桜が満開になりました。
東京の桜の満開は、どんどん早くなるような気がします。
思い出では、入学式ごろが丁度満開だったような気がしますが・・・。
桜並木はいろんなところにあって、皆さんの住む街にも、桜のトンネルが見事だと思います。
でも、やはり、私が好きなのは一本桜。学生の頃、西行をこよなく愛していたので、その花月の歌人の歌を偲んで、吉野の里へ行った情熱に満ちた若かりし頃出逢った数々の桜を思い出します。今では名木とよばれる枝垂桜もあります。
私の故郷の栃木の大平山の桜、日光の山桜、実家の近くの姿川のほとりの紅枝垂桜も美しいです
満開の桜は迫力があります。
若木も老木もその生命力と荘厳さと神秘さは、鮮やかに心に焼き付けられるものです。
佇んで静かに桜を愛でる日を楽しみ、桜前線にのって見えない桜をも思い偲ぶのも良いではないでしょうか?
昔見た、福島や岩手のあの見事な一本桜も沸々とそのパワーを漲らせていることでしょう。
Q:この福島、岩手の私の忘れられない一本桜どこだと思いますか?
ヒント・・・1、高村光太郎が好きなので福島に行きました。智恵子の生家が近くにあります。
2、宮沢賢治が好きなので岩手に行きました。背景に岩手山も見えました。
わかりますか?同じ桜見た人いないかなぁ~~
私の旅は、いつでも、誰かに会いに行く旅です。
行けば必ず、素敵な思い出ができました。親切な方々にたくさん出会いました。
この時も「桜を見に来ました。」だけで、どれほど美味しいものを食べさせてもらったか。学生のひとり旅はいいものです。お金がなくても充分でした。
いつも自転車の旅でしたから。
今思うと、時間がいっぱいあったのですねぇ
。
「雲にまがふ 花の下にて眺むれば 朧に月は 見ゆるなりけり」西行