昨日の時点での今日の天気予報は終日曇。
十日間天気を視ると、明日十七日土曜日はほぼ終日雨。十八日は曇ときどき雨。十九日は曇のち雨。
衣替えに合わせて、こたつ布団や羽毛布団などをお陽さまに当てたいと思っているのですが、十月も半分が過ぎたというのに、一日じゅう陽射しに恵まれたといえるのは、十月の二日ただ一日だけでした。今年は例年以上に陽射しの乏しい十月です。
終日曇では今日も布団は干せぬのかとげんなりしていたら、お昼ごろには陽射しが出ました。
陽射しが漏れてきたあとはなんと一面の青空。鯖雲というのか、鰯雲というのか、薄い雲があるだけです。
コキアの色づきも濃くなってきました。
夕方になると、陽射しは遮られて、天気は曇、ということになるのでしょうが、雲の合間にはまだ青空が見えていました。
数分で雲の様子は変わって、雲と雲の間隔が開き、飛び飛びにある雲一つ一つがもう少し大きければ羊雲ということになるのでしょうか。
庵に帰ったあと、テレビで夕方のワイドショーを視ていたら、昨日の同じ番組で「明日は一日曇」と断言していた天気キャスター(♀)がなんら悪びれる様子もなく、「今日は思いがけず陽射しが出ました」といって、ヘラヘラ笑っていました。
聞くところによれば、雨と予想したのに、雨は降らず、曇や晴だったら、予報はハズレた、ということになるのですが、曇と予想したのに、晴れたときは「ハズレ」ではないそうなのです。
衣替えの時期、布団を干したり、夏掛けを洗ったりしたいのは私だけではないはず。晴なのか曇なのかは非常に大きな分かれ目です。
落語家の昔昔亭桃太郎師匠のマクラの一つに、当たらない天気予報を揶揄して、「気象庁職員の運動会は、雨で中止になった」というくだりがありますが、こういう揶揄を苦々しい思いで聞く関係者は尠ないのに違いない。それなのに、十日間天気とか二週間天気という、いってみれば神を畏れぬことをやっている。
毎月一日だけですが、薬師詣でに出かけて、それなりの距離を歩くことを使命にしている私には、その日が雨か雨でないかは大変重要な問題です。
その日が十日目に当たって予報が出たとき、前日が雨なのに、その日は曇っても雨ではないと糠喜びしていると、一日経つと雨、という予報に変わり、二日目三日目と経過しても雨だと変わらなかったのに、前日になると曇に変わり、現実に雨は降らなかった、ということはしばしばあります。その逆もまたしばしばありました。
と、いいながら、予報が出ればアテにし、参ったなと独りごちたりしています。当たるのならともかく、十日後や二週間後の天気を予想するのに一体何の意味があるのだろう。
以下は無茶振りです。
いつの間にか三十五年もの月日が経ってしまっていますが、天海祐希さんが宝塚を退団するとき、退団記念公演を取材に行ったことがあります。当人へのインタビューのあと、広報担当者と雑談を交わしました。
タカラヅカ、というより芸能ネタに興味のなかった私は、宝塚OGというと、大地真央さんぐらいしか知らなかったので、天海祐希さんは大地真央さんの域に達するほどの女優さんになれるのでしょうか、と訊ねました。すると広報担当者は間髪を置かず、「比較になりません」と断言しました。
どちらが大物になったかどうか。尠なくとも広報担当者の予言は間違っていなかったでしょう。比較すること自体ナンセンスであることは充分承知をしていますが、天気予報なんか比較にならぬほどむずかしいことでしょう。
こういう人を気象庁にスカウトしていれば、アンチ気象庁が一人は減っていたと思います。
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