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●《敦賀2号機の1基だけで、ほかの12基は認めた》…それだけ、「不適合」の敦賀原発2号機は酷いということ、何をダラダラ審査を続けてきたのか?

2024年11月30日 00時00分56秒 | Weblog

[↑ ※「地震列島の原発安全性に警告」(週刊金曜日 1457号、2024年01月26日号)]


(2024年11月17日[日])
核発電「寄生」委が初めて「規制」、漸く…でも、リプレースを進める気でしょうし、「寄生」委による「他の核発電所はOK、いくらオンボロでも」…それが許せない。
 《原子炉直下に活断層》のある《敦賀2号機の1基だけで、ほかの12基は認めた》…それだけ、「不適合」の敦賀原発2号機は酷いということ。なんといっても《原子炉直下に活断層》ですもの。何をダラダラ審査を続けてきたのか。《原子炉直下に活断層》です。《原電…必要な追加の断層調査をした上で、再稼働に向けた再申請に取り組む》って、まだ、やる気か? なぜか、青木美希さんのつぶやきをご覧ください。《大竹まこと電気料金が高いのはこういう理由もあったのか 動かない原発を支えるもの》。一方、《山中委員長「科学的、技術的な観点から厳正に判断」》したそうですが、《ほかの12基は認めた》ことは、「科学的、技術的な観点から厳正に判断」したのですか?

   『●三浦英之記者の質問「今でも『アンダーコントロール』だとお考えで
     しょうか」? アベ様のお答え「…その中で正確な発信をした…」!?
    「井上能行記者による、東京新聞のコラム【【私説・論説室から】現代版
     「水戸黄門」】
     https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2020030202000167.html
    《舞台は原子力規制委員会の審査会。黄門様は審査会の座長役を務める
     地質学者の石渡明・同委員会委員、助さん格さんは原子力規制庁の
     職員、悪徳商人(越後屋)の役回りは日本原子力発電(原電)だ。
     原電は敦賀原発2号機が地質学的な理由から廃炉の窮地に立たされて
     いて、その申し開きをしている》

   『●それでも原子力「規制」委員会ではなく「推進」委員会…委員長をはじめ、
     石渡明氏以外の他の委員の皆さんは「科学者」ではないし、「矜持」もなし
    《とはいえ、石渡氏によると再稼働を認めなかったのは
     敦賀2号機の1基だけで、ほかの12基は認めた。石渡氏は
     退任会見で「9基が審査中で、心残りはある」と話す》
    《原子力規制委員会の石渡(いしわたり)明委員(71)が18日、
     任期満了で退任した。石渡氏は、岸田政権が進めた原発の
     60年超運転を可能にする法改正に伴う規制制度の変更に際し、
     規制委の会合安全側への改変とはいえないなどとして
     最後まで反対日本原子力発電原電敦賀原発2号機の
     審査では、原子炉直下の活断層の存在を否定できないとして
     「再稼働不可の結論を導いた。(宮尾幹成)》

 荒井六貴宮尾幹成記者による、東京新聞の記事【敦賀原発2号機「不適合」、日本原電が再申請に意欲 「非常に多くの断層が存在し非常に難しい」と原子力規制委】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/366455)。《日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の原子炉直下に活断層がある可能性を否定できないとして、原子力規制委員会は13日、原電の再稼働に向けた申請が原発の新規制基準に適合としていないとする審査書を正式決定した。敦賀2号機は再稼働できなくなった新基準で不適合と判断された原発は初めて。8月に了承した審査書案に対するパブリックコメント(意見公募)には意見と見なせるものが67件寄せられ、結論に不満を示すものも含まれていたが、規制委はいずれも退けた。原電は決定を受け、必要な追加の断層調査をした上で、再稼働に向けた再申請に取り組むとするコメントを出した。(荒井六貴宮尾幹成)》

 青木美希さんのつぶやき:

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https://x.com/aokiaoki1111/status/1857235935089574262

青木美希 『なぜ日本は原発を止められないのか?』脱原発文学大賞受賞、5刷@aokiaoki1111

敦賀原発2号機が不合格になっても、電力会社が再審査を求めると言う限り、存続するのです。
動かない原発がなぜ存在し続けるのかというと、その維持費は東電や関電が払う、つまり私たちの電気料金で賄われるからです
原発って高いですね。本当に。

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保坂展人@hosakanobuto

"大竹まこと電気料金が高いのはこういう理由もあったのか動かない原発を支えるもの" - 文化放送 #SmartNews https://l.smartnews.com/m-GDPmk/SXnA4L 大竹「(基本料金の)1兆4000億円を、動かない原発に13年間払い続けてるってことだよねその原資はなんですか?

砂山アナ「(国民の)電気料金ですね

午前9:23  2024年11月15日
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午前10:35  2024年11月15日
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/366455

敦賀原発2号機「不適合」、日本原電が再申請に意欲 「非常に多くの断層が存在し非常に難しい」と原子力規制委
2024年11月13日 16時17分

 日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の原子炉直下に活断層がある可能性を否定できないとして、原子力規制委員会は13日、原電の再稼働に向けた申請が原発の新規制基準に適合としていないとする審査書を正式決定した。敦賀2号機は再稼働できなくなった。

     (日本原電敦賀原発1、2号機(手前)と3、4号機の予定地
      (右奥)=2024年7月13日、福井県敦賀市で(本社ヘリ
      「まなづる」から、木口慎子撮影))

 新基準で不適合と判断された原発は初めて。8月に了承した審査書案に対するパブリックコメント(意見公募)には意見と見なせるものが67件寄せられ、結論に不満を示すものも含まれていたが、規制委はいずれも退けた。

 原電は決定を受け、必要な追加の断層調査をした上で、再稼働に向けた再申請に取り組むとするコメントを出した。(荒井六貴宮尾幹成


◆山中委員長「科学的、技術的な観点から厳正に判断」

 東京電力福島第1原発事故の反省を踏まえて2013年7月に施行された新基準の下では、これまでに再稼働に向けた申請が16原発27基から出され、規制委は10原発17基について適合と判断している。敦賀2号機は不適合とされた初のケースとなった。

     (敦賀原発2号機の再稼働を認めないことを正式決定した
      原子力規制委員会の会合=11月13日、東京都港区で
      (山下葉月撮影))

 13日午前の規制委の会合で、5人の委員の全員一致で「(新基準に)適合しているものとは認められない」とする審査書を決定した。

 山中伸介委員長は午後の記者会見で「許可申請について許可できないとの処分で、規制委員会が発足して初めてのもの。大きな判断ではあったと考えるが、科学的、技術的な観点から厳正に審査をして判断したという点においては、これまでの許可の判断と何ら変わるものではない」と強調。「本決定に技術的に何らの疑問を持つものではないし、委員の皆さま方もそのような観点からご判断いただいたものと考えている」………
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●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認められたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》

2024年11月29日 00時00分39秒 | Weblog

[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)]


(2024年10月27日[日])
<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認められたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味します》。
 そして、ニッポンの政…「われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」、《被害者放置の「政治の貧困」は今も。》…と言わざるを得ない。まずは何より、#日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ

   『●嫌がらせに負けない高校生平和大使の皆さん、
      「被爆地の思いを伝える手段は他にもある。努力を続けたい」
    「アベ様に忖度するニッポン政府や圧力を掛ける核保有国の嫌がらせ、
     それらに負けない高校生平和大使の皆さん。
     《被爆地の思いを伝える手段は他にもある。努力を続けたい》そうだ。
     偉いよなぁ。「唯一の被ばく国」と言う割に、《核兵器廃絶》に向けての
     努力をしないアベ様や外相、外務省…。《核なき世界》を目指さない
     ニッポン…情けない。」

   『●「高校生平和大使」「憲法9条にノーベル賞を」やICANを
              散々無視しておきながら…アベ様ときたら…
    「「高校生平和大使」「憲法9条にノーベル賞を」やICAN
     散々無視しておきながら…アベ様ときたら…。《日本を代表》
     しないでほしいし、《敬意》も込めないでほしいよなぁ、
     恥ずかし過ぎる。リテラは《はっきり言うが、この国と
     生活する人々の国際的評価を貶める“カス”である》と。全く同感。」

   『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
     と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!

 東京新聞のコラム【<ぎろんの森>被団協の平和賞と憲法9条】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/361244?rct=discussion)。《憲法9条は実際、平和賞に推薦されたことがあります。どの個人、組織が受賞対象になるかは議論が残りますが、戦争放棄と戦力不保持の9条が受賞すれば、日本国憲法の先進性と平和への貢献が認められたことになります。ただ、9条に平和賞が授与されるような状況は、核兵器の脅威が高まる中での被団協の受賞と同様、世界各地で紛争が頻発しているであろうことも容易に想像できます》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/361244?rct=discussion

<ぎろんの森>被団協の平和賞と憲法9条
2024年10月19日 07時54分

 先週は「ノーベル賞週間」でした。北欧との時差で発表が日本時間の夕方以降になるため、受賞の可能性のある日本人を中心に毎年、社説原稿を用意していますが、そのほとんどが翌年以降に持ち越されます。逆に、想定していなかった人や組織の受賞が決まった場合は、急いで原稿を用意することになります。

 東京新聞は社説で「世界各地で軍事侵攻や紛争が続き、核使用の脅威がかつてないほど高まる」状況にあり、日本原水爆被害者団体協議会被団協)のノーベル平和賞受賞の決定を「期待と希望のメッセージと受け止めたい」と訴えました。

 内情を正直に申しますと、被団協の受賞は想定しておらず、一部地域では社説の掲載が遅れました。状況認識の甘さを反省するばかりです。

 社説でも紹介したように、1956年に結成された被団協は、国連の軍縮総会などで「被爆の実相を世界に発信して「核廃絶を訴え続けてきました。核兵器の使用と開発を非合法化する核兵器禁止条約の採択では、300万の署名を提出するなどして強力に後押ししました。

 読者からは「被爆者の言葉を胸に、少しでも平和に近づけるよう努力したい」との声が届きました。同感です。

 被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認められたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味します

 被団協の活動に報いるには今回の受賞を核廃絶につなげなければなりません。東京新聞は核廃絶を訴え続けるとの決意を新たにしています。

 今年の平和賞を巡り、論説室内で議論になったのは「日本国憲法9条」の受賞です。

 憲法9条は実際、平和賞に推薦されたことがあります。どの個人、組織が受賞対象になるかは議論が残りますが、戦争放棄と戦力不保持の9条が受賞すれば、日本国憲法の先進性と平和への貢献が認められたことになります。

 ただ、9条に平和賞が授与されるような状況は、核兵器の脅威が高まる中での被団協の受賞と同様、世界各地で紛争が頻発しているであろうことも容易に想像できます。

 もちろん、そのような状況に至らないことを祈りつつ、国際情勢を注視して、来年の平和賞決定に備えたいと考えています。 (と)
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●核発電バンザイなホシュという矛盾…《地震大国の日本には、北海道から沖縄まで原発を動かせる場所はどこにもない》(樋口英明さん)というのにね

2024年11月28日 00時00分57秒 | Weblog

[※ 『原発に挑んだ裁判官』(磯村健太郎・山口栄二) 朝日新聞出版(https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=21028)↑]


(2024年10月27日[日])
質問にお答えしませんでしたが、特定の誰かをヒーロー視、ヒロイン視するつもりはないです。何度も痛い目にもあっていますしね。樋口英明さんも《「私の政治思想は保守革新的な考えなんか全くないですよ」と言う。詳述はしないが、天皇制や憲法改正について尋ねると、確かにそうだ》…そうなので、諸手を上げて、全ての面で賛同している訳ではないです。
 でも、核発電への批判には賛同。

 核発電バンザイなホシュという矛盾。《地震大国の日本には、北海道から沖縄まで原発を動かせる場所はどこにもない》(樋口英明さん)というのにね。「安全な原発」という形容矛盾。《<本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である>》、《「原発事故によって放射性物質が拡散され生命を守り生活を維持することが困難となる危険があれば、人格権に基づいて原発の運転の差し止めを求めることができる」》。
 ホシュのみなさん、《これを取り戻すことができなくなる》の意味を理解できているのだろうか?
 千葉紀和記者による、毎日新聞の記事【真の保守こそ反原発の道を 原発差し止め判決、元裁判官の挑戦状】(https://mainichi.jp/articles/20241021/dde/012/040/005000c)。《裏金問題や物価高対策が注目される衆院選。だが、忘れてはならない大切なことがある原発政策だ。「真の保守なら原発に反対するのが当然」と説く人がいる。10年前に原発の運転差し止め判決を出した元裁判官の樋口英明さん(72)だ。原発推進は保守系、反対は革新系という固定観念を持つ人は意外に思うだろう。どういうことか。》

   『●元福井地裁裁判長・樋口英明さん《地震大国の日本には、
       北海道から沖縄まで原発を動かせる場所はどこにもない》
    《二〇一四年五月に福井地裁の裁判長として、関西電力
     大飯原発3、4号機(福井県)の運転差し止め判決を出した。
     今も自分が正しいと確信を持っている。大飯原発の基準地震動
     (耐震設計上の想定の揺れ)は七〇〇ガル(揺れの勢いを示す加速度の
     単位)で、重大事故につながる限界点は一・八倍の一二六〇ガルだと
     関電は主張していた。私は裁判前は、三〇〇〇ガルのような強い揺れに
     原発が耐えられるかどうかが争点になると予想していた。ところがふたを
     開けてみれば、一二六〇ガルが来たらおしまいだというのは争いが
     なかった。主な争点は「敷地内に一二六〇ガルを超える地震は来ない」
     という関電の主張の信用性だった。それが争点なら難しい工学的判断は
     不要で、理性と良識があれば簡単に解ける問題となる。地震大国の
     日本では、原発で基準地震動を超える地震が頻発しており、大飯も
     「ロシアンルーレット状態だった。日本の国策は「安全な原発
     動かす」であって、「何が何でも動かす」ではない。私の「極めて
     危険だから動かしてはいけない」という判断は、国策にも忠実だった
     と思っている。仮に私が日本原子力発電(原電)東海第二原発の
     差し止め訴訟を指揮するなら、ポイントは三つあると思う。一つは、
     基準地震動を超える地震が来ないと言えるかどうか
     これは他の原発と共通の問題だ》

   『●反核発電に、高度な工学的知識は不要である…(樋口英明さん)
     《原発の耐震性は信頼度も基準値も一般住宅より、はるかに劣る》のだから
   『●2014年5月大飯原発運転差し止め判決…樋口英明さんは《基準地震動を
        超える地震が来ないと言えるかどうか…他の原発と共通の問題》
    《規制委の審査が不十分であることが司法によって示されたのだ。
     大飯だけでなく、再稼働を目指す東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)
     や東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)など、審査に合格
     した施設でも規制委の審査が十分だったのか疑問符が付く

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https://mainichi.jp/articles/20241021/dde/012/040/005000c

真の保守こそ反原発の道を 原発差し止め判決、元裁判官の挑戦状
千葉紀和 2024/10/21 東京夕刊

     (「原発を止めた裁判官による 保守のための原発入門」著者の
      樋口英明さん=東京都千代田区で2024年9月27日、
      幾島健太郎撮影)

 裏金問題や物価高対策が注目される衆院選。だが、忘れてはならない大切なことがある原発政策だ。「真の保守なら原発に反対するのが当然」と説く人がいる。10年前に原発の運転差し止め判決を出した元裁判官の樋口英明さん(72)だ。原発推進は保守系、反対は革新系という固定観念を持つ人は意外に思うだろう。どういうことか。

 <本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である>

 2014年5月に関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じた福井地裁判決。言い渡したのが裁判長だった樋口さんだ。11年3月に起きた東京電力福島第1原発事故後、原発の運転差し止めを命じた司法判断は初めて憲法の人格権を重視した判決は注目を集めた(運転を容認する18年7月の名古屋高裁金沢支部判決が確定)。

 一方で原発推進派からは批判が噴出した。一部の新聞は「不合理な推論」「司法の暴走」と指弾し、「左派裁判官の情緒的判断」といった中傷もインターネット上に相次いだ。

 それでも、樋口さんは翌年4月、同じ福井の関電高浜原発3、4号機(高浜町)の再稼働差し止めを命じる仮処分決定を出した。退官後は原発の危険性を訴える講演や、各地の反原発訴訟の助言を続けている。

 気骨の人だ。でも「さぞかし左寄りの方だろう」と私も思っていた。ところが、会ってみると意外にも「私の政治思想は保守革新的な考えなんか全くないですよ」と言う。詳述はしないが、天皇制や憲法改正について尋ねると、確かにそうだ。

 「そんな私が許せないのが原発です」と続ける樋口さん。………
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●なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することはしていない」と仰ってる訳で、「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね?

2024年11月27日 00時00分42秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


/ (2024年11月23日[土])
なぜ、今、削除する必要があるの? 斎藤元彦知事「法に抵触することはしていない」と仰ってる訳で、公選法違反な訳がないのでしょうにね。ならば、PR会社社長折田楓氏は堂々と「誇れ」ばいいのにね、よほど疚しいのかね? N党の「どうかしている人」を「見習」って、(アホ丸出しで) 堂々としていればいいのに。まぁ、斎藤知事は、自分は悪くないとばかりに、折田氏を「切り」始めているらしいですが…。どこまで無責任知事なのかね。
 リテラの記事【公選法違反疑惑浮上の斎藤知事「SNS戦略の企画立案は依頼していない」の言い訳は通用するか? 削除されたPR会社社長の投稿を検証】(https://lite-ra.com/2024/11/post-6353.html)。《そうしたなか、斎藤知事は22日午後、報道陣の取材に「法に抵触することはしていない」と主張。》《だが、斎藤知事側の主張は、明らかに無理がある。その「無理筋ぶり」を知ってもらうためにも、折田氏がネット上でどんな投稿をおこなってきたのか、ここであらためて検証していきたい》、《しかも、現在は削除されているが、当初は〈大逆転での勝利を掴むことができて本当に良かったと嬉しく思います〉〈ドラマチックすぎる出来事でしたので、いつか映画化されないかななんて思っています!笑〉などとも綴っており、斎藤氏を勝利に導いた自身の手柄を誇りたいという意識が随所に表れていた》。

   『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
     支持できるのか…?  大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…
   『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
     《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》
   『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
       不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇
   『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
      する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》
   『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
      処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》
   『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
     への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》
   『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
      パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…
   『●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会
       を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》

 斎藤元彦兵庫県知事というお維案件、よくも投票、支持出来ましたね? 2人の職員を自死させた斎藤元彦氏…、お維案件「優勝パレード」問題の責任者ですよ。でも、公選法違反を疑われるその犯罪的手口が表面化しつつあります…。111万3911票も投票した人達は、今、どう思っているのだろうか? 誰か、インタビューしてほしいもの。
 《選挙の結果と百条委での疑惑追及はまったく関係しない。選挙に勝って再選したことは、斎藤知事の「無実を証明したわけでも、数々の疑惑を晴らしたわけでもない》、《選挙に勝ったからといって、斎藤氏の疑惑が晴れたわけではないということである。百条委と第三者委員会での調査・検証がきちんと継続されていくのか、注視していく必要がある》(リテラ)。

