今夜は美しい星空
家のベランダから、この秋一番くらいに星が瞬いています。
星明りをたどって、たくさんの星物語が思い描けそうです
しばらく星を見上げていると、すっごく寒い!
ストーブをつけて、熱いカフェオレを作り、ひと休み。
今聴いているのは、アイルランドの民謡「サリーガーデン」の入ったお気に入りのCD。
「The Sally gardens」歌:波多野睦美 リュート:つのだたかし
「サリーガーデン」は私が大好きな曲
この曲がどんなに好きかは、語りの会で何度か話したと思います。
バイオリン、チェロ、リコーダー、ピアノといろいろな楽器で演奏もされている
昔から親しまれている曲ですが、私は歌で聴くのがやっぱり一番だと思います。
外国の曲でないようなメロデイーに、いつも慰められます。
また、この歌詞が素敵なのです。
例えば、愛の喜びも、切なさも、つれなさも、素直な感情が緑に溶け出すように、優しく微笑んでしまうようなところが好きなのです。
メランコリーな気持ちを、自然色に染め上げてしまう
『サリーガーデン』
柳の木の茂る辺りで 僕と彼女は出会った
彼女はその白雪のような足で
茂みを通り過ぎ 僕に言った
「恋はあせらず 柳の木が茂るように」
だけど若く愚かだった僕は
それが分からなかった
川のほとりでたたずむ僕と彼女
僕の肩に差し伸べた白雪のような手
「自然に生きればいいわ 川の堰に草が生えるように」
だけど僕は若く愚かだった
今はただ涙に暮れるばかりだ
*歌詞は、ある村で農婦がよく口ずさんでいた詩を、アイルランドの詩人イェイツ が編集したものだといわれています。
波多野さんの声が子守唄のように優しく美しく響きます。
このCDの最後の曲は、ちょうど、「おやすみ可愛いい妖精たち」というんです。
まさにララバイ。
眠れない夜は、むかしむかしの愛の歌を聴きましょう
おやすみなさい。
明日は少し、寒さもやわらぐそうですよ