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●2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね、お維案件「優勝パレード」問題の責任者をよく支持できますね…案の定、手のひら返し…

2024年11月23日 00時00分56秒 | Weblog

【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280


(20241120[])
2人の職員を自死させた斎藤元彦氏によく投票できますね…、お維案件「優勝パレード」問題の責任者をよく支持できますね…、絶望的な気分です。あり得ないことです。そして、選挙が終われば案の定、手のひら返し…。

   『●#パワハラ体質 #恫喝体質 #デマ体質 なお維に何故に投票、何故に
     支持できるのか…?  大阪から遠く離れた我が街にもお維が浸食…
   『●【吉村洋文知事の3つの大言壮語/今西憲之】《予算は膨張に膨張》
     《阪神・オリックスの優勝に便乗するも》《空飛ぶクルマもトーンダウン》
   『●斎藤元彦兵庫県知事、新たなお維案件…ホイッスル・ブロワー《組織の
       不正をただす告発者が、守られる環境》が全く実現されていない悲劇
   『●《情報提供がもっぱら公益的な目的であり、なおかつ重大な違法行為を摘発
      する目的である場合に限り、公務員は公務員法の守秘義務が免除され…》
   『●お維案件…斎藤元彦兵庫県知事《被害者ヅラまで…疑惑を隠すために元局長を
      処分するという公益通報者保護法違反をはじめ、斎藤知事の責任の重さ…》
   『●斎藤元彦兵庫県知事というお維案件…《「優勝パレード」問題…信用金庫
     への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った》

 明らかなお維案件。ホイッスル・ブロワー (元西播磨県民局長) を死に追いやったこと。大阪府とも絡んだ《優勝パレード問題》でも、兵庫県職員に犯罪を強要し、自死に追い込んだ。選挙が終われば、《公務》を理由に、平気で百条委を欠席…。斎藤県知事の最優先すべき《公務》は、百条委に出席して、問題の真相を明らかにし、責任を取ることではないのか。
 大野航太郎・面川美栄両記者による、毎日新聞の記事【兵庫県・斎藤元彦知事「25日の百条委員会、公務で出席難しい」】(https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/143000c)。《斎藤氏は百条委が11月25日に出頭を要請している証人尋問について「公務のため出席が難しい」と述べた。25日は政府主催の全国知事会が東京で予定されており、秘書課から県議会事務局に伝えているという》。

 選挙制度、民主主義を破壊し続ける、N党の「どうかしている人」… (都知事選同様、県知事選であるにもかかわらず) 選挙ポスター掲示板3倍増のドブガネ、百条委の委員長や委員の自宅に押しかけて家族を脅す、県知事選に立候補しながらも斎藤元彦氏への投票を呼び掛ける (← 公選法違反?)、デマをSNSで流しまくり初心な有権者をだまくらかす。
 トドメは東スポの記事【ガーシー 兵庫・伊丹市長選に出馬も 立花孝志氏「地元で出てほしい」】(https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/324215)! 《すると堀江氏が元参院議員のガーシー(東谷義和)と先日、コラボした話題を出すと、立花氏は目を光らせ、「来年4月に伊丹も市長選があるんですよ。伊丹はガーシーの地元なんで、今だったらガーシーのうわべだけでなく、中身を聞いてもらえる。本当はガーシーにも出てほしいなぐらいの感じ」とニヤリ》…ねぇ、「どうかしている人」でしょ? 兵庫県の皆さん、伊丹市の皆さん、いいんですか?
 選挙期間中を理由にマスコミはデマに沈黙、ファクトチェックしない、検証しない、批判しない。案の定、選挙期間中を理由にするマスコミは、選挙が終わっても沈黙。

 さらに、驚いたことに、マッチポンプ…《大阪ヘイト条例》と同じでは? 《「…心ない誹謗中傷は県民を傷つけることになり…」》…対立候補にそうしていたのは斎藤氏サイドではないのか? あるいは、後述するように、「どうかしている人」を使って百条委等への攻撃・“襲撃”・脅迫をさせた、または、見てみぬ振りをした。兵庫県民の皆さん、ホントにコレでいいのですか?
 大野航太郎・面川美栄両記者による、毎日新聞の記事【兵庫県・斎藤元彦知事、SNS中傷抑止条例「検討進める」】(https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/161000c)。《今回の選挙戦ではSNSを活用した選挙運動が注目された一方、各陣営や百条委メンバーの県議に対する中傷や根拠不明の情報がSNS上で飛び交った。斎藤氏は「選挙戦ではSNSでいろいろな情報が出たことが報道などで分析されている。心ない誹謗(ひぼう)中傷は県民を傷つけることになり、控えていくことが大事だ」と語った》。

   『●「殺す側の論理」、ついには人の「死」にまで「自己責任論」を
     持ち出すようになったよ。あなたは「殺す側」に居るつもりらしいが…
    「決して《失策を改め》ることはないし、反省することなど無し、
     批判は許されない ――― 《大阪ヘイト条例》も、お維への批判を、
     条例を根拠に封じる狙いはないの?

   『●《大阪ヘイト条例》と構図は同じ…《政府・与党政治家への正当な
     批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用》
    《…しかも、国会での審議によって明らかになってきたのは、政府・
     与党政治家への正当な批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない
     言論や表現への弾圧に利用しようという政府の魂胆だ


   『●《大阪ヘイト条例》と構図は同じ…《政府・与党政治家への正当な
     批判を「侮辱」として解釈し、気に食わない言論や表現への弾圧に利用》

 金子勝さんのつぶやき(https://x.com/masaru_kaneko/status/1859025086969508019)、《【恥知らず】サイトウ知事がSNSでの誹謗中傷を抑止する条例案の検討中と言い出す。タチバナとつるんで知事選をしたことはみな見ている。なのに「SNSは冷静によく見ながら使っていくことが大事だしれっと言う自分は手を汚していないと言いたいのだろう。みな同じ手口だ》。

 一方で、百条委メンバー《竹内英明県議が議員辞職》って、どういうこと? 家族も含めて脅迫し、議員辞職に追い込む。ニッポンは民主主義国家なの?
 日刊ゲンダイの記事【別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363690#goog_rewarded)。《県議会の調査特別委員会(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ》。

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https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/143000c

兵庫県・斎藤元彦知事「25日の百条委員会、公務で出席難しい」
2024/11/19 15:39(最終更新 11/19 16:58)

     (兵庫県知事選で再選を果たして兵庫県庁に登庁し、
      集まった支援者に一礼する斎藤元彦氏=神戸市中央区で
      2024年11月19日午前10時6分、大西岳彦撮影)

 兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)は19日午後、県庁で就任後初めて記者会見に臨んだ。

 斎藤氏は3月、自身のパワーハラスメントを含む複数の疑惑を文書で内部告発された。県議会の調査特別委員会(百条委)による真相究明が進められている中での船出になる。

 斎藤氏は百条委が11月25日に出頭を要請している証人尋問について「公務のため出席が難しい」と述べた。25日は政府主催の全国知事会が東京で予定されており、秘書課から県議会事務局に伝えているという。

 一方で、斎藤氏は「別の機会でも、百条委の審議にはしっかりと応じていく」と語った。

 一連の問題を巡っては、県西播磨県民局長だった男性(60)が、斎藤氏を巡る疑惑を告発する文書を一部の報道機関や県議に匿名で配布した。

 元局長は県の公益通報窓口にも通報したが、県は通報者への不利益な扱いを禁じた公益通報者保護法対象外と判断。県は5月、第三者による調査を経ず、「知事らを誹謗(ひぼう)中傷した」として元局長を停職3カ月の懲戒処分にした。

 6月に設置された百条委は元局長の証人尋問を予定していたが、元局長は7月に死亡。自殺とみられる。

 県議会は9月、斎藤氏が県政を混乱させたとして、全会一致で不信任決議を可決。斎藤氏は自動失職の道を選んだ。11月17日に投開票された出直し知事選でSNS(ネット交流サービス)を積極的に活用し、111万票余りを獲得して返り咲きを果たした。【大野航太郎、面川美栄】
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https://mainichi.jp/articles/20241119/k00/00m/010/161000c

兵庫県・斎藤元彦知事、SNS中傷抑止条例「検討進める」
2024/11/19 16:20(最終更新 11/19 16:36)

     (就任の記者会見をする斎藤元彦・兵庫県知事=神戸市中央区で
      2024年11月19日午後3時17分、加古信志撮影))

 兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事(47)は19日に臨んだ就任後初の記者会見で、SNS(ネット交流サイト)上の中傷を抑止する条例制定の検討を進めていく考えを明らかにした。

 斎藤氏は自身のパワーハラスメントを含む複数の疑惑を文書で内部告発され、県議会の調査特別委員会(百条委)が真相究明を進めている。

 今回の選挙戦ではSNSを活用した選挙運動が注目された一方、各陣営や百条委メンバーの県議に対する中傷や根拠不明の情報がSNS上で飛び交った。

 斎藤氏は「選挙戦ではSNSでいろいろな情報が出たことが報道などで分析されている。心ない誹謗(ひぼう)中傷は県民を傷つけることになり、控えていくことが大事だ」と語った。

 斎藤氏は1期目の任期中だった2023年10月の記者会見で、SNS上の中傷や誤情報の拡散を防ぐ条例の制定を表明。啓発や被害者の支援・相談体制の整備も盛り込む考えを示していた。

 この日の会見でもこの条例制定への考えを問われ、「担当部局で検討を進めていると認識している。引き続き準備や検討を進めたい」と述べた。

 斎藤氏は17日に投開票された出直し知事選でSNSを積極的に活用し、111万票余りを獲得して返り咲きを果たした。【大野航太郎、面川美栄】
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363690#goog_rewarded

別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし
公開日:2024/11/19 16:50 更新日:2024/11/19 16:50

     (告発文書問題は「第2ラウンド」へ(C)日刊ゲンダイ)

 まだまだ一波乱も二波乱も起きそうだ。

 兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏(47)が19日に県庁を訪れ、当選証書が手渡された。自身のパワハラ疑惑を含む文書告発問題で県議会から不信任決議を突きつけられて失職した斎藤氏。出直し選で勝利し、再び県政のかじ取り役に戻ったとはいえ、これにて一件落着とはいかない。告発文書問題はまだ終わっていないからだ。

 県議会の調査特別委員会(百条委)は18日、証人尋問を25日に開き、斎藤氏に3回目となる出頭を求めることを決めたのだが、この日、報道陣を驚かせたのは百条委メンバーの一人、竹内英明県議(50)が議員辞職願を提出し、許可されたと発表したことだ。

 所属していた「ひょうご県民連合」などによると、知事選期間中、竹内氏に対する誹謗中傷がネット上で過熱したのが理由。斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が、SNS上で竹内氏の自宅に行くと予告したり、デマ情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したという。


■百条委委員長は自宅を“襲撃”されたと明かす

 百条委の奥谷謙一委員長(39)も会見で、立花氏が自宅兼事務所で街頭演説し、「ひきこもってないで出て来いよこれ以上脅して奥谷が自死しても困るので、これくらいにしておくなどと脅迫されたと明かしていたが、事実であればとんでもない話。

 別の百条委議員もこう言う。

「奥谷氏の自宅前は怒声が飛び交い、玄関のチャイムが何度も鳴らされるなどの被害を受けました。私の自宅前にも県外ナンバーの車がずっと停車していたり、挙動不審な人が何度も行ったり来たり事務所にはクレームの電話がひっきりなしで、メールも1日何件も誹謗中傷の書き込みがありました。何があるのか分からないので、仕方なく今も事務所のシャッターは閉めたまま。議員として何か不正行為をしていたのであればともかく、法に則って粛々と委員会運営をしてきただけ。それなのになぜ、こんなことになっているのか。脅迫ですよ」

 百条委のメンバーらは今後、こうした嫌がらせ行為について捜査機関などに相談し対応する考えという。


  ◇  ◇  ◇


 斎藤元彦氏が再選した兵庫県知事選。関連記事【もっと読む】では『斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々』【さらに読む】では『兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも』を取り上げている。


■関連記事

【もっと読む】斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々
【さらに読む】兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも
兵庫県知事選で斎藤元彦氏再選の原動力となった「SNS」が向かう先…橋下徹氏の投稿にも激しく反応
兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」
兵庫県知事選で前知事への支持拡大をアシスト…立花孝志候補「当選目指さない」は公選法でアリなのか?
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●《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》(鈴木穣さん)

2024年11月22日 00時00分50秒 | Weblog

 (2024年11月12日[火])
相変わらず2/4が眠り猫…《10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い》。政治参加する多くの若者が居ることは知っている。でも総体としては如何なものか…。昔から、「今どきの若者は…」と言われ続けて、ブログ主自身もそうだ。古代エジプトの頃からそうなのかもしれない。低い投票率、特に若者の低投票率、長期自民党政権による、昨今のニッポン社会・政治の劣化のせいなのではないか。投票率を上げるための努力、特に若者の投票率、スウェーデン社会並みの努力をしているか? 時間を繰り上げての投票所締め切りなど、ベクトルは逆方向にしか向いていない。政治についての教育がおざなり。それどころか、教育の場で政治・政治参加の話しは避けられている。逆に、折角、選挙に行っても、易々とカルトやカルト的なもの、ヘイトやヘイト的なものに騙される…。あの兵庫県知事選のアノ無残な結果、アノ斎藤県知事の再選。全く予想外な投票行動。「投票してもどうせ何も変わらない」などと市民に思わせるような社会でいい訳がない。《背景には若者の深刻な無力感がある》ことも分かる、でも、ならばこそ選挙に行くべきだと切に願う。
 良い《影響》とは思えないことが残念でならない。《先の衆院選では、伸びない投票率ながら国民民主党に多くの若者が投票し議席を増やした国政に影響を与えた体験を大切にしてほしい》…あぁ、それなのに、コミの件は、やはりというべきか、タマキ〇党首が私的なことで、投票者や支持者をドッチラケにさせる。衆院選前に、コミやお維などのゆ党のデタラメを見抜いてほしかった。《国民259万票→616万票(+357万票)》などあってはいけなかった、《参政なし→187万票》《保守なし→114万票》などあってはいけなかった。

   『●相変わらず2/4が眠り猫…自公に投票していた1/4の一部 (-533万票、
     -115万票) がコミ《+357万票》、サンセ《187万票》、ホシュ《114万票》へ

 東京新聞のコラム【〈視点〉高投票率スウェーデンに学ぶ 民主主義を支える若者 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/366275)。《スウェーデン社会は若者を社会をつくる大切な「資源」と考える。だから政府は若者団体に活動費の助成をして下支えするが、口は出さない。…若者たちは社会・地域の課題について政府や自治体に意見表明ができ、行政は意見を受け止め改善する責任を負っている。地域住民もスポーツや文化活動、学習会などに参加して多様な社会問題を議論する文化が地域にある点も若者の活動を支えている》。

   『●争点は「壊憲」: 
     「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない
    「asahi.comの斎藤健一郎記者による記事『投票率85%の村で聞いてみた
     「選挙行きますか?」』…。羨ましい。《投票率85%》、《95%》! 
     「尊敬」するスウェーデンでは、常に80%を超えるそうです

   『●斎藤貴男さん、税率を上げても「「スウェーデンのような
           高福祉国家を目指すんだ」なんて、誰も言わない」
   『●2016年報道の自由度ランキング72位:
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●《権力欲に駆られた政治家》アベ様やカースーオジサンによる《含羞》なき、
           《廉恥》欠く、破廉恥な政権が8年8カ月も続いてしまった…
   『●スウェーデン「大企業の名誉よりも、言論の自由、
      国民の知る権利が優先」…「民度」や「政治」に彼我の差

   『●【新自由主義からの脱却を──「脱民営化」が世界のトレンド/とこ
      とん共産党】《ゲスト:岸本さとこさん》…民営化ではなく民主化を
   『●水は単なる必要物か?…《ウルグアイとイタリアでは「水は人権」の声が
       国民的な運動に発展し、住民投票の結果、憲法の改正も成功させた》
   『●岸本聡子杉並区長「日本の政治を変えていくには、やっぱり地方、地域
     から変えていくことが大切で、そこにこそ大きな可能性があると感じた」
   『●岸本聡子さん、杉並区《初となる女性区長が掲げるのは、住民主導型
       の区政だ》…《地方自治から政治を変えるビジョンとは何か》?
   『●《欧米で…労働者が行動に立ち上がっており、新自由主義に対抗して
     まともな世の中にすべく、連帯と団結を武器に…挑んでいるのに対して…》
   『●岸本聡子さんの希望溢れるメッセージ ――― 「有権者には力が
     あるんです」「普段選挙に行かない人が選挙に行くと結果が変わる」
   『●《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を
     閉ざす。「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》
   『●ニッポンの国会の惨状、キシダメ政権のデタラメ乱発…そんな悲惨な
     さ中、かすかなかすかな希望は ⇨《世界的なミュニシパリズムの潮流…》
   『●埼玉県知事選、「3/4」が選挙に行かないとは…。(神保哲生さん)
     《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》
   『●小池百合子「ト」政下の小さな小さなことかもしれないが…《自治体の
     予算の一部の使い方を住民が決める「参加型予算」を導入した東京都杉並区》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/366275

〈視点〉高投票率スウェーデンに学ぶ 民主主義を支える若者 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣
2024年11月12日 06時00分

 「投票してもどうせ何も変わらない」。投票に行かない理由として、若者からしばしば聞く言葉に、大げさかもしれないが、民主主義の危機を感じている。背景には若者の深刻な無力感がある。

 10月の衆院選の投票率は53.85%と全体でも5割台、18、19歳の投票率(小選挙区)に至っては速報値で43.06%とさらに低い。政権選択選挙である衆院選でも、この低さだ。社会が抱える深刻な課題だと常々感じている。

 人は、行動によって目的を達成したり、利益を得たりできると判断したときに動くものだ。それが行動する動機になる。逆に、そうした動機がなければ行動に移さない

 北欧スウェーデンの国政選挙の投票率は高いことで知られる。若者も同様で、10~20代も8割を超えている

     (日本の投票風景(資料写真))

 若者たちの政治・社会参加を支えるスウェーデン社会の取り組みを知って、高い投票率の理由が腑(ふ)に落ちた。もちろん、かの国の政策すべてを手放しで評価するつもりはないが、ヒントはくみ取れる

 スウェーデンでは、若者たちが活動できる場が学校や地域に多数ある。学校では学校側と対等な生徒組織があり学校運営に参加できるという。

 地域では、若者たちが自主的に集まり運営する団体・組織が各地にある。日本の市民団体やNPOに近いかもしれない。文化、スポーツ分野から環境や障害者問題に取り組む団体まで多様だ

 日本の児童館や公民館のような地域の居場所となる施設も整備され、若者たちが自由に集まりさまざまな活動の拠点としている

 スウェーデン社会は若者を社会をつくる大切な「資源」と考える。だから政府は若者団体に活動費の助成をして下支えするが、口は出さない

 こうした実情は、日本福祉大の両角達平講師の著書「若者からはじまる民主主義―スウェーデンの若者政策」(萌文社)に詳しい。

 若者たちは社会・地域の課題について政府や自治体に意見表明ができ、行政は意見を受け止め改善する責任を負っている。地域住民もスポーツや文化活動、学習会などに参加して多様な社会問題を議論する文化が地域にある点も若者の活動を支えている

 強調したいのは、自分の意見が反映され地域が変われば、声を上げるという行動への動機が生まれることだ。この「成功体験」を若者たちは繰り返し重ねる。選挙となれば投票で社会が変わると考えるし実際に影響を与える体験もしてきている。それが高投票率の理由だろう。

 先の衆院選では、伸びない投票率ながら国民民主党に多くの若者が投票し議席を増やした国政に影響を与えた体験を大切にしてほしい。

 日本社会は若者の声を聞く姿勢に欠けていると感じる。自分の声は影響力がある、と認める社会を大人がつくっていくしかない。(論説委員、特定社会保険労務士)


