今日十二日も薬師如来の縁日です。
八日の縁日とは違って、この日は地元の慶林寺に祀られている薬師如来にお参りするだけで、遠出をすることはありません。
朝方、雪がちらつき、上がったあとも、終日陽射しに恵まれなかった前日とは違って、今日は朝からたっぷりの陽射しがありました。こういう好天なら多分、と思ったので、いつもの散策でバッグに忍ばせるコンパクトデジカメのほかに、200ミリの望遠レンズを装着した一眼レフ(ペンタックス)を持って、慶林寺参拝に出ました。
前日は法事があって開け放たれていた山門はいつもどおり閉ざされていました。
日課にしている普段の参拝であれば、門が開いていないときは境内にはお邪魔せず、山門前で手を合わせて帰りますが、八日と十二日はお賽銭をあげなければならないので、山門が閉ざされているときは右の通用門を通って境内にお邪魔します。
境内にある河津桜です。(中央下に写っているのは白梅です。念の為)
八日前の立春の日、門前にある河津桜に一輪だけですが開花しているのを見たとき、境内にあるこの桜なら、二、三輪咲いているかもしれぬ、と思ったのですが、あいにくその日は門が閉ざされていたので、門前で拝礼してUターンしました。
間近で眺めてみると、この花を含めて、四、五輪の開花が見られました。立春の日には見ていないのでなんともいえませんが、門前の桜よりは、尠なくとも一日開花が早かったのではないかと思われます。
こちらは参道入口の河津桜です。遠景はほとんど変わっていないように見受けられますが……。
真下へ行って見上げると、立春の日に開花した花はすでに萎み始めていました。
その他の蕾は随分大きくなってはきたものの……と思いながら首を巡らせると。
明日の陽気次第ではありますが、こちらは明日にも咲きそうです。
なおも首を巡らせていると、三輪、新しい開花を見つけました。
午後、曇る予兆であったのか、好天は好天でも、見渡す限り雲一つない快晴……とはいえませんでしたが、観音様の上空はまったき快晴でした。
三日前、雪の日の朝に参拝したときの観音様です。
画像には撮っていないのですが、宝冠の上に少しだけ雪を戴いておられます。その雪が沁み渡って、少しシュールなお顔になっていました。