 と同時に、選挙制度、民主主義を破壊し続ける、N党の「どうかしている人」も含めて、公職選挙法に抵触しかねない犯罪的な選挙活動、違法な活動が行われたのではないか、警察や検察、報道機関が検証すべきだ。ネット広告については、同じ構図だと言われているのが2024年4月の江東区長選挙。《インターネット上の選挙運動のための「有料広告」については、候補者名や政党名などを表示することが禁じられていて、総務省はその理由について、利用が過熱すれば金のかかる選挙につながるおそれがあるとしています》(https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20231026a.html)。木村弥生区長は辞職し、《東京地方裁判所は「選挙の公正を害する犯行だ」として懲役1年6か月、執行猶予5年の判決を言い渡しました》(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240614/k10014480771000.html)。参謀の (様々な党を渡り歩いている) 自民党・柿沢未途元衆議院議員 (法務副大臣) も逮捕、辞職している。兵庫県知事候補として立候補した「どうかしている人」との、斎藤知事の暗黙の選挙協力などなど、今回の再選をめぐっても問題山積。
 兵庫県警は、さっさと捜査を始めて、公選法違反で検挙すべきだ。当然、斎藤県知事は辞職、97万6637票を獲得した稲村和美氏が繰り上げ当選すべき。そうそう、稲村和美氏は、選挙中、ツイート (X) のアカウントを2度も凍結されるという選挙妨害を受けている。一体誰の仕業なんでしょうね。

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https://lite-ra.com/2024/11/post-6353.html

公選法違反疑惑浮上の斎藤知事「SNS戦略の企画立案は依頼していない」の言い訳は通用するか? 削除されたPR会社社長の投稿を検証
2024.11.23 09:37

     (さいとう元彦公式サイトより)

 斎藤元彦氏が再選を果たした兵庫県知事選だが、ここにきて斎藤知事に「公職選挙法違反」の疑惑が浮上、大きな話題を集めている。

 事の発端は11月20日、兵庫県西宮市にオフィスを構える広報・PRコンサルティング会社「merchu」代表である折田楓氏が「兵庫県知事選挙における戦略的広報」というタイトルで斎藤陣営のSNS展開の内幕をつづった文章を「note」に投稿。折田氏は「斎藤知事に広報全般を任せていただいた」「私が監修者として、選挙戦略立案などを責任を持って行い運用していた」などと書いていたのだが、この内容に対し、ネット上では「これを有償で引き受けていたら公選法の買収罪にあたるのではないか」と指摘が相次いでいた。

 そうしたなか、斎藤知事は22日午後、報道陣の取材に「法に抵触することはしていない」と主張。斎藤知事の代理人弁護士も、以下のように回答をおこなったのだ。

「SNS戦略の企画立案などについて依頼をしたというのは事実ではありません。あくまでポスター制作等法で認められたものであり相当な対価をお支払いしております。公職選挙法に抵触する事実はございません」

 折田氏は「斎藤知事に広報全般を任せていただいた」「私が監修者としてSNSの運用戦略を立案した」として成果を誇っていたのに、かたや斎藤知事側は「SNS戦略の企画立案などは依頼していない」と真っ向から否定したのだ。

 だが、斎藤知事側の主張は、明らかに無理がある。その「無理筋ぶり」を知ってもらうためにも、折田氏がネット上でどんな投稿をおこなってきたのか、ここであらためて検証していきたい。

 先述したように、問題のきっかけとなったのは、折田氏が公開した「note」記事だった。東京都知事選では15万票を獲得したAIエンジニアの安野貴博氏の陣営がデジタルを活用した選挙戦の内幕を「note」を通じて公開し注目を集めたが、折田氏もそれに触発されたのか、自身が立案・展開したSNS戦略の詳細を投稿した。

 しかも、現在は削除されているが、当初は〈大逆転での勝利を掴むことができて本当に良かったと嬉しく思います〉〈ドラマチックすぎる出来事でしたので、いつか映画化されないかななんて思っています!笑〉などとも綴っており、斎藤氏を勝利に導いた自身の手柄を誇りたいという意識が随所に表れていた

 この折田氏の投稿には、三浦瑠麗氏や田端信太郎氏でさえ〈斎藤知事陣営の広報の件、まあ素人が増えたんだろうなあ〉〈例の斎藤知事「私やりました」のPR屋さん。倫理的にどうこうは別にして私利私欲のため仕事欲しさからアピールしたとしても、「バカ丸出し」〉などと批判し、斎藤氏に擁護的だった人々からも苦言が呈される事態となっていた。

 だが、こうした表面的な「広報担当としての振る舞い」を批判する声の一方で巻き起こったのが、問題の本質部分となる「公選法違反ではないのか」という指摘だった。


選挙運動の企画立案を行なった業者に報酬を支払うと「公選法違反」になる

 まず大前提として、公選法では選挙運動員は原則ボランティアと定めており、報酬を支払うと買収罪となりうる。たとえば車上運動員や手話通訳者などは選挙管理委員会に届けを出すことで報酬を支給でき、事務員についても同様に届けを出せば報酬を支払うことができるが、選挙運動をすることはできない

 さらに総務省が公開している、ネット選挙運動の解禁に際して「インターネット選挙運動等に関する各党協議会」が改正法の解釈や適用関係などを整理したガイドラインでは、「業者(業者の社員)に、選挙運動用ウェブサイトや選挙運動用電子メールに掲載する文案を主体的に企画作成させる場合、報酬を支払うことは買収となるか」という問いに対し、以下のような回答がなされている。

答え:
1 一般論としては、業者が主体的・裁量的に選挙運動の企画立案を行っており、当該業者は選挙運動の主体であると解されることから、当該業者への報酬の支払は買収となるおそれが高いものと考えられる。

2 なお、選挙運動に関していわゆるコンサルタント業者から助言を受ける場合も、一般論としては、当該業者が選挙運動に関する助言の内容を主体的・裁量的に企画作成している場合には、当該業者は選挙運動の主体であると解されることから、当該業者への報酬の支払は買収となるおそれが高いものと考えられる。

 つまり、業者が主体的・裁量的に選挙運動にかんする企画の立案・作成をした場合、業者は選挙運動員とみなされ、報酬を支払うと買収になるおそれがある、というわけだ。

 しかも、買収罪の刑に処せられた者が選挙運動の計画立案などをおこなう「組織的選挙運動管理者」など連座制適用の対象となる役割を担っていたと判断されれば、公職の候補者本人に連座制が適用されることになる。その場合、候補者の当選は無効となり、同一の選挙区から5年間立候補ができなくなる

 これらの前提を踏まえたうえで、あらためて問題の折田氏の「note」および発信を確認すると、氏の働きぶりはまさに選挙運動員とみなされても仕方がないものだった。


■PR会社社長が「note」で「SNSを含む広報全般を任された」「私が監修者として運用戦略立案」

 まず、折田氏は「note」の記事において、冒頭から〈斎藤陣営で広報全般を任せていただいていた立場〉だったと宣言。〈とある日、株式会社merchuのオフィスに現れたのは、斎藤元彦さん。それが全ての始まりでした〉とし、こう記していた。

〈政党や支持母体などの支援ゼロで本当にお一人から始められた今回の知事選では、新たな広報戦略の策定、中でも、SNSなどのデジタルツールの戦略的な活用が必須でした。
兵庫県庁での複数の会議に広報PRの有識者として出席しているため、元々斎藤さんとは面識がありましたが、まさか本当に弊社オフィスにお越しくださるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。〉
〈ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました。〉

 実際、「note」記事では〈merchuオフィスで「#さいとう元知事がんばれ」大作戦を提案中〉というキャプションとともに、斎藤氏が折田氏のオフィスで会議をおこなっている写真を掲載。このとき斎藤知事に提案したという「兵庫県知事選挙に向けた広報戦略のご提案 #さいとう元知事がんばれ」という資料の一部も公開している。

 さらに「note」記事では「SNSアカウント立ち上げ」および「SNS運用」について、このように述べられている。

〈当時、世の中は100%の反斎藤ムード。
一方、少数ではあるものの、Xなどで斎藤さんを応援する声がチラホラ出初めておりました。
プロフィール撮影やコピー・メインビジュアルの作成が完了したタイミングで、【公式】さいとう元彦応援アカウントを立ち上げ、ご本人のSNSアカウントとは別に、応援したい人が集えるハブとして運用を開始しました。〉
〈斎藤陣営が公式として運用していたのは、以下のX本人アカウント、X公式応援アカウント、Instagram本人アカウント、YouTubeです。(中略)のキャパシティとしても期間中全神経を研ぎ澄ましながら管理・監修できるアカウント数はこの4つが限界でした。〉

 私が全神経を研ぎ澄ましながら管理・監修した。この一文からも、折田氏が斎藤陣営のSNS運用を主導していたことがうかがえる。

 折田氏はこうも綴っていた。

〈私が監修者として運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、情報選定、校正・推敲フローの確立、ファクトチェック体制の強化、プライバシーへの配慮など責任を持って行い、信頼できる少数精鋭のチームで協力しながら運用していました。写真および動画の撮影については、現地で対応してくださっているスタッフの方々にお願いすることをベースに、私自身も現場に出て撮影やライブ配信を行うこともありました。〉

 SNSの運用を監修し、そのうえ折田氏自身も現場に出て、公式SNSに投稿するための撮影やライブ配信を行っていた──。こうした記述から、ネット上では「これは完全に選挙運動員ではないのか?」「報酬を支払っていたら買収でアウト」という声があがったのである。

 しかも、法律家も同様の見方を示している。実際、「J-CASTニュース」の記事では、弁護士法人ユア・エースの正木絢生代表弁護士が「事務作業に留まらず広報全般を任せているなら、それは単なる事務員などではなく、選挙運動員に当たる可能性が高くなるように思います」「もしも齋藤氏から株式会社merchuにお金が払われていたりしたなら、公職選挙法違反になる可能性があります」と指摘している。


■PR会社社長は選挙期間中からYouTube で「SNS運用をやっている」と喧伝も斎藤知事は止めず

 このように、斎藤氏が折田氏側へのSNS運用に対する報酬を認めた場合は買収罪にあたる可能性が高いため、昨日22日夕方あたりまでは、斎藤氏も折田氏も「無償のボランティアだった」と主張するのではないか、と見られていた。その結果、ネット上ではまるで布石を打つように、折田氏が〈(斎藤氏の広報・SNS戦略を)東京の大手代理店ではなく、兵庫県にある会社が手掛けたということもアピールしておきたいです〉とも記述していたことを踏まえて「仮に折田氏が無償でも、従業員に選挙の仕事をやらせて給与を支払っていればアウト」など先を見越した指摘までおこなわれていた。

 ところが、前述したように昨日午後になって斎藤知事は折田氏の会社とのかかわりについて問われると「一定のサポートをいただいた」としながらも「法に抵触することはしていない」と疑惑を否定。斎藤知事の代理人弁護士も、「(SNSの)デザイン、色使いなどについて意見をいただくこともあった」としつつも、「SNS戦略の企画立案などについて依頼をしたというのは事実ではありません。あくまでポスター制作等法で認められたものであり相当な対価をお支払いしております」と述べた。

 つまり、折田氏側への支払いを認めながらも、それはポスター作成料といった法で認められた対価であり、問題のSNS運用については依頼していない、と主張したのだ。

 ここまで紹介してきたように、折田氏は「斎藤氏が私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただいた」と述べ、斎藤氏が折田氏のオフィスでSNS展開の提案について説明を受けている写真まで投稿している。実際、この写真に写っているパソコンモニターには「兵庫県知事選」「SNS戦略」という文字が確認できる。だが、斎藤氏側は「そもそも企画立案なんて依頼していない!」というのである。

 まるで斎藤氏側の主張は「折田氏が自らの手柄を誇大に言いふらした」と言わんばかりだが、しかし、この主張を額面通りに受け取ることは難しい。

 たとえば、折田氏は「note」への投稿だけではなく、自身のYouTubeチャンネル「かえで社長─ズバッといってこチャンネル─」の動画内でも兵庫県知事戦に言及。選挙期間中に収録された動画では、生き生きとこう語っていた。

「兵庫県知事選挙が今週の日曜日17日にあるんですけれども、ちょっとそれにかかわってまして、激忙しい日々を過ごしております」
広報全般を任せていただいておりまして、ポスターをつくったり、ビラをつくったり、SNS運用をやったり、YouTube運営をやったり、本当にこう選挙って広報の総合格闘技やなっていうふうに思うんですけど、その格闘技の最前線で(パンチを繰り出すようなポーズをとりながら)こうやっている感じで、毎日寝れない感じですね」

 つまり、折田氏は選挙後に手柄を誇示すべく「私が広報全般を任された」「SNS運用をやっている」と主張しはじめたわけではなく、選挙期間中から同じことを喧伝していたのだ。なぜ斎藤陣営はその時点で「虚偽を流布するのはやめて」と注意しなかったのだろうか。


■斎藤知事支援の維新市議も「SNSをお願いしていた」とPR会社社長の「note」記事の内容にお墨付き

 斎藤氏側の主張に疑問を抱く理由は、まだある。

 斎藤陣営で斎藤氏を支援してきた維新所属の森健人西宮市議は19日、〈今朝からメディア数社から取材がありました。内容はSNS戦略に関してです。結論、陣営側としてSNSをお願いしていた方はお一人のみです〉と投稿。つづけて〈ご本人から承諾を頂きましたのでお伝えすると下記の方です!〉とリンクを張ってポストしたのだが、そのリンク先は折田氏のInstagramだった。また、森市議は折田氏の「note」が公開された際も、〈今回の選挙においてSNSや紙媒体等担当された方です! 裏話?等、詳しく書いているので是非ご覧ください〉と拡散していた。

 ようするに、陣営内部にいた森市議は、「SNSをお願いした人」として折田氏を挙げ、「SNSを含む広報全般を任された」と主張する「note」記事の内容にお墨付きまで与えていたのだ。

 にもかかわらず、「SNS戦略の企画立案などについて依頼をしたというのは事実ではない」と言い張る斎藤氏側。しかも、気になるのは、ネット上で買収罪の指摘が出始めて以降、“証拠隠滅”の動きがあること。折田氏の「note」記事では多数の箇所で修正・削除がなされ、当初はあった〈(斎藤氏)ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました〉という記述も削除。また、「広報全般を任せていただいておりまして」と語っていたYouTube動画も非公開となってしまった。そのため、ネット上では「斎藤氏側と折田氏側で口裏合わせがおこなわれているのではないか?」というような声も上がっている。

 兵庫県知事戦をめぐっては、稲村和美氏の陣営が選挙期間中に嘘の通報によって旧Twitter上のアカウントが凍結されたとして容疑者不詳のまま偽計業務妨害の疑いで兵庫県警に告訴状を提出したり、攻撃に晒されていた奥谷謙一兵庫県議が「NHKから国民を守る党」立花孝志党首を名誉毀損で刑事告訴するなど、波乱がつづいている。この斎藤陣営の広報・SNS戦略をめぐる問題についても、しかるべき捜査がおこなわれるべきだろう。

(編集部)
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●(リテラ)《斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会を欠席…。ちなみに…斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席》

2024年11月26日 00時00分32秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(2024年11月22日[金])
斎藤元彦兵庫県知事というお維案件、よくも投票、支持出来ますね? 2人の職員を自死させた斎藤元彦氏…、お維案件「優勝パレード」問題の責任者ですよ。でも、公選法違反を疑われるその犯罪的手口が表面化しつつあります…。
 《選挙の結果と百条委での疑惑追及はまったく関係しない。選挙に勝って再選したことは、斎藤知事の「無実を証明したわけでも、数々の疑惑を晴らしたわけでもない》、《選挙に勝ったからといって、斎藤氏の疑惑が晴れたわけではないということである。百条委と第三者委員会での調査・検証がきちんと継続されていくのか、注視していく必要がある》(リテラ)。と同時に、選挙制度、民主主義を破壊し続ける、N党の「どうかしている人」も含めて、公職選挙法に抵触しかねない犯罪的な選挙活動、違法な活動が行われたのではないか、警察や検察、報道機関が検証すべきだ。ネット広告については、同じ構図だと言われているのが2024年4月の江東区長選挙。《インターネット上の選挙運動のための「有料広告」については、候補者名や政党名などを表示することが禁じられていて、総務省はその理由について、利用が過熱すれば金のかかる選挙につながるおそれがあるとしています》(https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20231026a.html)。木村弥生区長は辞職し、《東京地方裁判所は「選挙の公正を害する犯行だ」として懲役1年6か月、執行猶予5年の判決を言い渡しました》(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240614/k10014480771000.html)。参謀の (様々な党を渡り歩いている) 自民党・柿沢未途元衆議院議員 (法務副大臣) も逮捕、辞職している。兵庫県知事候補として立候補した「どうかしている人」との、斎藤知事の暗黙の選挙協力などなど、今回の再選をめぐっても問題山積。

   『●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率
      (小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)
    「逆に、折角、選挙に行っても、易々とカルトやカルト的なもの、
     ヘイトやヘイト的なものに騙される…。あの兵庫県知事選の
     アノ無残な結果、アノ斎藤県知事の再選。全く予想外な投票行動。」

   『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
      パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…

 リテラの記事【斎藤知事が百条委員会欠席で「知事会出席」を理由にするも…前の知事時代には政府主催の知事会を欠席しあの時の懇話会に参加】(https://lite-ra.com/2024/11/post-6352.html)。《「今回の知事会は政府主催だから別だ」という声もあるが、全国知事会の出席名簿によれば斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会を欠席しているのだ。ちなみに、この日の知事の活動記録を確認すると、斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席。この懇話会は、自殺した元県民局長が亡くなる前に百条委に提出した陳述書で、斎藤知事が地ワインについて「まだ飲んでいないので…またお願いします」と催促の発言をおこなったと記述されていた会合だ》。

 明らかなお維案件。ホイッスル・ブロワー (元西播磨県民局長) を死に追いやったこと。大阪府とも絡んだ《優勝パレード問題》でも、兵庫県職員に犯罪を強要し、自死に追い込んだ。選挙が終われば、《公務》を理由に、平気で百条委を欠席…。斎藤県知事の最優先すべき《公務》は、百条委に出席して、問題の真相を明らかにし、責任を取ることではないのか。

   『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
     支持できるのか…?  大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…
   『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
     《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》
   『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
       不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇
   『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
      する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》
   『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
      処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》
   『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
     への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》
   『●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝
      パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…

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https://lite-ra.com/2024/11/post-6352.html

斎藤知事が百条委員会欠席で「知事会出席」を理由にするも…前の知事時代には政府主催の知事会を欠席しあの時の懇話会に参加
2024.11.21 06:30

     (兵庫県HPより)

 パワハラなどの数々の疑惑を告発されながら、デマや陰謀論が飛び交う異常な知事選で再選を果たしてしまった斎藤元彦知事。だが、この御仁の独善体質は、やはり何も変わっていないらしい。知事選が終わるまで控えられていた百条委員会の証人尋問への出頭要請に対し、斎藤知事は「全国知事会への出席」を理由に欠席の届け出を提出したからだ。

 18日に県庁でおこなわれた記者会見では「何よりも職員や県議会とコミュニケーションを取ってやっていきたい」などと殊勝な態度で話していたが、これは明らかな議会軽視だろう。

 ネット上では「当選後初の知事会だから出席は当然」などと主張する斎藤信者が湧いているが、斎藤知事は前回の知事当選後初の全国知事会を欠席。「今回の知事会は政府主催だから別だ」という声もあるが、全国知事会の出席名簿によれば斎藤知事は2022年11月7日に開催された政府主催の全国知事会を欠席しているのだ。

 ちなみに、この日の知事の活動記録を確認すると、斎藤知事は「西播磨地域づくり懇話会」に出席。この懇話会は、自殺した元県民局長が亡くなる前に百条委に提出した陳述書で、斎藤知事が地ワインについて「まだ飲んでいないので…またお願いします」と催促の発言をおこなったと記述されていた会合だ。

 いずれにしても、選挙戦では自身の身の潔白を訴えていた斎藤知事が、それを証明する場である百条委をいきなり欠席するというのは、明らかに矛盾する行動だ。ネット上の「選挙に勝ったことがすべて」「百条委は斎藤さんをこれ以上いじめるな」という信者たちの声の大きさを良いことに、斎藤知事は疑惑の追及からさっそく逃げようしているとしか思えない。