【関連記事】〈視点〉マイナンバー制度 不信を招いた元凶は 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣
【関連記事】〈視点〉公的年金の財政検証 増える若い世代の給付額 論説委員、特定社会保険労務士・鈴木穣
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●《長きにわたり、精神科病院の闇をただす》大熊一夫さん、《頭が下がるばかりだが、そうまでしなければならないほど、解決の道のりが険しい…》

2024年11月21日 00時00分59秒 | Weblog

[大熊一夫さん「日本のMattoの町を考える会」(https://180matto.jp/)]


(2024年10月21日[月])
ルポ・精神病棟』の大熊一夫さん。

   『●『創』の新刊: 大熊一夫さんの新刊ルポ
    「名著『ルポ・精神病棟』の大熊一夫さん。最近は、イタリアの
     精神病棟についてのルポを執筆されていたように思う。今度は、
     高齢者福祉絡みの冤罪事件らしい。推薦者は、警察や検察の
     でたらめさを知る、あの村木厚子氏。」
    《『つくりごと 高齢者福祉の星 岩川徹 逮捕の虚構大熊一夫著》

   『●「精神疾患と〝薬漬け〟」
     『週刊金曜日』(2014年2月21日号、980号)について
    《みわよしこ氏【日本の「あたりまえ」は世界の非常識
     薬物療法から社会的包摂重視へ】、「キーワードは「コミュニティ」
     …「個人モデルから社会モデルへ」」》

 木原育子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/潜入して知った「精神病棟は人間が捨てられる場所」…闇を暴いた伝説の記者が今なお訴える「日本でもできる」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/361303)。《精神医療の現在地を真っ正面から捉えた映画「脱・精神病院への道」が完成した。製作したジャーナリストの大熊一夫さん(87)は半世紀以上前、アルコール依存症を装って病院に潜入取材し、著書「ルポ・精神病棟」を世に送り出した伝説の記者だ。精神医療の「闇」を初めて世にさらした人物とも言える。今なぜ活字ではなく映像だったのか。後世に託したかった思いとは。(木原育子)》。

 〝トヨタ〟絶望工場『自動車絶望工場』では、鎌田慧さんのルポに「アンフェアな取材」なるケチをつけた「評論家」達が居た。『ルポ・精神病棟』は、『自動車絶望工場』と並ぶ名著だ。その大熊一夫さんが、《精神医療の現在地を真っ正面から捉えた映画「脱・精神病院への道」》を完成させたそうだ。見るべき、大切な映画だと思います。



【冤罪を追って(鎌田慧さん)【佐高信の隠し味】20241004】
 (https://www.youtube.com/watch?v=mnCR88BZz6c
《デモクラシータイムス》
《辛口評論家佐高信が尊敬するルポライター鎌田慧さん。トヨタの工場に期間工として密着し、日本の労働現場の現実を抉りだした自動車絶望工場」を始め、骨太で権力に屈せず、常に鋭い目で社会の底を見続けてきた鎌田さんが、袴田事件を中心に「冤罪」を語ります。
2024年10月4日 収録》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/361303

こちら特報部
潜入して知った「精神病棟は人間が捨てられる場所」…闇を暴いた伝説の記者が今なお訴える「日本でもできる」
2024年10月20日 12時00分

 精神医療の現在地を真っ正面から捉えた映画「脱・精神病院への道」が完成した。製作したジャーナリストの大熊一夫さん(87)は半世紀以上前、アルコール依存症を装って病院に潜入取材し、著書「ルポ・精神病棟」を世に送り出した伝説の記者だ。精神医療の「闇」を初めて世にさらした人物とも言える。今なぜ活字ではなく映像だったのか。後世に託したかった思いとは。(木原育子


◆「6日間ベッドに縛り付けられ、解かれた翌日に亡くなりました」

     (大畠さんを振り返る映画の冒頭シーン(大熊さん提供))

 祭壇にはフルーツや仏花が並び、一人の男性の遺影がこちらを向く。場面は切り替わり、男性が亡くなった精神科病院のカットへ。ナレーターとしての大熊さんの声が入った。

 「大畠一也さんの両親にその時の状況を聞きました。息子の一也さんは精神的に調子を崩し…入院させました。当時40歳の一也さんは6日間、ベッドに縛り付けられ、拘束が解かれた翌日に亡くなりました

 映像が一瞬、横揺れした。ジャーナリストとしての怒りや悲しみが、その「揺れ」に表現されているかのようにも受け取れる。

 「うん…はい。はい」。取材相手の言葉が生まれる道筋を少し先回りして地ならしするように、大熊さんの相づちがこだまする。


◆「冥土の土産にいっちょやったるか」

 作品は4場面に分かれる。第1章は、2021年に「この身体拘束を指示した医師の裁量は違法」との最高裁判決を勝ち取った大畠さん家族の話。第2章は大熊さんがインタビューに答える形で精神医療の闇を激白し、第3章は「浦河べてるの家」(北海道)の取り組みを前面に。そして第4章で、地域から精神科病院をなくした町の事例から、精神科病院なき後の目指すべき今後を見据えている。

     (映画「脱・精神病院への道」を製作した大熊一夫さん
      =東京都内で)

 大熊さんはなぜ新たな挑戦を選んだのか。「こちら特報部」の取材に「僕の心身のエネルギーは底をつく寸前だ。だからこそ、さてさて、この残り少ないエネルギーを何に使おうかと思案して、映画に行き着いたんです」と口にした。

 「活字の表現力の深さは分かっているつもりだが、活字とは別の、人の心に飛び込みやすい表現、つまり映像作りを味わってから、この世におさらばしたいって無謀にもそう思っちゃったんだよな。冥土の土産にいっちょやったるかって」


◆27日、東京・千代田の一橋講堂で試写会

 苦労も多かった。一つは機材の重さ。動画機能を備えた一眼レフと三脚をかついで出向くと、その重さに老いた身体が音を上げた。映像編集ソフトの複雑さも想像を超えた。「スマホで撮影してユーチューブに上げるのとは全く違うレベル。専門学校に行けば学べるだろうが、そんな時間もカネもない」。最終的には知的障害者のインターネット放送で日本の先頭を走る「パンジーメディア」(大阪)の指導者で映像ディレクター小川道幸氏に教えを請い、完成にこぎ着けた。

 試写会は27日午後1時から、東京都千代田区の一橋講堂である。主催する「日本のMattoの町を考える会」の代表でもある大熊さんは語気を強める。「今の精神病院に頼り切った体制がすぐにぶっ壊れるとは思えないが、日本中に蔓延(まんえん)している『監獄病棟』とは無縁の人間らしい支え方がある日本でもできるってことは、ぜひ知ってほしい。だから映画を作ったんだ」


◆「ルポ・精神病棟」 人気漫画のモデルにも?

 大熊さんといえば、「ルポ・精神病棟」だ。医療界の不条理を描いた大人気漫画「ブラックジャックによろしく」精神科編でも大熊さんとおぼしき、潜入取材を試みる記者が登場する。

     (「ルポ・精神病棟」を上梓した頃の大熊さん=本人提供)

 大熊さんは東京・両国生まれ。実家の零細印刷屋は東京大空襲で全焼。戦後、父は巨大印刷会社の経営を始めるも、1949年のキティ台風による水害で工場が水没して倒産し、借家住まいに。極貧と父親の病気で大学受験どころではなかった。

 3年遅れで東大に入学。1963年に朝日新聞社に入社した。「交通事故で亡くなった人の顔写真をもらいに行くのが苦手で、あーぁ、嫌な世界に入ってしまったと後悔する支局時代だった」


◆歌舞伎町に飛び込み2カ月取材、次は精神科病院に

 そんな大熊さんを変えたのは、ある企画だった。

 当時地方から集団就職で東京に出てきて落ちこぼれる少年が、東京・新宿歌舞伎町にたむろする姿が社会問題化。若手だった大熊さんはトイレで髪を茶色に染められ、2カ月間自宅に帰らず、歌舞伎町界隈(かいわい)で夏の夜をシンナーを吸いながら過ごした。取材成果は1969年、ルポ「新宿フーテン記」になり、新聞記者になって初めて先輩に褒められた。

     (大熊さんが30代の頃に上梓した「ルポ・精神病棟」)

 その数カ月後、次の潜入取材先に選んだのが精神科病院だった。「全く誰も知らない世界。当時の僕は愚かな先入観に毒されていて、精神病棟はオッカナイ場所だと思いこんでいた」

 1970年2月5日、前夜から枕元に置いておいたウイスキーと日本酒をぐびぐびと飲み、泥酔状態で都内の精神科病院に運び込まれた。

 「2〜3分の診察で保護室にぶち込まれました」。(おり)に入れられた認知症の人たち、懲罰的な電気ショック、扉のないトイレ、羊羹(ようかん)のように固まった冷や飯。「精神病棟は人間が捨てられる場所だと分かった

 こうして新聞で「ルポ・精神病棟」を連載し、その後に出版した書籍は異例の30万部も売れた。


◆その後に気づいた「わが人生で最もアホな15年間」

 だが今、大熊さんは後悔している。「あれだけの思いをして描いたのに、ぼくはその後の15年間、精神病院はそれでも、ある程度は必要だと本気で思っていたわが人生で最もアホな15年間だった

     (イタリア北東部の州都トリエステでは、精神科病院の閉鎖病棟が
      幼稚園として整備された=1986年撮影、大熊さん提供)

 頭が切り替わったのは、イタリアの精神保健システムに触れてから。精神科病院を全廃し、地域で見守るシステムのイタリア・トリエステを1986年に視察。「精神病院はいらないんだってやっと気づいたんだ

 翻って現在の日本。「ルポ・精神病棟」は昔話になっていない。神出病院(兵庫)や滝山病院(東京)など、虐待が明るみに出ても国や行政の踏み込みは甘く、病床数は約30万床と世界的にも相変わらず多い


◆「大量処方、大量鎮静。後遺症は一生です」

 今回の映画は松山市の精神科医・笠(りゅう)陽一郎さんのインタビューで締めくくる。大熊さんは言う。「彼は精神病院の反治療性を厳しく指摘する人物。365日24時間オープンのクリニックで、出向くことを全くいとわない。日本では稀有(けう)だが、トリエステなら当たり前。だから、この人物を映画の最後に据えたのです」

     (神出病院など虐待事件が相次いだ精神科病院の歴史を
      振り返る映画の一場面(大熊さん提供))

 笠さんは、発達障害で精神科病院に入れられて統合失調症と誤診され、抗精神病薬の大量投与による不可逆的な脳の病変で苦しむ人々が多くいることに注目。ネットを使った無償のセカンドオピニオン運動を展開した。笠さんを頼ってきたその数、約1万例に及ぶ。

 映画では「精神科救急の集中治療って言葉はいいが、大量処方、大量鎮静後遺症は一生です」と笠さんの声が流れ、こう続いた。「岩盤は揺らぐと思っていましたが、変わらないね。精神病院だけじゃない。その後ろにもっと強固な組織があることを知らなかった。要するに行政が守るんです」。精神科病院の収容ビジネス化を批判する笠さんの言葉に、熱のこもった大熊さんの相づちが響いた。


◆デスクメモ

 長きにわたり、精神科病院の闇をただす大熊さん。頭が下がるばかりだが、そうまでしなければならないほど、解決の道のりが険しいということだろう。世間が無関心であれば、状況は変わらない。折しも衆院選。精神医療にも思いを巡らせ、現状打破を誰に委ねるべきか考えたい。(榊)



【関連記事】身体拘束「なぜ心が痛むの?」「地域で見守る?あんた、できんの?」精神科病院協会・山崎学会長に直撃したら…
【関連記事】「入院中の身体拘束」禁止されたのに、精神科だけ今も例外 欧米より「半世紀以上遅れた状態」変化求める声
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●《国民の理解や納得をおざなりにしたツケ》…マイナポイントで〝釣り〟、従来の保険証を廃止して、カードを強制する…その歪みの被害者が続出

2024年11月20日 00時00分38秒 | Weblog

[※ 「一本化しなくていいです マイナ保険証に「No!」(週刊金曜日 1486号、2024年08月30日) ↑]


(2024年11月17日[日])
税金をドブガネ。マイナポイント (← コレも私たちの税金) で〝釣り〟、従来の保険証を廃止して、マイナンバーカードを強制する…その歪みの被害者が続出。《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》(政界地獄耳)。一体どれだけ税金をつぎ込んだのか? 資格確認書という「裏保険証」(🄫荻原ひろ子氏)で対応すれば大丈夫であり、そもそも、資格確認書はほぼ、いわゆる「紙の保険証」と同じであり、つまり、それで何の問題もなく、「紙の保険証の廃止」を廃止 (← 延期ではない) すればよいだけではないか。アホらしい。

ブログ主の実情: マイナ保険証保持者のみに送られてくると思っていた「資格情報のお知らせ」を受け取った。マイナンバー制度そのものに反対しているが、大変に遺憾ながら、しぶしぶマイナンバーの届け出に応じざるを得なかった。任意のマイナンバーカードの登録をするはずもなく、したがって、予想外に「資格情報のお知らせ」が送られてきて大変に驚いた。マイナンバーの紐づけをマイナポータル上で確認するために、届出した全員に「資格情報のお知らせ」を発送しているとのこと。全く無駄な作業。確認などする訳もない。「資格」は当面あるものの、12月2日以降、従来の保険証が回収になるかもしれない。同時に、資格確認書に切り替わるようだ。「紙の保険証」と資格確認書には、「資格確認書」と記載されるだけで、従来の「紙の保険証」と何ら変わりがない。時間と労力とカネの壮大な無駄。即刻、「紙の保険証の廃止」を廃止すべき。「紙の保険証の廃止」の延期では、さらなる無駄を重ねるだけ。
 おそらく「資格確認書」が全員に送られる (だって、マイナ保険証を持っているかどうかをどうやって調べるのだろうか?) と予想していたが、「資格情報のお知らせ」も同様だとは…。アホ制度丸出し。

   『●武田砂鉄さん《【マイナ保険証】総裁選中「先送りの検討も必要」
     現在「法に定められたスケジュールで進めていく」》…息吐く様に“変節回答”

 福岡範行・小寺香菜子両記者による、東京新聞の記事【マイナ保険証を「解除」する人が語る「頭にきた」やり口 5000億円をバラまいた普及策が裏目に?】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/367007)。《12月2日からマイナ保険証に一本化されるのを前に、利用登録を解除する動きが全国で起きている。東京23区では、東京新聞が確認しただけでも2週間弱で265件の解除申請があった。マイナ保険証の普及を急ぐあまり、国民の理解や納得をおざなりにしたツケが回った格好だ。解除申請した人には、国が5000億円以上投じた「マイナポイント」につられて登録した人も少なくない。なぜ今、解除に踏み切ったのか。それぞれの理由に耳を傾けた。(福岡範行、小寺香菜子)》。

   『●岸田文雄首相も河野太郎大臣も、錯乱していないか? 《マイナンバー
       カードに一本化》したりせず、《現行の健康保険証》のままで良い
   『●ズブズブ壺壺ヅボヅボでない自民党議員はほぼ居ないようだが、《「政治
        とカネ」の疑惑を抱える》議員も多数で、キシダメ首相自身も…
    【政界地獄耳/いまこそマイナカードの出番!?「政治とカネ」で問われる
     自民党の政権担当能力】…によると、《★次の更迭候補は
     「政治とカネ」の疑惑を抱える復興相・秋葉賢也といわれるが、
     ここにきて週刊文春が昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に
     白紙の領収書94が添付されていると指摘。首相自身にも
     公職選挙法違反の疑いがもたれた

   『●(東京新聞)《学業や研究とは関係のないマイナカードの使用状況で、教育
     施設に与えるカネの多寡を決めるというのだ。道理が通る手法だろうか》
   『●「監視社会ならん!市民ネット沖縄」《…国民に不安と不信をもたらす
     マイナンバーの制度そのものを根本的に見直し廃止することを求めます》
   『●《政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向ける
     ことはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルの…》
    「《河野太郎デジタル相は「(トラブルは)マイナンバー、
     マイナンバーカードのシステムの仕組みに起因するもの
     ではない」として、悪いのは登録を誤るなどデータを
     入力した人間、ヒューマンエラーだという立場を崩して
     いない》…SNSでは、河野太郎氏こそ「エラーヒューマン
     との、もっともな指摘が。」

   『●自公お維コミの皆さん、《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が
      大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》
   『●自公お維コミ国会議員や地方議員がまずはマイナカードを取得して見せて
     は? …琉球新報【<社説>マイナカード返納 保険証廃止を撤回せよ】
   『●【<ますます迷走マイナ保険証> 防大内部告発・「処理水」放出・大阪万博
      ・「捏造」大川原化工機【山田厚史の週ナカ生ニュース】】…落ち込むょ
   『●《マイナンバーカードの交付責任者を務めたこともあるという都内自治体
      …男性職員…「保険証廃止といった暴論は想像していませんでした」》
   『●2015年の日刊ゲンダイ【マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社
     と天下り官僚】…《納税者番号(財務省)、…運転免許証(警察庁)など…》
   『●アベ様のお友達・新浪剛史氏、キシダメ首相の「聞く力」に期待…健康保険
     証の来年秋廃止について《納期》までに《ぜひとも仕上げていただきたい》
   『●(こちら特報部)《経済同友会の新浪剛史代表幹事…あたかも財界が政府
     に保険証廃止を発注し、その納期を守れと言っているようにみえる…》
   『●《「マイナ保険証」の国家公務員の利用率…当の厚労省すら昨年11月の
       利用率は4・88%》…「エラーヒューマン」河野太郎氏によるドブガネ
   『●傲慢な「エラーヒューマン」氏「イデオロギー的に反対の方はどうやった
     って反対…」、山田厚史さん「イデオロギー的に賛成する者達が推進…」
   『●傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し…《政府
      方針に従わない医療機関を探して「密告」を促す手法には背筋が寒く…》
   『●《イデオロギー的にどうしてもやりたい政府中枢》…なぜ強制されねばならぬ
      のか? 傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」←《トラブル時の対応は「…健康
      保険証で確認した」…健康保険証の廃止について「保険証は残すべきだ」》
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」氏はマトモじゃない…現行
      の保険証で十分なのに、12月の健康保険証の新規発行停止という狂気…
   『●《河野氏…保険証廃止の方針…「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。
        一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》
   『●《政府の国民生活審議会が1970年11月に提出した答申…「…」「情報の独占
     に対する不安感やプライベートな情報の利用面に対する不安感が増大する」》
   『●武田砂鉄さん《【マイナ保険証】総裁選中「先送りの検討も必要」
     現在「法に定められたスケジュールで進めていく」》…息吐く様に“変節回答”

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/367007

マイナ保険証を「解除」する人が語る「頭にきた」やり口 5000億円をバラまいた普及策が裏目に?
2024年11月15日 06時00分

 12月2日からマイナ保険証に一本化されるのを前に、利用登録を解除する動きが全国で起きている。東京23区では、東京新聞が確認しただけでも2週間弱で265件の解除申請があった。マイナ保険証の普及を急ぐあまり、国民の理解や納得をおざなりにしたツケが回った格好だ。解除申請した人には、国が5000億円以上投じた「マイナポイント」につられて登録した人も少なくない。なぜ今、解除に踏み切ったのか。それぞれの理由に耳を傾けた。(福岡範行、小寺香菜子)


主なトピック
カネ頼みが裏目に
「今になって後悔」
薬局の声かけにキレた
相次ぐ解除に厚労大臣は…


◆「ポイント7500円」につられて

 「役所でマイナ保険証の登録解除の申請をしました」

 11月6日、東京都内の80代女性から東京新聞にメールが届いた。

 この女性が、マイナンバーカードと健康保険証をひも付けたのは、国のマイナポイント第2弾事業の時期。7500円分のポイントを配ることで登録者の増加を狙った普及策だ

     (マイナポイント事業のときに利用登録したマイナ保険証の
      解除を希望する男性。紛失への不安などが理由だという)

