今朝、六時半過ぎに目を覚ましたとき、カーテンのすき間から漏れる光がいつもより明るく見えました。
起き上がってカーテンを引くと、上空は曇り空であることには変わりはないけれど、四日前 ― 七日の正午過ぎから曇って以来、四日ぶりの青空と陽射しです。
台風14号は八丈島近くにあって、まだ我が地方に影響を与えるほどではありません。二十日ほど前の台風12号も肩透かし、というか、台風という名に値せぬ腰抜けで、フニャフニャと消えてしまいました。
理由の一つはジェット気流が予想に比べて南に下がったことだそうです。このため台風は早い段階から東寄りに進路を変え、陸地にはあまり近づきませんでした。 もう一つは太平洋高気圧の勢力が東に後退したことです。台風の進路を阻む高気圧の勢力が退いた分、関東の沖に達したあともあまり速度を落とさず、東に離れて行ったと見られます。
この青空は日課の慶林寺参拝に向かう途中、あと数分で慶林寺に着く、という場所でカメラに収めたものです。
数分後。慶林寺に着くころ、空は一面の雲に覆われてしまいました。観音像は本堂の横・10メートルほどしか離れていないところにあるので、上空は当然本堂と同じ。
朝、窓を開けると、どこからか漂ってくる金木犀(キンモクセイ)の香り。そういえば、今朝はその匂いを嗅がなかったような気がする、とふと思いましたが、外に出て見上げると、花はほとんど残っていませんでした。道理で、ほんの二、三日前までは径を歩いていると、そこらじゅうで芬々たる香りを嗅いでいたのが嘘のようです。
通りすがりにある一軒の民家。この画像の左上に、金木犀としては珍しい高木があります。落花がまるでオレンジ色の絨毯のようです。
これがそのキンモクセイ。花はほとんど残っていません。
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