 あらためて指摘するまでもないことだが、選挙の結果と百条委での疑惑追及はまったく関係しない。選挙に勝って再選したことは、斎藤知事の「無実を証明したわけでも、数々の疑惑を晴らしたわけでもないからだ。


■選挙に勝ったからといって斎藤知事の問題はなかったことにならない

 たとえばパワハラ問題にしても、県職員約9700人に実施されたアンケートでは、回答した6725人のうち斎藤氏のパワハラ疑惑について「目撃、経験などで実際に知っている」と答えた職員は140人、「実際に知っている人に聞いた」「人づてに聞いた」と答えた職員はあわせて2711人にものぼっている。つまり、回答者の42%もの職員が知事のパワハラを知っていた、というわけだ。

 また、選挙戦の最中からネット上では「百条委の奥谷謙一委員長も『パワハラはなかった』と認めている」という投稿が拡散されていたが、これこそ完全な切り取りであり、実際には奥谷委員長は「私の認識では明確に知事のほうからパワハラを受けたという方はいらっしゃらなかったというふうに考えておりますが、それは職員さんのなかでもこれがパワハラに当たるのか自分では判断できないという方もおられましたし、そこはこれから我々が聞いた事実を評価してパワハラに当たるのかどうか、しっかり評価をしたいと考えてます」と述べていたのだ。しかも、この発言がおこなわれたのは8月23日だが、1週間後の8月30日午前に実施された非公開の百条委には複数の職員が証人尋問に出頭し、斎藤知事から指導の範囲を超える厳しい叱責を受けるなどのパワハラを受けたという証言もされている。ちなみに、奥谷委員長もこの日、証人尋問後の記者会見で「極めてパワハラに近いと評価して差し支えないと思う」との見解を語っている。

 しかも、なにより斎藤知事自身、同日午後の百条委でこうした職員に厳しい叱責をしたことを認めて「必要な指導だと思っていたが、不快に思った人がいれば心からお詫びしたい」と謝罪しているのだ。そしてこのとき、斎藤知事は「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」とも述べていた。

 つまり、当の斎藤知事もパワハラの有無については百条委の判断に委ねている状態にあるのだ。ましてや「選挙に勝ったから無罪通用するはずがない

 しかも、斎藤氏には、パワハラ以上に問題な公益通報者保護法違反の疑惑もある。元県民局長が匿名で内部告発をおこなった直後、斎藤知事は片山安孝副知事(当時)らに告発者の特定するよう指示。3月下旬の記者会見では告発文書を「嘘八百」と断定したうえ、退職予定だった元県民局長の人事を取り消し懲戒処分を下した。ようするに、斎藤知事は告発された当事者であるにもかかわらず犯人探しを指示し、第三者による調査もおこなうことも公益通報者として保護することもなく権力を振りかざして処分を下したのだ。これは公益通報者保護法違反にほかならず、百条委においてさらなる調査がつづいている。斎藤知事には百条委の調査に全面的に協力しなければならない責任があるのだ。

 ところが、斎藤知事が選挙に勝ったとたん、テレビのコメンテーター連中がネット人気に引きずられるように、斎藤擁護を展開している。

 たとえば、弁護士の野村修也氏は「テレビが斎藤知事を追い込んだ」などとマスコミ批判をおこなう一方、斎藤知事の逆転勝利について「国民のネットリテラシーが高まってきた」などとのたまった。

 さらに酷いのが杉村太蔵氏だ。杉村氏は『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)に出演し、百条委員会について打ち切るべきなどと主張。選挙前は斎藤知事の公益通報の対応を「権力者による握りつぶしじゃないか」と批判していたにもかかわらず、だ。


■吉村洋文・大阪府知事が醜悪な「てのひらがえし」で百条委員会を否定

 だが、もっとも醜悪なのは、吉村洋文・大阪府知事だ。

 吉村知事は、斎藤知事が当選したことを受けて記者団に「『すごいですねと、脱帽です、当選おめでとうございます』という内容のメールを斎藤さんに送りました」などと語ったうえ、百条委について、こんなことを言い出したのだ。

「別にやめろという趣旨ではないが、知事に不信任決議を出した議会が、百条委を継続する正当性はあるのか」「百条委員会やってる最中で不信任決議を出して、斎藤さんを完全否定したわけでしょ」

 そもそも斎藤知事の不信任決議には維新も賛成に回ったというのに、その不信任決議を可決したことをもって「百条委を継続する正当性はあるのか」と言い出す──。まさに無節操とはこのことだろう。

 言っておくが、8月末の時点では、斎藤知事に擁護的だった維新に対する批判が高まったことで、吉村知事は斎藤知事の辞職勧告や不信任決議案提出の可能性に言及。不信任決議案に維新の県議全員が賛成に回っただけでなく、吉村知事も「(知事が説明する)背景や事実関係は、納得できるものではない」と断罪していたのだ。つまり、維新の支持率がガタ落ちするなかでトカゲの尻尾切りをしていたのである。

 ところが、斎藤氏が熱烈なネット人気を獲得したと見るや「すごいですね、脱帽です」などと再びすり寄り、「百条委を継続する正当性はない」と主張しはじめたのである。しかも、重要なのは、吉村知事がやめろと言い出し、斎藤知事が欠席することになった25日開催の百条委では、吉村知事も深く関係する「阪神・オリックス優勝パレード疑惑についても証人尋問が実施される予定になっている。百条委の中止に追い込みたいという意味では、吉村知事と斎藤知事の思惑は一致しているというわけだ。

 このように、「勝てば官軍」と言わんばかりの擁護が相次ぐなか、斎藤知事はその尻馬に乗って疑惑の追及から逃れようという算段なのだろう。

 しかし、選挙に勝ったからといって、事実関係が変わるわけがなく斎藤知事の疑惑は何も解消されていない。しかも、今回の斎藤氏の選挙戦をめぐっても大きな問題が指摘されている。斎藤氏の選挙演説での発言と百条委員会での証言の矛盾。フェイク情報が拡散されたこと。そして、斎藤氏当選の最大の功労者といわれる「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首との関係だ。


■N党・立花孝志党首の言動や影響についても、追及が及び腰なメディア

 周知のように、立花氏は知事選に出馬しながら斎藤氏を応援することを公言、選挙中は、自死した元県民局長のプライバシーにかかわる醜聞を流布。これらは伝聞にすぎない上、事実だとしても、斎藤氏のパワハラや公益通報者保護法違反の否定にはならないのだが、立花氏はすでに亡くなっている告発者を攻撃することで、斎藤氏の疑惑を覆い隠す役割演じてきた。

 さらに、百条委のメンバーにも攻撃を仕掛け、奥谷謙一委員長に対しては、自宅兼事務所前で、「出てこい奥谷!」「まあ、あまり脅しても奥谷さんに自死されたら困るんで、これくらいにしておく」などという演説を行っていた。

 奥谷氏は会見で、立花氏について「脅迫目的でこの行為をしていることを自らおっしゃっている」と非難したうえ、自宅にいた奥谷氏の母親が「怖かったのか涙を流すこともあった。家族に迷惑をかけて大変つらい」と悲痛な面持ちで語っていた。こうした問題をマスコミもようやく報じ始めているが、及び腰としか言いようがない。

 斎藤知事は立花氏と選挙戦で連携していたのかと問われ「まったくなかった」と否定しているが、立花氏が斎藤知事の当選で大きな役割を果たしたことは事実。立花氏の行為を斎藤氏が放置・黙認していただけでも為政者としては問題だし、本当に放置・黙認以上の関係がなかったのか、立花氏の行為について現時点でどう考えるのか、などもっと厳しく追及すべきだろう。

 いずれにしても、改めて強調しておかなければならないのは、選挙に勝ったからといって、斎藤氏の疑惑が晴れたわけではないということである。百条委と第三者委員会での調査・検証がきちんと継続されていくのか、注視していく必要がある。

(編集部)
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●大川原化工機でっち上げ事件の《捜査の問題点を検証するアンケートを捜査員に実施していた》にもかかわらず、《回答は廃棄》されて隠蔽された…

2024年11月25日 00時00分26秒 | Weblog

[↑ 大川原化工機の訴訟 検察・警察の捜査「違法」東京地裁 都と国に賠償命令 (朝日新聞、2023年12月28日(木))]


(20241121[])
大川原化工機でっち上げ事件、捏造・隠蔽(揉み消し)…どうなってんだ、一体? 《警部と警部補の書類送検容疑は、2020年3月、同社元取締役島田順司さん(71)の認否や言い分を聞き取る弁解録取書を裁断した上、過失で破棄したとする虚偽の報告書を同庁に出すなどした疑い。巡査部長は、同社の「噴霧乾燥装置」に関する温度実験で、うその捜査報告書を作成した疑い》(共同通信)。あげくに、事件をでっち上げておいて、警視総監賞警察庁長官賞…。さらには、折角の《検証アンケート》を廃棄。
 遠藤浩二記者による、毎日新聞の記事【追跡 公安捜査/大川原化工機事件 警察庁幹部「やるな」 消えた警視庁の検証アンケ】(https://mainichi.jp/articles/20241112/k00/00m/040/032000c)。《化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件で、警視庁公安部外事1課が起訴取り消し後の2021年8月、捜査の問題点を検証するアンケートを捜査員に実施していたことが判明した。だが、アンケートの存在を知った警察庁幹部に外事1課長(当時、以下同じ)が叱責され、課長は「回答は廃棄した」とこの幹部に報告したという。捜査員にも回答は共有されず、アンケートが生かされることはなかった》。


 高田剛氏の三つのつぶやき:

―――――――――――――――――――――――
https://x.com/WadakuraO/status/1856450581583503770

高田 剛 Tsuyoshi Takada | 和田倉門法律事務所@WadakuraO

毎日新聞のスクープ
起訴取消しの直後、公安部外事一課長は捜査の問題点についてアンケート検証していたが、公安部長が揉み消しを図ったというもの。

国賠で発覚するのを恐れて隠蔽か?

追跡公安捜査:大川原化工機事件 警察庁幹部「やるな」 消えた警視庁の検証アンケ |

午前6:34  2024年11月13日
―――――――――――――――――――――――
https://x.com/WadakuraO/status/1856488615758705079

高田 剛 Tsuyoshi Takada | 和田倉門法律事務所@WadakuraO

冤罪検証を実施した外事第一課長
:佐藤快孝氏

佐藤氏を叱責して検証結果を破棄させた部長
:近藤知尚氏

近藤氏は警視庁公安部長として大川原化工機事件のガサ・逮捕立件を実行した後、2020年8月に警察庁警備局外事情報部長に就任

冤罪検証の揉み消しは厳しく追及されるべきだ
……

午前9:05 · 2024年11月13日
―――――――――――――――――――――――
https://x.com/WadakuraO/status/1856837998161399941

高田 剛 Tsuyoshi Takada | 和田倉門法律事務所@WadakuraO

捜査の違法につき今年4月に捜査2課に刑事告発し半年が経ちましたが未だ送検されていません。

関係者への聴取自体は早くから行われていましたから、警視庁幹部が止めているものと推測されます。

検証アンケートの揉み消し然り、警視庁という組織に自浄という発想はないのでしょう。

#大川原化工機

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五十嵐えり 衆議院議員 東京30区(府中市・多摩市・稲城市)@Igarashi_Eri

残念ですが検証アンケートを隠蔽する警視庁は、もはや、自浄能力無です。
なぜ、冤罪が起きなぜ勾留中に亡くならなければいけなかったのか警視庁自ら真摯に検証しなければまた同じことがおきます。この隠蔽体質を改め、冤罪を繰り返さないため、国会でも取り組みます。……
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午前8:14 · 2024年11月14日
―――――――――――――――――――――――


 公安警察による完全な大川原化工機でっち上げ事件、漸く《元公安部捜査員3人を書類送検》。
 共同通信の記事【元公安部捜査員3人を書類送検 大川原事件、文書破棄の疑いで】(https://nordot.app/1231833876800569922)。《「大川原化工機」の社長ら幹部が外為法違反罪などに問われ、起訴が取り消された事件を巡り、警視庁捜査2課は20日、同社幹部に関する捜査書類を破棄したなどとして、公文書毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、公安部の捜査員だった男性3人を書類送検した。同社側が3月と4月に刑事告発していた。警視庁は起訴すべきかどうかの処分意見を明らかにしていない》。

   『●《警察と検察が事件を捏造して、無辜の人たちを犯罪者に仕立て上げる。
     …大川原化工機の例は、この国がすでに“新しい戦前化”している…》
   『●大川原化工機捏造事件国賠…《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
     間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」と答えた》
   『●大川原化工機でっち上げ事件の国賠…《13年前の「正義の検事」が“冤罪”
       事件で謝罪拒む》、実は郵便不正事件当時も《問題検事》だった模様
   『●大川原化工機でっち上げ事件国賠訴訟…当然の勝訴判決ではあるが、《勾留
      後に亡くなった1人》の命は戻らないし、あまりに《大きな不利益》…
   『●大川原化工機捏造事件国賠、謝罪や責任を問うこともなく《国と東京都
     が控訴》…大川原正明社長「あきれた」「やっぱりか」「まだやるのか」
   『●大川原化工機でっち上げ事件:青木理さん《見込み捜査と強い政治性を特徴
     とする警備公安警察のゆがみが如実にあらわれた例として、大きな批判…》
   『●大川原化工機捏造事件国賠、国と都が控訴…《今回の事件は、日本の警
     察、検察、裁判所がいかなるものかを浮き彫りにしている》(長周新聞)
   『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…『正義の行方』木寺一孝監督《が描いたのは、
     死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」》
    《◆デスクメモ …恣意的な捜査がえん罪を引き起こした最近の
     大川原化工機事件を頭に浮かべつつ、そう強く思う》。

   『●東京地裁・男沢聡子裁判長殿、一体どういうことですか? 大川原化工機冤
     罪事件「起訴取り消しによる名誉回復すら見届けられず亡くなった」のに…
   『●ニッポンの《刑事司法はおそろしいほどに後進的…代用監獄…人質司法》
      …《法曹三者が「冤罪を学び、冤罪から学ぶ」こと》が重要だが…
    《◆無罪主張するほど保釈されない「人質司法」問題
   『●人質司法…《保釈請求…東京地裁も却下。否認を貫く相嶋さんに妻が「うそを
     ついて自白して、拘置所から出よう」と頼んだが、首を縦に振らなかった》
   『●大川原化工機でっち上げ事件《勾留後に亡くなった1人》…《無罪主張
       するほど保釈されない「人質司法」》の問題点が最悪の形で顕在化
    (福島みずほさん)《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に
     進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下
     されて2月に亡くなった。この却下判断は妥当であるか。
     誰が考えても不相当だ。…保釈請求却下にかかわった
     裁判官は23人ともいう。なぜ進行性癌と診断されて
     8回の保釈却下なのか。》

   『●《恣意的な捜査がえん罪を引き起こした》大川原化工機でっち上げ事件…
     《取調官は「知ったこっちゃないですよ。組織の方針に従うだけですよ」》
   『●大川原化工機でっち上げ事件の国家賠償訴訟・東京高裁控訴審…《原告側
      は事件そのものを「捏造」》《社長らは「真相を明らかにする」》と
   『●大川原化工機でっち上げ事件…《完全なる虚偽報告…都側は「捜査員が
     同僚に雑談として見せるだけのつもりで書いた」と反論》(東京新聞)
   『●大川原化工機でっち上げ事件…《「うそをつかれたり、脅されたり。悪意に
     満ちてましたよ」…島田順司さん…警視庁公安部の取り調べに対する憤り…》
   『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
      …マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?
    「最近でも、公安警察は大川原化工機でっち上げ事件を起こした
     ではないか、検察はその片棒を担いだではないか ―――
     (元木昌彦さん)《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
     間違っているとは思っていない謝罪する気持ちなどない
     と答えた》 ――――。この「女性検事」は塚部貴子検事で、
     村木厚子さん冤罪・証拠捏造事件(郵便不正事件)の際には、
     《この主任検事の証拠改ざんを「告発」した》真っ当な検事だった
     のです…でも、いまや、大川原化工機でっち上げ事件では
     コノ有様。現畝本直美検事総長を彷彿とさせる」

   『●大川原化工機事件、《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌と
     診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった》

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https://mainichi.jp/articles/20241112/k00/00m/040/032000c

追跡 公安捜査
大川原化工機事件 警察庁幹部「やるな」 消えた警視庁の検証アンケ
遠藤浩二
2024/11/13 05:00(最終更新 11/13 05:00)

     (捜査員に配られたアンケートは冒頭で「未来志向型の検証」
      とうたっている=遠藤浩二撮影)

 化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件で、警視庁公安部外事1課が起訴取り消し後の2021年8月、捜査の問題点を検証するアンケートを捜査員に実施していたことが判明した。だが、アンケートの存在を知った警察庁幹部に外事1課長(当時、以下同じ)が叱責され、課長は「回答は廃棄した」とこの幹部に報告したという。捜査員にも回答は共有されず、アンケートが生かされることはなかった。


「未来志向型の検証」とうたったアンケ

 大川原化工機の社長ら3人は20年3月、軍事転用可能な装置を不正輸出したとして、外為法違反容疑で逮捕、起訴された。しかし、東京地検は初公判4日前の21年7月30日、起訴内容に疑義が生じたとして起訴を取り消した。

 複数の捜査関係者によると、起訴取り消しを受けて、21年1月に着任した外事1課長が検証作業に着手した。当初は会議形式で意見を出し合おうとしたが、捜査を問題視していた一部の捜査員が「記録に残らないのはよくない」と反発。文書として残るアンケートで行うことになった

 アンケートは起訴取り消しの翌月、事件を手掛けた公安部外事1課5係の捜査員(他部署に異動した人も含む)を対象に行われた。毎日新聞は関係者からこのアンケートを入手した。質問部分はA4判2ページ。冒頭で「未来志向型の検証」とうたい、「今回検証した結果が将来の我々の捜査に寄与できるよう、“今後の捜査のあり方はどうあるべきか”について、思いの丈を述べていただきたい」と記されている。


捜査の問題点を指摘する回答も

 質問は5項目あり、………
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https://nordot.app/1231833876800569922

元公安部捜査員3人を書類送検 大川原事件、文書破棄の疑いで
2024/11/20

 「大川原化工機」の社長ら幹部が外為法違反罪などに問われ、起訴が取り消された事件を巡り、警視庁捜査2課は20日、同社幹部に関する捜査書類を破棄したなどとして、公文書毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、公安部の捜査員だった男性3人を書類送検した。同社側が3月と4月に刑事告発していた。警視庁は起訴すべきかどうかの処分意見を明らかにしていない。

 捜査2課などによると、3人は当時警部と警部補、巡査部長だった。警部は警視に昇任後、退職した。

 警部と警部補の書類送検容疑は、2020年3月、同社元取締役島田順司さん(71)の認否や言い分を聞き取る弁解録取書を裁断した上、過失で破棄したとする虚偽の報告書を同庁に出すなどした疑い。巡査部長は、同社の「噴霧乾燥装置」に関する温度実験で、うその捜査報告書を作成した疑い。

 告発状によると、島田さんは警部補に弁解録取書の一部修正を求めた。警部補は同意したが指摘の通りに直さず、署名後に気付いた島田さんから抗議を受け、その後破棄した。警部は警部補の担当上司だった。

© 一般社団法人共同通信社
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●大川原化工機事件、《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった》

2024年11月24日 00時00分52秒 | Weblog

[↑ 大川原化工機の訴訟 検察・警察の捜査「違法」東京地裁 都と国に賠償命令 (朝日新聞、2023年12月28日(木))]