 国は、このポイントによる普及策5106億円かけていた。2014~24年度に国が投じたマイナ保険証関連の事業費のうち6割を占める巨額キャンペーンだった。


◆なくす不安「持ち歩きたくない」

 「ポイントにつられたというのが本音です」と女性は明かした。

 しかし、マイナ保険証を使ったことは、一度もない。歯科と整形外科に通うとき、窓口に出すのはいつも現行の保険証だ

 女性が解除をしたのは「不安を感じたから」だという。「暗証番号を忘れそうになるし、最近ではバッグを置き忘れて保険証を再交付したことがあり、マイナ保険証を持ち歩きたくない」と語る。

 岐阜県の男性(74)は、11日から市役所で受け付けが始まったと聞くと翌日、解除を申し込んだ。


◆「政府のやり方が気に入らない」

 ポイント目当てで登録したが、「紙の保険証廃止に政府のごり押しを感じた」という。

     (マイナンバーカード普及のため行われたマイナポイント事業)

 窓口で解除の理由を尋ねられると、「政府のやり方が気に入らないから」と答えた。市職員が困った顔をしたので申請書の理由の欄には「マイナンバーカードに不安がある」と書いた。

男性は「国民の言うことも願いも、一切聞かない政府の姿勢が不満です」と話す。


◆老人ホーム「管理が難しい」

 埼玉県内の30代女性は、老人ホームに入所する父親のマイナ保険証を解除した。父親はポイントをもらえるからと登録していたが、老人ホームから「個人情報の管理が難しいから、できるなら(保険証代わりになる)資格確認書の方がいい」と言われたという。

 今になって登録解除が起きているのは10月28日になって、ようやく国が解除の仕組みを整えたからだ。マイナ保険証を使うかどうかは任意なのに、いったん登録をすると解除できなかったことから、国会などで批判されていた。

 厚労省は11月12日、受け付け開始から8日までに全国で792件の解除申請があったことを明らかにした。


◆解除「解禁」後、都区部で265

 東京新聞は独自に東京23区の状況も調べた。

 対象は、各区役所が窓口になっている国民健康保険と後期高齢者医療保険の加入者。11月7日までの解除申請の件数を尋ねた。

 国保では23区のうち12区で受け付けており、合わせて210件あった。後期高齢者医療保険では8区で計55件だった。

 申請を受け付けている区によると、解除理由は「マイナンバーカードを持ち歩きたくない」「紛失が心配」という答えが目立った。「資格確認書がほしい」「制度を信用できない」「利便性を感じない」という声もあったという。


◆使い方も分からず「登録を後悔」

 まだ申請を受け付けていない健保や自治体も多く、解除の件数は今後さらに膨らむだろう。

実際に東京新聞には、「登録を解除したいという声が多数届いている。その多くは冒頭の女性のように、マイナポイントにつられて登録した人だった。

 宇都宮市の80代男性もその一人だ。
 「税金を少し戻してもらおうと、マイナポイントで登録したけれど、後悔の気持ちもあります」と打ち明けた。マイナ保険証は使い方すら分からず、一度も使っていない


◆「納得と共感」に裏切られた

 解除への気持ちに傾いたのは政府への不信感だ。「納得と共感」を掲げる石破茂首相には一時、期待したが、一本化の方針を変えない姿に「石破さんも国民を見ていない」と失望したという。

 マイナポイントを受け取った横浜市の60代男性も解除する予定で、「直近の投薬情報が見られず、あまりメリットを感じない」と話す。

 強引な普及策が、かえって反発を強める事態にもなっている。


◆ウソだとすぐバレる勧誘文句

 マイナ保険証の利用を増やした病院や薬局に、見返りとして「支援金」を支給した普及キャンペーンへの反動だ。投じた予算は200億円。キャンペーンが本格化した今夏、病院や薬局の窓口では、強引な声かけによって患者とトラブルになる事態も起こった。

 愛知県一宮市の自営業男性(49)は、薬局での声かけを理由に解除を決めた。今年の夏ごろから、たびたび薬局で「マイナンバーカードを持っていますか?」と利用を強く勧められるようになり、嫌気がさしていた。

 とどめは11月初めに薬局で、現行の保険証を出したときに受けた言葉。すぐに嘘だと分かる勧誘文句だった

     (マイナ保険証の利用促進のため厚労省が作成したチラシ)

 「半年に1回、………」………
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●カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党に《人権感覚》などあるはずもなく、しかも、杉田水脈氏は「公金チューチューチューチュー」

2024年11月19日 00時00分20秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2024年10月20日[日])
自民党山口県連、すっげぇなぁ。山口県連は杉田水脈氏推しだったようだが、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党も、さすがに衆院選の候補にはしなかった。あまりにも遅すぎる判断。でも、氏は、めげることなく、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の参院選の比例候補者になる気満々のようだ。参院選では、元「利権」「裏金」「脱税」議員に対して、ヅボヅボ党はどんな判断をすることやら。

   『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》だけ
     《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…
   『●安倍昭恵氏に羞恥心があれば補欠選に立候補しないし、羞恥心あれば
     山口4区の自公支持者の皆さんも安倍昭恵氏には投票しないでしょ?
   『●「私人」の《首相夫人…安倍晋三首相の妻昭恵さんが、国有地の破格
      売却を受けた森友学園の名誉校長…「桜を見る会」の参加者推薦…》
   『●「私人」のアベ様元首相夫人・昭恵氏が今度は《政治資金の私物化》…
     《政治団体が持つ巨額のカネをそのまま非課税で継承》していいのか?

   『●杉田水脈氏をヅボヅボ《党や政権内に厳しく責任を問う様子も見られない》
      …自民党やキシダメ首相・自民党総裁の人権感覚は彼女と同じだから
   『●杉田水脈氏は《啓発》されず…《この発言をゆるし公認を出し続けている
     自民党自体が差別的であることに気づいていないのならば、既にそれは同罪》
   『●「公金チューチュー」という揶揄がブーメラン…【杉田水脈氏側への
      「キックバック」は872万円 安倍派が政治資金収支報告書を訂正】
   『●「裏金」「脱税」党の杉田水脈議員…《スナックやキャンプ場で政治
     活動?》《会合費…政治活動として会合…しかしスナック? バーベキュー?》
   『●未だに利権裏金脱税党の国会議員・杉田水脈氏…《彼女はもともと全方位的
      に差別発言を撒き散らす人ではある。が、最近目立つのはアイヌ差別だ》

 長周新聞のコラム【お布施、持って行ったのか?/コラム 狙撃兵】(https://www.chosyu-journal.jp/column/32162)。《杉田水脈なんて、自民党本部の内規で比例単独は2回までがルールであり、3回目の今回承認されるなど誰も思っていない。しかも裏金議員であり、石破自民党本部にはじかれるのは目に見えている。しかし、わかっていてこっちはあえて公認申請して県連としては本部に杉田切りを委ね吉田については屈服を迫る圧をかけ、煮え湯を飲ませている。新3区のコスタリカ方式とかの面倒臭い問題を引きずるくらいならいっそのこと――。そんな判断でも動いていそうな光景である。(追記:9日に自民党の比例名簿が発表され、吉田真次の比例名簿入りは果たされた)》。

 こんなヘイト吐き、デマ吐きが、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の国会議員だったことに絶望を感じる。しかも、《不記載額は1564万円》の「公金チューチューチューチュー」な、立派な「利権」「裏金」「脱税」議員でもある。
 木原育子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/杉田水脈氏に「国会議員の資格なし」 衆院選を控え問われる自民党の人権感覚、公認しないよう学者らが気炎】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/359676)、《衆院選で自民党の公認を求めていた杉田水脈(みお)前衆院議員(57)。アイヌ民族やマイノリティーへの発言でたびたび批判を浴び、要職を更迭されるなど物議を醸してきた。「国会議員にふさわしくない」と異例の署名活動も立ち上がった。自民党の人権感覚が問われている。(木原育子)》。

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https://www.chosyu-journal.jp/column/32162

お布施、持って行ったのか?
コラム 狙撃兵 2024年10月9日

 7日に「自民党山口県連が杉田水脈を比例単独で本部に公認申請」「吉田真次は意思確認がとれておらず見送り」との報道がなされて、山口県内でもとりわけ自民党関係者がざわついている。SNSでは「石破自民党本部に反旗を翻す自民党山口県連」などというトンチンカンな評価までが飛び交い、杉田水脈のコアな岩盤支持層とやらは「さすが自民党山口県連」と盛り上がり、一方で杉田水脈について好ましく思わない方面からは「自民党山口県連はいったい何を考えているのか!」という批判が溢れた。しかし地元では、杉田水脈がどうなろうが誰も関心などなく、むしろ吉田外しへの驚きが広がった。

 安倍晋三が急逝してからというもの、山口県の自民党は完全にパワーバランスが変化してしまい、自民党山口県連=柳居俊学(県議会議長)&林芳正コンビが牛耳ったという見立てがもっぱらである。なにか式典があると失礼なきよう下っ端の村岡県知事よりも先に県議会議長に来賓挨拶をさせるよう主催者は気をもみ、県知事と議長が同席するような場に来ると、県知事が議長の椅子を引いて先に着席させた後に自分が着席したり、「まるで親分子分みたいだね…」とその様子は話題にされてきた。県議会の廊下を通過しようものなら、目障りな野党議員は部屋から出てくるなと職員に指示される始末だそうで、まるで封建時代のお殿様かと思うような存在感である。河村建夫を引退に追い込み、安倍晋三は射殺され、実弟の岸信夫も重病、ゴッドマザーも亡くなったもとで、「自民党山口県連のドン」という異名をとるほど絶大な権力を持ってしまったというのである。何か頼み事があれば、周防大島町の端っこにあるお寺までお布施を持っていけという人までいるではないか。そんな関係者の陰口を聞きながら、自民党員でもないわたしたちはいつも思うのである。「独裁国家じゃあるまいし、本人に言えばいいのに…」と。

 さて、今回の公認申請を巡る一件について関係する人々の話を摺り合わせてみると、もっとも飛び上がったのが衆院山口4区の補選で安倍後継として代議士ポストを得た吉田真次だそうで、本人も周囲もまるで寝耳に水の事態に混乱し、大慌てのようである。選挙区再編に際して、新3区を林芳正の選挙区とすることに同意するかわりに比例単独の上位に吉田真次をまわす――が条件だったはずなのに、ここにきて安倍派の筆頭県議だったはずの友田有(県連幹事長)からも「意思確認がとれていない」などと突き放され、もともと山口県には縁もゆかりもない杉田水脈が公認申請される一方で、あからさまな吉田外しが動いたからである。

 見ようによっては吉田イジメでもあり、自民党総裁選で県連は林芳正支持で動いているにもかかわらず、吉田が単独でコバホーク支持で動いたことが逆鱗に触れ「ひよっこが勝手なことしやがって」という感情が働いて制裁した――という指摘もある。9月末には吉田後援会の会議まで開いて周囲は比例の戦い方について話をしていたのに、唐突に県連からハシゴを外されて公認申請見送りとなり、それはもう大混乱になるのも無理はない。報道があった翌8日に大急ぎで東京から本人が戻ってきて県連関係者のもとを回ることとなったが、果たして追加の公認申請で吉田真次は加わるのか否か、すべては11日までに決まるそうである。県連に首根っこを押さえられた状態にも見える。

 杉田水脈は土下座でもなんでもするような勢いで周防大島町の寺まで柳居詣でをくり返して取り入っていたといわれる一方で、もともと一介の下関市議会議員に過ぎない吉田は安倍派をバックにしているとはいえ選挙区再編による新3区公認を巡っても楯突き、一丁前に比例単独の上位を求めてくる。安倍晋三が亡くなったもとで、なお安倍派残党の機嫌を伺う必要性などなく、国会議員気取りの若造を切ってしまえ――という判断が働いたのだとしたら、今回の吉田外しの意図は見えてきそうである。杉田水脈なんて、自民党本部の内規で比例単独は2回までがルールであり、3回目の今回承認されるなど誰も思っていない。しかも裏金議員であり、石破自民党本部にはじかれるのは目に見えている。しかし、わかっていてこっちはあえて公認申請して県連としては本部に杉田切りを委ね吉田については屈服を迫る圧をかけ、煮え湯を飲ませている。新3区のコスタリカ方式とかの面倒臭い問題を引きずるくらいならいっそのこと――。そんな判断でも動いていそうな光景である。

(追記:9日に自民党の比例名簿が発表され、吉田真次の比例名簿入りは果たされた)

 武蔵坊五郎
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/359676

こちら特報部
杉田水脈氏に「国会議員の資格なし」 衆院選を控え問われる自民党の人権感覚、公認しないよう学者らが気炎
2024年10月11日 11時02分

 衆院選で自民党の公認を求めていた杉田水脈(みお)前衆院議員(57)。アイヌ民族やマイノリティーへの発言でたびたび批判を浴び、要職を更迭されるなど物議を醸してきた。「国会議員にふさわしくない」と異例の署名活動も立ち上がった。自民党の人権感覚が問われている。(木原育子

     (衆院本会議に出席する杉田水脈氏=7日、国会で(佐藤哲紀撮影)

 「圧倒的マジョリティーに支えられている首相なら、全ての人たちを守ると、考えてもらわないといけない」

 10日、参院議員会館であった集会。東京造形大の前田朗名誉教授(人権論)が気炎をあげた。


◆「公認しないで」オンライン署名に3日間で1万1000筆

 前田氏らは7日、自民党に対し、差別発言に加え、派閥裏金事件で多額の不記載があった杉田氏を公認しないよう求める共同声明を発した。並行してオンライン署名を開始。わずか3日だが、10日午後8時現在、1万1000筆余が集まっている。

 その杉田氏。この集会の開催を知ると、すかさずX(旧ツイッター)にあなた方がいくら騒ごうが、私にはなんの影響もありません!」「お疲れ様ですっ(笑)」と投稿し挑発。自身のユーチューブ動画でも裏金議員の処分を巡り決まった形がまた覆るっていうのはどうかなと石破茂首相に疑問を呈しつつ、地元の山口県で説明に回り、理解を得たと強調した。


◆法務局が人権侵犯を認定したあともお構いなし

 あらためて杉田氏はどういう人物か。

 2017年衆院選で比例中国ブロックから出馬し、3期。2016年に開かれた国連の委員会に、民族衣装を着て出席したアイヌ民族や在日コリアンを侮辱する投稿をブログでし、のちに法務局に人権侵犯を認定された。2018年には月刊誌「新潮45」に同性カップルを念頭に「『生産性』がない」と持論を展開し、休刊に。2022年には性暴力被害者を侮辱する投稿をし、総務政務官を辞任した。

 裏金問題では今年1月、半年間の党役職停止に。不記載額は1564万円。処遇が注目される中、今月7日、杉田氏が所属する自民党山口県連が党本部に公認申請した。

 どんな議論があったのか。県連の友田有(たもつ)幹事長は「個別取材には答えられない」としたが、県議らからは思わぬ言葉が返ってきた。


◆公認申請をした自民党山口県連、「異論なし」と県議が証言

 ある県議は「異を唱える人はいなかった」と証言。他に「印象と違って優しくて明るくて好かれている」「安倍(晋三)さんにかわいがられた人山口では『強い女性』の象徴」との声も。県連幹部の1人は「党本部から女性を出してと言われていた。人権侵犯もあったが意見を集約し、こうした結果になった」と認めた。

 自民党は9日、第1次公認候補を発表したが、杉田氏の判断は先送りした。


◆差別か反差別か「衆院選の最大の争点だ」

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「少し過激でモラルがなくても、自民の3割を占める保守層の存在は大きい。取り込むために杉田氏が必要との意見は党内にある」と話す。「保守派の再編が起きている」として、杉田氏の公認問題は政局化しているとみる。「選挙結果によって高市早苗氏ら保守層がまとまれば、石破降ろしをしかねない。杉田氏に公認を出せば、首相の懐の深さをアピールできる」

     (集会に登壇する前田朗さん(左)と佐高信さん
      =10日、東京・永田町の参院議員会館で)

 国民の感覚と離れた党内論理のようだが、それでいいのか。冒頭の集会に登壇した評論家の佐高信氏はこう糾弾した。

 「差別か反差別か。杉田氏が今回の選挙の最大の争点だと思っている。ヘイト横行の中でくさびを打てるかどうか、非常に重要な局面だ」


【関連記事】杉田水脈議員に「人権侵犯」の認識はあるのか? 繰り返す弱者への蔑み 自民党が責任問わないのはなぜ
【関連記事】杉田水脈氏はなぜ「重用」され続けるのか 弱者に攻撃繰り返し、自民党は黙認 <寄稿・小川たまかさん>
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●MOX燃料《1体は約12億400万円で、ウラン燃料の価格の10倍近い価格》、衝撃のニュース! (皮肉です➙)ホントに核発電は「安い」のかね?

2024年11月18日 00時00分54秒 | Weblog

(2024年11月06日[水])
(それにしても高いですよね、ぼったくりじゃないの? ➙)《MOX燃料、1体12億円…ウランの10倍》、衝撃のニュース! (皮肉です ➙)ホントに核発電は「安い」のかね? アノ関電は《「MOX燃料の利用による発電コストへの影響はわずかなもの」》と主張しているそうです、ハハハハハハッ…。もう、コストの議論はとっくに破綻しているでしょうに。また、核発電所内の使用済み核燃料プールの問題や、使用済みMOX燃料はお安く処理できるの? 《「核燃料サイクルの肝」》である再処理工場は完成したんですね? 核燃サイクルの「環」は閉じましたか?

   『●いまごろ《あきれる》って…さっさと中止するよう声を上げて下さい、いくら
        ドブガネしても《「核燃料サイクルの肝」再処理工場》は完成を見ない

 佐藤常敬記者による、アサヒコムの記事【輸入MOX燃料、1体12億円と判明 ウランの10倍 関西電力】(https://www.asahi.com/articles/ASR7805QSR6YPISC00N.html)によると、《関西電力が昨年11月に高浜原発(福井県高浜町)3号機のプルサーマル発電に使うために、フランスから輸入したプルトニウム・ウラン混合酸化物MOX)燃料16体の輸入価格が約192億7800万円だったことが分かった。財務省が公表した貿易統計などから割り出した。1体は約12億400万円で、ウラン燃料の価格の10倍近い価格だった》。

 《「核燃料サイクルの肝再処理工場》は完成を見ない、いくらドブガネしても。これまでいくらドブガネし、進捗率は? 反核燃料サイクル論者として〝有名〟で、いまや傲慢なエラーヒューマン元大臣河野太郎デジタル相もご存じのように「閉じない環破綻した核燃サイクル
 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」とはいえ…無駄に作業員を被曝させる愚行中。まずは、核発電を止め、1 mgでも廃棄物の発生を抑制すべき。(東京新聞)《使用済み核燃料は各原発のプールにたまり続け、2023年3月時点で原発を保有する電力10社のプール容量の74%が埋まっているプールが満杯になると、核燃料の交換ができず原発は動かせなくなる》まずは核発電を止め、廃炉作業に着手。議論はそれから。終焉を迎えたが、キシダメ政権が「原発復権」「原発回帰」の狂気。福島を「原状回復」して見せてからのお話でしょ? 元の姿に戻して見せて下さい。

   『●《着手》ねぇ? 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《放射線
      量が極めて高》い、その数グラムのデブリをどこで保存するつもりなの?

