[※取り出し初日として予定していた2024年08月22日(木)、作業手順にミスがあり、延期に…。再び、9月10日(火)に《着手》!? 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」とはいえ、《着手》ねぇ? それにしても《放射線量が極めて高》い訳で、作業環境もとても心配だし、そもそも取り出した《放射線量が極めて高》い数グラムのデブリをどこに持って行くつもり??]
(2024年08月17日[土])
「千里の道も一歩から」とは言うけれども…。8,8000,0000グラムのデブリも1グラムから。880トン、つまり、8億8千万グラム。気の遠くなる作業。この13年間、1グラムも取り出せていない。しかも、問題はその先。《放射線量が極めて高》い880トンものデブリを、永遠に、どの様に、また、どこで保管するのか? 永遠に、そこは安全なのか? どこに? 東京電力本社あるいは霞が関、自民党本部の地下にでも保管するのだろうか? それとも、またしても田舎に押し付けるつもりか?
『●東京電力核発電人災、膨大な《デブリの総量も
3基で計約880トン》…1個のデブリを僅かに持ち上げた?』
『●膨大な《デブリの総量も3基で計約880トン》のうち、福島第1原発
2号機の《1グラム程度を数回採取する予定》…いまだ、それさえも困難?』
「1個のデブリを僅かに持ち上げた」…と大喜びしていたあの頃と何も変わっていない。膨大な《デブリの総量も3基で計約880トン》のうち、福島第1原発2号機の《1グラム程度を数回採取する予定》だったが、それから既に1年経過。
「廃炉」のゴールがどこか不明。10km、1万km、1光年先? 「廃炉終了の定義」も無く、(デブリに接触した水を処理した)汚染水の海洋投棄で「廃炉終了」への0.1歩の前進もない。《政府・東電の計画では2041~51年の廃炉完了を掲げ》ているそうです。冗談のような話し。
そして、もう一点、心配なこと。《1号機の土台損傷》(ペデスタル)問題はいったいどこに行ってしまったのだろうか? ――――――《原子炉圧力容器を支える土台…鉄筋コンクリート…全周にわたって損傷し、内部の鉄筋が露出していた。東電は耐震性を評価》? 《巨大な地震はいつ起きてもおかしくない》というのに。東電の主張する《根拠》から、大地震が起こっても、次も幸運に恵まれると思っているのか…。《「支持機能は維持されている」…東電福島第一廃炉推進カンパニーの小野明・最高責任者はそう強調した。…圧力容器を支えるのに問題はないという意味だ。2022年3月の震度6強の地震でも容器が落下しなかったことなどが根拠という》…あぁぁ、絶望的な気分になる。なのに、老朽核発電所を稼働させたいだの、新規建設を進めたいだの、正気なのだろうか?
《今回成功すれば、福島第一原発の廃炉工程は新たな段階に入る》? 本気で言っているのかね。「廃炉終了の定義」を教えとくれよ、〝下足番〟新聞殿。
珍しく、〝下足番〟新聞の記事【福島第一原発デブリ、21日にも取り出し開始…東電が事故後初めて】(https://www.yomiuri.co.jp/science/20240816-OYT1T50186/)。《デブリは放射線量が極めて高く、取り出しは11年の事故後で初となる。東電は伸縮する釣りざおのような形の装置を原子炉の横から差し込み、先端にある爪で3グラム以下のデブリの採取を試みる。作業完了まで2週間を見込む。成分や硬さなどを分析し、本格的な取り出しの参考にする》。
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【https://www.yomiuri.co.jp/science/20240816-OYT1T50186/】
福島第一原発デブリ、21日にも取り出し開始…東電が事故後初めて
2024/08/17 05:00
東京電力は21日にも、福島第一原子力発電所2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的な取り出しを始める。政府・東電の計画では2041~51年の廃炉完了を掲げており、今回成功すれば、福島第一原発の廃炉工程は新たな段階に入る。
(釣りざお式装置の爪)
デブリは放射線量が極めて高く、取り出しは11年の事故後で初となる。東電は伸縮する釣りざおのような形の装置を原子炉の横から差し込み、先端にある爪で3グラム以下のデブリの採取を試みる。作業完了まで2週間を見込む。成分や硬さなどを分析し、本格的な取り出しの参考にする。
東電は装置の使用開始を21日と申請しており、原子力規制委員会が16日、装置の検査の終了証を交付した。
試験的な取り出しは21年に実施する計画だったが、予定していた別の装置では狭い隙間を通すのが難しいことなどが判明。3年近く先延ばしされ、釣りざお式装置に変更した。
デブリは11年の事故で炉心溶融(メルトダウン)が起きた際、炉内の金属などと混ざって発生した。1~3号機に計約880トンあると推計されている。
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