 (2024年11月07日[木])
公安警察による完全な大川原化工機でっち上げ事件、その国賠訴訟の一つで酷い判決。
 福島みずほさん《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下されて2月に亡くなった。この却下判断は妥当であるか。誰が考えても不相当だ。…保釈請求却下にかかわった裁判官は23人ともいう。なぜ進行性癌と診断されて8回の保釈却下なのか》。どう考えても、東京拘置所医師にも大きな責任があるはずでしょ?
 米田優人記者による、アサヒコムの記事【勾留中にがん判明し死亡、二審も拘置所の責任認めず 大川原化工機】(https://www.asahi.com/articles/ASSC614F1SC6UTIL02FM.html?ref=tw_asahi)。《起訴を取り消された「大川原化工機」(横浜市)への捜査で逮捕・起訴された同社顧問の相嶋静夫さん(当時72)が死亡したのは東京拘置所の医師が対処を怠ったからだとして、遺族らが国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(木納敏和裁判長)は6日、訴えを退けた一審・東京地裁判決を支持し、遺族側の控訴を棄却した》。
 加藤益丈記者による、東京新聞の記事【勾留中のがんで死亡、大川原化工機の元顧問遺族「拘置所で健康が犠牲、裁判所も認めた」 国賠訴訟、控訴は棄却】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/365165)によると、《判決後、相嶋さんの長男(51)は報道各社の取材に応じ「判決は残念。拘置所に入ると健康が犠牲になると、裁判所も認めたこういう国に生きているんだと理解した」と憤った》。

   『●《警察と検察が事件を捏造して、無辜の人たちを犯罪者に仕立て上げる。
     …大川原化工機の例は、この国がすでに“新しい戦前化”している…》
   『●大川原化工機捏造事件国賠…《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
     間違っているとは思っていない。謝罪する気持ちなどない」と答えた》
   『●大川原化工機でっち上げ事件の国賠…《13年前の「正義の検事」が“冤罪”
       事件で謝罪拒む》、実は郵便不正事件当時も《問題検事》だった模様
   『●大川原化工機でっち上げ事件国賠訴訟…当然の勝訴判決ではあるが、《勾留
      後に亡くなった1人》の命は戻らないし、あまりに《大きな不利益》…
   『●大川原化工機捏造事件国賠、謝罪や責任を問うこともなく《国と東京都
     が控訴》…大川原正明社長「あきれた」「やっぱりか」「まだやるのか」
   『●大川原化工機でっち上げ事件:青木理さん《見込み捜査と強い政治性を特徴
     とする警備公安警察のゆがみが如実にあらわれた例として、大きな批判…》
   『●大川原化工機捏造事件国賠、国と都が控訴…《今回の事件は、日本の警
     察、検察、裁判所がいかなるものかを浮き彫りにしている》(長周新聞)
   『●冤罪で死刑執行、飯塚事件…『正義の行方』木寺一孝監督《が描いたのは、
     死刑執行後だからこそ、より鮮明に浮かび上がる「人が人を裁く重み」》
    《◆デスクメモ …恣意的な捜査がえん罪を引き起こした最近の
     大川原化工機事件を頭に浮かべつつ、そう強く思う》。

   『●東京地裁・男沢聡子裁判長殿、一体どういうことですか? 大川原化工機冤
     罪事件「起訴取り消しによる名誉回復すら見届けられず亡くなった」のに…
   『●ニッポンの《刑事司法はおそろしいほどに後進的…代用監獄…人質司法》
      …《法曹三者が「冤罪を学び、冤罪から学ぶ」こと》が重要だが…
    《◆無罪主張するほど保釈されない「人質司法」問題
   『●人質司法…《保釈請求…東京地裁も却下。否認を貫く相嶋さんに妻が「うそを
     ついて自白して、拘置所から出よう」と頼んだが、首を縦に振らなかった》
   『●大川原化工機でっち上げ事件《勾留後に亡くなった1人》…《無罪主張
       するほど保釈されない「人質司法」》の問題点が最悪の形で顕在化
    (福島みずほさん)《相嶋静夫さんは9月に不調を訴え10月に
     進行性癌と診断されたにもかかわらず、8回も保釈請求が却下
     されて2月に亡くなった。この却下判断は妥当であるか。
     誰が考えても不相当だ。…保釈請求却下にかかわった
     裁判官は23人ともいう。なぜ進行性癌と診断されて
     8回の保釈却下なのか。》

   『●《恣意的な捜査がえん罪を引き起こした》大川原化工機でっち上げ事件…
     《取調官は「知ったこっちゃないですよ。組織の方針に従うだけですよ」》
   『●大川原化工機でっち上げ事件の国家賠償訴訟・東京高裁控訴審…《原告側
      は事件そのものを「捏造」》《社長らは「真相を明らかにする」》と
   『●大川原化工機でっち上げ事件…《完全なる虚偽報告…都側は「捜査員が
     同僚に雑談として見せるだけのつもりで書いた」と反論》(東京新聞)
   『●大川原化工機でっち上げ事件…《「うそをつかれたり、脅されたり。悪意に
     満ちてましたよ」…島田順司さん…警視庁公安部の取り調べに対する憤り…》
   『●袴田冤罪事件、何の反省もない検察の《控訴断念》を受け、漸くの謝罪記事
      …マスコミの罪も非常に重い…検察が控訴したら、どうしたのだろうか?
    「最近でも、公安警察は大川原化工機でっち上げ事件を起こした
     ではないか、検察はその片棒を担いだではないか ―――
     (元木昌彦さん)《女性検事は淡々と、「起訴当時の判断を
     間違っているとは思っていない謝罪する気持ちなどない
     と答えた》 ――――。この「女性検事」は塚部貴子検事で、
     村木厚子さん冤罪・証拠捏造事件(郵便不正事件)の際には、
     《この主任検事の証拠改ざんを「告発」した》真っ当な検事だった
     のです…でも、いまや、大川原化工機でっち上げ事件では
     コノ有様。現畝本直美検事総長を彷彿とさせる」

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https://www.asahi.com/articles/ASSC614F1SC6UTIL02FM.html?ref=tw_asahi

勾留中にがん判明し死亡、二審も拘置所の責任認めず 大川原化工機
米田優人 2024年11月6日 13時45分(2024年11月6日 17時16分更新)

     (東京高裁での判決後に取材に応じる相嶋静夫さんの
      長男(右)と代理人弁護士=2024年11月6日午後、
      東京・霞が関、米田優人撮影)

 起訴を取り消された「大川原化工機」(横浜市)への捜査で逮捕・起訴された同社顧問の相嶋静夫さん(当時72)が死亡したのは東京拘置所の医師が対処を怠ったからだとして、遺族らが国に賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(木納敏和裁判長)は6日、訴えを退けた一審・東京地裁判決を支持し、遺族側の控訴を棄却した。

 相嶋さんは2020年、軍事転用可能な機器を無許可で輸出したとして外国為替及び外国貿易法違反容疑で逮捕された。勾留中に胃がんと判明し、21年に亡くなった

 高裁判決は一審と同様、血液検査で貧血の数値が出た際に経過観察とした拘置所の対応について、他の検査で異常がなかったため「不適切とはいえない」などと判断。ただ、がんが判明した後の転院について、拘置所が相嶋さんに具体的な説明をしなかったのは丁寧さを欠いたと指摘した。

 判決後、相嶋さんの長男は「率直に残念だ」としつつ、「一審に比べて私たちの心情に配慮してくれたのかなと思う。拘置所には同じような犠牲者が出ないように改善をしてほしい」と話した。(米田優人
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/365165

勾留中のがんで死亡、大川原化工機の元顧問遺族「拘置所で健康が犠牲、裁判所も認めた」 国賠訴訟、控訴は棄却
2024年11月6日 17時13分

 外為法違反罪に問われた社長らの起訴が取り消された「大川原化工機」(横浜市)元顧問の相嶋静夫さん=当時(72)=が、拘置所の対応が不適切だったためにがんで死亡したとして、遺族が国に1000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は6日、請求を認めなかった一審東京地裁判決を支持し、遺族側の控訴を棄却した。

     (東京高裁が入る裁判所合同庁舎(資料写真))


◆裁判長「医学的に不適切とは言えない」

 相嶋さんは2020年3月、大川原正明社長らとともに警視庁に逮捕された。東京拘置所に勾留中の10月に胃がんと判明。拘留停止を経て11月に横浜市内の病院に入院したが、21年2月に亡くなった。

 木納敏和裁判長は判決理由で、相嶋さんが胃痛を訴えた後、拘置所の医師がすぐに内視鏡検査などをしなかったことについて「医学的に不適切とは言えない」と指摘。外部の病院に入院させなかったことも「緊急性は認められない」とし、いずれも医師に義務違反をはなかったと判断した。

 ただ、相嶋さんが外部の病院で専門医による胃がんの治療を受けられると理解していなかったことがうかがれる」と指摘。「今後このような事態を防ぐ対応を検討することが望まれる」と国に注文を付けた。

 判決後、相嶋さんの長男(51)は報道各社の取材に応じ「判決は残念。拘置所に入ると健康が犠牲になると、裁判所も認めたこういう国に生きているんだと理解した」と憤った。(加藤益丈


 大川原化工機を巡る事件 警視庁公安部が2020年3月、軍事転用可能な機器を無許可で輸出したとする外為法違反容疑で大川原正明社長ら3人を逮捕し、東京地検が起訴したが、21年7月に取り消した1年近く身柄拘束された社長らが国と東京都に賠償を求めて提訴。東京地裁での証人尋問で、公安部捜査員が事件を捏造(ねつぞう)」と証言した。地裁判決は捜査の違法性を認め、1億6000万円の賠償を命じたが、双方が控訴。高裁での審理で、別の捜査員が事件について決定権を持つ人の欲だと思う問題があったと述べた。12月25日に結審予定。


【関連記事】「公安部長が経産省に圧力をかけたってこと」警察官が証言 大川原化工機冤罪裁判で捏造の構図が明るみに
【関連記事】大川原化工機社長「あきれた」そして「やっぱりか」 国と東京都が控訴 警察庁長官が語ったのは…
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●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…

2024年11月23日 00時00分56秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(20241120[])
2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね…、お維案件「優勝パレード」問題の責任者をよく支持できますね…、絶望的な気分です。あり得ないことです。そして、選挙が終われば案の定、手のひら返し…。

   『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
     支持できるのか…?  大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…
   『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
     《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》
   『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
       不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇
   『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
      する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》
   『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
      処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》
   『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
     への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》

 明らかなお維案件。ホイッスル・ブロワー (元西播磨県民局長) を死に追いやったこと。大阪府とも絡んだ《優勝パレード問題》でも、兵庫県職員に犯罪を強要し、自死に追い込んだ。選挙が終われば、《公務》を理由に、平気で百条委を欠席…。斎藤県知事の最優先すべき《公務》は、百条委に出席して、問題の真相を明らかにし、責任を取ることではないのか。
 大野航太郎・面川美栄両記者による、毎日新聞の記事【兵庫県・斎藤元彦知事「25日の百条委員会、公務で出席難しい」】(https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/143000c)。《斎藤氏は百条委が11月25日に出頭を要請している証人尋問について「公務のため出席が難しい」と述べた。25日は政府主催の全国知事会が東京で予定されており、秘書課から県議会事務局に伝えているという》。

 選挙制度、民主主義を破壊し続ける、N党の「どうかしている人」… (都知事選同様、県知事選であるにもかかわらず) 選挙ポスター掲示板3倍増のドブガネ、百条委の委員長や委員の自宅に押しかけて家族を脅す、県知事選に立候補しながらも斎藤元彦氏への投票を呼び掛ける (← 公選法違反?)、デマをSNSで流しまくり初心な有権者をだまくらかす。
 トドメは東スポの記事【ガーシー 兵庫・伊丹市長選に出馬も 立花孝志氏「地元で出てほしい」】(https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/324215)! 《すると堀江氏が元参院議員のガーシー(東谷義和)と先日、コラボした話題を出すと、立花氏は目を光らせ、「来年4月に伊丹も市長選があるんですよ。伊丹はガーシーの地元なんで、今だったらガーシーのうわべだけでなく、中身を聞いてもらえる。本当はガーシーにも出てほしいなぐらいの感じ」とニヤリ》…ねぇ、「どうかしている人」でしょ? 兵庫県の皆さん、伊丹市の皆さん、いいんですか?
 選挙期間中を理由にマスコミはデマに沈黙、ファクトチェックしない、検証しない、批判しない。案の定、選挙期間中を理由にするマスコミは、選挙が終わっても沈黙。

 さらに、驚いたことに、マッチポンプ…《大阪ヘイト条例》と同じでは? 《「…心ない誹謗中傷は県民を傷つけることになり…」》…対立候補にそうしていたのは斎藤氏サイドではないのか? あるいは、後述するように、「どうかしている人」を使って百条委等への攻撃・“襲撃”・脅迫をさせた、または、見てみぬ振りをした。兵庫県民の皆さん、ホントにコレでいいのですか?
 大野航太郎・面川美栄両記者による、毎日新聞の記事【兵庫県・斎藤元彦知事、SNS中傷抑止条例「検討進める」】(https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/161000c)。《今回の選挙戦ではSNSを活用した選挙運動が注目された一方、各陣営や百条委メンバーの県議に対する中傷や根拠不明の情報がSNS上で飛び交った。斎藤氏は「選挙戦ではSNSでいろいろな情報が出たことが報道などで分析されている。心ない誹謗(ひぼう)中傷は県民を傷つけることになり、控えていくことが大事だ」と語った》。

   『●「殺す側の論理」、ついには人の「死」にまで「自己責任論」を
     持ち出すようになったよ。あなたは「殺す側」に居るつもりらしいが…
    「決して《失策を改め》ることはないし、反省することなど無し、
     批判は許されない ――― 《大阪ヘイト条例》も、お維への批判を、
     条例を根拠に封じる狙いはないの?

   『●《大阪ヘイト条例》と構図は同じ…《政府・与党政治家への正当な
     批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用》
    《…しかも、国会での審議によって明らかになってきたのは、政府・
     与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない
     言論や表現への弾圧に利用しようという政府の魂胆だ


   『●《大阪ヘイト条例》と構図は同じ…《政府・与党政治家への正当な
     批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用》

 金子勝さんのつぶやき(https://x.com/masaru_kaneko/status/1859025086969508019)、《【恥知らず】サイトウ知事がSNSでの誹謗中傷を抑止する条例案の検討中と言い出す。タチバナとつるんで知事選をしたことはみな見ている。なのに「SNSは冷静によく見ながら使っていくことが大事だしれっと言う自分は手を汚していないと言いたいのだろう。みな同じ手口だ》。

 一方で、百条委メンバー《竹内英明県議が議員辞職》って、どういうこと? 家族も含めて脅迫し、議員辞職に追い込む。ニッポンは民主主義国家なの?
 日刊ゲンダイの記事【別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363690#goog_rewarded)。《県議会の調査特別委員会(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ》。

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https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/143000c

兵庫県・斎藤元彦知事「25日の百条委員会、公務で出席難しい」
2024/11/19 15:39(最終更新 11/19 16:58)

     (兵庫県知事選で再選を果たして兵庫県庁に登庁し、
      集まった支援者に一礼する斎藤元彦氏=神戸市中央区で
      2024年11月19日午前10時6分、大西岳彦撮影)

 兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)は19日午後、県庁で就任後初めて記者会見に臨んだ。

 斎藤氏は3月、自身のパワーハラスメントを含む複数の疑惑を文書で内部告発された。県議会の調査特別委員会(百条委)による真相究明が進められている中での船出になる。

 斎藤氏は百条委が11月25日に出頭を要請している証人尋問について「公務のため出席が難しい」と述べた。25日は政府主催の全国知事会が東京で予定されており、秘書課から県議会事務局に伝えているという。

 一方で、斎藤氏は「別の機会でも、百条委の審議にはしっかりと応じていく」と語った。

 一連の問題を巡っては、県西播磨県民局長だった男性(60)が、斎藤氏を巡る疑惑を告発する文書を一部の報道機関や県議に匿名で配布した。

 元局長は県の公益通報窓口にも通報したが、県は通報者への不利益な扱いを禁じた公益通報者保護法対象外と判断。県は5月、第三者による調査を経ず、「知事らを誹謗(ひぼう)中傷した」として元局長を停職3カ月の懲戒処分にした。

 6月に設置された百条委は元局長の証人尋問を予定していたが、元局長は7月に死亡。自殺とみられる。

 県議会は9月、斎藤氏が県政を混乱させたとして、全会一致で不信任決議を可決。斎藤氏は自動失職の道を選んだ。11月17日に投開票された出直し知事選でSNS(ネット交流サービス)を積極的に活用し、111万票余りを獲得して返り咲きを果たした。【大野航太郎、面川美栄】
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https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/161000c

兵庫県・斎藤元彦知事、SNS中傷抑止条例「検討進める」
2024/11/19 16:20(最終更新 11/19 16:36)

     (就任の記者会見をする斎藤元彦・兵庫県知事=神戸市中央区で
      2024年11月19日午後3時17分、加古信志撮影))

 兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)は19日に臨んだ就任後初の記者会見で、SNS(ネット交流サイト)上の中傷を抑止する条例制定の検討を進めていく考えを明らかにした。

 斎藤氏は自身のパワーハラスメントを含む複数の疑惑を文書で内部告発され、県議会の調査特別委員会(百条委)が真相究明を進めている。

 今回の選挙戦ではSNSを活用した選挙運動が注目された一方、各陣営や百条委メンバーの県議に対する中傷や根拠不明の情報がSNS上で飛び交った。

 斎藤氏は「選挙戦ではSNSでいろいろな情報が出たことが報道などで分析されている。心ない誹謗(ひぼう)中傷は県民を傷つけることになり、控えていくことが大事だ」と語った。

 斎藤氏は1期目の任期中だった2023年10月の記者会見で、SNS上の中傷や誤情報の拡散を防ぐ条例の制定を表明。啓発や被害者の支援・相談体制の整備も盛り込む考えを示していた。

 この日の会見でもこの条例制定への考えを問われ、「担当部局で検討を進めていると認識している。引き続き準備や検討を進めたい」と述べた。

 斎藤氏は17日に投開票された出直し知事選でSNSを積極的に活用し、111万票余りを獲得して返り咲きを果たした。【大野航太郎、面川美栄】
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363690#goog_rewarded

別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし
公開日:2024/11/19 16:50 更新日:2024/11/19 16:50

     (告発文書問題は「第2ラウンド」へ(C)日刊ゲンダイ)

 まだまだ一波乱も二波乱も起きそうだ。

 兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏(47)が19日に県庁を訪れ、当選証書が手渡された。自身のパワハラ疑惑を含む文書告発問題で県議会から不信任決議を突きつけられて失職した斎藤氏。出直し選で勝利し、再び県政のかじ取り役に戻ったとはいえ、これにて一件落着とはいかない。告発文書問題はまだ終わっていないからだ。

 県議会の調査特別委員会(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ。

 所属していた「ひょうご県民連合」などによると、知事選期間中、竹内氏に対する誹謗中傷がネット上で過熱したのが理由。斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が、SNS上で竹内氏の自宅に行くと予告したり、デマ情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したという。


■百条委委員長は自宅を“襲撃”されたと明かす

 百条委の奥谷謙一委員長(39)も会見で、立花氏が自宅兼事務所で街頭演説し、「ひきこもってないで出て来いよこれ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておくなどと脅迫されたと明かしていたが、事実であればとんでもない話。