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https://www.asahi.com/articles/ASR7805QSR6YPISC00N.html

輸入MOX燃料、1体12億円と判明 ウランの10倍 関西電力
佐藤常敬 2023年7月8日 8時36分

     (プールに入れられる使用済みMOX燃料=2020年1月27日、
      福井県高浜町の関西電力高浜原発、関電提供)

 関西電力が昨年11月に高浜原発(福井県高浜町)3号機のプルサーマル発電に使うために、フランスから輸入したプルトニウム・ウラン混合酸化物MOX)燃料16体の輸入価格が約192億7800万円だったことが分かった。財務省が公表した貿易統計などから割り出した。1体は約12億400万円で、ウラン燃料の価格の10倍近い価格だった。

 MOX燃料は原発の使用済み核燃料からプルトニウムを回収し、ウランと混ぜ合わせたもの。これを使用して発電するのが、プルサーマル発電だ。国内では、使用済み核燃料の再処理工場とMOX燃料加工工場(いずれも青森県六ケ所村)が操業しておらず、日本の電力各社は海外での再処理と加工に頼っている

 関電は「契約に関わる事項」などとしてMOX燃料の価格を公表していないが、貿易統計で輸送費や保険料を含む総額が示されており、調べることができる。

 ウラン燃料の価格と比較するため、同じく貿易統計で調べたところ、一昨年の9月、米国から高浜原発に輸入されたウラン燃料は、1体約1億2425万円。ウラン燃料と比較すると、MOX燃料は約9・7倍高いことになる。

 価格の高いMOX燃料の費用は、電気料金に反映されるが、関電は、発電コストに占める燃料費の割合は1割程度と説明。加えて、MOX燃料利用量が原子燃料利用量全体の1割程度であり、「MOX燃料の利用による発電コストへの影響はわずかなもの」としている。

 MOX燃料を使うプルサーマル発電は現在、高浜3、4号機のほか、四国電力伊方3号機(愛媛県伊方町)、九州電力玄海3号機(佐賀県玄海町)の計4基で実施している。

 関電は6月12日、高浜原発の使用済みのウラン燃料190トンとMOX燃料10トンの計200トンについて、研究目的で2020年代後半にフランスに搬出する計画を発表した。(佐藤常敬)
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●武田砂鉄さん《【マイナ保険証】総裁選中「先送りの検討も必要」 現在「法に定められたスケジュールで進めていく」》…息吐く様に“変節回答”

2024年11月17日 00時00分44秒 | Weblog

[※ 「一本化しなくていいです マイナ保険証に「No!」(週刊金曜日 1486号、2024年08月30日) ↑]


(20241110[])
マイナ保険証の暴走は止まず。《マイナ保険証ごり押し》さえも止めることができないとは…。「法律にしたがって」? どうやって「保険証廃止の方針」が決まったのか、経緯の説明を! マトモじゃなかった「エラーヒューマン」氏と全く同じ。

 《人権意識》の欠如した、《国民主権民主主義》を無視した「エラーヒューマン」元デジタル相の暴走を止めないイシ馬さん鹿さん首相や平将明・新デジタル相。平将明デジタル相も、《人権意識》の欠如した、《国民主権民主主義》を無視したお方だ。
 しかも、《マイナ保険証ごり押し》の決定プロセスがデタラメ。東京新聞の記事【河野太郎氏「ありません」この日も断言 保険証廃止の協議記録 質問にはテンプレ回答…説明の本気度は?】。《河野氏は、保険証廃止の方針について「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》《現行保険証の選択の余地も残すとしていた政府の閣議決定覆し、「完全廃止」へと転換させた。だが、…保険証廃止に至る決定経緯が分かる記録は公文書として残していないことが判明》(東京新聞)。こんなデタラメってありますか? 《人権意識》や《国民主権民主主義》は一体どこに? アベ様政権以降、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党という泥棒・犯罪者・反社組織の議員らはやりたい放題だ。政権が変わってっも、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党が与党である限り、何も変わらない。政権交代しかない。

 日刊ゲンダイの記事【石破首相と林官房長官はマイナ保険証「見直し」発言をお忘れ? 官邸からは“変節回答”届く】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363018#goog_rewarded)によると、《前政権の“ゴリ押し”は完全に受け継がれた。新規発行の停止まで1カ月を切った現行の保険証。石破首相は先月9日に国会で法に定められたスケジュールにより進めていきますと明言していたが、思い出してほしい。 ■自民党総裁選で言及していたのに…》。
 日刊ゲンダイということで、【●首相は産経や読売以外も読んでるのね!?:「首相はくず」とは言っていないけれど…】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b230cd200fef5ff329a078f188d103c3)を思い出した。《日教組ヤジは氷山の一角安倍首相こそ「息吐く様に嘘つく》。《安倍首相は昨年2月に国会で「ある夕刊紙は私を毎日“人間のくず”と報道している」と答弁。恐らく日刊ゲンダイ本紙を指したのだろうが、これもデマだ。本紙は安倍首相をボンクラ」「嘘つきと評したことはあっても、創刊以来「人間のくず」と報じたことは一度もない》(日刊ゲンダイ)。

 息吐く様に《“変節回答”》ばかり。(日刊ゲンダイ)《国民の不安に寄り添う気のない2人の変節漢には、サッサと官邸から出ていって欲しい》、御尤も。
 武田砂鉄さんのつぶやき:

――――――――――――――――――――――――――――――
https://x.com/takedasatetsu/status/1853947903771099214

武田砂鉄@takedasatetsu

マイナ保険証
総裁選中「先送りの検討も必要
現在「法に定められたスケジュールで進めていく

選択的夫婦別姓制度
総裁選中「やらない理由が分からない
現在「必要な検討を行っていきたい
――――――――――――――――――――――――――――――


   『●岸田文雄首相も河野太郎大臣も、錯乱していないか? 《マイナンバー
       カードに一本化》したりせず、《現行の健康保険証》のままで良い
   『●ズブズブ壺壺ヅボヅボでない自民党議員はほぼ居ないようだが、《「政治
        とカネ」の疑惑を抱える》議員も多数で、キシダメ首相自身も…
    【政界地獄耳/いまこそマイナカードの出番!?「政治とカネ」で問われる
     自民党の政権担当能力】…によると、《★次の更迭候補は
     「政治とカネ」の疑惑を抱える復興相・秋葉賢也といわれるが、
     ここにきて週刊文春が昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に
     白紙の領収書94が添付されていると指摘。首相自身にも
     公職選挙法違反の疑いがもたれた

   『●(東京新聞)《学業や研究とは関係のないマイナカードの使用状況で、教育
     施設に与えるカネの多寡を決めるというのだ。道理が通る手法だろうか》
   『●「監視社会ならん!市民ネット沖縄」《…国民に不安と不信をもたらす
     マイナンバーの制度そのものを根本的に見直し廃止することを求めます》
   『●《政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向ける
     ことはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルの…》
    「《河野太郎デジタル相は「(トラブルは)マイナンバー、
     マイナンバーカードのシステムの仕組みに起因するもの
     ではない」として、悪いのは登録を誤るなどデータを
     入力した人間、ヒューマンエラーだという立場を崩して
     いない》…SNSでは、河野太郎氏こそ「エラーヒューマン
     との、もっともな指摘が。」

   『●自公お維コミの皆さん、《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が
      大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》
   『●自公お維コミ国会議員や地方議員がまずはマイナカードを取得して見せて
     は? …琉球新報【<社説>マイナカード返納 保険証廃止を撤回せよ】
   『●【<ますます迷走マイナ保険証> 防大内部告発・「処理水」放出・大阪万博
      ・「捏造」大川原化工機【山田厚史の週ナカ生ニュース】】…落ち込むょ
   『●《マイナンバーカードの交付責任者を務めたこともあるという都内自治体
      …男性職員…「保険証廃止といった暴論は想像していませんでした」》
   『●2015年の日刊ゲンダイ【マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社
     と天下り官僚】…《納税者番号(財務省)、…運転免許証(警察庁)など…》
   『●アベ様のお友達・新浪剛史氏、キシダメ首相の「聞く力」に期待…健康保険
     証の来年秋廃止について《納期》までに《ぜひとも仕上げていただきたい》
   『●(こちら特報部)《経済同友会の新浪剛史代表幹事…あたかも財界が政府
     に保険証廃止を発注し、その納期を守れと言っているようにみえる…》
   『●《「マイナ保険証」の国家公務員の利用率…当の厚労省すら昨年11月の
       利用率は4・88%》…「エラーヒューマン」河野太郎氏によるドブガネ
   『●傲慢な「エラーヒューマン」氏「イデオロギー的に反対の方はどうやった
     って反対…」、山田厚史さん「イデオロギー的に賛成する者達が推進…」
   『●傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し…《政府
      方針に従わない医療機関を探して「密告」を促す手法には背筋が寒く…》
   『●《イデオロギー的にどうしてもやりたい政府中枢》…なぜ強制されねばならぬ
      のか? 傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」←《トラブル時の対応は「…健康
      保険証で確認した」…健康保険証の廃止について「保険証は残すべきだ」》
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」氏はマトモじゃない…現行
      の保険証で十分なのに、12月の健康保険証の新規発行停止という狂気…
   『●《河野氏…保険証廃止の方針…「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。
        一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》
   『●《政府の国民生活審議会が1970年11月に提出した答申…「…」「情報の独占
     に対する不安感やプライベートな情報の利用面に対する不安感が増大する」》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/363018#goog_rewarded

石破首相と林官房長官はマイナ保険証「見直し」発言をお忘れ?官邸からは“変節回答”届く
公開日:2024/11/06 10:45 更新日:2024/11/06 10:46

     (言い出しっぺ(C)JMPA)

 前政権の“ゴリ押し”は完全に受け継がれた。新規発行の停止まで1カ月を切った現行の保険証。石破首相は先月9日に国会で法に定められたスケジュールにより進めていきますと明言していたが、思い出してほしい。


■自民党総裁選で言及していたのに…

 9月の自民党総裁選で、マイナ保険証の再検討に言及していたのは、どこの誰だ。ほかならぬ石破首相と、林官房長官の2人である。まず林氏が「見直しを含め適切に対応したい」と口火を切ると、石破首相も「(紙の保険証との)併用も選択肢として当然」と呼応していた。

 まさか、もう忘れたわけではあるまい。日刊ゲンダイは石破首相本人に問いただそうと、総理に就任した10月1日の官邸会見に出席。しかし、指名されることなく時間切れで会見は終わってしまった。

 事務方が「回答し切れなかった社にはメールで質問を受け付ける」と言うので、「政権のトップ2人が再検討について言及していたが、現行保険証の廃止を見直す考えはないか」という旨の質問を送信。待つこと1カ月超、5日ようやく届いた回答は木で鼻をくくる内容だ。

マイナ保険証は適切な医療の提供に大きく寄与するものです。一方で、様々な不安の声に丁寧に対応する必要があります>
<新規発行終了については、法に定められたスケジュールにより進めていきますが、(中略)資格確認書の活用も図ってまいります>
<資格確認書でも保険診療が受けられることなど、高齢者の方にも伝わるよう周知を徹底し、不安の払しょくに向け、丁寧に進めてまいります


いまさら「周知を徹底」に医療現場はカンカン

     (待つこと1カ月超…(C)日刊ゲンダイ)

 やはり、マイナ保険証一本化を見直す考えは変節。官邸ツートップの発言は、すっかりなかったことになっている。しかも、回答はツッコミどころが満載だ。医師・歯科医師10万7000人で構成する全国保険医団体連合会事務局次長の本並省吾氏はこう話す。

「これまで政府はマイナ保険証の利用を強引に促進する一方で、資格確認書に関する積極的な広報を始めたのは、先月末です。現場では仕組みを理解できていない高齢者を中心にトラブルが続出し、それに対する具体的な対処もなされていない。回答には『資格確認書の活用』や、『高齢者への周知徹底』とありますが、この期に及んで『何を今さら』と言うしかありません」

 国民の不安に寄り添う気のない2人の変節漢には、サッサと官邸から出ていって欲しい。


  ◇  ◇  ◇


 自民党総裁選の時の、石破首相と林官房長官の威勢のよさはどこへやら。●関連記事【もっと読む】『河野デジタル大臣の“孤立化”が急加速…自民総裁選ライバルが「保険証廃止見直し」次々言及』では、自民党総裁選での石破氏、林氏の主張を振り返る。


■関連記事

【もっと読む】河野デジタル大臣の“孤立化”が急加速…自民総裁選ライバルが「保険証廃止見直し」次々言及
マイナ保険証「解除」受け付け開始も申請は書面のみ…政府ゴリ押しのツケが保険者・被保険者に
問われる“石破語法”の実効性…総裁選で言及「保険証廃止見直し」「マイナ併用」忘るべからず
河野太郎氏は総裁選で最下位争いのオワコン…保険証廃止強行で“政治生命の危機”の自業自得
厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”
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●《木村元彦著『13坪の本屋の奇跡/「闘い、そしてつながる」隆詳館書店の70年』…街中の小さな書店がどれだけの熱意と努力で続けられてきたか、を…》

2024年11月16日 00時00分39秒 | Weblog

[※ アサヒコム(2007年9月22日)↑:「69年、出版された『豆腐屋の四季』を手にする松下竜一洋子夫妻=松下洋子さん提供」(http://www.asahi.com/travel/traveler/images/TKY200709220092.jpg)]


(20241015[])
書店と図書館は同志―この国の文化を支えるために発想を変えよう》
 長周新聞の記事【書店と図書館の連携―書店の減少と経産省「書店振興プロジェクト」について 日本図書館協会図書館の自由委員会前委員長・西河内靖泰】(https://www.chosyu-journal.jp/kyoikubunka/30035)によると、《書店と図書館の垣根をもっと大胆にとり払って連携するなどの思い切ったアイデアを実現するときではないでしょうか。もっとも、それは“ツタヤ図書館”モデルではないことは確かですが。》

 《書店と図書館は同志―この国の文化を支えるために発想を変えよう》(長周新聞)。
 東京新聞の記事【減少する街の書店、どう救う? 経産省が専門チーム発足 フランスでは「反アマゾン法」も… 23日は本を贈り合う日】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/322280)。《4月23日は、親しい人に本を贈る「サン・ジョルディの日」とされています。ただ、ネット通販や電子書籍の普及などにより、全国で街の本屋さんは次々と姿を消しています。同じ悩みを抱えるフランスでは、ネット書店の送料無料を規制する「反アマゾン法」が導入されています。日本でも、経済産業省が苦境にある本屋さんを救おうと、プロジェクトチームを発足しました。街の本屋さんをいかにして救うか。経産省の狙いや書店の実情を取材しました。(デジタル編集部)》。

 東京新聞の記事【書店と図書館が「読書文化」守るためタッグ 店頭で本貸し出し、図書館で古書店紹介 <司書記者のミライの本棚>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/344170)によると、《全国で書店の減少が続くなど、「本を読む」文化の衰退が心配される中、かつてのライバルと手を携えて「読者」を取り戻そうとする人たちがいる。常識にとらわれず、新たな取り組みに挑戦する書店と図書館を取材した》。


 宮本たけしさんのつぶやき:

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https://x.com/ohsakamiyamoto/status/1824705376639729899

宮本たけし(日本共産党)@大阪5区@ohsakamiyamoto

さっそく大阪市中央区にある隆祥館書店に立ち寄り、代表取締役の二村知子さんから詳しく話を聴く。

なんと最近わざわざ齋藤健経済産業大臣も話を聴きに店まで来られたという。そうであるならば、そして大臣なのだから、ぜひとも小さい書店を守るために尽力していただきたいと思う。

午後4:10  2024年8月17日
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 目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/街中の小さな書店を残したい】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/cf09ed61b0888e72bfe0ab1e8be30163)。《9月18日に大阪の隆祥館書店でトークショーに参加させてもらい、店主の二村知子さんとノンフィクションライターの木村元彦の3人で、沖縄戦や教科書問題、基地問題などについて話した。 隆詳館書店では、著者を招いてのトークイベントを300回以上開催しており、地域から文化を発信するその姿勢に感銘を受けた街中から次々と書店が消えていってる時代に、書き手と読者にとって、それがどれだけ有り難いことか。木村元彦著『13坪の本屋の奇跡/「闘い、そしてつながる」隆詳館書店の70』(ころから)は、街中の小さな書店がどれだけの熱意と努力で続けられてきたか、を伝えるノンフィクションである。同時に、小さな書店がなぜ消えていくのか、その背後にある取次、流通の問題を浮き彫りにしている。「返品入帳」や「ランク配本、見計らい配本」など、取次会社がトーハンと日販2社に寡占されることよって、書店が強いられている理不尽な問題を追及し、告発している。隆詳館書店は親子二代にわたって、これらの問題に声をあげ、闘ってきた。それは「書いたはる人と読む人の架け橋になるために街中の書店を守ってきた家族の歴史でもある。トークイベントに参加するため、隆祥館書店の前に来た時、外の棚に『めばえ』という幼児向けの雑誌が並んでいるのを目にした。まだあるのか、と驚き、懐かしかった。私が子どもの頃、今帰仁には「ちょうこうやー」というユーフルヤー(湯風呂屋・銭湯)兼文房具屋があり、そこは雑誌も売っていた。その店に親が小学館の学習雑誌を注文し、幼稚園から高校3年まで毎月読んでいた。初めて自分の金で雑誌を買ったのもその店で、小学校2年生の時(1968年)だからドルを使っていて、『少年マガジン』や『少年サンデー』が23セントだった。今帰仁にはもう書店はないが、名護まで行けばまだ本を買うことができる。親子が歩いて行けるところに本屋があるその価値は計り知れない》。

   『●長周新聞の書評『一万円選書』(岩田徹著)…《わざわざいわた書店に
     注文するのか。…「これは!」と思える本との出会いを求めているからだ》
    「「いわた書店」店主の岩田徹さんの「一万円選書」を知ったのは、
     『セブンルール』にて。「隆祥館書店」店主の二村知子さんの回。
     【7RULES あなたに「ルール」はありますか?/「隆祥館書店」店主
     二村知子 (9月1日(火))】。《一万円選書》として、松下竜一さんの
     『豆腐屋の四季』が選ばれていて、とても嬉しかった。」

   『●《本屋はないと困る。そう思ってもらえるようにしたい》、《勉強
      とは本である、本とは勉強である。》(小川書店・小川頼之さん)
    《減り続ける「街の本屋」の魅力や、厳しい現状を伝えようと、
     東京都内の中小書店が加盟する東京都書店商業組合(千代田区)が
     PR動画を作り、ユーチューブの公式チャンネルに公開した。
     動画制作に携わった映画監督の篠原哲雄さん(60)は
     「本屋は本と人とをつないでいるものそれぞれの本屋さんが
     おもしろく、印象的だった。ぜひ動画を見てほしい」と話す。
     (奥野斐)》

   『●和氣正幸氏《…足元の世界では本屋の灯りが増え続けていることを
      強く感じる。しかもそれは都心部だけではない。全国各地にある》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/322280

減少する街の書店、どう救う? 経産省が専門チーム発足 フランスでは「反アマゾン法」も… 23日は本を贈り合う日
2024年4月23日 06時00分

 4月23日は、親しい人に本を贈る「サン・ジョルディの日」とされています。

 ただ、ネット通販や電子書籍の普及などにより、全国で街の本屋さんは次々と姿を消しています

 同じ悩みを抱えるフランスでは、ネット書店の送料無料を規制する「反アマゾン法」が導入されています。日本でも、経済産業省が苦境にある本屋さんを救おうと、プロジェクトチームを発足しました。

 街の本屋さんをいかにして救うか。経産省の狙いや書店の実情を取材しました。(デジタル編集部)


◆斎藤経産相が書店経営者と議論

 17日、斎藤健経産相は、東京都港区の書店を訪れ、書店経営者ら6人と意見交換した。書店プロジェクトチームの取り組みの一環だ。

 意見交換で、斎藤経産相はこう語った。

 「やはりウェブと図書館と本屋、この3つが持ち味を生かしながら共存する、これがあるべき姿ではないかなと思っている」「この3つの中で、どうも本屋さんは割を食っているケースが多い」

     (車座対話後に書店を視察する斎藤経産相
      =東京都港区で(代表撮影))


◆書店数は減っている

 実際に、この10年で全国から4600余りの書店が姿を消している

 日本出版インフラセンターによると、2024年3月時点の全国の書店数は1万918店で10年前の1万5602店から3分の2になったという。

 書店ゼロの街も増えている。出版文化産業振興財団(JPIC)の調査によれば、24年3月時点で、全国の「書店ゼロ」の市町村は27.7に上る。


◆「文化創造の基盤」

 経産省は今年3月、書店を支援しようとプロジェクトチームを発足した。

 斎藤経産相は、3月の定例会見で、「創造性が育まれる文化創造基盤として重要だ。街中にある書店は、多様なコンテンツに触れることができる場として、地域に親しまれている」「書店に出かけることによって、新しい発見があって、視野も広がるまさに日本人の教養を高める、一つの基盤だと思っている」と、書店の存在意義について力説してみせた。

