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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第2章。「革命 心と脳を理解する点で」,p.34の,最後のパラグラフから。
この人は,その日を何とかやる過ごすだけで苦戦している患者さんでした。彼女の面接の予約の後,私はイーライ・リリー社で知り合った人を呼んで言いました「あなたの会社は,いまここにいられるのを助ける薬をお持ちです。その薬を飲めば,過去に釘づけにされることもありません」と。イーライ・リリー社は,少し予算を分けてくれて,プロザックがPTSDの64人の患者さんにどのような効果があるのか研究できるようにしてくれました。その内の22名が女性,42名が男性でした。この研究はPTSDに関する新薬の効果を調べる最初の研究でした。私どものトラウマ・クリニックのチームは,33人の元軍人ではないものと私の同僚,在郷軍人局の元同僚で,31人の元軍人からできていました。8週間,それぞれのグループの半分がプロザックを服用し,残りの半分は,偽薬を服用しました。この研究は盲検法で行いました。つまり,私どもも,患者さん達も,プロザックと偽薬のどちらを飲んでいるのか,知りませんでした。それは,私どもの見立てが私どもの評価を歪めないためでした。
プロザック,SSRI セロトニン再取り込み阻害剤 の効果は,劇的なだった人がいる一方,効果がない人もいるみたい。
どんな人に効果がないかは,また明後日。