昨日、流山の紫陽花(アジサイ)を見に行こうかと思ったのですが、日曜だと思い当たって、月曜日の今日、出かけることにしました。
本土寺の裏にはともに急な坂と石段があります。下りはよいよい、上りは怖い、です。
本土寺の森ではまだ鶯の囀りを聴くことができます。このほかにも森や林が点在するおかげで、毎朝、我が庵すぐ近くまで飛んできて、囀りを聴かせてくれます。
流山の紫陽花を見に行くのに本土寺の裏を廻るのは遠回りになるのですが、あえてそうしたのは数か月前に見つけた猫殿のスポットがあるからです。
手前は谷之丞、後ろは福郎(梟)と名づけました。ここには写っていませんが、この家ではもう一匹飼われています。いつもこんなふうにして、微動だにしません。
画像左手にエアコンの室外機があります。猫殿の立ち位置からは見えません。動かしてやろうと思って、室外機の上にキャットフードを置いてやります。眼をうっすらと開けて鼻をうごめかすので、匂いを感じ取っているな、と思うのですが、といって、動こうとはしません。少し前、私が立ち去る振りをしてフェイントをかけ、そっと戻ってみたら、二匹でキャットフードを食べていました。
折角遠回りしたのに、この日は一匹も姿を見せませんでした。
もう田んぼは青々としています。
画像には写っていませんが、左手に江戸川の支流・坂川のまた支流・富士川が流れています。その右岸に当たるこの田んぼはすでに松戸市ではなく、流山市です。
先の田んぼを過ぎると、高台。上り詰めると、また下り坂になって、あじさい通りの北入口に当たる斜面があります。
この日、行き違ったのはこのご婦人四人組と単独行動のご婦人一人のみ。
この径の右側はごく一般的な住宅地です。よって、車の乗り入れは遠慮せい、と流山市がいっているのですが、それは市のホームページなどでいっているだけで、現地には立て札のたぐいもないので、何台か車に乗ったまま見物しようという横着者がいます。私が日曜日を避けて、出かけてきたのはそのため。
私が散策で歩く松戸・流山地区には「自転車は降りて通行」とか「自転車は押して歩いてください」という標識のある通路が数か所あります。いずれも人がすれ違うだけで肩をすぼめなければならないような狭い径です。だから「降りろ」というのですが、ほとんど全員といっていいほど、馬耳東風。
自転車は降りろ、というのですから、況んやバイクをや、と思うのですが、ときたま見かける郵便局員、新聞配達、ヤクルトレディなどは、どこ吹く風という風情で流して行きます。我が地域だけのマナー破りか、日本人の多くの体質か。
手当たり次第にシャッターを押したものの中から、ピントがきているものを選びました。
あじさい通りは300メートルほどにわたってつづき、その先にある住宅地の中を200メートルほど歩くと、さらにあじさい東苑というものがあります。
あじさい通りからあじさい苑へはこのような小径を抜けて行きます。
あじさい通りと違って、あじさい苑は杉木立の下にあります。
去年もあったかどうか。高台の中腹へ上ることのできる小径が整備されていたので、しばし歩いてみました。
見上げる一方の紫陽花でしたが、見下ろすと、眺めも少しばかり変わってきて風情があります。
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