 その上で、「リアルなコンテンツとして非常に重要なものが日本列島上からどんどんなくなっていくと、いかがなものかという思いがもともとあった」と、プロジェクトチームをつくった理由を明かした。

 経産省の担当者も「子供からお年寄りまで様々な地域コミュニティの方が気軽にコンテンツに入れることができる場所書店の機能は、将来の文化産業を考える上でもすごく重要」と話す。


◆議連「不公平な競争にさらされている」

 自民党内には、書店振興を考える「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」(書店議連)という議連があり、これまでも書店支援を訴えてきた。

 書店議連は2023年春に提言書をとりまとめて、政府に要望していた。斎藤経産相は書店議連の幹事長でもある。

 議連の提言書は、「ネット書店による送料無料化や過剰なポイント付与という実質値引き等により、書店は不公正な競争環境にさらされている」と指摘。書店減少の背景に、ネット通販の影響を挙げていた。

     (書店議連の会合であいさつする斎藤経産相
      =東京都千代田区で)


◆書籍のネット販売5年で1.4

 実際、書籍のネット通販は近年、広がっている。

 日販ストアソリューション課「出版物販売額の実態 2023」によると、インターネット上の書店を経由した出版物販売額は22年度に2827億円で17年度の1987億円から約1.4倍に増えた。

 一方で、書店の販売額は2022年度に8517億円。17年度の1兆249万円から8割程度に減っている

 日本書店商業組合連合会が2015年に実施し、1193の書店から回答を得た調査では、経営状態が「非常に悪くなった」との回答が31.2%。「悪くなった」(36.1%)、「やや悪くなった」(17.9%)と合わせると、85.2%を占めていた

 経営悪化の原因について、複数回答で「客数・客単価の減少」(67.5%)、「雑誌の低迷」(56.8%)、に続いて、ネット書店(35.7%)を挙げる声が多かった。「アマゾンに太刀打ちできない」「アマゾンに規制をかける運動に取り組んでもらいたい」という意見も寄せられた。


◆フランスは「反アマゾン法」で規制

 ネットの書籍販売による影響は、日本だけに限ったことではない。

 フランスでは「書店がなくなるということは文化の危機だ」として、すでにネットの書籍販売の規制に乗り出している。

 文化の保護を目的に、フランスは2014年、書籍のネット通販について送料無料のサービスを禁じる法律をつくった。フランスで書籍のネット通販の大半が、米ネット販売大手「アマゾン」だったことから「反アマゾン法」と呼ばれている。

 当時のフランス文化・通信相は、反アマゾン法の意義について「わが国が持つ本に対する深い愛着を示した」と語っている。

 反アマゾン法について調査したことのある京都大の曽我部真裕教授(憲法・情報法)によると、法施行前に、フランスで2つの大手書店が相次いで破綻。ネットの書籍販売が送料無料サービスを提供していることで、他の書店との間で競争条件の不平等を引き起こしているとの非難が高まっていたという。


◆「反アマゾン法」日本では?

 書店議連は、提言書の中でフランスの「反アマゾン法」の検討も呼び掛けている。

 その斎藤経産相は、3月の会見で、反アマゾン法を含めた海外の事例について「研究する価値はある」と前向きな姿勢を見せていた。

 公正取引委員会も、書店議連の提言を受け、ネット書店による送料無料について、書店や出版業界にヒアリングを始めている。今後はネット書店の事業者にもヒアリングを行い、実態把握に努めるという。

     (車座対話後に書店を視察する斎藤経産相
      =東京都港区で(代表撮影))

 ただし、曽我部教授によると、フランスでも反アマゾン法の効果は不透明だという。

フランスでは反アマゾン法ができると、ネット書店側は送料を0.01ユーロ(約1.5円)と無料すれすれの金額に設定した。そのため、フランスはさらに規制を強化。23年10月からは購入額が35ユーロ(約5700円)未満の場合、少なくとも送料が3ユーロ(500円弱)かかるようになったという。

 曽我部教授は「ネット書店の送料無料規制により、既存の書店の売り上げが戻るかは不確かだ。あまり有効でないにも係わらず規制すれば、多様な書籍にアクセスする権利から、不利益を受けるのは消費者だ」と話している。


◆書店の期待は…

 書店はプロジェクトチーム設置をどう受け止めているのか。

 東京都調布市の「真光書店」(改装中)社長で、都書店商業組合理事長の矢幡秀治さんは「本屋がなくなっていく現状に目を向けて、わざわざチームを作ってくれたことは非常に歓迎しています」と話す。

 真光書店は、漫画家・水木しげるさんも通った町の書店として地元に親しまれてきたが、売り上げ減少を受け、改装終了後に店舗面積を縮小する予定。矢幡社長は「本が定価でも送料が無料なら、実質値引きしているように捉えられてしまう。ネット書店が売り上げに影響しているのは間違いない」と話す。ネットで情報が手に入るようになったことで、雑誌などが売れなくなった影響も指摘する。

 矢幡社長は「経産省には、しっかり現状を把握していただきたい。その結果として、行動に移してもらいたい」と訴える。


 サン・ジョルディの日 スペイン・カタルーニャ地方の守護聖人としてたたえられる、サン・ジョルディが殉教した日。同州の伝統で、男性から女性に「赤いバラ」を、女性から男性に「本」を贈るのが一般的だが、親子や友人同士でも贈り合う。サン・ジョルディは魔物にとらえられた王女を救い出したとされる騎士。魔物を打ち倒した時、その血が地面に流れ落ち、真っ赤なバラが咲いたという話から、愛の証しとしてバラを贈る習慣が生まれた。後に、スペインの文豪セルバンテスの命日が同じ4月23日であることから、花と本を贈り合う習慣が根付いた。


【関連記事】書店の減少に歯止めかからず「過去最悪」に 「ゼロ」自治体は26%も、住民はどう思う? 街づくり活用例も
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【関連記事】<土曜訪問>青春は確かにそこに コロナ禍を生きる中高生描く長編を刊行 作家・辻村深月さん
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/344170

書店と図書館が「読書文化」守るためタッグ 店頭で本貸し出し、図書館で古書店紹介 <司書記者のミライの本棚>
2024年8月1日 12時00分

 全国で書店の減少が続くなど、「本を読む」文化の衰退が心配される中、かつてのライバルと手を携えて「読者」を取り戻そうとする人たちがいる。常識にとらわれず、新たな取り組みに挑戦する書店と図書館を取材した。

     (久美堂本町田店にある手作りの掲示=町田市で)


◆連携で「本が売れなくなるかも…」懸念一転、売り上げアップ

     (久美堂本町田店の入り口に置かれている図書館本返却箱
      =町田市で)

 町田市の久美堂(ひさみどう)本町田店には、こんな掲示がある。「図書館資料 受け渡しサービスはじめました」。外には「図書館本返却箱」も置かれている。店長の石山圭一朗さん(47)は「おかげさまで、お客さまからは好評をいただいております」と笑顔を見せた。

 同店が店頭で市立図書館の本の受け渡しサービスを始めたのは昨年5月。利用者は事前にインターネットなどで予約する。これまでに約5000人が利用し、絵本などの児童書を中心に約1万冊が貸し出された。

 書店で図書館の本を貸し出すと、本が売れなくなるのではないか―。そう考えるのが普通だが、面白いことに売り上げは伸びた。学習参考書と児童書が前年同月比で約20%アップ、文具も15%ほど増加した。

 「子どもは好きな絵本を繰り返し読むもの。『そんなに好きなら』と一度借りた絵本や同じ作家のシリーズを親が購入するケースが多ようです」と同社専務の千葉義勝さん(67)。店に足を運んだついでに、図書館では借りられないドリルや参考書を買い求める例も少なくないそうだ。


◆「かつては敵対関係。でも、争ってる場合じゃない」

 久美堂は1945年創業の地域密着型書店。2022年に市立鶴川駅前図書館の指定管理者になったのを機に今回の試みを始めた。日本図書館協会によると、書店で図書館の本を貸し出しているのは国内でここだけだという。

 「10年ほど前までは書店と図書館は敵対関係にあると言われました。でも、もう争っている場合ではありませんお互いが協力して読書文化を守っていかなければ」と千葉さん。業界の垣根を越えた新しい連携に注目が集まっている。


   ◇   ◇    


◆図書館で神保町の古書店を紹介「街全体で読書を…」

     (展示中の「としょかんのこしょてん」。現在公開中の
      114回目は大屋書房の妖怪本について
      =千代田区の千代田図書館で)

 図書館が書店を支援する動きもある。全国有数の古書店街・神田神保町の近くにある千代田区立千代田図書館では館内の展示スペースを使い、企画展「としょかんのこしょてん」を定期開催。個性あふれる地元古書店の紹介を続けている。

 本の販売こそしていないが、2007年から興味を抱く人に声をかけて書店の情報を伝えるなどし、敷居が高いと思われがちな古書店の魅力を広めてきた。

 図書館側にメリットはなさそうだが、企画担当の広木春香さん(39)は「図書館は本を貸し出すだけではなく、情報を提供する場街全体で読書文化を活性化できれば」と話す。


◆書店・図書館・出版社で合同イベントも

     (出版社、書店、図書館の連携を目指すイベントの様子
      =千代田区の日比谷図書文化館で)

 さらに、大きな枠組みで業界の垣根を取り払おうという試みも始まっている。7月11日、同区立日比谷図書文化館で「集まれ!! 書店・図書館・出版社 はじめの一歩から始めませんか‼」と題したイベントが行われ、本に携わる関係者約140人が集まった。

 今まで別々に行動していた出版社、書店、図書館が連携して日本の活字文化を守るのが狙い。提案者で出版アドバイザーの菊池壮一さん(69)はこう語る。「他人任せではなく、自分たちでできることから始めなければ。今こそ、各業界が手を携えるとき。スマホに奪われた読書時間を取り戻しましょう


   ◇   ◇    


 出版不況が続く中、図書館司書の資格を持ち、毎月第2木曜に「旅をする本棚」を連載中の筆者が、東京・首都圏発の新たな動きを随時リポートします。

 ◆文・谷野哲郎/写真・川上智世、谷野哲郎
 ◆紙面へのご意見、ご要望は「t-hatsu@tokyo-np.co.jp」へメールでお願いします。


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●長周新聞書評【『原発労働者』著・寺尾紗穂】《稼働、非稼働を問わず…高線量の被曝リスクにさらされた労働者の手作業によって支えられている》

2024年11月15日 00時00分34秒 | Weblog

[※ 『ふくしま原発作業員日誌-イチエフの真実、9年間の記録』(片山夏子、朝日新聞出版、2020年2月刊、1700円)↑]


(2024年11月11日[月])
あまりに愚かだ。石棺しかない…一体どれだけの作業員に被曝労働させれば気が済むのか? もちろん、核発電回帰復権など許されようはずもない。しかも、取り出されたデブリは、放射線量があまりに低く、本当に核燃料が溶け落ちてできた「デブリ」ではない模様で、この《デブリから得られる分析結果》には何の意味もない。さんざん労働者に被曝させておいて、《より現実に近い炉内状況が分かる》はずもない。このデブリでは、《廃炉に向けた作業の安全対策やデブリの保管方法の検討に生かす》ことは、おそらく無理。

   『●小出裕章さんは《国が福島県に約束した廃炉へのロードマップはただの県民を
     ごまかすだけのパフォーマンスであり、…悪質な時間稼ぎであると見ています》

 山下葉月記者による、東京新聞の記事【「耳かき1杯のデブリ」が持つ意義とは 福島第1原発の炉内状況は見えてくるのか 「限界がある」との指摘も】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/365464)によると、《「極めて小さいが、デブリから得られる分析結果で、取り出し装置の開発などの知見が得られる」。福島第1原発2号機から初めてデブリを回収した意義について、東京電力の担当者は7日の記者会見でこう説明した。成分を分析し、炉内状況の推定や取り出し工法を決めるために活用するというが、今回取り出したのは「耳かき1杯程度」の微量で、限界があるとの指摘もある》。

 相次ぐ問題、被曝事故…《「被曝労働を下請けに押し付けて成り立っている原発という非人道的発電システムの致命的な欠陥があぶり出された」(エネルギー工学専門家・近藤邦明氏)》。さらに、《高線量の被曝リスクを負って働く原発労働者にインタビューした寺尾紗穂著『原発労働者』(2015年6月、講談社現代新書)は、「原発には必ず被爆を強いられる作業員が必要」だというあたりまえの事実と、「その大部分は電力会社社員ではなく多重下請け構造で雇われる労働者」が担っている現実を表沙汰にすることをはばかる社会構造を告発している》。
 長周新聞の書評【『原発労働者』 著・寺尾紗穂/書評・テレビ評】(https://www.chosyu-journal.jp/review/32609)によると、《福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的な採取作業の失敗は原子力発電所がその稼働、非稼働を問わず、また事故処理から廃炉にいたるまで高線量の被曝リスクにさらされた労働者の手作業によって支えられていることを、万人に知らしめることになった》。

   『●原発銀座の被爆労働者
    「これはイギリスのチャンネル4によるドキュメンタリーである。
     日本のマスメディア、TVメディアはどこまで被爆労働者、
     〝原発ジプシー〟の実情を日本人に知らせてきただろうか? 
     日本の裁判所はどこまでそういった労働者の訴えの声に耳を
     真摯にかたむけてきただろうか?」

   『●被爆労働者なくして成り立たない社会の正当性とは?
    《結果、明らかに被曝だと実感しても、わずかの金で泣き寝入り
     例え労災訴訟を起こしても暴力と御用学者の証言でもみ消される
     広告漬けの大手マスコミもまともな報道はしない
     こうした実態は、20年も前から写真家の樋口健二氏が『原発被爆列島』
     (三一書房)などで告発し続けているが、現在も基本的にその実態は
     変わらない(樋口氏監督のテレビ番組
     「隠された被曝労働者~日本の原発労働者1」95年。
     イギリス Channel4。なぜ、日本でなくイギリスで放映なのか?)》

   『●原発被爆労働という〝原発ジプシー〟の労災
    「〝原発ジプシー〟問題を早くから告発してきた樋口健二さんも
     出てきます。「鳴き殺し」(被爆アラームのスイッチオフ)など
     杜撰な労働実態。結局、梅田さんの労災は不支給となった…」

   『●鳴き殺し・被爆労働者
    《作業をしているのはロボットじゃない
     福島原発の事故以来、現場作業で被曝した労働者は何十人何百人に
     上るのか? 東電は「特例上限の250ミリシーベルトを超えたのは
     6人だけ」と発表しているが、本当のところは誰にも分からない。
     いくらでも隠し事やゴマカシのきく世界が原発労働者なのである。
     世間から隔離され、隠されてきた原発労働者の実態を37年間
     追いかけてきたルポルタージュ問題作が復刊された。
     「闇に消される原発被曝者」(八月書館)だ。写真家の樋口健二氏が
     嫌がらせや妨害の中、体当たりで原発内部と被曝者に直接取材してきた
     ものである》

   『●福島第一原発に潜入したジャーナリスト
    「貴重な潜入記である。山岡さんの過去の記事から、こんなに易々と
     〝潜入〟出来て良いのかと不安になるし、それは山岡さん自身が
     感じられたことではないだろうか。原発作業員の声は、綿井健陽さんら
     ごく少数のジャーナリストからしか届けられていないし、東電や
     マスコミが取り上げることなどあり得ない状況。樋口健二さんへの
     インタビューも注目」

   『●「原発崩壊」樋口健二さん写真展
    「アクセスジャーナル山岡俊介さんの記事…。
     原発の安全神話に早くから批判の目を向けてきた樋口健二さん。
     下請け原発労働者の被曝問題にも早くから取り組んでおられた。
     そのような被曝労働や労働者なくして成り立たない社会や
     原発労働環境の異常さ」
    《「私は原発建設から、崩される風土、反原発運動、核燃料輸送、
      原発被曝労働者、原発下請け労働者、東海村JCO 臨界事故
      福島原発崩壊を写真で記録した。その集大成の写真展としたい」
      (写真展開催にあたっての樋口氏のコメント)。》

   『●原発で働く: 「コスト優先」、「命は二の次」
   『●樋口健二さん《原発建設から、崩される風土…原発被曝労働者、
     原発下請け労働者、東海村JCO臨界事故、福島原発崩壊を写真で記録》

   『●小出裕章さん《国と東電が策定したロードマップは「幻想」です…
     つまり、デブリの取り出しは100年たっても不可能》、石棺しかない
   『●東京電力核発電人災、膨大な《デブリの総量も
      3基で計約880トン》…1個のデブリを僅かに持ち上げた?
   『●膨大な《デブリの総量も3基で計約880トン》のうち、福島第1原発
     2号機の《1グラム程度を数回採取する予定》…いまだ、それさえも困難?
   『●東京電力福島第一核発電所《1~3号機に計約880トンあると推計されている》
     放射線量が極めて高いデブリ…「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」
   『●《着手》ねぇ? 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《放射線量
        が極めて高》い、その数グラムのデブリをどこで保存するつもりなの?
   『●「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《現場に東京電力社員がいない
       下請け任せの姿勢と、点検でミスを見抜けない管理のずさんさを露呈…》
   『●狂気の核発電推進…「原状回復」することも無く教訓も警告も無視し「原発
     回帰・原発復権」、しかも「コストやリスクをこっそり国民に押しつける…」

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/365464

「耳かき1杯のデブリ」が持つ意義とは 福島第1原発の炉内状況は見えてくるのか 「限界がある」との指摘も
2024年11月8日 06時00分

 「極めて小さいが、デブリから得られる分析結果で、取り出し装置の開発などの知見が得られる」。福島第1原発2号機から初めてデブリを回収した意義について、東京電力の担当者は7日の記者会見でこう説明した。成分を分析し、炉内状況の推定や取り出し工法を決めるために活用するというが、今回取り出したのは耳かき1杯程度の微量で、限界があるとの指摘もある。


◆三段階の分析プロセス

 今回のデブリは格納容器底部に転がっていたが、固まって設備に張り付いている場合もあり、砕いたり、穴を開けたりしないと取り出せないことも想定される。取り出し装置の開発には、デブリの硬さや成分の把握が欠かせない。

 デブリの分析は日本原子力研究開発機構の研究所で実施され、主に三つのプロセスに分けられる。

 最初に実施する「非破壊分析」は、電子顕微鏡などを組み合わせた装置で、表面上の元素分布を調べる。その後、デブリを切断したり細かく砕いたりし、電子顕微鏡でより詳しく調べる「固体分析」に入る。

 「固体分析」では、核燃料由来のウランと、一緒に溶け落ちた金属やコンクリートの結晶構造などを特定。より現実に近い炉内状況が分かるという。

 最後の「化学分析」では、切断したデブリを硝酸に溶かして調べる。デブリの成分を特定し、廃炉に向けた作業の安全対策やデブリの保管方法の検討に生かすという。ただ、1~3号機には、核燃料由来が濃いデブリもあれば他の炉内構造物が多く交じっているものもあり、今回取り出した微量のデブリから全体像を把握するのは困難だ。


◆「本当に一歩」結果公表には1年程度

 原子力規制委員会山中伸介委員長は10月31日の記者会見で、「全体工程の中では本当に一歩。次のステップとして広範囲に採取し分析できて、初めて取り出し工法等の大きな参考になる」とくぎを刺した。

 原子力機構は来年3月までに一定の成果をまとめたいとするが、最終的な結果の公表には1年程度かかるという。(山下葉月


【関連記事】デブリの本格取り出し、実現性は? 福島第1原発廃炉作業の最難関 3つの取り出し案も決定打には…
【関連記事】デブリを出さないと汚染水が止まらないのに…3回目の延期は「想定の範囲」なのか
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https://www.chosyu-journal.jp/review/32609