 別の百条委議員もこう言う。

「奥谷氏の自宅前は怒声が飛び交い、玄関のチャイムが何度も鳴らされるなどの被害を受けました。私の自宅前にも県外ナンバーの車がずっと停車していたり、挙動不審な人が何度も行ったり来たり事務所にはクレームの電話がひっきりなしで、メールも1日何件も誹謗中傷の書き込みがありました。何があるのか分からないので、仕方なく今も事務所のシャッターは閉めたまま。議員として何か不正行為をしていたのであればともかく、法に則って粛々と委員会運営をしてきただけ。それなのになぜ、こんなことになっているのか。脅迫ですよ」

 百条委のメンバーらは今後、こうした嫌がらせ行為について捜査機関などに相談し対応する考えという。


  ◇  ◇  ◇


 斎藤元彦氏が再選した兵庫県知事選。関連記事【もっと読む】では『斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々』【さらに読む】では『兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも』を取り上げている。


■関連記事

【もっと読む】斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々
【さらに読む】兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも
兵庫県知事選で斎藤元彦氏再選の原動力となった「SNS」が向かう先…橋下徹氏の投稿にも激しく反応
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●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)

2024年11月22日 00時00分50秒 | Weblog

 (2024年11月12日[火])
相変わらず2/4が眠り猫…《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》。政治参加する多くの若者が居ることは知っている。でも総体としては如何なものか…。昔から、「今どきの若者は…」と言われ続けて、ブログ主自身もそうだ。古代エジプトの頃からそうなのかもしれない。低い投票率、特に若者の低投票率、長期自民党政権による、昨今のニッポン社会・政治の劣化のせいなのではないか。投票率を上げるための努力、特に若者の投票率、スウェーデン社会並みの努力をしているか? 時間を繰り上げての投票所締め切りなど、ベクトルは逆方向にしか向いていない。政治についての教育がおざなり。それどころか、教育の場で政治・政治参加の話しは避けられている。逆に、折角、選挙に行っても、易々とカルトやカルト的なもの、ヘイトやヘイト的なものに騙される…。あの兵庫県知事選のアノ無残な結果、アノ斎藤県知事の再選。全く予想外な投票行動。「投票してもどうせ何も変わらない」などと市民に思わせるような社会でいい訳がない。《背景には若者の深刻な無力感がある》ことも分かる、でも、ならばこそ選挙に行くべきだと切に願う。
 良い《影響》とは思えないことが残念でならない。《先の衆院選では、伸びない投票率ながら国民民主党に多くの若者が投票し議席を増やした国政に影響を与えた体験を大切にしてほしい》…あぁ、それなのに、コミの件は、やはりというべきか、タマキ〇党首が私的なことで、投票者や支持者をドッチラケにさせる。衆院選前に、コミやお維などのゆ党のデタラメを見抜いてほしかった。《国民259万票→616万票(+357万票)》などあってはいけなかった、《参政なし→187万票》《保守なし→114万票》などあってはいけなかった。

   『●相変わらず2/4が眠り猫…自公に投票していた1/4の一部 (-533万票、
     -115万票) がコミ《+357万票》、サンセ《187万票》、ホシュ《114万票》へ

 東京新聞のコラム【〈視点〉高投票率スウェーデンに学ぶ 民主主義を支える若者 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/366275)。《スウェーデン社会は若者を社会をつくる大切な「資源」と考える。だから政府は若者団体に活動費の助成をして下支えするが、口は出さない。…若者たちは社会・地域の課題について政府や自治体に意見表明ができ、行政は意見を受け止め改善する責任を負っている。地域住民もスポーツや文化活動、学習会などに参加して多様な社会問題を議論する文化が地域にある点も若者の活動を支えている》。

   『●争点は「壊憲」: 
     「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない
    「asahi.comの斎藤健一郎記者による記事『投票率85%の村で聞いてみた
     「選挙行きますか?」』…。羨ましい。《投票率85%》、《95%》! 
     「尊敬」するスウェーデンでは、常に80%を超えるそうです

   『●斎藤貴男さん、税率を上げても「「スウェーデンのような
           高福祉国家を目指すんだ」なんて、誰も言わない」
   『●2016年報道の自由度ランキング72位:
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●《権力欲に駆られた政治家》アベ様やカースーオジサンによる《含羞》なき、
           《廉恥》欠く、破廉恥な政権が8年8カ月も続いてしまった…
   『●スウェーデン「大企業の名誉よりも、言論の自由、
      国民の知る権利が優先」…「民度」や「政治」に彼我の差

   『●【新自由主義からの脱却を──「脱民営化」が世界のトレンド/とこ
      とん共産党】《ゲスト:岸本さとこさん》…民営化ではなく民主化を
   『●水は単なる必要物か?…《ウルグアイとイタリアでは「水は人権」の声が
       国民的な運動に発展し、住民投票の結果、憲法の改正も成功させた》
   『●岸本聡子杉並区長「日本の政治を変えていくには、やっぱり地方、地域
     から変えていくことが大切で、そこにこそ大きな可能性があると感じた」
   『●岸本聡子さん、杉並区《初となる女性区長が掲げるのは、住民主導型
       の区政だ》…《地方自治から政治を変えるビジョンとは何か》?
   『●《欧米で…労働者が行動に立ち上がっており、新自由主義に対抗して
     まともな世の中にすべく、連帯と団結を武器に…挑んでいるのに対して…》
   『●岸本聡子さんの希望溢れるメッセージ ――― 「有権者には力が
     あるんです」「普段選挙に行かない人が選挙に行くと結果が変わる」
   『●《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を
     閉ざす。「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》
   『●ニッポンの国会の惨状、キシダメ政権のデタラメ乱発…そんな悲惨な
     さ中、かすかなかすかな希望は ⇨《世界的なミュニシパリズムの潮流…》
   『●埼玉県知事選、「3/4」が選挙に行かないとは…。(神保哲生さん)
     《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》
   『●小池百合子「ト」政下の小さな小さなことかもしれないが…《自治体の
     予算の一部の使い方を住民が決める「参加型予算」を導入した東京都杉並区》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/366275

〈視点〉高投票率スウェーデンに学ぶ 民主主義を支える若者 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣
2024年11月12日 06時00分

 「投票してもどうせ何も変わらない」。投票に行かない理由として、若者からしばしば聞く言葉に、大げさかもしれないが、民主主義の危機を感じている。背景には若者の深刻な無力感がある。

 10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い。政権選択選挙である衆院選でも、この低さだ。社会が抱える深刻な課題だと常々感じている。

 人は、行動によって目的を達成したり、利益を得たりできると判断したときに動くものだ。それが行動する動機になる。逆に、そうした動機がなければ行動に移さない

 北欧スウェーデンの国政選挙の投票率は高いことで知られる。若者も同様で、10~20代も8割を超えている

     (日本の投票風景(資料写真))

 若者たちの政治・社会参加を支えるスウェーデン社会の取り組みを知って、高い投票率の理由が腑(ふ)に落ちた。もちろん、かの国の政策すべてを手放しで評価するつもりはないが、ヒントはくみ取れる

 スウェーデンでは、若者たちが活動できる場が学校や地域に多数ある。学校では学校側と対等な生徒組織があり学校運営に参加できるという。

 地域では、若者たちが自主的に集まり運営する団体・組織が各地にある。日本の市民団体やNPOに近いかもしれない。文化、スポーツ分野から環境や障害者問題に取り組む団体まで多様だ

 日本の児童館や公民館のような地域の居場所となる施設も整備され、若者たちが自由に集まりさまざまな活動の拠点としている

 スウェーデン社会は若者を社会をつくる大切な「資源」と考える。だから政府は若者団体に活動費の助成をして下支えするが、口は出さない

 こうした実情は、日本福祉大の両角達平講師の著書「若者からはじまる民主主義―スウェーデンの若者政策」(萌文社)に詳しい。

 若者たちは社会・地域の課題について政府や自治体に意見表明ができ、行政は意見を受け止め改善する責任を負っている。地域住民もスポーツや文化活動、学習会などに参加して多様な社会問題を議論する文化が地域にある点も若者の活動を支えている

 強調したいのは、自分の意見が反映され地域が変われば、声を上げるという行動への動機が生まれることだ。この「成功体験」を若者たちは繰り返し重ねる。選挙となれば投票で社会が変わると考えるし実際に影響を与える体験もしてきている。それが高投票率の理由だろう。

 先の衆院選では、伸びない投票率ながら国民民主党に多くの若者が投票し議席を増やした国政に影響を与えた体験を大切にしてほしい。

 日本社会は若者の声を聞く姿勢に欠けていると感じる。自分の声は影響力がある、と認める社会を大人がつくっていくしかない。(論説委員、特定社会保険労務士)


【関連記事】〈視点〉マイナンバー制度 不信を招いた元凶は 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣
【関連記事】〈視点〉公的年金の財政検証 増える若い世代の給付額 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣
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●《長きにわたり、精神科病院の闇をただす》大熊一夫さん、《頭が下がるばかりだが、そうまでしなければならないほど、解決の道のりが険しい…》

2024年11月21日 00時00分59秒 | Weblog

[大熊一夫さん「日本のMattoの町を考える会」(https://180matto.jp/)]


(2024年10月21日[月])
ルポ・精神病棟』の大熊一夫さん。

   『●『創』の新刊: 大熊一夫さんの新刊ルポ
    「名著『ルポ・精神病棟』の大熊一夫さん。最近は、イタリアの
     精神病棟についてのルポを執筆されていたように思う。今度は、
     高齢者福祉絡みの冤罪事件らしい。推薦者は、警察や検察の
     でたらめさを知る、あの村木厚子氏。」
    《『つくりごと 高齢者福祉の星 岩川徹 逮捕の虚構大熊一夫著》

   『●「精神疾患と〝薬漬け〟」
     『週刊金曜日』(2014年2月21日号、980号)について
    《みわよしこ氏【日本の「あたりまえ」は世界の非常識
     薬物療法から社会的包摂重視へ】、「キーワードは「コミュニティ」
     …「個人モデルから社会モデルへ」」》

 木原育子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/潜入して知った「精神病棟は人間が捨てられる場所」…闇を暴いた伝説の記者が今なお訴える「日本でもできる」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/361303)。《精神医療の現在地を真っ正面から捉えた映画「脱・精神病院への道」が完成した。製作したジャーナリストの大熊一夫さん(87)は半世紀以上前、アルコール依存症を装って病院に潜入取材し、著書「ルポ・精神病棟」を世に送り出した伝説の記者だ。精神医療の「闇」を初めて世にさらした人物とも言える。今なぜ活字ではなく映像だったのか。後世に託したかった思いとは。(木原育子)》。

 〝トヨタ〟絶望工場『自動車絶望工場』では、鎌田慧さんのルポに「アンフェアな取材」なるケチをつけた「評論家」達が居た。『ルポ・精神病棟』は、『自動車絶望工場』と並ぶ名著だ。その大熊一夫さんが、《精神医療の現在地を真っ正面から捉えた映画「脱・精神病院への道」》を完成させたそうだ。見るべき、大切な映画だと思います。



【冤罪を追って(鎌田慧さん)【佐高信の隠し味】20241004】
 (https://www.youtube.com/watch?v=mnCR88BZz6c
《デモクラシータイムス》
《辛口評論家佐高信が尊敬するルポライター鎌田慧さん。トヨタの工場に期間工として密着し、日本の労働現場の現実を抉りだした自動車絶望工場」を始め、骨太で権力に屈せず、常に鋭い目で社会の底を見続けてきた鎌田さんが、袴田事件を中心に「冤罪」を語ります。
2024年10月4日 収録》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/361303

こちら特報部
潜入して知った「精神病棟は人間が捨てられる場所」…闇を暴いた伝説の記者が今なお訴える「日本でもできる」
2024年10月20日 12時00分

 精神医療の現在地を真っ正面から捉えた映画「脱・精神病院への道」が完成した。製作したジャーナリストの大熊一夫さん(87)は半世紀以上前、アルコール依存症を装って病院に潜入取材し、著書「ルポ・精神病棟」を世に送り出した伝説の記者だ。精神医療の「闇」を初めて世にさらした人物とも言える。今なぜ活字ではなく映像だったのか。後世に託したかった思いとは。(木原育子


◆「6日間ベッドに縛り付けられ、解かれた翌日に亡くなりました」

     (大畠さんを振り返る映画の冒頭シーン(大熊さん提供))

 祭壇にはフルーツや仏花が並び、一人の男性の遺影がこちらを向く。場面は切り替わり、男性が亡くなった精神科病院のカットへ。ナレーターとしての大熊さんの声が入った。

 「大畠一也さんの両親にその時の状況を聞きました。息子の一也さんは精神的に調子を崩し…入院させました。当時40歳の一也さんは6日間、ベッドに縛り付けられ、拘束が解かれた翌日に亡くなりました

 映像が一瞬、横揺れした。ジャーナリストとしての怒りや悲しみが、その「揺れ」に表現されているかのようにも受け取れる。

 「うん…はい。はい」。取材相手の言葉が生まれる道筋を少し先回りして地ならしするように、大熊さんの相づちがこだまする。


◆「冥土の土産にいっちょやったるか」

 作品は4場面に分かれる。第1章は、2021年に「この身体拘束を指示した医師の裁量は違法」との最高裁判決を勝ち取った大畠さん家族の話。第2章は大熊さんがインタビューに答える形で精神医療の闇を激白し、第3章は「浦河べてるの家」(北海道)の取り組みを前面に。そして第4章で、地域から精神科病院をなくした町の事例から、精神科病院なき後の目指すべき今後を見据えている。

     (映画「脱・精神病院への道」を製作した大熊一夫さん
      =東京都内で)

 大熊さんはなぜ新たな挑戦を選んだのか。「こちら特報部」の取材に「僕の心身のエネルギーは底をつく寸前だ。だからこそ、さてさて、この残り少ないエネルギーを何に使おうかと思案して、映画に行き着いたんです」と口にした。

 「活字の表現力の深さは分かっているつもりだが、活字とは別の、人の心に飛び込みやすい表現、つまり映像作りを味わってから、この世におさらばしたいって無謀にもそう思っちゃったんだよな。冥土の土産にいっちょやったるかって」


◆27日、東京・千代田の一橋講堂で試写会

 苦労も多かった。一つは機材の重さ。動画機能を備えた一眼レフと三脚をかついで出向くと、その重さに老いた身体が音を上げた。映像編集ソフトの複雑さも想像を超えた。「スマホで撮影してユーチューブに上げるのとは全く違うレベル。専門学校に行けば学べるだろうが、そんな時間もカネもない」。最終的には知的障害者のインターネット放送で日本の先頭を走る「パンジーメディア」(大阪)の指導者で映像ディレクター小川道幸氏に教えを請い、完成にこぎ着けた。

 試写会は27日午後1時から、東京都千代田区の一橋講堂である。主催する「日本のMattoの町を考える会」の代表でもある大熊さんは語気を強める。「今の精神病院に頼り切った体制がすぐにぶっ壊れるとは思えないが、日本中に蔓延(まんえん)している『監獄病棟』とは無縁の人間らしい支え方がある日本でもできるってことは、ぜひ知ってほしい。だから映画を作ったんだ」


◆「ルポ・精神病棟」 人気漫画のモデルにも?

 大熊さんといえば、「ルポ・精神病棟」だ。医療界の不条理を描いた大人気漫画「ブラックジャックによろしく」精神科編でも大熊さんとおぼしき、潜入取材を試みる記者が登場する。

     (「ルポ・精神病棟」を上梓した頃の大熊さん=本人提供)

 大熊さんは東京・両国生まれ。実家の零細印刷屋は東京大空襲で全焼。戦後、父は巨大印刷会社の経営を始めるも、1949年のキティ台風による水害で工場が水没して倒産し、借家住まいに。極貧と父親の病気で大学受験どころではなかった。

 3年遅れで東大に入学。1963年に朝日新聞社に入社した。「交通事故で亡くなった人の顔写真をもらいに行くのが苦手で、あーぁ、嫌な世界に入ってしまったと後悔する支局時代だった」


◆歌舞伎町に飛び込み2カ月取材、次は精神科病院に

 そんな大熊さんを変えたのは、ある企画だった。

 当時地方から集団就職で東京に出てきて落ちこぼれる少年が、東京・新宿歌舞伎町にたむろする姿が社会問題化。若手だった大熊さんはトイレで髪を茶色に染められ、2カ月間自宅に帰らず、歌舞伎町界隈(かいわい)で夏の夜をシンナーを吸いながら過ごした。取材成果は1969年、ルポ「新宿フーテン記」になり、新聞記者になって初めて先輩に褒められた。

     (大熊さんが30代の頃に上梓した「ルポ・精神病棟」)

 その数カ月後、次の潜入取材先に選んだのが精神科病院だった。「全く誰も知らない世界。当時の僕は愚かな先入観に毒されていて、精神病棟はオッカナイ場所だと思いこんでいた」

 1970年2月5日、前夜から枕元に置いておいたウイスキーと日本酒をぐびぐびと飲み、泥酔状態で都内の精神科病院に運び込まれた。

 「2〜3分の診察で保護室にぶち込まれました」。(おり)に入れられた認知症の人たち、懲罰的な電気ショック、扉のないトイレ、羊羹(ようかん)のように固まった冷や飯。「精神病棟は人間が捨てられる場所だと分かった

 こうして新聞で「ルポ・精神病棟」を連載し、その後に出版した書籍は異例の30万部も売れた。


◆その後に気づいた「わが人生で最もアホな15年間」

 だが今、大熊さんは後悔している。「あれだけの思いをして描いたのに、ぼくはその後の15年間、精神病院はそれでも、ある程度は必要だと本気で思っていたわが人生で最もアホな15年間だった

     (イタリア北東部の州都トリエステでは、精神科病院の閉鎖病棟が
      幼稚園として整備された=1986年撮影、大熊さん提供)

 頭が切り替わったのは、イタリアの精神保健システムに触れてから。精神科病院を全廃し、地域で見守るシステムのイタリア・トリエステを1986年に視察。「精神病院はいらないんだってやっと気づいたんだ

 翻って現在の日本。「ルポ・精神病棟」は昔話になっていない。神出病院(兵庫)や滝山病院(東京)など、虐待が明るみに出ても国や行政の踏み込みは甘く、病床数は約30万床と世界的にも相変わらず多い


◆「大量処方、大量鎮静。後遺症は一生です」

 今回の映画は松山市の精神科医・笠(りゅう)陽一郎さんのインタビューで締めくくる。大熊さんは言う。「彼は精神病院の反治療性を厳しく指摘する人物。365日24時間オープンのクリニックで、出向くことを全くいとわない。日本では稀有(けう)だが、トリエステなら当たり前。だから、この人物を映画の最後に据えたのです」

     (神出病院など虐待事件が相次いだ精神科病院の歴史を
      振り返る映画の一場面(大熊さん提供))

 笠さんは、発達障害で精神科病院に入れられて統合失調症と誤診され、抗精神病薬の大量投与による不可逆的な脳の病変で苦しむ人々が多くいることに注目。ネットを使った無償のセカンドオピニオン運動を展開した。笠さんを頼ってきたその数、約1万例に及ぶ。

 映画では「精神科救急の集中治療って言葉はいいが、大量処方、大量鎮静後遺症は一生です」と笠さんの声が流れ、こう続いた。「岩盤は揺らぐと思っていましたが、変わらないね。精神病院だけじゃない。その後ろにもっと強固な組織があることを知らなかった。要するに行政が守るんです」。精神科病院の収容ビジネス化を批判する笠さんの言葉に、熱のこもった大熊さんの相づちが響いた。


◆デスクメモ

 長きにわたり、精神科病院の闇をただす大熊さん。頭が下がるばかりだが、そうまでしなければならないほど、解決の道のりが険しいということだろう。世間が無関心であれば、状況は変わらない。折しも衆院選。精神医療にも思いを巡らせ、現状打破を誰に委ねるべきか考えたい。(榊)



