goo blog サービス終了のお知らせ 

~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

6年生訪問

2010年03月01日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
今日は、暖かくなる予報だったと思うのですが、寒かったですね。

5時間目に、6年生への語りの会がありました。
小学校卒業の贈り物として、また、中学校への明るく、希望に溢れた未来へのエールというような気持ちを添えて語りました。

音楽室に3クラス。100人をこえる児童数のため、床に体育座りで聴く形でした。
体も大きくて、ぎっしりとつまって見えましたが、みんなつぶらな目を私に向けていました。
人数は多くて、圧迫感はありましたが、みんなスポンジのようなやわらかい空気を持っていて、なんだか、私の声をすーっと吸収してしまう不思議な感覚がありました。
純粋でたくましい6年生の語りの、豊かな感覚はいつもそうなのです。
とても瑞々しい力を感じました。

今日のプログラムは、『宮沢賢治』
『よだかの星』のリクエストです。
5,6年生の国語学習で賢治を学び、『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』などに触れ、また、この6年生は、学芸会で劇『狼森と笊森、盗森』も上演しているので、賢治作品をたくさん触れる機会を得ることができて、とてもうれしいなぁと思いました。

45分間を使って、詩『雨ニモマケズ』『よだかの星』『星めぐりの歌』『注文の多い料理店序文』を語りました。
最後に、金子みすず作『わたしと小鳥とすずと』を歌いました。
この詩に感動したした李さんがメロディを付けてくださったものです。

賢治の童話をこの6年生の会で贈ることができとても嬉しかったです。
賢治の願いや想いは、絶え間なく降り注ぐ光のように私を射しています。
風の心、森のささやき、動物たちの声、花の微笑み、賢治の作品は、土の匂いのする、人間と自然と動物が仲良く生きている、優しさにあふれたものです。
本当の恵みある自然の大切さ、私たちの回りにある、本当にきれいでやさしいものを忘れないように、童話という形で残してくれた賢治の想いは、いつかきっと、みんなの心に生き返ってくるでしょう。
そして、いろいろな場面で励ましてくれるでしょう。
大人も子どももわけへだてない「童話詩人宮沢賢治」。
賢治の作品にたくさん出逢ってくださいね。

賢治の短く、苦しく、清らかな生涯を大切に、これからも心を込めて語っていきたいです。