『原発労働者』 著・寺尾紗穂
書評・テレビ評 2024年11月7日

 福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的な採取作業の失敗は原子力発電所がその稼働、非稼働を問わず、また事故処理から廃炉にいたるまで高線量の被曝リスクにさらされた労働者の手作業によって支えられていることを、万人に知らしめることになった。

 東京電力は、福島原発の溶融デブリ(推計880㌧)をとり出す机上の計画で初歩から足踏みしてきたが、8月22日から試験的に3㍉㌘(耳かき1杯程度)の採取に着手する予定だった。しかしその直前に、装置に接続するパイプ5本の配置順が誤っていたことが発覚したことで中断した。その後9月10日に作業を再開し、装置先端の爪でデブリをつかむ遠隔操作に移ったが、先端のカメラが機能せず映像が操作室に送れなくなった

 そのためデブリの微量採取は断念し、カメラ付の装置を格納容器から引き抜く作業に移り、25日になってようやく装置を納入箱に回収することができたと安堵している。こうしたことは多くの専門家が指摘するように、「きわめて高度の放射線を放つデブリを格納容器から取り出す廃炉作業は現在の科学水準では不可能であり、チェルノブイリ(福島原発はその数倍の放射線量)のように石棺化(コンクリートなどで固める方法)する以外にない」ことを物語っている。


ロボットの取りつけは人間

 東京電力はデブリとり出し作業について、短時間でも人が近づくことができないためすべての作業は遠隔操作でおこなうといっている。しかし、今回のパイプ配置順の人為的ミスと映像送信の失敗は、どんな遠隔作業でも大量の放射線量を浴びる「被曝労働者」が決定的な役割を果たしていること、またその現場では孫請、ひ孫請と続く多重下請け構造の最下層の労働者が携わっていることをあぶり出すことになった。

 東京電力は今回起きたパイプ接続ミスについて、現場が高線量下であるにもかかわらず東電自身が「現場確認や事前訓練をせず、協力企業任せにしていた」ことに原因があると釈明している。そのため、「現場作業員が高い放射線量下で早く退出することに気を取られ、確認が不十分でミスに気付かず三菱重工に“5本搬入した”と誤った報告をした」というのだ。

 ミスのあったパイプの接続作業には7月27日から29日までの3日間、各60人ほどで当たったとされる。指示を出していたのは元請の三菱重工業の担当者で、パイプの運搬や接続は下請の作業員が担当した。当初、三菱重工の下請け企業の労働者が原子炉建屋内で装置の手前までパイプを運搬したとき、パイプを1本仮置き場に忘れた。その翌日、パイプをつなぐときに足りないことに気づき、最終日の29日にそれを運んでつないだが、パイプの順番を間違えたという。

 東京電力の説明では、「高線量下での作業は全面マスクで防護服が重装備のため、作業員はパイプに記された接続順を示す数字を見落とした」こと、さらに元請の三菱重工業の担当者が「28日に準備が終わった」と東電に虚偽の報告をしていたことも明らかにしている。

 福島原発の廃炉作業には1日約5000人が携わっているという。うち東電社員は約1000人で、現場作業はおもに元請や下請の約4000人がおこなっている。この廃炉作業でも昨年10月、汚染水の多核種除去設備で作業員が洗浄廃液を浴び、想定外の被ばくをする重大なトラブルがあいつぐなど構造的な作業管理のずさんさが露呈している。今年4月には構内の一部で停電が起きた。このときも地面を掘削する際に電源ケーブルを損傷させる危険性を東京電力が元請に注意喚起しなかったことが要因だとされる。

 そうしたことから、今回のデブリ試験採取の作業ミスで、「被曝労働を下請けに押し付けて成り立っている原発という非人道的発電システムの致命的な欠陥があぶり出された」(エネルギー工学専門家・近藤邦明氏)という指摘もある。


『原発労働者』にみる実態

 高線量の被曝リスクを負って働く原発労働者にインタビューした寺尾紗穂著『原発労働者』(2015年6月、講談社現代新書)は、「原発には必ず被爆を強いられる作業員が必要」だというあたりまえの事実と、「その大部分は電力会社社員ではなく多重下請け構造で雇われる労働者」が担っている現実を表沙汰にすることをはばかる社会構造を告発している。

 電力会社は「線量の高い部分での補修はロボットでやってます」というが、「ロボットをとりつけるのは人」なのだ。自己処理の現場では防護マスクなど重々しい装備を身にまとっての肉体労働で、マスクを外さずには耐えられない肉体的苦痛から外してしまう。労働者が身につけるアラームメーター(作業開始時に上限の線量をセットしておき、そこに達するとアラームが鳴る装置)も「鳴れば仕事にならないから続けてしまう」こともこの業界では茶飯事で、現場管理者もそれを見て見ぬふりをしている。

 「工事は、何月から何月まで完成させねばならないときまっている。試運転に入るまで、何があっても完成させないかんのです。元請けは、危険やからとゆっくりやっているわけにはいかんのですよ」

 高放射線量のなかで働いた労働者の話から、その現場はそもそも「労働者の身の安全が最優先され、教育や監督がきちんとゆきわたる場所」ではありえないことがひしひしと伝わってくる。「被曝の可能性なんか考慮もされず、完全にその場しのぎの作業に労働者が従事する」ことだけが求められるのだ。そこに、被曝線量のごまかしやデータの改ざんが当然のようにまかり通る根拠があるという。

 多重下請け構造のもとで、現場労働者の賃金は元請が1日当り3万~4万円で受けた仕事が一次下請では2万~3万円になるというふうに、下請になればなるほど差額がピンハネ(中抜き)されて減っていく。末端の下請労働者には日給5000円程度しか入らない構造だ

 そうしたことが、原発で働く労働者を遠ざけ「人手不足」を慢性化させている。また、現場で教育に携わる熟練労働者が少なくなり、若手への技術継承がむつかしくなっている。パソコンやAIを駆使しても、現場では「計算だけではできない作業」が勝負になるのだが、そのもとで現場労働者への安全教育が損なわれていることも深刻な問題になっている。

 『原発労働者』では、1回で200㍉~300㍉シーベルト被曝するという使用済み核燃料プールに1回200万円、300万円で潜る外国人労働者の例も紹介している。正式な雇用関係にある日本人労働者にそのような作業をやらせたら線量基準を大幅に超える違法行為になるから、国籍が違うという一点で法の網の目をかいくぐっての使い捨てである。

 こうしたことが明るみになり、2018年に法務局が福島の廃炉作業に外国人技能実習生を働かせないことを決めた。しかしその後も、外国人労働者の実態が発覚している。このように違法すれすれの行為を強いて「すぐ自国に戻れる外国人労働者の大量被曝なしに、原発はたちゆかない」ことも公然の秘密となっている。

 著者の寺尾氏は、そのような「具体的な現場のイメージを持たないまま、そこで働く人の言葉に触れないまま、原発というものを何となく肯定」し、再稼働や輸出などの議論が展開される現実に違和感を感じたことが、同書執筆の動機になったことを明らかにしている。

(講談社現代新書、208㌻、760円+税)
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●小出裕章さんは《国が福島県に約束した廃炉へのロードマップはただの県民をごまかすだけのパフォーマンスであり、…悪質な時間稼ぎであると見ています》

2024年11月14日 00時00分13秒 | Weblog

(2024年11月04日[月])
まずは、女川核発電所…もうこのまま、「停止」したままで。もう止めてくれ、今直ぐ、廃炉作業に着手して下さい。十数年停止したままの、こんなおんぼろ核発電所を何故に再稼働しなければならないのか?
 そんなに、故郷を奪われたい、古里を失いたいものかね? もう一度、あのような「幸運に恵まれる」とでも思っているのかね? 《辛うじて難を逃れたに》すぎない、《辛うじて事なきを得たにすぎない女川原発を再稼働。《女川いのちの石碑…十三番目の石碑…<故郷を 奪わないでと 手を伸ばす> この痛切な願い》!、・・・のはずなのに。

   『●女川核発電所2号機を再稼働したい…《辛うじて難を逃れたにすぎません》、
             そのような幸運に次回も恵まれると思っているオメデタさ…
   『●原発マネーに群がる核発電「麻薬」中毒者の意地汚さ…《辛うじて難を
     逃れたにすぎ》ない、《辛うじて事なきを得たにすぎない》女川原発を再稼働
   『●「閉じない環」破綻した核燃サイクル…《1993年から26回の延期…
     核燃料サイクル政策は要の再処理工場の稼働が見通せず、「破綻」》が露わ
    《各電力会社は使用済み核燃料を再処理工場に搬出できず、急場しのぎの
     対応に追われている。使用済み核燃料を保管する原子炉建屋内の
     貯蔵プールが満杯になると、原発を運転できなくなるためだ。
     東北電力は2月、女川原発(宮城県)の敷地内に新たな保管先
     とする「乾式貯蔵施設」を設けると発表した。乾式貯蔵施設は、
     プールで十分に冷やされた核燃料を金属製の容器に密封し、空冷
     保管する。水がなくなれば重大事故になりかねないプール保管より
     も、リスクが低い。東北電によると、今年9月に再稼働予定の
     2号機のプールは貯蔵率75%で、運転再開から4年ほどで満杯になる。
     乾式貯蔵施設を28年に稼働させるという余裕のない計画を示した。》

   『●“日本一避難しにくい原発”伊方原発…大島堅一さん「エネルギー政策で、
      インフラが不十分で逃げにくい場所を選び、差別的にリスクを押し付け」
    「志賀原発、女川原発、柏崎刈羽、そして伊方原発…稼働させたいという
     核発電「麻薬」中毒者に好き勝手やらせていると、日本中が迷惑し、
     世界にも事故の影響が及ぶ恐れ。」

   『●もう一度、「幸運に恵まれる」とでも思っているのかね? 《辛うじて難を
     逃れた》にすぎない、《辛うじて事なきを得たにすぎない》女川原発を再稼働
   『●《周辺住民には地震と津波、その後の大事故の衝撃がなお生々しい》女川核
     発電所再稼働…周辺住民はあのような「幸運」に、再度、恵まれるだろうか?

 東京新聞の記事【女川原発2号機の原子炉停止 トラブル発生で機器点検】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/364717)。《東北電力は4日、再稼働後に機器のトラブルが起きた女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉を停止したと発表した。機器を点検し、トラブルの原因を調べる。東北電は4日午前2時から原子炉に核分裂反応を抑える制御棒の挿入作業を始め、同日午前8時36分に原子炉を停止した。東北電によると、トラブルは3日午前に発生した。原子炉内の中性子検出器の数値を調整する機器を炉内に送り込み、引き抜く作業中に格納容器内で動かなくなった。機器は手動で回収した。女川原発は東京電力福島第1原発と同型の沸騰水型軽水炉(BWR)で、10月29日に東日本大震災の被災地の原発として初めて再稼働した》。

 一方、デブリ
 バカな作業だ。一体何人の作業員を被曝させているのか? 石棺化する以外に道は無いというのに…。
 東京新聞の記事【燃料デブリ、格納容器外に 東電、回収可能か5日にも判断】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/364356)によると、《東京電力は2日、福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しで、微量のデブリをつかんだ採取装置を原子炉格納容器の外側まで引き抜き、装置の収納箱に収めたと明らかにした。5日にもデブリの放射線量を測定し、運搬用容器に入れて回収できるかどうかを判断する。つかんだデブリは小石状で、大きさは5ミリ程度。回収できれば2011年3月の原発事故発生後、初となる。2日午前、先端の爪形器具がデブリをつかんだまま採取装置を引き抜き、格納容器外側にある金属製で気密性が高い収納箱に戻した。このデブリから20センチ離れた距離で毎時24ミリシーベルト以下であると確認できれば、収納箱から取り出して回収する作業に移る24ミリシーベルトを超えた場合には格納容器内に戻し、別のデブリ採取を検討する。デブリが回収できれば、2号機の原子炉建屋内に設置したグローブボックスと呼ばれる密閉装置に移して重さや大きさなどを計測する。その後、茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の研究所へ輸送し、詳しく分析する計画だ》。



【西谷文和 路上のラジオ Vol.203/小出裕章さん「デブリ取り出しに80万年?もはやブラックジョークの廃炉計画」/矢野宏さん「万博と斎藤問題で維新大失速。本気の野党共闘で日本再生」】
 (https://www.radiostreet.net/radio/2035/
《まず前半は、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんにお電話でご出演いただきます。福島第一原発廃炉作業では、燃料デブリの取り出しに着手したといいますが、のっけから取り出し手順に初歩的なミスが生じたり、そもそもたった3グラムの取り出しにも膨大なリスクが伴うわけで、この先、天文学的な時間と労力と危険が伴う途方もない道のりに、一体どのような勝算があるというのでしょうか? 小出さんは、国が福島県に約束した廃炉へのロードマップはただの県民をごまかすだけのパフォーマンスであり、原子力政策を推し進めるための悪質な時間稼ぎであると見ています。そして近年の日本列島は大地震の活動期にあると言われる中、政府は老朽化原発の再稼働に突き進んでいます。一旦やり始めたからには決して引き返しはしない、謝罪もしない、その中でさらに被害や損失が拡大していく。そんな様は「戦争の構造に酷似していると小出さんはおっしゃいます。その意味をリスナーの皆さまにはしっかりと考えていただきたいと願います》。

   『●「廃炉終了の定義」も無く、0.1歩の前進もない…汚染水という名の《処理水
       の海洋放出が政府や東電が言う「大きなステップ」となる》はずもない

   『●東京電力核発電人災、膨大な《デブリの総量も
      3基で計約880トン》…1個のデブリを僅かに持ち上げた?
   『●膨大な《デブリの総量も3基で計約880トン》のうち、福島第1原発
     2号機の《1グラム程度を数回採取する予定》…いまだ、それさえも困難?
   『●東京電力福島第一核発電所《1~3号機に計約880トンあると推計されている》
     放射線量が極めて高いデブリ…「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」
   『●「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《現場に東京電力社員がいない
       下請け任せの姿勢と、点検でミスを見抜けない管理のずさんさを露呈…》
   『●《着手》ねぇ? 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《放射線
      量が極めて高》い、その数グラムのデブリをどこで保存するつもりなの?

 定義も出来ない「廃炉終了」、「廃炉」は1mmも進んでいない。東京電力核発電人災により、膨大な《デブリの総量も3基で計約880トン》…廃炉終了の定義も無く、デブリの持って行き場所も? いや、デブリの取り出しや廃炉終了までのスケジュールが全く見通せないのだ。小出裕章さん《国と東電が策定したロードマップは「幻想」です…つまり、デブリの取り出しは100年たっても不可能》。流入する地下水を止める気がないのですから、永遠にデブリに触れた〝汚染水〟が生成…。一体全体、〝汚染水〟の海洋投棄で廃炉作業の何が進むのか? 13年かけて、漸く数グラムのデブリを取り出して、一体何の意味があるのか? 880トンのデブリ、どうするつもりか?

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●態度・人間性・思考のお粗末な人達がヘイトな実情を知った上で、恥ずかしげもなくヘイトな偽ホシュ党に投票している訳だ、本当に無残だな

2024年11月13日 00時00分43秒 | Weblog

(20241110[])
無残だ。一票を投じた皆さん、恥ずかしくないですか?
 真の保守の方はこの偽ホシュの実情を知っているので支持・投票する訳もなく、態度・人間性・思考のお粗末な人達がヘイトな実情を知った上で、恥ずかしげもなくヘイトな偽ホシュ党に投票している訳だ。本当に無残だな。

   『●《国会で議論を尽くさず、防衛関連予算の倍増や敵基地攻撃能力(反撃能力)
     の保有を決め、憲法に基づく専守防衛を形骸化》…民主党は覆す気はあるの?

―――――――――――――――――――――――――
https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/49a04e848bfe2bfd93c91208c5de94da

 さらに、反吐が出そうな、東京新聞の記事【日本保守党が初の議席 「反安倍」石破政権にどう向き合う? 百田尚樹代表は熱烈な「安倍応援団」だったが…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/362872)、《27日に投開票された衆院選では、作家の百田尚樹氏が代表を務める政治団体「日本保守党」が3議席を獲得し、国会に初めての足掛かりを築いた。百田氏は右派の論客として著名で、故・安倍晋三元首相との親密な関係でも知られた人物。かたや現在の自民党を率いるのは、安倍氏と反目してきた石破茂首相だ。少数与党となった自民とは今後、どう付き合っていく考えなのか。(佐藤裕介、戎野文菜)》、《河村たかし氏「自民党に取って代わる勢力に」》。
 あ~ぁ、「3議席」「河村たかし氏」ですよ、正気か? サンセイ党も含めて、(追記: 兵庫県知事選でメチャクチャやっていますが…) 早くN党並みに消えてなくなってほしいもの…。
―――――――――――――――――――――――――


   『●相変わらず2/4が眠り猫…自公に投票していた1/4の一部 (-533万票、
     -115万票) がコミ《+357万票》、サンセ《187万票》、ホシュ《114万票》へ
    《自民1991万票→1458万票(-533万票)。
     立憲1149万票→1155万票(+6万票)。
     国民259万票→616万票(+357万票)。
     公明711万票→596万票(-115万票)。
     維新805万票→509万票(-296万票)。
     れいわ221万票→380万票(+159万票)。
     共産416万票→336万票(-80万票)。
     参政なし→187万票
     保守なし→114万票
     社民101万票→93万票(-8万票)。》


 引用するのも悍ましい。《「これはええ言うてるんちゃうで」「小説家のSFと考えてください」と複数回前置き》すれば、何を言っても許されるのか? 腐っても公党の党首でしょ? また、《同党事務総長の有本香氏…に「やめなさい、こら。SFでもそれはいくらなんでも」と制されると…。…有本氏は「たとえ話にまで党がコメントする必要はないと考えます」と話した》そうだ。党首も党首なら、事務総長も恥ずかしげもなく。
 東京新聞の記事【百田氏「30超えたら子宮摘出」 保守党代表、SFとして発言】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/365988)によると、《日本保守党の百田尚樹代表がユーチューブ番組で、少子化対策を議論した際に「小説家のSF」と前置きした上で「30超えたら子宮摘出」と発言したことが9日、分かった。百田氏は8日配信の番組で「これはええ言うてるんちゃうで」「小説家のSFと考えてください」と述べた上で「女性は18歳から大学に行かさない」「25歳を超えて独身の場合は、生涯結婚できない法律にする」「30超えたら子宮摘出とか」などと語った。同党の有本香事務総長が「SFでもいくらなんでも」と指摘すると、百田氏は「時間制限を分かりやすく言った。そういうことがあるともっと深刻になる」と説明した。百田氏は9日、自身のX(旧ツイッター)で「あくまでSF小説としての仮定としての一例としてあげた話。現実にはあり得ないとも断っている」とした》。
 アサヒコムの記事【日本保守党・百田尚樹氏「30超えたら子宮摘出」「SFとして」発言】(https://www.asahi.com/articles/ASSC933HNSC9OXIE00PM.html)によると、《今年10月の衆院選で3議席を獲得した日本保守党の百田尚樹代表が、自身のユーチューブ番組で少子化対策を議論した際、「25歳を超えて独身の場合、生涯結婚できない法律に」「(女性は)30(歳)超えたら、子宮を摘出する、とか」などと発言した》。

 《河村たかし前名古屋市長ら計3人が当選し、比例区で有効投票の2%以上を獲得し、公職選挙法上の政党要件を満たした。その結果、2800万円の政党交付金の交付対象となった》そうだ。投票した人々の罪深さよ。河村たかし前名古屋市長が当選って、もう、どうかしている。
 この種の発言、ヘイト発言が、今に始まったことではないのに、先の2024年10月の衆院選で3議席も与えてしまい、本当に正気かね?