【関連記事】身体拘束「なぜ心が痛むの?」「地域で見守る?あんた、できんの?」精神科病院協会・山崎学会長に直撃したら…
【関連記事】「入院中の身体拘束」禁止されたのに、精神科だけ今も例外 欧米より「半世紀以上遅れた状態」変化求める声
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●《国民の理解や納得をおざなりにしたツケ》…マイナポイントで〝釣り〟、従来の保険証を廃止して、カードを強制する…その歪みの被害者が続出

2024年11月20日 00時00分38秒 | Weblog

[※ 「一本化しなくていいです マイナ保険証に「No!」(週刊金曜日 1486号、2024年08月30日) ↑]


(2024年11月17日[日])
税金をドブガネ。マイナポイント (← コレも私たちの税金) で〝釣り〟、従来の保険証を廃止して、マイナンバーカードを強制する…その歪みの被害者が続出。《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》(政界地獄耳)。一体どれだけ税金をつぎ込んだのか? 資格確認書という「裏保険証」(🄫荻原ひろ子氏)で対応すれば大丈夫であり、そもそも、資格確認書はほぼ、いわゆる「紙の保険証」と同じであり、つまり、それで何の問題もなく、「紙の保険証の廃止」を廃止 (← 延期ではない) すればよいだけではないか。アホらしい。

ブログ主の実情: マイナ保険証保持者のみに送られてくると思っていた「資格情報のお知らせ」を受け取った。マイナンバー制度そのものに反対しているが、大変に遺憾ながら、しぶしぶマイナンバーの届け出に応じざるを得なかった。任意のマイナンバーカードの登録をするはずもなく、したがって、予想外に「資格情報のお知らせ」が送られてきて大変に驚いた。マイナンバーの紐づけをマイナポータル上で確認するために、届出した全員に「資格情報のお知らせ」を発送しているとのこと。全く無駄な作業。確認などする訳もない。「資格」は当面あるものの、12月2日以降、従来の保険証が回収になるかもしれない。同時に、資格確認書に切り替わるようだ。「紙の保険証」と資格確認書には、「資格確認書」と記載されるだけで、従来の「紙の保険証」と何ら変わりがない。時間と労力とカネの壮大な無駄。即刻、「紙の保険証の廃止」を廃止すべき。「紙の保険証の廃止」の延期では、さらなる無駄を重ねるだけ。
 おそらく「資格確認書」が全員に送られる (だって、マイナ保険証を持っているかどうかをどうやって調べるのだろうか? ← 241212 注記: すいません、誤りをご指摘いただきました。241203ブログ。有無は分かるそうです) と予想していたが、「資格情報のお知らせ」も同様だとは…。アホ制度丸出し。

   『●武田砂鉄さん《【マイナ保険証】総裁選中「先送りの検討も必要」
     現在「法に定められたスケジュールで進めていく」》…息吐く様に“変節回答”

 福岡範行・小寺香菜子両記者による、東京新聞の記事【マイナ保険証を「解除」する人が語る「頭にきた」やり口 5000億円をバラまいた普及策が裏目に?】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/367007)。《12月2日からマイナ保険証に一本化されるのを前に、利用登録を解除する動きが全国で起きている。東京23区では、東京新聞が確認しただけでも2週間弱で265件の解除申請があった。マイナ保険証の普及を急ぐあまり、国民の理解や納得をおざなりにしたツケが回った格好だ。解除申請した人には、国が5000億円以上投じた「マイナポイント」につられて登録した人も少なくない。なぜ今、解除に踏み切ったのか。それぞれの理由に耳を傾けた。(福岡範行、小寺香菜子)》。

   『●岸田文雄首相も河野太郎大臣も、錯乱していないか? 《マイナンバー
       カードに一本化》したりせず、《現行の健康保険証》のままで良い
   『●ズブズブ壺壺ヅボヅボでない自民党議員はほぼ居ないようだが、《「政治
        とカネ」の疑惑を抱える》議員も多数で、キシダメ首相自身も…
    【政界地獄耳/いまこそマイナカードの出番!?「政治とカネ」で問われる
     自民党の政権担当能力】…によると、《★次の更迭候補は
     「政治とカネ」の疑惑を抱える復興相・秋葉賢也といわれるが、
     ここにきて週刊文春が昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に
     白紙の領収書94が添付されていると指摘。首相自身にも
     公職選挙法違反の疑いがもたれた

   『●(東京新聞)《学業や研究とは関係のないマイナカードの使用状況で、教育
     施設に与えるカネの多寡を決めるというのだ。道理が通る手法だろうか》
   『●「監視社会ならん!市民ネット沖縄」《…国民に不安と不信をもたらす
     マイナンバーの制度そのものを根本的に見直し廃止することを求めます》
   『●《政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向ける
     ことはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルの…》
    「《河野太郎デジタル相は「(トラブルは)マイナンバー、
     マイナンバーカードのシステムの仕組みに起因するもの
     ではない」として、悪いのは登録を誤るなどデータを
     入力した人間、ヒューマンエラーだという立場を崩して
     いない》…SNSでは、河野太郎氏こそ「エラーヒューマン
     との、もっともな指摘が。」

   『●自公お維コミの皆さん、《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が
      大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》
   『●自公お維コミ国会議員や地方議員がまずはマイナカードを取得して見せて
     は? …琉球新報【<社説>マイナカード返納 保険証廃止を撤回せよ】
   『●【<ますます迷走マイナ保険証> 防大内部告発・「処理水」放出・大阪万博
      ・「捏造」大川原化工機【山田厚史の週ナカ生ニュース】】…落ち込むょ
   『●《マイナンバーカードの交付責任者を務めたこともあるという都内自治体
      …男性職員…「保険証廃止といった暴論は想像していませんでした」》
   『●2015年の日刊ゲンダイ【マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社
     と天下り官僚】…《納税者番号(財務省)、…運転免許証(警察庁)など…》
   『●アベ様のお友達・新浪剛史氏、キシダメ首相の「聞く力」に期待…健康保険
     証の来年秋廃止について《納期》までに《ぜひとも仕上げていただきたい》
   『●(こちら特報部)《経済同友会の新浪剛史代表幹事…あたかも財界が政府
     に保険証廃止を発注し、その納期を守れと言っているようにみえる…》
   『●《「マイナ保険証」の国家公務員の利用率…当の厚労省すら昨年11月の
       利用率は4・88%》…「エラーヒューマン」河野太郎氏によるドブガネ
   『●傲慢な「エラーヒューマン」氏「イデオロギー的に反対の方はどうやった
     って反対…」、山田厚史さん「イデオロギー的に賛成する者達が推進…」
   『●傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し…《政府
      方針に従わない医療機関を探して「密告」を促す手法には背筋が寒く…》
   『●《イデオロギー的にどうしてもやりたい政府中枢》…なぜ強制されねばならぬ
      のか? 傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」←《トラブル時の対応は「…健康
      保険証で確認した」…健康保険証の廃止について「保険証は残すべきだ」》
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」氏はマトモじゃない…現行
      の保険証で十分なのに、12月の健康保険証の新規発行停止という狂気…
   『●《河野氏…保険証廃止の方針…「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。
        一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》
   『●《政府の国民生活審議会が1970年11月に提出した答申…「…」「情報の独占
     に対する不安感やプライベートな情報の利用面に対する不安感が増大する」》
   『●武田砂鉄さん《【マイナ保険証】総裁選中「先送りの検討も必要」
     現在「法に定められたスケジュールで進めていく」》…息吐く様に“変節回答”

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/367007

マイナ保険証を「解除」する人が語る「頭にきた」やり口 5000億円をバラまいた普及策が裏目に?
2024年11月15日 06時00分

 12月2日からマイナ保険証に一本化されるのを前に、利用登録を解除する動きが全国で起きている。東京23区では、東京新聞が確認しただけでも2週間弱で265件の解除申請があった。マイナ保険証の普及を急ぐあまり、国民の理解や納得をおざなりにしたツケが回った格好だ。解除申請した人には、国が5000億円以上投じた「マイナポイント」につられて登録した人も少なくない。なぜ今、解除に踏み切ったのか。それぞれの理由に耳を傾けた。(福岡範行、小寺香菜子)


主なトピック
カネ頼みが裏目に
「今になって後悔」
薬局の声かけにキレた
相次ぐ解除に厚労大臣は…


◆「ポイント7500円」につられて

 「役所でマイナ保険証の登録解除の申請をしました」

 11月6日、東京都内の80代女性から東京新聞にメールが届いた。

 この女性が、マイナンバーカードと健康保険証をひも付けたのは、国のマイナポイント第2弾事業の時期。7500円分のポイントを配ることで登録者の増加を狙った普及策だ

     (マイナポイント事業のときに利用登録したマイナ保険証の
      解除を希望する男性。紛失への不安などが理由だという)

 国は、このポイントによる普及策5106億円かけていた。2014~24年度に国が投じたマイナ保険証関連の事業費のうち6割を占める巨額キャンペーンだった。


◆なくす不安「持ち歩きたくない」

 「ポイントにつられたというのが本音です」と女性は明かした。

 しかし、マイナ保険証を使ったことは、一度もない。歯科と整形外科に通うとき、窓口に出すのはいつも現行の保険証だ

 女性が解除をしたのは「不安を感じたから」だという。「暗証番号を忘れそうになるし、最近ではバッグを置き忘れて保険証を再交付したことがあり、マイナ保険証を持ち歩きたくない」と語る。

 岐阜県の男性(74)は、11日から市役所で受け付けが始まったと聞くと翌日、解除を申し込んだ。


◆「政府のやり方が気に入らない」

 ポイント目当てで登録したが、「紙の保険証廃止に政府のごり押しを感じた」という。

     (マイナンバーカード普及のため行われたマイナポイント事業)

 窓口で解除の理由を尋ねられると、「政府のやり方が気に入らないから」と答えた。市職員が困った顔をしたので申請書の理由の欄には「マイナンバーカードに不安がある」と書いた。

男性は「国民の言うことも願いも、一切聞かない政府の姿勢が不満です」と話す。


◆老人ホーム「管理が難しい」

 埼玉県内の30代女性は、老人ホームに入所する父親のマイナ保険証を解除した。父親はポイントをもらえるからと登録していたが、老人ホームから「個人情報の管理が難しいから、できるなら(保険証代わりになる)資格確認書の方がいい」と言われたという。

 今になって登録解除が起きているのは10月28日になって、ようやく国が解除の仕組みを整えたからだ。マイナ保険証を使うかどうかは任意なのに、いったん登録をすると解除できなかったことから、国会などで批判されていた。

 厚労省は11月12日、受け付け開始から8日までに全国で792件の解除申請があったことを明らかにした。


◆解除「解禁」後、都区部で265

 東京新聞は独自に東京23区の状況も調べた。

 対象は、各区役所が窓口になっている国民健康保険と後期高齢者医療保険の加入者。11月7日までの解除申請の件数を尋ねた。

 国保では23区のうち12区で受け付けており、合わせて210件あった。後期高齢者医療保険では8区で計55件だった。

 申請を受け付けている区によると、解除理由は「マイナンバーカードを持ち歩きたくない」「紛失が心配」という答えが目立った。「資格確認書がほしい」「制度を信用できない」「利便性を感じない」という声もあったという。


◆使い方も分からず「登録を後悔」

 まだ申請を受け付けていない健保や自治体も多く、解除の件数は今後さらに膨らむだろう。

実際に東京新聞には、「登録を解除したいという声が多数届いている。その多くは冒頭の女性のように、マイナポイントにつられて登録した人だった。

 宇都宮市の80代男性もその一人だ。
 「税金を少し戻してもらおうと、マイナポイントで登録したけれど、後悔の気持ちもあります」と打ち明けた。マイナ保険証は使い方すら分からず、一度も使っていない


◆「納得と共感」に裏切られた

 解除への気持ちに傾いたのは政府への不信感だ。「納得と共感」を掲げる石破茂首相には一時、期待したが、一本化の方針を変えない姿に「石破さんも国民を見ていない」と失望したという。

 マイナポイントを受け取った横浜市の60代男性も解除する予定で、「直近の投薬情報が見られず、あまりメリットを感じない」と話す。

 強引な普及策が、かえって反発を強める事態にもなっている。


◆ウソだとすぐバレる勧誘文句

 マイナ保険証の利用を増やした病院や薬局に、見返りとして「支援金」を支給した普及キャンペーンへの反動だ。投じた予算は200億円。キャンペーンが本格化した今夏、病院や薬局の窓口では、強引な声かけによって患者とトラブルになる事態も起こった。

 愛知県一宮市の自営業男性(49)は、薬局での声かけを理由に解除を決めた。今年の夏ごろから、たびたび薬局で「マイナンバーカードを持っていますか?」と利用を強く勧められるようになり、嫌気がさしていた。

 とどめは11月初めに薬局で、現行の保険証を出したときに受けた言葉。すぐに嘘だと分かる勧誘文句だった

     (マイナ保険証の利用促進のため厚労省が作成したチラシ)

 「半年に1回、………」………
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●カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党に《人権感覚》などあるはずもなく、しかも、杉田水脈氏は「公金チューチューチューチュー」

2024年11月19日 00時00分20秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2024年10月20日[日])
自民党山口県連、すっげぇなぁ。山口県連は杉田水脈氏推しだったようだが、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党も、さすがに衆院選の候補にはしなかった。あまりにも遅すぎる判断。でも、氏は、めげることなく、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の参院選の比例候補者になる気満々のようだ。参院選では、元「利権」「裏金」「脱税」議員に対して、ヅボヅボ党はどんな判断をすることやら。

   『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》だけ
     《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…
   『●安倍昭恵氏に羞恥心があれば補欠選に立候補しないし、羞恥心あれば
     山口4区の自公支持者の皆さんも安倍昭恵氏には投票しないでしょ?
   『●「私人」の《首相夫人…安倍晋三首相の妻昭恵さんが、国有地の破格
      売却を受けた森友学園の名誉校長…「桜を見る会」の参加者推薦…》
   『●「私人」のアベ様元首相夫人・昭恵氏が今度は《政治資金の私物化》…
     《政治団体が持つ巨額のカネをそのまま非課税で継承》していいのか?

   『●杉田水脈氏をヅボヅボ《党や政権内に厳しく責任を問う様子も見られない》
      …自民党やキシダメ首相・自民党総裁の人権感覚は彼女と同じだから
   『●杉田水脈氏は《啓発》されず…《この発言をゆるし公認を出し続けている
     自民党自体が差別的であることに気づいていないのならば、既にそれは同罪》
   『●「公金チューチュー」という揶揄がブーメラン…【杉田水脈氏側への
      「キックバック」は872万円 安倍派が政治資金収支報告書を訂正】
   『●「裏金」「脱税」党の杉田水脈議員…《スナックやキャンプ場で政治
     活動?》《会合費…政治活動として会合…しかしスナック? バーベキュー?》
   『●未だに利権裏金脱税党の国会議員・杉田水脈氏…《彼女はもともと全方位的
      に差別発言を撒き散らす人ではある。が、最近目立つのはアイヌ差別だ》

 長周新聞のコラム【お布施、持って行ったのか?/コラム 狙撃兵】(https://www.chosyu-journal.jp/column/32162)。《杉田水脈なんて、自民党本部の内規で比例単独は2回までがルールであり、3回目の今回承認されるなど誰も思っていない。しかも裏金議員であり、石破自民党本部にはじかれるのは目に見えている。しかし、わかっていてこっちはあえて公認申請して県連としては本部に杉田切りを委ね吉田については屈服を迫る圧をかけ、煮え湯を飲ませている。新3区のコスタリカ方式とかの面倒臭い問題を引きずるくらいならいっそのこと――。そんな判断でも動いていそうな光景である。(追記:9日に自民党の比例名簿が発表され、吉田真次の比例名簿入りは果たされた)》。

 こんなヘイト吐き、デマ吐きが、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の国会議員だったことに絶望を感じる。しかも、《不記載額は1564万円》の「公金チューチューチューチュー」な、立派な「利権」「裏金」「脱税」議員でもある。
 木原育子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/杉田水脈氏に「国会議員の資格なし」 衆院選を控え問われる自民党の人権感覚、公認しないよう学者らが気炎】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/359676)、《衆院選で自民党の公認を求めていた杉田水脈(みお)前衆院議員(57)。アイヌ民族やマイノリティーへの発言でたびたび批判を浴び、要職を更迭されるなど物議を醸してきた。「国会議員にふさわしくない」と異例の署名活動も立ち上がった。自民党の人権感覚が問われている。(木原育子)》。

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https://www.chosyu-journal.jp/column/32162

お布施、持って行ったのか?
コラム 狙撃兵 2024年10月9日

 7日に「自民党山口県連が杉田水脈を比例単独で本部に公認申請」「吉田真次は意思確認がとれておらず見送り」との報道がなされて、山口県内でもとりわけ自民党関係者がざわついている。SNSでは「石破自民党本部に反旗を翻す自民党山口県連」などというトンチンカンな評価までが飛び交い、杉田水脈のコアな岩盤支持層とやらは「さすが自民党山口県連」と盛り上がり、一方で杉田水脈について好ましく思わない方面からは「自民党山口県連はいったい何を考えているのか!」という批判が溢れた。しかし地元では、杉田水脈がどうなろうが誰も関心などなく、むしろ吉田外しへの驚きが広がった。

 安倍晋三が急逝してからというもの、山口県の自民党は完全にパワーバランスが変化してしまい、自民党山口県連=柳居俊学(県議会議長)&林芳正コンビが牛耳ったという見立てがもっぱらである。なにか式典があると失礼なきよう下っ端の村岡県知事よりも先に県議会議長に来賓挨拶をさせるよう主催者は気をもみ、県知事と議長が同席するような場に来ると、県知事が議長の椅子を引いて先に着席させた後に自分が着席したり、「まるで親分子分みたいだね…」とその様子は話題にされてきた。県議会の廊下を通過しようものなら、目障りな野党議員は部屋から出てくるなと職員に指示される始末だそうで、まるで封建時代のお殿様かと思うような存在感である。河村建夫を引退に追い込み、安倍晋三は射殺され、実弟の岸信夫も重病、ゴッドマザーも亡くなったもとで、「自民党山口県連のドン」という異名をとるほど絶大な権力を持ってしまったというのである。何か頼み事があれば、周防大島町の端っこにあるお寺までお布施を持っていけという人までいるではないか。そんな関係者の陰口を聞きながら、自民党員でもないわたしたちはいつも思うのである。「独裁国家じゃあるまいし、本人に言えばいいのに…」と。

 さて、今回の公認申請を巡る一件について関係する人々の話を摺り合わせてみると、もっとも飛び上がったのが衆院山口4区の補選で安倍後継として代議士ポストを得た吉田真次だそうで、本人も周囲もまるで寝耳に水の事態に混乱し、大慌てのようである。選挙区再編に際して、新3区を林芳正の選挙区とすることに同意するかわりに比例単独の上位に吉田真次をまわす――が条件だったはずなのに、ここにきて安倍派の筆頭県議だったはずの友田有(県連幹事長)からも「意思確認がとれていない」などと突き放され、もともと山口県には縁もゆかりもない杉田水脈が公認申請される一方で、あからさまな吉田外しが動いたからである。

