またもやKEジェトロの104エンジン搭載車、、、W124 300CE-24Vの修理入庫。。。
御依頼内容はエンジン不調修理。。。
前回の300E-24Vにも増してアイドリングでズコンズコンと、、、アクセルを踏むとカブった様なモタつきが出ていてとてもじゃないが乗ってられない。。。
で、、、現車をちょっと動かそうと運転席に着座するもオイラの短足ではペダルに足が届かず。。。パワーシートのスライドを動かそうとスイッチを弄るもシートはウンともスンとも言わない。。。😖
先ずはコッチの修理からかとヒューズBOXをOPEN。。。
すると何じゃこりゃあ〜❗️😂
一度切れたステイックヒューズを半田で無理矢理補修して再使用してたモンだから補修箇所から再び切れて。。。
しかも青の25Aヒューズだけ何本も。。。酷い貧乏修理。。。危険です❗️
他のヒューズも劣化が激しいのでステイックヒューズは全数全種類交換やな。。。
さて、、、本題のスタート。。。
先ずはダイアグノス電圧信号の検出。
エンジンスタート時点でアクセルペダルを全開に踏まないとエンジンが掛からない。。。
既にスロットルポジションの検出がメチャクチャ。。。
辛うじて重そうなクランキングでエンジンスタート。。。
もう既にエンジン音が不調を訴えている不快な音。。。
アイドルでエンジンを温めてからダイアグノス電圧信号ソケットにテスター端子をセット。
テスター針は振幅せず、DC8V固定。。。
スロットルポジションセンサー(エアフローメーター横のポテンションメータ)の不良を示している。。。
エンジン周りの生ガス臭さが室内にも侵入しているトコを見ると完全に燃料リッチ‼️
素人が燃料リッチの症状で山勘修理の挙句にポテンションメータの位置を動かしたと考えられる。。。
ミクスチャー調整の禁断のネジは既に感触がおかしい状態だから素人がグルングルン回したと思われる。。。😩
ってコトでKEのEの部分になる燃料補正制御の基本の要になるE-CISモジュール(KEモジュール)と、MAS,HGSの各ユニットの適正化を図った後にエアフローメーターAssyを新品載せ替えして行く方針にて進める事に決定〜。。。
今回はリッチな燃料供給によって大量の生ガス排出でO2センサーも生焼けのカーボンが堆積してリーン固定になっていると考えられますのでクレーム防止の観点からO2センサーと点火プラグ6本も同時交換と致します。。。🤔
と、言う訳でE-CISユニットの適正化を目的としたO/H。。。
FUELガバナーのアクチュエータコントロール部分のNPN-FETスイッチング回路が著しく劣化しとります。。。
基盤の洗浄と要となる実装部品のランクアップで耐久性もアップさせる。。。
同様にHGSユニットも。。。
30年前の微妙な電解コンデンサーは全て撤去の上、JPN製の車載用電解コンデンサーに換装。基盤の劣化箇所の補修も行い、再生作業。。。
続いてMASコントロールユニットですが、今日はココまで❗️
To Be Continue......