 津田大介さんのつぶやき:

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https://x.com/tsuda/status/1855408338538033489

津田大介@tsuda

例の子宮摘出SF発言、公党の党首になったがゆえに新聞も大きく取り上げているけど、メディアのその取り上げ方(これまでの取り上げなさ)こそが、このレベルの差別発言を許し、もはや手遅れという事実を真剣に反省してほしいですね。

午前9:33  2024年11月10日
――――――――――――――――――――――――――――――
https://x.com/tsuda/status/1855408340471562488

津田大介@tsuda

あとはYouTubeな。コミュニティガイドライン違反の疑いが濃厚な配信者にアテンションと金を無尽蔵に与える環境をずっと野放しにしてたことの一つの帰結がこれであるわけで、その代償は社会全体で払わされることになる

午前9:33  2024年11月10日
――――――――――――――――――――――――――――――


   『●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、
      沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ
   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
      「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担
    《安田が本書の取材を始めたきっかけは、昨年6月に自民党の
     「文化芸術懇話会」で作家の百田尚樹が発した
     「沖縄の2紙はつぶさなあかん」発言だった。本書は、百田と
     出席議員の発言内容を詳細に書き起こし、反証するところから
     始まる。たとえば、百田のこの発言だ。
       「もともと普天間基地は田んぼの中にあった。周りに何もない。
        基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、
        いまや街の真ん中に基地がある。騒音がうるさいのはわかるが、
        そこを選んで住んだのは誰やと言いたくなる」
     安田は、地元の古老の証言や郷土史誌の記述から、
     この百田発言が全くの事実無根であることを示す。》
    《安田はこうして記者たちを訪ね、資料を掘り起こしながら、さまざまな
     「嫌沖」の俗説・風説を覆す証言や記録を拾っていく。
     「沖縄経済は基地依存」という神話
     「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷
     「沖縄の新聞は基地のことばかり書いている」という
      全国メディアからの揶揄
     「沖縄の新聞が反基地・政府批判を扇動している」という誤解…》

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https://www.asahi.com/articles/ASSC933HNSC9OXIE00PM.html

日本保守党・百田尚樹氏「30超えたら子宮摘出」「SFとして」発言
2024年11月9日 19時41分

     (日本保守党の百田尚樹代表)

 今年10月の衆院選で3議席を獲得した日本保守党の百田尚樹代表が、自身のユーチューブ番組で少子化対策を議論した際、「25歳を超えて独身の場合、生涯結婚できない法律に」「(女性は)30(歳)超えたら、子宮を摘出する、とか」などと発言した。

 発言があったのは8日配信の「ニュースあさ8時!」。同党事務総長の有本香氏らと少子化対策について議論した際に発言した。

 有本氏は急速に少子化が進んでいることに触れ、「価値観が急激に変化している。子どもがいることイコール幸せになる、という絵図が描けていない。社会の価値観をどうやって取り戻すか、学者の知見を本来かりたいところ」と述べた。

 百田氏は「これを覆すには社会構造を変えるしかない」と指摘。「これはええ言うてるんちゃうで」「小説家のSFと考えてください」と複数回前置きした上で、「女性は18歳から大学に行かさない」「25歳を超えて独身の場合は、生涯結婚できない法律にするとかね。こうしたらみんな焦る」などと発言した。

 また、有本氏が「子どもを産むには時間制限がある、ということを子どもたちに教えるべきだ」と指摘すると、百田氏は「30超えたら、子宮を摘出する、とか」と述べた。

 この発言に対し、有本氏に「やめなさい、こら。SFでもそれはいくらなんでも」と制されると、「時間制限をわかりやすく言ったんやけどね。そういうことがあると、もっと深刻になるんですけどね」と説明した。

 百田氏は自身のX(旧ツイッター)のアカウントで「あくまでSF小説としての仮定としての一例としてあげた話です。現実にはあり得ませんとも断っています」と説明。朝日新聞は有本氏に党の見解を求めたが、有本氏は「たとえ話にまで党がコメントする必要はないと考えます」と話した。

 同党は昨秋、作家の百田氏らが設立。衆院選で愛知1区から出馬した河村たかし前名古屋市長ら計3人が当選し、比例区で有効投票の2%以上を獲得し、公職選挙法上の政党要件を満たした。その結果、2800万円の政党交付金の交付対象となった
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●武井保之氏の記事【伊藤詩織さん止まらぬ涙に映る絶望と希望 性暴行被害の詳細も記録するドキュメンタリーに宿る気迫と覚悟】(YAHOO! ニュース)

2024年11月12日 00時00分54秒 | Weblog

[※ 《望月衣塑子のジャーナリスト精神に迫る》…森達也監督『-新聞記者ドキュメント-』(https://i-shimbunkisha.jp/)↑]


(20241014[])
武井保之氏による、YAHOO! ニュースJAPANの記事【伊藤詩織さん止まらぬ涙に映る絶望と希望 性暴行被害の詳細も記録するドキュメンタリーに宿る気迫と覚悟】(https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8ecc4a55df35ad211dbb77f530655b28aa05440e)によると、《その映像版となる『Black Box Diaries』は、自身の被害の調査に乗り出していく姿を自ら記録したドキュメンタリー映画であり、5年間にわたる法廷闘争を追う伊藤さんの初監督作となる》。

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https://youtu.be/ZQ2RLpHPF78

Black Box Diaries’ – Trailer (MTV Documentary Films)
2024/09/25

BLACK BOX DIARIES follows director Shiori Ito’s courageous investigation of her own sexual assault in an improbable attempt to prosecute her high-profile offender. Unfolding like a thriller and combining secret investigative recordings, vérité shooting and emotional first-person video, her quest becomes a landmark case in Japan, exposing the country’s desperately outdated judicial and societal systems.

Director: Shiori Ito
Producer(s): Eric Nyari, Hannah Aqvilin, Shiori Ito
Co-Producer(s): Takashi Shinomiya, Ryo Yukizane, Ryo Nagai
Executive Producer(s): Robina Riccitiello, Josh Peters, Mitsunobu Kawamura
――――――――――――――――――――――――――――――――――


 本当に胸が塞がれそうな、伊藤詩織さん自身が監督したドキュメンタリーなのだと思います。刑事司法で〝犯人〟が裁かれているべきだったし、杉田水脈元衆院議員やはすみとしこ氏らによる誹謗中傷なども見るに堪えないものだった。伊藤さん自身がそのつらい記憶を〝Diaries〟として監督するのは大変な作業だったことと思います。

   『●あの「逮捕潰し」は問い直されなくてもいいのか? 刑事は刑事、
     民事は民事で済ませていいのか? アノ中村格氏がいまや警察庁長官
    《ジャーナリストの伊藤詩織氏(33)が性被害を受けたと訴えて
     元TBS記者の山口敬之氏(56)に損害賠償を求めた訴訟の
     上告審で、最高裁第一小法廷(山口厚裁判長)は山口氏の上告を
     退けた。山口氏が同意なく性行為に及んだと認定して約332万円の
     賠償を命じた二審・東京高裁判決が確定した。7日付の決定で、
     第一小法廷は憲法違反などの上告理由がないとだけ判断した》

   『●伊藤詩織さんによる民事裁判「私たちが勝利しました」、
     山口敬之氏の高額「反訴」は棄却…なぜ刑事事件で裁けなかった?
   『●山口敬之氏事件…《逮捕寸前までいった事件が、
     このように“ブラックボックス”のなかに押し込められてしまった》
   『●《被害者が司法で守られ》ないような社会でいいのか? 《被害者が
     泣き寝入りして》しまうような社会でいいのか? 中村格警察庁長官殿!
   『●伊藤詩織さんによる民事裁判「私たちが勝利しました」、
     山口敬之氏の高額「反訴」は棄却…なぜ刑事事件で裁けなかった?
   『●山口敬之氏事件…《逮捕寸前までいった事件が、このように
         “ブラックボックス”のなかに押し込められてしまった》
   『●法的措置…《山口氏を“被害者”に仕立て上げて…伊藤さんを毀損
         …性被害サバイバーや社会に「沈黙」を強いる恫喝的攻撃》
   『●伊藤詩織さんの《表明は、この現状に一石を投じ、社会を改善へ

     と向かわせるものになるはずだ》…それが、いま、提訴につながった
   『●「フィクション」「伊藤さんと関係ない」は通用せず。一方、アベ様を
      《サポート》するための《Truth》無き《Team》《Club》は一体何を?
   『●140文字のそのツイートには《どの部分》に『いいね』を押しても
     構わない部分があったのか? まるごと中傷ツイートへの『いいね』
   『●あの「逮捕潰し」は問い直されなくてもいいのか? 刑事は刑事、
     民事は民事で済ませていいのか? アノ中村格氏がいまや警察庁長官
   『●「どんな時もそばにいてくれる友だちがいたから、がんばれました」
     伊藤詩織さん…改めて《ジャーナリストとして歩んでいく》ことを決意
   『●《とりあえず、うっかり「いいね」を押したら即アウト、ではない》…
      杉田水脈衆院議員はどのように言動し、どの様なモノに「いいね」?
   『●山口敬之氏について、《相沢真木裁判長はクソ野郎との表現が「直ちに
     人身攻撃となり、意見や論評の域を逸脱したとは断じられない」と判断》
    「大石晃子 (大石あきこ) 衆院議員が山口敬之氏から名誉棄損で訴え
     られていた一審・東京地裁判決を高裁が取り消した。《22万円の
     支払いなどを命じた一審判決》を取り消し、当たり前だ。東京高裁
      (相沢真木裁判長) が《山口敬之氏が…「クソ野郎」》を認定した
     ようなものだ。ブログ主は、公言しませんが、内心、それ以上の
     罵りの言葉が使われるべきだと思っています。山口敬之氏による
     犯罪を握りつぶした、アベ様や元・最低の官房長官近辺の関係者にも。
     いまも、あの「逮捕潰し」は問い直されなくてもいいのか?
     と思い続けています」

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https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8ecc4a55df35ad211dbb77f530655b28aa05440e

伊藤詩織さん止まらぬ涙に映る絶望と希望 性暴行被害の詳細も記録するドキュメンタリーに宿る気迫と覚悟
武井保之 ライター, 編集者
10/13(日) 8:40

     ((C)『Black Box Diaries(原題)』)

ジャーナリストの伊藤詩織さんが自身の性暴行の被害と、その日からの闘いを自ら監督して映像に収めたドキュメンタリー映画Black Box Diaries』(英米日合作)が10月25日からイギリスで公開される(日本公開日未発表)。

伊藤さんが自身の性暴行被害を綴ったノンフィクション小説『Black Box』(文藝春秋社)は、『第1回本屋大賞ノンフィクション部門』にノミネートされ、『第7回自由報道協会賞』で大賞を受賞。世界9ヵ国・地域で翻訳されている。

その映像版となる『Black Box Diaries』は、自身の被害の調査に乗り出していく姿を自ら記録したドキュメンタリー映画であり、5年間にわたる法廷闘争を追う伊藤さんの初監督作となる。


ホテルで引きづられるように連れて行かれる映像も

ドキュメンタリーは、伊藤さんが元テレビ局員記者からの暴行被害を訴えた2017年の記者会見の直後に遡る。2015年の被害発生直後に警察に通報したにもかかわらず、その捜査は2年もの間、停滞していた。

同会見で伊藤さんは、性暴行被害者として顔を出して名乗り出て、本格的な法廷闘争へと乗り出す。その過程を描く本作のなかでは、生々しい実際の音声や映像が多く使われている。



【‘Black Box Diaries’ – Trailer (MTV Documentary Films)】
 (https://youtu.be/ZQ2RLpHPF78


たとえば、被害の当日に、伊藤さんと加害者をホテルまで乗せたタクシー運転手は、記憶のない伊藤さんが「駅で降ろしてください。帰らせてください」と加害者へ繰り返し訴えていたと証言する。

そのタクシーがホテルへ着いた際のホテル車寄せと、ホテル内の防犯カメラと思われる映像も映し出される。そこには、タクシーからなかなか降りない伊藤さんを抱きかかえるように降ろしてホテルへ入る加害者と、ホテル内を引きづられるように連れていかれる伊藤さんがいる。

その映像のおぞましさに戦慄する。そして、それに追い打ちをかけるように、当時の警察の捜査官との、確実な証拠はない、諦めることが自身のため、という脅しのようにも聞こえるやりとりの音声が流される。

さまざまな記録音声、映像から、当時の彼女の悔しさ、悲しさ、絶望が沁みるように伝わってくる


世間の心無いバッシングにも苦しめられる

しかし、会見後に伊藤さんはそのときの服装からバッシングを受けるようになる。そこには、世間だけではなく、マスメディアからの声もあったという。伊藤さんは「娼婦と言われた」と法務省の記者クラブの手ごわさと恐ろしさを語っている。

また、インターネットやSNSでの中傷、誹謗中傷だけでなく、売名行為と彼女を怒鳴りつけにくる人もいた。そんなネガティブな世の中のリアクションのすべても作品のなかで映す。

そこからさらに事件とは無関係なことでの彼女へのバッシングは加熱していく。そんな日々に、PTSDを患う彼女は、睡眠導入薬がないと眠れない生活を送っていた様子も明かされる。


     ((C)『Black Box Diaries(原題)』)


それでも彼女は、気丈に自らカメラをかついで駆け回る。逮捕状が出ていた加害者の逮捕にストップをかけた当時の検察責任者の自宅に取材をかける果敢な姿も映された。

加害者の周囲の関係者への取材では、謝罪があった一方、どこか他人事のような意識がにじむ発言もあった。人生をかけて闘っている伊藤さんとはかけ離れた姿勢を感じさせるメディア関係者と彼女の温度感の対比も印象的だ。


心の痛みへの耐え方がわからなくなったときに起きたこと

当時の心境を伊藤さんは「被害者として自分に真正面から向き合うと、押しつぶされてしまう」と、事件を追求することで自分を無理やりにでも奮い立たせていたことを明かす。その根底には、被害者になってわかったことや、被害者が弱い存在であることに対する違和感がある。それが彼女を支えていた。

しかし、そんな彼女もひとりの女性であり、限界に追い込まれたときもあった。あるところで、スクリーンがブラックアウトする瞬間がある。

加害者だけでなく、警察や司法、顔のない世間の声と闘うなか、心の痛みへの耐え方がわからなくなった。そのときに起きていた出来事も赤裸々に映像で綴られる。涙する彼女の姿に心をえぐられるようだった


被害の日の詳細を映像に記録する覚悟

本作の後半、民事裁判への出廷の前日に家族と過ごす時間が映される。そこでは、被害の日に起きたことの詳細が語られる。そのときの彼女の姿からは、どれだけ時間が過ぎても決して癒えぬ心の傷の深さを痛感させられ、胸が痛む

法定に立った伊藤さんは、加害者との間についたてを置かない。それは「私はここにいる」と示すためだったという。

彼女はいまでも、日々の生活のなかで、被害当時と重なるシチュエーションに遭遇すると、無意識のうちに体調が悪くなる。そんなトラウマを発症するトリガーが日常に潜んでいるなか、その根源である加害者と向き合い、目を合わせ、彼が目をそらすまで視線を外さなかった。

過去の傷のひとつを乗り越えたように見えた。しかし、伊藤さんはそこから「また新しい悪夢は生まれる」とも語っている。

     (民事裁判の判決後には多くのメディアと支援者が
      押しかけた(C)『Black Box Diaries(原題)』)


いくつもの涙を流してきた壮絶な闘い

本作のなかでは、何度も彼女の涙が映される。それは、悔しさ、悲しさ、やりきれなさ、憤りであり、後半には喜びや安堵もある。スクリーンからはそのすべての感情があふれ出してくる。

伊藤さんの母は、民事訴訟での勝訴のあと、顔を出して活動することに反対していた彼女の妹、弟との再び家族へ戻る道がはじまると語っている。それほどまでに壮絶な闘いを強いられてきたのだ

ただ、彼女の闘いは終わっていない。判決後、加害者は外国人記者クラブで会見を開き、彼女がいるその場で、犯罪行為はないと主張した。彼女にとって2019年12月18日の勝訴は、ひとつのピリオドではあるが、終わりではなかった(加害者側の上告から裁判は続くが、2022年7月に最高裁判決で勝訴が確定。本作の記録は2019年の判決まで)。


ドキュメンタリーが社会に与える希望

本作は彼女の25歳から33歳までの闘いの日々の記録であり、ひとつのマイルストーンまでの軌跡。裁判は終わったが、それで彼女の心の傷が消えることはない。これからも向き合いながら生きていかなくてはならない。彼女が一生背負っていく十字架になるのだろう

女性だけに限らず、このドキュメンタリーを見た誰もが彼女の苦しみを自分ごととして感じるはずだ。もし身の回りの家族や親戚、友人、知り合いが被害にあったら、自分には何ができるのかと思いを馳せる。同時に加害者への怒りが湧き上がる

観客は心からそれを感じさせられ、考えさせられたに違いない。『第29回釜山国際映画祭』での上映後、満席の劇場は拍手に包まれた。

彼女の勇気ある映像への記録は、同じ境遇の人や声を上げられない人、この先試練に直面するかもしれない人にとっての希望になることだろう。


武井保之 ライター, 編集者
音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク専門誌などの編集者を経てフリーランスの編集者、ライターとして活動中。映画、テレビ、音楽、お笑い、エンタメビジネスを中心にエンタテインメントシーンのトレンドを取材、分析、執筆する。takeiy@ymail.ne.jp
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●狂気の核発電推進…「原状回復」することも無く教訓も警告も無視し「原発回帰・原発復権」、しかも「コストやリスクをこっそり国民に押しつける…」

2024年11月11日 00時00分00秒 | Weblog

(2024年10月14日[月])
原状回復」することも無く教訓警告も無視して「原発回帰」「原発復権」、しかも、「コストやリスクをこっそり国民に押しつける…」デタラメの限りを尽くす核発電推進派。コスト的にも、とっくに破綻している。東京電力を破産させず、一体いくらの税金を注ぎ込んだのか。また、発電コストも核発電が異常に高いことは既に顕在化。「核発電は安い」はとっくの昔に破綻している。百万歩譲って「核発電は安い」からと言って、命にかかかわるリスクと比較でき得るのか? 「利権」に群がり、カネに蝟集する核発電寄生〝虫〟・核発電麻薬〝中毒〟者。
 南海トラフ地震によるリスク…浜岡核発電所伊方核発電所、そして、上関川内核発電所。核発電所を動かしたいということに、狂気を感じる。ペラペラの壁…、無謀な避難経路…、利権…。老朽核発電所…。《破滅的な事故》のリスクなど、想像する能力もないのか?