 見ようによっては吉田イジメでもあり、自民党総裁選で県連は林芳正支持で動いているにもかかわらず、吉田が単独でコバホーク支持で動いたことが逆鱗に触れ「ひよっこが勝手なことしやがって」という感情が働いて制裁した――という指摘もある。9月末には吉田後援会の会議まで開いて周囲は比例の戦い方について話をしていたのに、唐突に県連からハシゴを外されて公認申請見送りとなり、それはもう大混乱になるのも無理はない。報道があった翌8日に大急ぎで東京から本人が戻ってきて県連関係者のもとを回ることとなったが、果たして追加の公認申請で吉田真次は加わるのか否か、すべては11日までに決まるそうである。県連に首根っこを押さえられた状態にも見える。

 杉田水脈は土下座でもなんでもするような勢いで周防大島町の寺まで柳居詣でをくり返して取り入っていたといわれる一方で、もともと一介の下関市議会議員に過ぎない吉田は安倍派をバックにしているとはいえ選挙区再編による新3区公認を巡っても楯突き、一丁前に比例単独の上位を求めてくる。安倍晋三が亡くなったもとで、なお安倍派残党の機嫌を伺う必要性などなく、国会議員気取りの若造を切ってしまえ――という判断が働いたのだとしたら、今回の吉田外しの意図は見えてきそうである。杉田水脈なんて、自民党本部の内規で比例単独は2回までがルールであり、3回目の今回承認されるなど誰も思っていない。しかも裏金議員であり、石破自民党本部にはじかれるのは目に見えている。しかし、わかっていてこっちはあえて公認申請して県連としては本部に杉田切りを委ね吉田については屈服を迫る圧をかけ、煮え湯を飲ませている。新3区のコスタリカ方式とかの面倒臭い問題を引きずるくらいならいっそのこと――。そんな判断でも動いていそうな光景である。

(追記:9日に自民党の比例名簿が発表され、吉田真次の比例名簿入りは果たされた)

 武蔵坊五郎
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/359676

こちら特報部
杉田水脈氏に「国会議員の資格なし」 衆院選を控え問われる自民党の人権感覚、公認しないよう学者らが気炎
2024年10月11日 11時02分

 衆院選で自民党の公認を求めていた杉田水脈(みお)前衆院議員(57)。アイヌ民族やマイノリティーへの発言でたびたび批判を浴び、要職を更迭されるなど物議を醸してきた。「国会議員にふさわしくない」と異例の署名活動も立ち上がった。自民党の人権感覚が問われている。(木原育子

     (衆院本会議に出席する杉田水脈氏=7日、国会で(佐藤哲紀撮影)

 「圧倒的マジョリティーに支えられている首相なら、全ての人たちを守ると、考えてもらわないといけない」

 10日、参院議員会館であった集会。東京造形大の前田朗名誉教授(人権論)が気炎をあげた。


◆「公認しないで」オンライン署名に3日間で1万1000筆

 前田氏らは7日、自民党に対し、差別発言に加え、派閥裏金事件で多額の不記載があった杉田氏を公認しないよう求める共同声明を発した。並行してオンライン署名を開始。わずか3日だが、10日午後8時現在、1万1000筆余が集まっている。

 その杉田氏。この集会の開催を知ると、すかさずX(旧ツイッター)にあなた方がいくら騒ごうが、私にはなんの影響もありません!」「お疲れ様ですっ(笑)」と投稿し挑発。自身のユーチューブ動画でも裏金議員の処分を巡り決まった形がまた覆るっていうのはどうかなと石破茂首相に疑問を呈しつつ、地元の山口県で説明に回り、理解を得たと強調した。


◆法務局が人権侵犯を認定したあともお構いなし

 あらためて杉田氏はどういう人物か。

 2017年衆院選で比例中国ブロックから出馬し、3期。2016年に開かれた国連の委員会に、民族衣装を着て出席したアイヌ民族や在日コリアンを侮辱する投稿をブログでし、のちに法務局に人権侵犯を認定された。2018年には月刊誌「新潮45」に同性カップルを念頭に「『生産性』がない」と持論を展開し、休刊に。2022年には性暴力被害者を侮辱する投稿をし、総務政務官を辞任した。

 裏金問題では今年1月、半年間の党役職停止に。不記載額は1564万円。処遇が注目される中、今月7日、杉田氏が所属する自民党山口県連が党本部に公認申請した。

 どんな議論があったのか。県連の友田有(たもつ)幹事長は「個別取材には答えられない」としたが、県議らからは思わぬ言葉が返ってきた。


◆公認申請をした自民党山口県連、「異論なし」と県議が証言

 ある県議は「異を唱える人はいなかった」と証言。他に「印象と違って優しくて明るくて好かれている」「安倍(晋三)さんにかわいがられた人山口では『強い女性』の象徴」との声も。県連幹部の1人は「党本部から女性を出してと言われていた。人権侵犯もあったが意見を集約し、こうした結果になった」と認めた。

 自民党は9日、第1次公認候補を発表したが、杉田氏の判断は先送りした。


◆差別か反差別か「衆院選の最大の争点だ」

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「少し過激でモラルがなくても、自民の3割を占める保守層の存在は大きい。取り込むために杉田氏が必要との意見は党内にある」と話す。「保守派の再編が起きている」として、杉田氏の公認問題は政局化しているとみる。「選挙結果によって高市早苗氏ら保守層がまとまれば、石破降ろしをしかねない。杉田氏に公認を出せば、首相の懐の深さをアピールできる」

     (集会に登壇する前田朗さん(左)と佐高信さん
      =10日、東京・永田町の参院議員会館で)

 国民の感覚と離れた党内論理のようだが、それでいいのか。冒頭の集会に登壇した評論家の佐高信氏はこう糾弾した。

 「差別か反差別か。杉田氏が今回の選挙の最大の争点だと思っている。ヘイト横行の中でくさびを打てるかどうか、非常に重要な局面だ」


【関連記事】杉田水脈議員に「人権侵犯」の認識はあるのか? 繰り返す弱者への蔑み 自民党が責任問わないのはなぜ
【関連記事】杉田水脈氏はなぜ「重用」され続けるのか 弱者に攻撃繰り返し、自民党は黙認 <寄稿・小川たまかさん>
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●MOX燃料《1体は約12億400万円で、ウラン燃料の価格の10倍近い価格》、衝撃のニュース! (皮肉です➙)ホントに核発電は「安い」のかね?

2024年11月18日 00時00分54秒 | Weblog

(2024年11月06日[水])
(それにしても高いですよね、ぼったくりじゃないの? ➙)《MOX燃料、1体12億円…ウランの10倍》、衝撃のニュース! (皮肉です ➙)ホントに核発電は「安い」のかね? アノ関電は《「MOX燃料の利用による発電コストへの影響はわずかなもの」》と主張しているそうです、ハハハハハハッ…。もう、コストの議論はとっくに破綻しているでしょうに。また、核発電所内の使用済み核燃料プールの問題や、使用済みMOX燃料はお安く処理できるの? 《「核燃料サイクルの肝」》である再処理工場は完成したんですね? 核燃サイクルの「環」は閉じましたか?

   『●いまごろ《あきれる》って…さっさと中止するよう声を上げて下さい、いくら
        ドブガネしても《「核燃料サイクルの肝」再処理工場》は完成を見ない

 佐藤常敬記者による、アサヒコムの記事【輸入MOX燃料、1体12億円と判明 ウランの10倍 関西電力】(https://www.asahi.com/articles/ASR7805QSR6YPISC00N.html)によると、《関西電力が昨年11月に高浜原発(福井県高浜町)3号機のプルサーマル発電に使うために、フランスから輸入したプルトニウム・ウラン混合酸化物MOX)燃料16体の輸入価格が約192億7800万円だったことが分かった。財務省が公表した貿易統計などから割り出した。1体は約12億400万円で、ウラン燃料の価格の10倍近い価格だった》。

 《「核燃料サイクルの肝再処理工場》は完成を見ない、いくらドブガネしても。これまでいくらドブガネし、進捗率は? 反核燃料サイクル論者として〝有名〟で、いまや傲慢なエラーヒューマン元大臣河野太郎デジタル相もご存じのように「閉じない環破綻した核燃サイクル
 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」とはいえ…無駄に作業員を被曝させる愚行中。まずは、核発電を止め、1 mgでも廃棄物の発生を抑制すべき。(東京新聞)《使用済み核燃料は各原発のプールにたまり続け、2023年3月時点で原発を保有する電力10社のプール容量の74%が埋まっているプールが満杯になると、核燃料の交換ができず原発は動かせなくなる》まずは核発電を止め、廃炉作業に着手。議論はそれから。終焉を迎えたが、キシダメ政権が「原発復権」「原発回帰」の狂気。福島を「原状回復」して見せてからのお話でしょ? 元の姿に戻して見せて下さい。

   『●《着手》ねぇ? 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《放射線
      量が極めて高》い、その数グラムのデブリをどこで保存するつもりなの?

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https://www.asahi.com/articles/ASR7805QSR6YPISC00N.html

輸入MOX燃料、1体12億円と判明 ウランの10倍 関西電力
佐藤常敬 2023年7月8日 8時36分

     (プールに入れられる使用済みMOX燃料=2020年1月27日、
      福井県高浜町の関西電力高浜原発、関電提供)

 関西電力が昨年11月に高浜原発(福井県高浜町)3号機のプルサーマル発電に使うために、フランスから輸入したプルトニウム・ウラン混合酸化物MOX)燃料16体の輸入価格が約192億7800万円だったことが分かった。財務省が公表した貿易統計などから割り出した。1体は約12億400万円で、ウラン燃料の価格の10倍近い価格だった。

 MOX燃料は原発の使用済み核燃料からプルトニウムを回収し、ウランと混ぜ合わせたもの。これを使用して発電するのが、プルサーマル発電だ。国内では、使用済み核燃料の再処理工場とMOX燃料加工工場(いずれも青森県六ケ所村)が操業しておらず、日本の電力各社は海外での再処理と加工に頼っている

 関電は「契約に関わる事項」などとしてMOX燃料の価格を公表していないが、貿易統計で輸送費や保険料を含む総額が示されており、調べることができる。

 ウラン燃料の価格と比較するため、同じく貿易統計で調べたところ、一昨年の9月、米国から高浜原発に輸入されたウラン燃料は、1体約1億2425万円。ウラン燃料と比較すると、MOX燃料は約9・7倍高いことになる。

 価格の高いMOX燃料の費用は、電気料金に反映されるが、関電は、発電コストに占める燃料費の割合は1割程度と説明。加えて、MOX燃料利用量が原子燃料利用量全体の1割程度であり、「MOX燃料の利用による発電コストへの影響はわずかなもの」としている。

 MOX燃料を使うプルサーマル発電は現在、高浜3、4号機のほか、四国電力伊方3号機(愛媛県伊方町)、九州電力玄海3号機(佐賀県玄海町)の計4基で実施している。

 関電は6月12日、高浜原発の使用済みのウラン燃料190トンとMOX燃料10トンの計200トンについて、研究目的で2020年代後半にフランスに搬出する計画を発表した。(佐藤常敬)
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●武田砂鉄さん《【マイナ保険証】総裁選中「先送りの検討も必要」 現在「法に定められたスケジュールで進めていく」》…息吐く様に“変節回答”

2024年11月17日 00時00分44秒 | Weblog

[※ 「一本化しなくていいです マイナ保険証に「No!」(週刊金曜日 1486号、2024年08月30日) ↑]


(20241110[])
マイナ保険証の暴走は止まず。《マイナ保険証ごり押し》さえも止めることができないとは…。「法律にしたがって」? どうやって「保険証廃止の方針」が決まったのか、経緯の説明を! マトモじゃなかった「エラーヒューマン」氏と全く同じ。

 《人権意識》の欠如した、《国民主権民主主義》を無視した「エラーヒューマン」元デジタル相の暴走を止めないイシ馬さん鹿さん首相や平将明・新デジタル相。平将明デジタル相も、《人権意識》の欠如した、《国民主権民主主義》を無視したお方だ。
 しかも、《マイナ保険証ごり押し》の決定プロセスがデタラメ。東京新聞の記事【河野太郎氏「ありません」この日も断言 保険証廃止の協議記録 質問にはテンプレ回答…説明の本気度は?】。《河野氏は、保険証廃止の方針について「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》《現行保険証の選択の余地も残すとしていた政府の閣議決定覆し、「完全廃止」へと転換させた。だが、…保険証廃止に至る決定経緯が分かる記録は公文書として残していないことが判明》(東京新聞)。こんなデタラメってありますか? 《人権意識》や《国民主権民主主義》は一体どこに? アベ様政権以降、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党という泥棒・犯罪者・反社組織の議員らはやりたい放題だ。政権が変わってっも、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党が与党である限り、何も変わらない。政権交代しかない。

 日刊ゲンダイの記事【石破首相と林官房長官はマイナ保険証「見直し」発言をお忘れ? 官邸からは“変節回答”届く】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363018#goog_rewarded)によると、《前政権の“ゴリ押し”は完全に受け継がれた。新規発行の停止まで1カ月を切った現行の保険証。石破首相は先月9日に国会で法に定められたスケジュールにより進めていきますと明言していたが、思い出してほしい。 ■自民党総裁選で言及していたのに…》。
 日刊ゲンダイということで、【●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?:「首相はくず」とは言っていないけれど…】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b230cd200fef5ff329a078f188d103c3)を思い出した。《日教組ヤジは氷山の一角安倍首相こそ「息吐く様に嘘つく》。《安倍首相は昨年2月に国会で「ある夕刊紙は私を毎日“人間のくず”と報道している」と答弁。恐らく日刊ゲンダイ本紙を指したのだろうが、これもデマだ。本紙は安倍首相をボンクラ」「嘘つきと評したことはあっても、創刊以来「人間のくず」と報じたことは一度もない》(日刊ゲンダイ)。

 息吐く様に《“変節回答”》ばかり。(日刊ゲンダイ)《国民の不安に寄り添う気のない2人の変節漢には、サッサと官邸から出ていって欲しい》、御尤も。
 武田砂鉄さんのつぶやき:

――――――――――――――――――――――――――――――
https://x.com/takedasatetsu/status/1853947903771099214

武田砂鉄@takedasatetsu

マイナ保険証
総裁選中「先送りの検討も必要
現在「法に定められたスケジュールで進めていく

選択的夫婦別姓制度
総裁選中「やらない理由が分からない
現在「必要な検討を行っていきたい
――――――――――――――――――――――――――――――


   『●岸田文雄首相も河野太郎大臣も、錯乱していないか? 《マイナンバー
       カードに一本化》したりせず、《現行の健康保険証》のままで良い
   『●ズブズブ壺壺ヅボヅボでない自民党議員はほぼ居ないようだが、《「政治
        とカネ」の疑惑を抱える》議員も多数で、キシダメ首相自身も…
    【政界地獄耳/いまこそマイナカードの出番!?「政治とカネ」で問われる
     自民党の政権担当能力】…によると、《★次の更迭候補は
     「政治とカネ」の疑惑を抱える復興相・秋葉賢也といわれるが、
     ここにきて週刊文春が昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に
     白紙の領収書94が添付されていると指摘。首相自身にも
     公職選挙法違反の疑いがもたれた

   『●(東京新聞)《学業や研究とは関係のないマイナカードの使用状況で、教育
     施設に与えるカネの多寡を決めるというのだ。道理が通る手法だろうか》
   『●「監視社会ならん!市民ネット沖縄」《…国民に不安と不信をもたらす
     マイナンバーの制度そのものを根本的に見直し廃止することを求めます》
   『●《政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向ける
     ことはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルの…》
    「《河野太郎デジタル相は「(トラブルは)マイナンバー、
     マイナンバーカードのシステムの仕組みに起因するもの
     ではない」として、悪いのは登録を誤るなどデータを
     入力した人間、ヒューマンエラーだという立場を崩して
     いない》…SNSでは、河野太郎氏こそ「エラーヒューマン
     との、もっともな指摘が。」

   『●自公お維コミの皆さん、《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が
      大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》
   『●自公お維コミ国会議員や地方議員がまずはマイナカードを取得して見せて
     は? …琉球新報【<社説>マイナカード返納 保険証廃止を撤回せよ】
   『●【<ますます迷走マイナ保険証> 防大内部告発・「処理水」放出・大阪万博
      ・「捏造」大川原化工機【山田厚史の週ナカ生ニュース】】…落ち込むょ
   『●《マイナンバーカードの交付責任者を務めたこともあるという都内自治体
      …男性職員…「保険証廃止といった暴論は想像していませんでした」》
   『●2015年の日刊ゲンダイ【マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社
     と天下り官僚】…《納税者番号(財務省)、…運転免許証(警察庁)など…》
   『●アベ様のお友達・新浪剛史氏、キシダメ首相の「聞く力」に期待…健康保険
     証の来年秋廃止について《納期》までに《ぜひとも仕上げていただきたい》
   『●(こちら特報部)《経済同友会の新浪剛史代表幹事…あたかも財界が政府
     に保険証廃止を発注し、その納期を守れと言っているようにみえる…》
   『●《「マイナ保険証」の国家公務員の利用率…当の厚労省すら昨年11月の
       利用率は4・88%》…「エラーヒューマン」河野太郎氏によるドブガネ
   『●傲慢な「エラーヒューマン」氏「イデオロギー的に反対の方はどうやった
     って反対…」、山田厚史さん「イデオロギー的に賛成する者達が推進…」
   『●傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し…《政府
      方針に従わない医療機関を探して「密告」を促す手法には背筋が寒く…》
   『●《イデオロギー的にどうしてもやりたい政府中枢》…なぜ強制されねばならぬ
      のか? 傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」←《トラブル時の対応は「…健康
      保険証で確認した」…健康保険証の廃止について「保険証は残すべきだ」》
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」氏はマトモじゃない…現行
      の保険証で十分なのに、12月の健康保険証の新規発行停止という狂気…
   『●《河野氏…保険証廃止の方針…「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。
        一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》
   『●《政府の国民生活審議会が1970年11月に提出した答申…「…」「情報の独占
     に対する不安感やプライベートな情報の利用面に対する不安感が増大する」》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363018#goog_rewarded

石破首相と林官房長官はマイナ保険証「見直し」発言をお忘れ?官邸からは“変節回答”届く
公開日:2024/11/06 10:45 更新日:2024/11/06 10:46

     (言い出しっぺ(C)JMPA)

 前政権の“ゴリ押し”は完全に受け継がれた。新規発行の停止まで1カ月を切った現行の保険証。石破首相は先月9日に国会で法に定められたスケジュールにより進めていきますと明言していたが、思い出してほしい。


■自民党総裁選で言及していたのに…

 9月の自民党総裁選で、マイナ保険証の再検討に言及していたのは、どこの誰だ。ほかならぬ石破首相と、林官房長官の2人である。まず林氏が「見直しを含め適切に対応したい」と口火を切ると、石破首相も「(紙の保険証との)併用も選択肢として当然」と呼応していた。

 まさか、もう忘れたわけではあるまい。日刊ゲンダイは石破首相本人に問いただそうと、総理に就任した10月1日の官邸会見に出席。しかし、指名されることなく時間切れで会見は終わってしまった。

 事務方が「回答し切れなかった社にはメールで質問を受け付ける」と言うので、「政権のトップ2人が再検討について言及していたが、現行保険証の廃止を見直す考えはないか」という旨の質問を送信。待つこと1カ月超、5日ようやく届いた回答は木で鼻をくくる内容だ。

マイナ保険証は適切な医療の提供に大きく寄与するものです。一方で、様々な不安の声に丁寧に対応する必要があります>
<新規発行終了については、法に定められたスケジュールにより進めていきますが、(中略)資格確認書の活用も図ってまいります>
<資格確認書でも保険診療が受けられることなど、高齢者の方にも伝わるよう周知を徹底し、不安の払しょくに向け、丁寧に進めてまいります


いまさら「周知を徹底」に医療現場はカンカン

     (待つこと1カ月超…(C)日刊ゲンダイ)

