「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな」 石川 啄木
澄み切った青空が続きました。
連休なので、土曜日から宇都宮に帰ってきました。
久しぶりに畑へ行きました。
向こうに男体山が見えます。
空気が澄んでいて、山々が見え、お日様を真っ直ぐ受ける畑に立つと、
ここが、私の故郷なんだなぁと、黒い土を踏みしめながらしみじみ思います。
父は、毎日畑に出て、野菜を作っています。(趣味の域はとうに超えています)
今日は、ずっと、薪割りをしています。
腰をかがめて、山のような角棒を長さを揃えて、几帳面に切っています。
父の仕事はいつもながら、とても丁寧です。
知らぬ間に、畑に小屋ができていました。
道具置きと休憩所ですね。
もちろん父が作ったものです。
感心すると同時に、また一つ父の基地が誕生したかという笑みがでます。
作業に必要な全てを形作る父を見ていると、じっくりと良い仕事ができるための父の仕事の流儀のようなものが見えてきます。
小屋のストーブで焼き芋を作ってくれました
ひろーびろとした畑の真ん中で焼きいも食べるのおいしいね
おやつに食べようと、庭で柿もぎをしました。
もう随分もいだそうですが、たわわに実っています。よく鳥に食べられなかったなぁ。
父曰く「今年は成りすぎ」なんですって。
大好物の柿。たくさんいただいちゃいました。
枝をわざとつけてもらって・・・玄関にか~ざろう
また、また、トランクいっぱいに野菜をう~んといただいてしまいました。
23日は、「勤労感謝の日」でしたが、本当に父に感謝です。
毎日の、畑仕事は、本当に大変です。
私は、無駄にしないように、美味しく料理し、しっかり食べ、栄養を充分蓄えて、みんなに元気な良いおはなし会をしてかえさなくてはいけません。
そうそう、畑にまた、かわいい新芽がでていました
スナップえんどうと
こちらはそらまめです。
父の畑は、次から次へと命の素が湧いてきます。
家族への愛がなければできません。
感謝です。
手術からまもなく1年。
驚異的な回復を見せる父がいます。
静かに平和にこの年をしめくくりたい。
願いと祈りをこめて。