9月に入り、関東はイマイチの雨天続きですが皆様体調など崩されてませんでしょうか❓
ウチは9月に入って更なる過負荷でブログ更新もままならない状況になり、更に勢いをつけて泳ぐマグロ🐟状態の寅🐯です。。。
本日は昨晩の徹夜明けでチョイと休憩ってか、、、先日発注した電子部品の到着待ちの合間のブログ更新どす。。。
しかし、、、世界的な半導体不足による半導体部品の価格高騰には参りましたな。。。
こんな事態になる前は何気なく仕入れていた半導体部品が恐ろしい価格に高騰していたり。。。
メーターやモジュール修理も¥高い半導体を破損させちゃってると基盤修理の手間賃とで恐ろしい金額になる可能性も大きいので今回はその系のお話を。。。
最近当社にW124,W126,W201のメーターの修理依頼がある中で10件中1件の割合で『メーターの水温計や燃料計の指針が振り切ったまま固定。』或は『指針が上がらずそのままサイレント。』更には『イグニッションONでメーター左下の警告灯が不灯。』と言った依頼がある。。。
この1/10のケースの多くはメーターを分解してみると。。。
☆画像は多くの中の一例です。
と、言った具合で基盤の焼損が原因でメーターが正常に起動しないと言う事態に陥っている事がほぼほぼ100%なのですわ。。。
中にはメーターコイルのアース回路やプラス電源パターンまで御丁寧に飛ばしてくれてパターン再生と補修にかなりの手間が掛かるモノも。。。😱
メーターをノーマルで通常使用していれば普通は基盤焼損など有り得ないのですけどね。。。
自分の車を自分仕様に弄ってみたいと言う気持ちになるのは車好きならば仕方が無い事やね。。。
現代はインターネット社会で色々な知恵が入って欲求も芽生えて来る条件には事欠かない時代ですからねー。。。
時代が30年前の毒車に現代のモノを組み合わせてビジュアル的な満足感を得たい欲求にかられて多くのユーザーが行き着く先はLED化ってお話ですな。。。
メーターの照明をLED化したら警告灯類もLED化したい欲求にかられるのも分かります。
しかしですねー。。。
毒車が生まれた時代にはLEDが自動車に実用的に用いられる幅は限られていてしかもLEDのコストが¥バカ高かった上に現在の様な明るさも確保出来ていなかった事から未だ未だ実用化には程遠い時代だったので毒車の設計にLEDを用いる事など全く視野に入ってませんでした。。。
よって、毒車にLED化と言うカスタマイズをするには大きなリスクが生じる事は容易に想像がつく事かと思います。
光源が電球💡の其れとは全く異なる半導体の電子移動によるエネルギー発光と言う時点で発光回路も特性も光の特性もLED特有のモノなので単に電球💡だったトコにLEDをブチ込むと言った発想では電球💡よりも暗くなるわ、LEDが妙に簡単に切れるわと言った問題に遭遇する事になります。。。
当社も17年前にW124のメーター照明のLED化の為の研究を開始した頃は数々のハードルにブチ当たって問題を一件一件解決する日々でした。。。
LEDを自動車の計器盤照明として採用するにはオルタネーターの回転変動や負荷の変動によって出力電圧の上下が災いして電圧変動による点灯時のチラつきが生じると言う問題があります。
更に『自動車は12V』で計算したLEDの点灯回路に用いる抵抗値では自動車の電圧変動の影響をモロに受けて不安定な点灯になります。。。
更にはバッテリー端子間電圧が13.8V位に上昇した場合には12Vで設計されたLED回路の定格電圧を越した電圧が印加されてLEDはダメージを受けて短寿命に終わります。。。
かと言ってLEDの定格において自動車のバッテリー端子間電圧の正常時Max幅の14Vで抵抗回路を設計すれば自動車の電機負荷が大きい状況下でバッテリー端子間電圧が11V台まで落ちるとLEDは当然に暗くなります。。。つまりLEDの性能を活かせません。