 やはり、マイナ保険証一本化を見直す考えは変節。官邸ツートップの発言は、すっかりなかったことになっている。しかも、回答はツッコミどころが満載だ。医師・歯科医師10万7000人で構成する全国保険医団体連合会事務局次長の本並省吾氏はこう話す。

「これまで政府はマイナ保険証の利用を強引に促進する一方で、資格確認書に関する積極的な広報を始めたのは、先月末です。現場では仕組みを理解できていない高齢者を中心にトラブルが続出し、それに対する具体的な対処もなされていない。回答には『資格確認書の活用』や、『高齢者への周知徹底』とありますが、この期に及んで『何を今さら』と言うしかありません」

 国民の不安に寄り添う気のない2人の変節漢には、サッサと官邸から出ていって欲しい。


  ◇  ◇  ◇


 自民党総裁選の時の、石破首相と林官房長官の威勢のよさはどこへやら。●関連記事【もっと読む】『河野デジタル大臣の“孤立化”が急加速…自民総裁選ライバルが「保険証廃止見直し」次々言及』では、自民党総裁選での石破氏、林氏の主張を振り返る。


■関連記事

【もっと読む】河野デジタル大臣の“孤立化”が急加速…自民総裁選ライバルが「保険証廃止見直し」次々言及
マイナ保険証「解除」受け付け開始も申請は書面のみ…政府ゴリ押しのツケが保険者・被保険者に
問われる“石破語法”の実効性…総裁選で言及「保険証廃止見直し」「マイナ併用」忘るべからず
河野太郎氏は総裁選で最下位争いのオワコン…保険証廃止強行で“政治生命の危機”の自業自得
厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”
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●《木村元彦著『13坪の本屋の奇跡/「闘い、そしてつながる」隆詳館書店の70年』…街中の小さな書店がどれだけの熱意と努力で続けられてきたか、を…》

2024年11月16日 00時00分39秒 | Weblog

[※ アサヒコム(2007年9月22日)↑:「69年、出版された『豆腐屋の四季』を手にする松下竜一洋子夫妻=松下洋子さん提供」(http://www.asahi.com/travel/traveler/images/TKY200709220092.jpg)]


(20241015[])
書店と図書館は同志―この国の文化を支えるために発想を変えよう》
 長周新聞の記事【書店と図書館の連携―書店の減少と経産省「書店振興プロジェクト」について 日本図書館協会図書館の自由委員会前委員長・西河内靖泰】(https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/30035)によると、《書店と図書館の垣根をもっと大胆にとり払って連携するなどの思い切ったアイデアを実現するときではないでしょうか。もっとも、それは“ツタヤ図書館”モデルではないことは確かですが。》

 《書店と図書館は同志―この国の文化を支えるために発想を変えよう》(長周新聞)。
 東京新聞の記事【減少する街の書店、どう救う? 経産省が専門チーム発足 フランスでは「反アマゾン法」も… 23日は本を贈り合う日】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/322280)。《4月23日は、親しい人に本を贈る「サン・ジョルディの日」とされています。ただ、ネット通販や電子書籍の普及などにより、全国で街の本屋さんは次々と姿を消しています。同じ悩みを抱えるフランスでは、ネット書店の送料無料を規制する「反アマゾン法」が導入されています。日本でも、経済産業省が苦境にある本屋さんを救おうと、プロジェクトチームを発足しました。街の本屋さんをいかにして救うか。経産省の狙いや書店の実情を取材しました。(デジタル編集部)》。

 東京新聞の記事【書店と図書館が「読書文化」守るためタッグ 店頭で本貸し出し、図書館で古書店紹介 <司書記者のミライの本棚>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/344170)によると、《全国で書店の減少が続くなど、「本を読む」文化の衰退が心配される中、かつてのライバルと手を携えて「読者」を取り戻そうとする人たちがいる。常識にとらわれず、新たな取り組みに挑戦する書店と図書館を取材した》。


 宮本たけしさんのつぶやき:

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https://x.com/ohsakamiyamoto/status/1824705376639729899

宮本たけし(日本共産党)@大阪5区@ohsakamiyamoto

さっそく大阪市中央区にある隆祥館書店に立ち寄り、代表取締役の二村知子さんから詳しく話を聴く。

なんと最近わざわざ齋藤健経済産業大臣も話を聴きに店まで来られたという。そうであるならば、そして大臣なのだから、ぜひとも小さい書店を守るために尽力していただきたいと思う。

午後4:10  2024年8月17日
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 目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/街中の小さな書店を残したい】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/cf09ed61b0888e72bfe0ab1e8be30163)。《9月18日に大阪の隆祥館書店でトークショーに参加させてもらい、店主の二村知子さんとノンフィクションライターの木村元彦の3人で、沖縄戦や教科書問題、基地問題などについて話した。 隆詳館書店では、著者を招いてのトークイベントを300回以上開催しており、地域から文化を発信するその姿勢に感銘を受けた街中から次々と書店が消えていってる時代に、書き手と読者にとって、それがどれだけ有り難いことか。木村元彦著『13坪の本屋の奇跡/「闘い、そしてつながる」隆詳館書店の70』(ころから)は、街中の小さな書店がどれだけの熱意と努力で続けられてきたか、を伝えるノンフィクションである。同時に、小さな書店がなぜ消えていくのか、その背後にある取次、流通の問題を浮き彫りにしている。「返品入帳」や「ランク配本、見計らい配本」など、取次会社がトーハンと日販2社に寡占されることよって、書店が強いられている理不尽な問題を追及し、告発している。隆詳館書店は親子二代にわたって、これらの問題に声をあげ、闘ってきた。それは「書いたはる人と読む人の架け橋になるために街中の書店を守ってきた家族の歴史でもある。トークイベントに参加するため、隆祥館書店の前に来た時、外の棚に『めばえ』という幼児向けの雑誌が並んでいるのを目にした。まだあるのか、と驚き、懐かしかった。私が子どもの頃、今帰仁には「ちょうこうやー」というユーフルヤー(湯風呂屋・銭湯)兼文房具屋があり、そこは雑誌も売っていた。その店に親が小学館の学習雑誌を注文し、幼稚園から高校3年まで毎月読んでいた。初めて自分の金で雑誌を買ったのもその店で、小学校2年生の時(1968年)だからドルを使っていて、『少年マガジン』や『少年サンデー』が23セントだった。今帰仁にはもう書店はないが、名護まで行けばまだ本を買うことができる。親子が歩いて行けるところに本屋があるその価値は計り知れない》。

   『●長周新聞の書評『一万円選書』(岩田徹著)…《わざわざいわた書店に
     注文するのか。…「これは!」と思える本との出会いを求めているからだ》
    「「いわた書店」店主の岩田徹さんの「一万円選書」を知ったのは、
     『セブンルール』にて。「隆祥館書店」店主の二村知子さんの回。
     【7RULES あなたに「ルール」はありますか?/「隆祥館書店」店主
     二村知子 (9月1日(火))】。《一万円選書》として、松下竜一さんの
     『豆腐屋の四季』が選ばれていて、とても嬉しかった。」

   『●《本屋はないと困る。そう思ってもらえるようにしたい》、《勉強
      とは本である、本とは勉強である。》(小川書店・小川頼之さん)
    《減り続ける「街の本屋」の魅力や、厳しい現状を伝えようと、
     東京都内の中小書店が加盟する東京都書店商業組合(千代田区)が
     PR動画を作り、ユーチューブの公式チャンネルに公開した。
     動画制作に携わった映画監督の篠原哲雄さん(60)は
     「本屋は本と人とをつないでいるものそれぞれの本屋さんが
     おもしろく、印象的だった。ぜひ動画を見てほしい」と話す。
     (奥野斐)》

   『●和氣正幸氏《…足元の世界では本屋の灯りが増え続けていることを
      強く感じる。しかもそれは都心部だけではない。全国各地にある》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/322280

減少する街の書店、どう救う? 経産省が専門チーム発足 フランスでは「反アマゾン法」も… 23日は本を贈り合う日
2024年4月23日 06時00分

 4月23日は、親しい人に本を贈る「サン・ジョルディの日」とされています。

 ただ、ネット通販や電子書籍の普及などにより、全国で街の本屋さんは次々と姿を消しています

 同じ悩みを抱えるフランスでは、ネット書店の送料無料を規制する「反アマゾン法」が導入されています。日本でも、経済産業省が苦境にある本屋さんを救おうと、プロジェクトチームを発足しました。

 街の本屋さんをいかにして救うか。経産省の狙いや書店の実情を取材しました。(デジタル編集部)


◆斎藤経産相が書店経営者と議論

 17日、斎藤健経産相は、東京都港区の書店を訪れ、書店経営者ら6人と意見交換した。書店プロジェクトチームの取り組みの一環だ。

 意見交換で、斎藤経産相はこう語った。

 「やはりウェブと図書館と本屋、この3つが持ち味を生かしながら共存する、これがあるべき姿ではないかなと思っている」「この3つの中で、どうも本屋さんは割を食っているケースが多い」

     (車座対話後に書店を視察する斎藤経産相
      =東京都港区で(代表撮影))


◆書店数は減っている

 実際に、この10年で全国から4600余りの書店が姿を消している

 日本出版インフラセンターによると、2024年3月時点の全国の書店数は1万918店で10年前の1万5602店から3分の2になったという。

 書店ゼロの街も増えている。出版文化産業振興財団(JPIC)の調査によれば、24年3月時点で、全国の「書店ゼロ」の市町村は27.7に上る。


◆「文化創造の基盤」

 経産省は今年3月、書店を支援しようとプロジェクトチームを発足した。

 斎藤経産相は、3月の定例会見で、「創造性が育まれる文化創造基盤として重要だ。街中にある書店は、多様なコンテンツに触れることができる場として、地域に親しまれている」「書店に出かけることによって、新しい発見があって、視野も広がるまさに日本人の教養を高める、一つの基盤だと思っている」と、書店の存在意義について力説してみせた。

 その上で、「リアルなコンテンツとして非常に重要なものが日本列島上からどんどんなくなっていくと、いかがなものかという思いがもともとあった」と、プロジェクトチームをつくった理由を明かした。

 経産省の担当者も「子供からお年寄りまで様々な地域コミュニティの方が気軽にコンテンツに入れることができる場所書店の機能は、将来の文化産業を考える上でもすごく重要」と話す。


◆議連「不公平な競争にさらされている」

 自民党内には、書店振興を考える「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」(書店議連)という議連があり、これまでも書店支援を訴えてきた。

 書店議連は2023年春に提言書をとりまとめて、政府に要望していた。斎藤経産相は書店議連の幹事長でもある。

 議連の提言書は、「ネット書店による送料無料化や過剰なポイント付与という実質値引き等により、書店は不公正な競争環境にさらされている」と指摘。書店減少の背景に、ネット通販の影響を挙げていた。

     (書店議連の会合であいさつする斎藤経産相
      =東京都千代田区で)


◆書籍のネット販売5年で1.4

 実際、書籍のネット通販は近年、広がっている。

 日販ストアソリューション課「出版物販売額の実態 2023」によると、インターネット上の書店を経由した出版物販売額は22年度に2827億円で17年度の1987億円から約1.4倍に増えた。

 一方で、書店の販売額は2022年度に8517億円。17年度の1兆249万円から8割程度に減っている

 日本書店商業組合連合会が2015年に実施し、1193の書店から回答を得た調査では、経営状態が「非常に悪くなった」との回答が31.2%。「悪くなった」(36.1%)、「やや悪くなった」(17.9%)と合わせると、85.2%を占めていた

 経営悪化の原因について、複数回答で「客数・客単価の減少」(67.5%)、「雑誌の低迷」(56.8%)、に続いて、ネット書店(35.7%)を挙げる声が多かった。「アマゾンに太刀打ちできない」「アマゾンに規制をかける運動に取り組んでもらいたい」という意見も寄せられた。


◆フランスは「反アマゾン法」で規制

 ネットの書籍販売による影響は、日本だけに限ったことではない。

 フランスでは「書店がなくなるということは文化の危機だ」として、すでにネットの書籍販売の規制に乗り出している。

 文化の保護を目的に、フランスは2014年、書籍のネット通販について送料無料のサービスを禁じる法律をつくった。フランスで書籍のネット通販の大半が、米ネット販売大手「アマゾン」だったことから「反アマゾン法」と呼ばれている。

 当時のフランス文化・通信相は、反アマゾン法の意義について「わが国が持つ本に対する深い愛着を示した」と語っている。

 反アマゾン法について調査したことのある京都大の曽我部真裕教授(憲法・情報法)によると、法施行前に、フランスで2つの大手書店が相次いで破綻。ネットの書籍販売が送料無料サービスを提供していることで、他の書店との間で競争条件の不平等を引き起こしているとの非難が高まっていたという。


◆「反アマゾン法」日本では?

 書店議連は、提言書の中でフランスの「反アマゾン法」の検討も呼び掛けている。

 その斎藤経産相は、3月の会見で、反アマゾン法を含めた海外の事例について「研究する価値はある」と前向きな姿勢を見せていた。

 公正取引委員会も、書店議連の提言を受け、ネット書店による送料無料について、書店や出版業界にヒアリングを始めている。今後はネット書店の事業者にもヒアリングを行い、実態把握に努めるという。

     (車座対話後に書店を視察する斎藤経産相
      =東京都港区で(代表撮影))

 ただし、曽我部教授によると、フランスでも反アマゾン法の効果は不透明だという。

フランスでは反アマゾン法ができると、ネット書店側は送料を0.01ユーロ(約1.5円)と無料すれすれの金額に設定した。そのため、フランスはさらに規制を強化。23年10月からは購入額が35ユーロ(約5700円)未満の場合、少なくとも送料が3ユーロ(500円弱)かかるようになったという。

 曽我部教授は「ネット書店の送料無料規制により、既存の書店の売り上げが戻るかは不確かだ。あまり有効でないにも係わらず規制すれば、多様な書籍にアクセスする権利から、不利益を受けるのは消費者だ」と話している。


◆書店の期待は…

 書店はプロジェクトチーム設置をどう受け止めているのか。

 東京都調布市の「真光書店」(改装中)社長で、都書店商業組合理事長の矢幡秀治さんは「本屋がなくなっていく現状に目を向けて、わざわざチームを作ってくれたことは非常に歓迎しています」と話す。

 真光書店は、漫画家・水木しげるさんも通った町の書店として地元に親しまれてきたが、売り上げ減少を受け、改装終了後に店舗面積を縮小する予定。矢幡社長は「本が定価でも送料が無料なら、実質値引きしているように捉えられてしまう。ネット書店が売り上げに影響しているのは間違いない」と話す。ネットで情報が手に入るようになったことで、雑誌などが売れなくなった影響も指摘する。

 矢幡社長は「経産省には、しっかり現状を把握していただきたい。その結果として、行動に移してもらいたい」と訴える。


 サン・ジョルディの日 スペイン・カタルーニャ地方の守護聖人としてたたえられる、サン・ジョルディが殉教した日。同州の伝統で、男性から女性に「赤いバラ」を、女性から男性に「本」を贈るのが一般的だが、親子や友人同士でも贈り合う。サン・ジョルディは魔物にとらえられた王女を救い出したとされる騎士。魔物を打ち倒した時、その血が地面に流れ落ち、真っ赤なバラが咲いたという話から、愛の証しとしてバラを贈る習慣が生まれた。後に、スペインの文豪セルバンテスの命日が同じ4月23日であることから、花と本を贈り合う習慣が根付いた。


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https://www.tokyo-np.co.jp/article/344170

書店と図書館が「読書文化」守るためタッグ 店頭で本貸し出し、図書館で古書店紹介 <司書記者のミライの本棚>
2024年8月1日 12時00分

 全国で書店の減少が続くなど、「本を読む」文化の衰退が心配される中、かつてのライバルと手を携えて「読者」を取り戻そうとする人たちがいる。常識にとらわれず、新たな取り組みに挑戦する書店と図書館を取材した。

     (久美堂本町田店にある手作りの掲示=町田市で)


◆連携で「本が売れなくなるかも…」懸念一転、売り上げアップ

     (久美堂本町田店の入り口に置かれている図書館本返却箱
      =町田市で)

 町田市の久美堂(ひさみどう)本町田店には、こんな掲示がある。「図書館資料 受け渡しサービスはじめました」。外には「図書館本返却箱」も置かれている。店長の石山圭一朗さん(47)は「おかげさまで、お客さまからは好評をいただいております」と笑顔を見せた。

 同店が店頭で市立図書館の本の受け渡しサービスを始めたのは昨年5月。利用者は事前にインターネットなどで予約する。これまでに約5000人が利用し、絵本などの児童書を中心に約1万冊が貸し出された。

 書店で図書館の本を貸し出すと、本が売れなくなるのではないか―。そう考えるのが普通だが、面白いことに売り上げは伸びた。学習参考書と児童書が前年同月比で約20%アップ、文具も15%ほど増加した。

 「子どもは好きな絵本を繰り返し読むもの。『そんなに好きなら』と一度借りた絵本や同じ作家のシリーズを親が購入するケースが多ようです」と同社専務の千葉義勝さん(67)。店に足を運んだついでに、図書館では借りられないドリルや参考書を買い求める例も少なくないそうだ。


◆「かつては敵対関係。でも、争ってる場合じゃない」

 久美堂は1945年創業の地域密着型書店。2022年に市立鶴川駅前図書館の指定管理者になったのを機に今回の試みを始めた。日本図書館協会によると、書店で図書館の本を貸し出しているのは国内でここだけだという。

 「10年ほど前までは書店と図書館は敵対関係にあると言われました。でも、もう争っている場合ではありませんお互いが協力して読書文化を守っていかなければ」と千葉さん。業界の垣根を越えた新しい連携に注目が集まっている。


   ◇   ◇    


◆図書館で神保町の古書店を紹介「街全体で読書を…」

     (展示中の「としょかんのこしょてん」。現在公開中の
      114回目は大屋書房の妖怪本について
      =千代田区の千代田図書館で)

 図書館が書店を支援する動きもある。全国有数の古書店街・神田神保町の近くにある千代田区立千代田図書館では館内の展示スペースを使い、企画展「としょかんのこしょてん」を定期開催。個性あふれる地元古書店の紹介を続けている。

 本の販売こそしていないが、2007年から興味を抱く人に声をかけて書店の情報を伝えるなどし、敷居が高いと思われがちな古書店の魅力を広めてきた。

 図書館側にメリットはなさそうだが、企画担当の広木春香さん(39)は「図書館は本を貸し出すだけではなく、情報を提供する場街全体で読書文化を活性化できれば」と話す。


◆書店・図書館・出版社で合同イベントも

     (出版社、書店、図書館の連携を目指すイベントの様子
      =千代田区の日比谷図書文化館で)

 さらに、大きな枠組みで業界の垣根を取り払おうという試みも始まっている。7月11日、同区立日比谷図書文化館で「集まれ!! 書店・図書館・出版社 はじめの一歩から始めませんか‼」と題したイベントが行われ、本に携わる関係者約140人が集まった。

 今まで別々に行動していた出版社、書店、図書館が連携して日本の活字文化を守るのが狙い。提案者で出版アドバイザーの菊池壮一さん(69)はこう語る。「他人任せではなく、自分たちでできることから始めなければ。今こそ、各業界が手を携えるとき。スマホに奪われた読書時間を取り戻しましょう


   ◇   ◇    


 出版不況が続く中、図書館司書の資格を持ち、毎月第2木曜に「旅をする本棚」を連載中の筆者が、東京・首都圏発の新たな動きを随時リポートします。

 ◆文・谷野哲郎/写真・川上智世、谷野哲郎
 ◆紙面へのご意見、ご要望は「t-hatsu@tokyo-np.co.jp」へメールでお願いします。


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