   『●東京電力核発電人災、膨大な《デブリの総量も
      3基で計約880トン》…1個のデブリを僅かに持ち上げた?
   『●膨大な《デブリの総量も3基で計約880トン》のうち、福島第1原発
     2号機の《1グラム程度を数回採取する予定》…いまだ、それさえも困難?
   『●東京電力福島第一核発電所《1~3号機に計約880トンあると推計されている》
     放射線量が極めて高いデブリ…「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」
   『●「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《現場に東京電力社員が
     いない下請け任せの姿勢と、点検でミスを見抜けない管理のずさんさを露呈…》
   『●《着手》ねぇ? 「8億8千万グラムのデブリも1グラムから」…《放射線量
        が極めて高》い、その数グラムのデブリをどこで保存するつもりなの?
   『●《唯一国の責任を認めた三浦守判事を除き、菅野博之、草野耕一、岡村和美
      の3判事…退官した菅野氏を除き、草野、岡村両判事》の弾劾裁判を求めた
   『●何もかもがいい加減…命を賭して何をやっているのか? 南海トラフ地震の
     リスクの第一に議論すべきは核発電所であり、再稼働・新規建設など以ての外

 太田理英子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/原発新増設の巨額コストを国民に負担させる政府の新構想 電気料金にこっそり上乗せ…「反対署名」が始まる】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/354987?rct=tokuhou)、《政府が原発の新増設を進めるため、建設費などのコストを電気料金に上乗せし、消費者から広く徴収する支援制度の導入を検討している。「コストやリスクをこっそり国民に押しつける制度はおかしい」。環境団体や市民団体が、構想に反対する声を集めようと、オンライン署名活動を始めた。そもそも、この構想はどんな問題をはらんでいるのか。(太田理英子)》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/354987?rct=tokuhou

こちら特報部
原発新増設の巨額コストを国民に負担させる政府の新構想 電気料金にこっそり上乗せ…「反対署名」が始まる
2024年9月19日 12時00分

 政府が原発の新増設を進めるため、建設費などのコストを電気料金に上乗せし、消費者から広く徴収する支援制度の導入を検討している。「コストやリスクをこっそり国民に押しつける制度はおかしい」。環境団体や市民団体が、構想に反対する声を集めようと、オンライン署名活動を始めた。そもそも、この構想はどんな問題をはらんでいるのか。(太田理英子

     (日本原電敦賀原発3、4号機の建設予定地=
      福井県敦賀市で(本社ヘリ「まなづる」から))


◆「電力自由化に反する」

 「原発を特別扱いして独占的地位を確立することになり、電力自由化に真っ向から反する大変な問題だ」。署名開始に合わせて開かれた18日のオンライン記者会見で、呼びかけ人の一人、龍谷大の大島堅一教授(環境経済学)はそう強調した。

 2016年に始まった電力の全面自由化は、競争原理の導入で大手電力会社による地域独占体制を崩し、電気料金を値下げすることも大きな目的だった。しかし、政府の原発支援構想は新たな国民負担につながる可能性がある。


◆料金上乗せ「英国モデル」

 政府内で検討しているのは、英国の原発支援策「RABモデル」を参考にした新たな制度。同モデルは、国が認可した原発について、建設が始まった時点で、建設費や維持費を、電力小売会社に負担させる仕組みだ。小売会社は、顧客の電力料金に上乗せして負担分を回収する当初の想定よりも建設費が膨らんでも、必要経費と認められれば、料金に追加で上乗せもできる

 構想が浮上した背景には、東京電力福島第1原発事故後、既存の原発の再稼働には巨額の事故対策費などが必要となり、電力会社側の財政負担が重くなっている事情がある。新制度で、稼働前から原発事業者に一定の収入を保証することで原発投資を促し、新増設を進める狙いとみられる。経済産業省は今後、具体案を検討する。


◆既に賠償費用は料金に転嫁

     (政府が再稼働を進める東京電力柏崎刈羽原発1兆円を超える
      事故対策費用をかけている=5月、新潟県で
      (本社ヘリ「あさづる」から))

 大島氏はRABモデルについて、「建設コストの増大や遅延のリスクなどを一般市民に転嫁することになる」と問題視する。これまでも、福島第1原発事故の賠償費用を、家庭向けの電気料金に含まれる託送料金(送配電網の利用料)に上乗せするなど、原発にかかるコストを表に出にくい形で、国民に負担させる流れができていると指摘。「税金だと分かりやすいため、託送料金としてじわじわと取る形になるのでは」


◆「温暖化対策も遅れる」

 東北大の明日香寿川(じゅせん)教授(環境政策論)は、自身が加わっている研究グループの試算を元に、原発新増設を進めれば再生可能エネルギーを中心にした場合よりも電力価格が高くなると指摘。「原発は二酸化炭素の削減コストが高く、温暖化対策も遅れる」とした。

 長崎大の鈴木達治郎教授(原子力政策)は「国際原子力機関(IAEA)の予測などでも、明らかに原子力シェアは世界的に衰退しているのに、政府は客観的評価をしていない」と指摘。新制度の検討が不透明な意思決定プロセスで進むことを懸念し、「データを公開して国民的議論をする仕組みが必要だ」と訴えた。


◆首相と経済産業相宛てに提出を目指す

 署名活動は環境問題などに取り組む13団体と有識者ら9人が企画し、運営サイト「Change.org」で募っている。10月25日で一度締め切り、首相と経産相宛てに提出する予定。


【関連記事】政府が原発新増設「検討」と明示…福島事故から封印のはずが推進姿勢 運転期間の延長、計17基再稼働も
【関連記事】原発しか持たない日本原子力発電が大ピンチ 敦賀の2号機も東海第2もメド立たず 一方で岸田政権は新増設に前向き
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●《石破茂が「政党交付金は“党勢拡大”のために政党支部に出しているのであって非公認候補に出しているのではない。…」と強く反論》していたが…?

2024年11月10日 00時00分27秒 | Weblog

[※ イシ馬さん鹿さん総裁による「利権」「裏金」「脱税」党の選挙公報のには…《謙虚》、《誠実》、《温かい政治》だそうだ!?]


(2024年11月08日[金])
赤旗によるスクープ「裏金非公認に2000万円 自民本部が政党助成金」問題、つまり、裏金候補の裏推薦問題、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の「党勢拡大のため」のはずだったが? 一体どんな「ルール」なん? 「党勢拡大のため」に、全ての政党支部に政党交付金という税金を出してたんですよね?

   『●赤旗「裏金非公認に2000万円 自民本部が政党助成金」…税金使ってどんな
     「ルール」? どこが《謙虚》? どこが《誠実》? 何が《温かい政治》だ!!

 赤旗による、再びのスクープ、《首相の弁明崩れる》。《2000万円は候補者(公認・非公認)がいない選挙区支部には支給されていなかった》ことが明らかに。つまり、「党勢拡大のため」なのだから、候補者が居なくても、すべての「利権」「裏金」「脱税」党選挙区支部に支給されていたものと思っていたら、公認・非公認に関係なく、候補者が居る選挙区支部のみに支給されていたという、またしても赤旗のスクープ。「党勢拡大のため」という御旗の下、税金で、裏金議員を「裏推薦」までしておきながら、イシ馬さん鹿さん総裁は「党勢拡大のため」などと嘯いた訳だが、それはデタラメだったということだ。あ~、そうそう、「ト」連などのカルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の地方組織も裏金作りをしていたそうですね? 政治組織の体をなしていないし、泥棒集団・犯罪者集団・反社組織がニッポンを牛耳っています。これは検察の問題でもあります、畝本直美検事総長殿。
 それにしても、返す返すも、衆院選で共産党の議員数が増えるどころか、減ったことが大変に悔やまれる。何故に、「相変わらず2/4が眠り猫…自公に投票していた1/4の一部 (-533万票、-115万票) がコミ《+357万票》、サンセ《187万票》、ホシュ《114万票》へ」なのか。やはりこの国は壊れ切っているのでは?

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/お粗末な石破茂の大嘘 候補者がいない選挙区支部には2000万円支給せず】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202411070000078.html)によると、《★選挙前から自民党裏金問題のスクープを連発した「しんぶん赤旗日曜版」11月10日号が政治とカネでまたかっ飛ばした。「“裏金非公認候補が代表の政党支部に自民党が、公認候補と同額の政党助成金2000万円を支給したとのスクープは『当落線上に踏ん張っていた候補者を奈落の底に突き落とし』(産経10月29日付)」という書き出しで、記事は2000万円の交付金は首相・石破茂が政党交付金は“党勢拡大”のために政党支部に出しているのであって非公認候補に出しているのではない報道に憤りを覚えるとと強く反論していたが、編集部の調査では「2000万円は候補者(公認・非公認)がいない選挙区支部には支給されていなかった」ことが分かったという。 ★記事は続けて、自民党福岡県第9選挙区支部代表の県議は「うちの支部には党本部から政党助成金は振り込まれていない。1000万や2000万が振り込まれたら事務所職員がびっくりするよ」と答えた。同選挙区は候補者を出していないつまり党勢拡大は、うそということになる。記事ではほかの選挙区にも丁寧に取材しており幾つもの証言も取れている。自民党は赤旗のスクープに対して、首相が憤慨したような内容の反論文わが党の支部政党交付金に関する報道についてを出し、大々的に反論しているが、どうやら反論として書かれていることとも大きくつじつまが合わないお粗末な話だ》。

 日刊ゲンダイの記事【3発目の“赤旗砲”で矛盾露呈…石破首相「2000万円支給は党勢拡大のため」はウソだった?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/363119?utm_source=x&utm_medium=sns#goog_rewarded)によると、《これが「裏金候補を裏公認」と世論の怒りに火をつける展開となり、自民を惨敗に追い込むダメ押しとなったのだが、さらに3発目となる「赤旗砲」が放たれた。<首相の弁明崩れる>ーー。11月10日号の同紙(日曜版)によると、自民は問題視された2000万円について、公認、非公認に関係なく、衆院選の候補者がいなかった小選挙区支部には支給していなかったというのだ》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/363119?utm_source=x&utm_medium=sns#goog_rewarded

3発目の“赤旗砲”で矛盾露呈…石破首相「2000万円支給は党勢拡大のため」はウソだった?
公開日:2024/11/08 06:00 更新日:2024/11/08 06:00

     (前言撤回、嘘八百…(C)日刊ゲンダイ)

 石破茂首相(67)の説明は何から何まで嘘だったのか。

 衆院選で自民、公明両党を大敗させた要因は間違いなく、自民の裏金事件だろう。

 その裏金事件を最初にスクープしたのは日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」。選挙終盤には裏金事件に関与したとして非公認扱いとなった候補の政党支部に対し、党本部が公認候補と同額の2000万円を支給していた事実を報道。これが「裏金候補を裏公認と世論の怒りに火をつける展開となり、自民を惨敗に追い込むダメ押しとなったのだが、さらに3発目となる「赤旗砲」が放たれた

 <首相の弁明崩れる>ーー。11月10日号の同紙(日曜版)によると、自民は問題視された2000万円について、公認、非公認に関係なく、衆院選の候補者がいなかった小選挙区支部には支給していなかったというのだ。


■「赤旗砲」は常に裏金問題に照準を合わせている

 自民は選挙期間中、赤旗が報じた2000万円振り込みの理由について「党勢拡大のため」とする文書を公表。石破首相も公認していない候補者に金を払うようなことはございません私たちは候補者にお金など出しておりませんと完全否定した上で、「この厳しい中、なんとか自民党の公約や政策を分かってもらいたいという思いで政党支部に出している非公認候補に出しているのではございません」と怒りをあらわにし、憤りを覚えるとまで言い放っていた

 だが、「自民党の公約や政策を分かってもらいたいという思い」で政党支部にカネを支出していたのであれば、公認、非公認候補の有無に関係なく振り込んでいなければ辻褄が合わないのではないか。赤旗砲が事実であれば、政党支部に振り込まれた2000万円は「選挙資金」だったと受け取られても仕方がない。結局、表では非公認としながら、裏で公認扱いしていたことになるわけだ。

 自民は「赤旗砲」が常に裏金問題に照準を合わせていることを忘れてはならない。


  ◇  ◇  ◇


 自民惨敗の裏金選挙。●関連記事『【もっと読む】石破首相「適材適所」どこに? 裏金問題を扱う法相の後任に裏金疑惑の鈴木馨祐氏を充てる仰天』、『【さらに読む】共産党は“裏金スクープ連発”で自民惨敗させるも議席減…強まる《政党名変えたら?》に党の見解は』を取り上げている。


■関連記事
【もっと読む】石破首相「適材適所」どこに? 裏金問題を扱う法相の後任に裏金疑惑の鈴木馨祐氏を充てる仰天
【さらに読む】共産党は“裏金スクープ連発”で自民惨敗させるも議席減…強まる《政党名変えたら?》に党の見解は
稲田朋美氏は裏金問題で落選危機も…立憲民主の“敵失”に救われ逃げ切り
自民裏金議員は半数以上28人が討ち死に…旧安倍派は“大粛清”も「5人衆」は首の皮一枚で4勝1敗
泉房穂氏「日本のテレビ局は腐っている」とSNSに吐露…裏金自民とTV局は“握っている”のか
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●《政府の国民生活審議会が1970年11月に提出した答申…「…」「情報の独占に対する不安感やプライベートな情報の利用面に対する不安感が増大する」》

2024年11月09日 00時00分32秒 | Weblog

[※ 「一本化しなくていいです マイナ保険証に「No!」」(週刊金曜日 1486号、2024年08月30日) ↑]


(2024年10月08日[火])
人権意識》の欠如した、《国民主権民主主義》を無視した「エラーヒューマン」元デジタル相の暴走を止めないイシ馬さん鹿さん首相や平将明・新デジタル相。平将明デジタル相も、《人権意識》の欠如した、《国民主権民主主義》を無視したお方だ。
 しかも、《マイナ保険証ごり押し》の決定プロセスがデタラメ。東京新聞の記事【河野太郎氏「ありません」この日も断言 保険証廃止の協議記録 質問にはテンプレ回答…説明の本気度は?】。《河野氏は、保険証廃止の方針について「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》《現行保険証の選択の余地も残すとしていた政府の閣議決定覆し、「完全廃止」へと転換させた。だが、…保険証廃止に至る決定経緯が分かる記録は公文書として残していないことが判明》(東京新聞)。こんなデタラメってありますか? 《人権意識》や《国民主権民主主義》は一体どこに? アベ様政権以降、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党という泥棒・犯罪者・反社組織の議員らはやりたい放題だ。

 東京新聞のコラム【<視点>人権意識とマイナ保険証 源流は「国民総背番号制」 論説委員兼編集委員・田原牧】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/359034?rct=shiten)。《この総背番号制マイナンバーカード原点である。知っての通り、マイナ保険証一本化は国民全員にカードを持たせる手段にすぎない。なぜ、政府はこのカードを国民に押し付けたいのか。…人には誰でも他人に知られたくない話がある。その秘密を差配する自由があっての個人であり、その個人が国民主権や民主主義の基礎だ》。

   『●岸田文雄首相も河野太郎大臣も、錯乱していないか? 《マイナンバー
       カードに一本化》したりせず、《現行の健康保険証》のままで良い
   『●ズブズブ壺壺ヅボヅボでない自民党議員はほぼ居ないようだが、《「政治
        とカネ」の疑惑を抱える》議員も多数で、キシダメ首相自身も…
    【政界地獄耳/いまこそマイナカードの出番!?「政治とカネ」で問われる
     自民党の政権担当能力】…によると、《★次の更迭候補は
     「政治とカネ」の疑惑を抱える復興相・秋葉賢也といわれるが、
     ここにきて週刊文春が昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に
     白紙の領収書94枚が添付されていると指摘。首相自身にも
     公職選挙法違反の疑いがもたれた

   『●(東京新聞)《学業や研究とは関係のないマイナカードの使用状況で、教育
     施設に与えるカネの多寡を決めるというのだ。道理が通る手法だろうか》
   『●「監視社会ならん!市民ネット沖縄」《…国民に不安と不信をもたらす
     マイナンバーの制度そのものを根本的に見直し廃止することを求めます》
   『●《政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向ける
     ことはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルの…》
    「《河野太郎デジタル相は「(トラブルは)マイナンバー、
     マイナンバーカードのシステムの仕組みに起因するもの
     ではない」として、悪いのは登録を誤るなどデータを
     入力した人間、ヒューマンエラーだという立場を崩して
     いない》…SNSでは、河野太郎氏こそ「エラーヒューマン
     との、もっともな指摘が。」

   『●自公お維コミの皆さん、《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が
      大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》
   『●自公お維コミ国会議員や地方議員がまずはマイナカードを取得して見せて
     は? …琉球新報【<社説>マイナカード返納 保険証廃止を撤回せよ】
   『●【<ますます迷走マイナ保険証> 防大内部告発・「処理水」放出・大阪万博
      ・「捏造」大川原化工機【山田厚史の週ナカ生ニュース】】…落ち込むょ
   『●《マイナンバーカードの交付責任者を務めたこともあるという都内自治体
      …男性職員…「保険証廃止といった暴論は想像していませんでした」》
   『●2015年の日刊ゲンダイ【マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社
     と天下り官僚】…《納税者番号(財務省)、…運転免許証(警察庁)など…》
   『●アベ様のお友達・新浪剛史氏、キシダメ首相の「聞く力」に期待…健康保険
     証の来年秋廃止について《納期》までに《ぜひとも仕上げていただきたい》
   『●(こちら特報部)《経済同友会の新浪剛史代表幹事…あたかも財界が政府
     に保険証廃止を発注し、その納期を守れと言っているようにみえる…》
   『●《「マイナ保険証」の国家公務員の利用率…当の厚労省すら昨年11月の
       利用率は4・88%》…「エラーヒューマン」河野太郎氏によるドブガネ
   『●傲慢な「エラーヒューマン」氏「イデオロギー的に反対の方はどうやった
     って反対…」、山田厚史さん「イデオロギー的に賛成する者達が推進…」
   『●傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し…《政府
      方針に従わない医療機関を探して「密告」を促す手法には背筋が寒く…》
   『●《イデオロギー的にどうしてもやりたい政府中枢》…なぜ強制されねばならぬ
      のか? 傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」←《トラブル時の対応は「…健康
      保険証で確認した」…健康保険証の廃止について「保険証は残すべきだ」》
   『●マイナ保険証ごり押し「エラーヒューマン」氏はマトモじゃない…現行
      の保険証で十分なのに、12月の健康保険証の新規発行停止という狂気…
   『●《河野氏…保険証廃止の方針…「大臣間で適宜、意見交換はしていた」と説明。
        一方で、大臣間の協議の事実を裏付ける記録は「ありません」と断言》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/359034?rct=shiten

<視点>人権意識とマイナ保険証 源流は「国民総背番号制」 論説委員兼編集委員・田原牧
2024年10月8日 06時00分

 「氾濫する情報は混乱の因(もと)となって不安感を高め」「情報の独占に対する不安感やプライベートな情報の利用面に対する不安感が増大する

 この記述は政府の国民生活審議会が1970年11月に提出した答申の一部である。到来しつつある情報化社会の影響と課題を指摘している。

 約半世紀も前にプライバシー侵害など情報化がもたらす負の側面に言及している点が興味深い。この時期、政府は「国民総背番号制」の導入を検討しており、国会では激しい論戦が交わされていた。

 この総背番号制マイナンバーカード原点である。知っての通り、マイナ保険証一本化は国民全員にカードを持たせる手段にすぎない。

 なぜ、政府はこのカードを国民に押し付けたいのか

 一つは国民監視だ。カード裏面のICチップを使って犯歴や病歴、預貯金などに至るまでひも付けし、個人情報を把握したいのだろう。

 もう一つは民間企業への融通だ。ICチップの空き領域を開放し、購買歴などをひも付けして商業利用を図る狙いが透ける。そこには政治家や官僚の利権も絡むだろう。

 人には誰でも他人に知られたくない話がある。その秘密を差配する自由があっての個人であり、その個人が国民主権や民主主義の基礎だ

 総背番号制導入には行政の合理化や徴税の徹底が口実にされた。しかし、帝政ドイツのID番号制度はナチスのユダヤ人狩りに使われた

 そうした歴史もあって、人びとは直感的に総背番号制の怪しさを感じ取り、導入に背を向けた。続くグリーンカード制も頓挫し、その後の住民基本台帳ネットワークでは番号こそ導入されたが、住基カードは普及せず、各地で憲法13条個人の尊重)を盾とした違憲訴訟が起こされた。

 住基ネットも失敗したが、政府は諦めない。2009年にマイナンバー制度へ衣を替え、またしても登場した。

 今回、取得が任意」であるはずのカードを健康保険証を使って押し付けるという手法自体に、制度の本質が表れている国民主権や人権など無視するという姿勢だ。

 ただ、そうした強権手法を許した背景には時代の推移がある。権力への警戒が薄れ、人権を冷笑し、合理性を優先する価値観が台頭した。

 だが、そうした流れの先にどんな風景が見えるのか。

 イランではヘジャブ(頭を覆う布)を着けない女性が監視カメラと顔認証付きIDカードの連動で割り出されている。中国でも交通違反が同様に摘発されている。日本だけが例外という保証はない。

 冒頭の答申の小委員会報告には「(情報化などは)人間の幸福のための手段にすぎないことを十分銘記すべきである」というくだりがあった。

 政府系の有識者ですら慎重だったのだ。マイナ保険証がなくても当面、医療は受けられる。あわてず、熟考すべきだ。


【関連記事】マイナ保険証は絶対に必要なの?紛失したらどうする? 「資格確認書」って何?【Q&Aで解説】
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