして生まれた
     モンサント研究所内部】、「「持続可能な農業の実現」を謳う同社だが、
     除草剤「ラウンドアップ」などその製品による被害の報告も後を絶たない」。
     TPPとも絡んだりしていて胸くそ悪い」
    「ザベル・ジップフェル氏【2 インド・遺伝子組み換えコットンの悲劇】、
     「モンサントが商品化した綿の遺伝子組み換え種子「ボールガード」…
     そこでは、長年受け継がれてきた独自の栽培技術と伝統が消滅し、
     農民らの自殺も報告」」
    「シルビナ・エグイ氏ら【3 アルゼンチン 農薬に蝕まれる子どもたち】、
     「モンサントの種子工場もあり、遺伝子組み換え大豆などの栽培が
     盛んなアルゼンチンでは、その経済成長の裏で、農薬被害が牙を
     むいている……犠牲になる子供たち」」
    「安田節子氏【種子の独占と、自由貿易協定は日本に何をもたらすのか。】、
     「ターミネーター・テクノロジー…モンサントの損害賠償ビジネス
     特許種子は農家を支配する道具となり得る……TPPが危機を促進する」。
     パーシー・シュマイザー氏事件
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a0dd7966152018926ae56829ee5d6f48)」

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-833755.html

<金口木舌>「立ち入り禁止」の札
2018年11月14日 06:00
除草剤 金口木舌

 見慣れていた建物が突然なくなり、驚くことがある。先日も散歩道にある老舗の理髪店が取り壊された。空き地を取り囲む規制線のロープの前で、しばしあぜんとした

▼洗面台に使っていたのだろう。タイルの破片が地面に落ちていた。理髪店の外観を思い出そうにも、記憶はあいまいだ。見ているつもりで、実はしっかり見ていなかった。規制線の前で気付いたことだ

浦添市の公園に張られた規制線によって、市民は想定外の出来事を知った。指定管理者が除草剤を使っていたのだ。散布から日がたっているのに、今さら立ち入り禁止にしても市民は困る

▼「発がん性があり、危険だ」「雑草処理には必要だ」。除草剤を含む農薬をめぐる議論はこれからも続くだろう。そんな議論の前に、指定管理者は除草剤の散布を公にせず、市役所も知らなかったという事実に驚く

▼立ち入りを制限する規制線のおかげで見えてきたことがある。利用者の安全を守り、憩いの場を管理するという公園管理の原則が顧みられなかったということだ。とばっちりを食うのは利用者である

▼「アメリカでは、春がきても、自然は黙りこくっている」。農薬乱用に警鐘を鳴らした米生物学者レイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」の一節だ。公園から子どもたちの声を消してはならない。「立入禁止」の札をつるした規制線を見て思う。
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