自動車搭載用のLEDには電流の安定化が必須であり、単なる抵抗回路では適応出来ないと言うお話になります。。。
と、まあLEDの点灯回路については電気の知識、自動車電機の知識が無い素人さんはインターネットの無責任な情報を閲覧した挙句に点灯回路に抵抗器をかまして『コリャ簡単』とLED電球を自作してみたりするのでしょうが、其れって大きな落とし穴があるって事を忘れちゃなりまへんで。。。
お話を先程のメーター基盤焼損の件に戻しましょう。
この焼損状況、、、多くはオルタネーターのL端子入力回路をやっつけて挙句にメーターコイル駆動電源など、、、最悪はメーターのメイン回路迄やっつけてくれちゃう場合もあります。。。
では、何故この様な事態に陥ったか❓
先に申し上げておりますがメーターをノーマルで通常使用していたら焼損に至る様な故障は有り得ません。
簡単に言いますとメーター左下の警告灯をLED化しようとして自作のLEDをセットして、イグニッションONでオルタネーターのL端子がLOに落ちて『パチン❗️プシュー‼️』で煙が上がってケイ素やシリコンが焼けるイイ臭いが上がって終了と言う事例がほぼ9割です。😎
多くは自作のLEDがショートしていて警告灯点灯→ショート→基盤焼損と言うルーチンになります。
被害の程度はバッテリー🔋の新しさやオルタネーターの性能などでも違いますがバッテリー🔋が若くてピチピチな程、基盤ショートの勢いは増しますので被害は甚大な方向に推移しますね。。。😎
オーナーにしたら『ヤバイ❗️やっちまった〜‼️😭』で、、、修理依頼なのでしょうが誰でも自分のミスは言いたくないのは分かりますが、ウチ的には修理依頼時に正直に謳って貰いたいモノですね。。。
正直に申告して貰えばトラブルシュート時にも比較的短時間で故障箇所に行き着き易いので実に効率的。。。
回路の焼損にも色々ありまして基盤コーテイングの下で静かに断線していた何て事例もあるので修理依頼時に何の情報も無いと仮通電して全てイチから調べる事になります。
勿論、その調査費用はお客様に全額請求になりますので大きな負担を少しでも軽くしたいなら正直モノが一番ですね❗️😁
中には修理品を無連絡で当社に送付して来て修理品到着日翌日から電話で修理を煽る生き物も居ますが、こんな方々は故障原因がお客様のDIYにある旨を告げますと逆ギレして電話口で大声を上げる生き物も多いのでそんな生き物からの御依頼は此方も気が向かず、やる気も起きないので即刻お断りの上で修理品には一切手をつけずに着払い返送となります。
以降、当社への出禁措置の上全ての依頼をお断り致します。
だって、こう言う生き物は此方が修理を施工しても感謝もされず後々に難癖がつくだけやん。。。ジジイに多いんだ。。。同じ空気吸いたくねー❗️😤
まあ、DIYは自己責任と言うリスクが付き物で、やっちまったモノは仕方が無いと割り切る覚悟が無い方には適さないのがDIYです。🤣
オイラもこの世界に下足をつける迄は一般的なイチユーザーだったからDIYは結構やったけど、車屋の領域は全てデイーラーに出してたわ。。。
だって資料やマニュアル、工具、設備も無しで対応出来へんやん。。。
オマケに知識も経験も無いのに其れこそハマったら休日の暇潰しの域じゃ終わらんし。。。
いいトコ、バンパー脱着してホーン交換位の線だったわ。。。
本業をおざなりにしてまでDIYに時間費やせね〜し。。。😅
と、まあDIYとは失敗したら大きなコストを強いられるリスクを背負って行う行為であって全ては自己責任である事からオイラ的にはメチャメチャ贅沢なお遊びやねと思ふ。。。