~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

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ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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Songs make Us Happy!

2010年03月16日 | 日々徒然
今日は、朝は雨だろうと思っていましたが、お天気になりました

娘の中学校の合唱祭がありました。
スローガンは「Songs make Us Happy!」
学年ごとに金賞・銀賞の発表があり、それを目指して「課題曲」「自由曲」を歌います。
娘は一年生、初参加です。
三年生は高校入試が終り、卒業式を三日後に控えての合唱祭。

思い起こせば、昨年の秋10月。
インフルエンザが大流行。相次ぐ学級閉鎖。
合唱祭も三日後に迫った日に、延期(期日未定)が発表されたのでした

秋、全校生徒が張り切って、熱く燃えていました。
娘のクラスも旗を作って、朝、昼、放課後とよく練習している様子でした。
延期の知らせに、突然、風船がしぼんでしまったようでした。
三学期、学期末テストが終わって、新たに合唱祭への気持ちを立て直すのにどのクラスも、苦労があったようでした。

でも、月日はただ過ぎてはいませんでした!
クラスは、友と心をひとつにパワーアップされ、より豊かな響きとなって溢れ出ました

一年生は、素直に、互いの声を聞きあいながら、これからの明るい道を切り拓いていくようなテーマの曲を歌っていました。
課題曲の『夢の世界を』が道標です。

二年生は、より声に厚みが増して響き渡りました。
今の自分と向き合っていくようなもの、平和への願いをテーマにしたものを選曲していました。
課題曲、谷川俊太郎『春に』の詩にあるように、
「この気持ちはなんだろう」と心にこみあげるいくつもの感情を、
ぼくの内なるもどかしさと前進するエネルギーの複雑な心の揺れを歌っていました。

三年生の歌声は、私は涙がでるほど感動しました。
三学年の部の前に、「卒業記念コンサート」があり、『マイバラード』『旅立ちの日に』『この地球のどこかで』『大地讃頌』の4曲を5クラス全体合唱で聴かせてくれました。
合唱ってすごい力だなぁと胸を打たれ、まっすぐ指揮者を見て、真剣に歌う三年生全体から、大きな美しいオーラが出ていました
本当に素晴らしかったです

今年は、諸般の事情で、「自由曲」のみの発表でしたが、どのクラスも生命の尊さ、慈愛、希望、創造に満ちた深いテーマの選曲でした。
ひとつひとつ詩の意味が立ち、メロディに心をのせた、説得力があり、そして、透明で大らかな歌声にじんとしました

1年生から3年生へのこの短い3年間の成長は、精神も身体も、溢れるエネルギーも
何倍にも大きくなることを圧倒的な歌声で知ったのでした。
3年生の素晴らしさは、本当に感動の拍手です

また、選択授業音楽の合唱、音楽部合唱団の発表もあり、こちらには、鍛錬の美しさと調和に感動でした
合唱って心を突き抜けるような、ものすごい表現法なんだなぁと感激でした。
NHK合唱コンクールの課題曲「Yell」は、何度かあちこちで聞きましたが、今日の「Yell」よかったぁ~

最後の審査結果の発表は、やはり、大いに盛り上がりましたね
娘のクラスも、一年生銀賞でした
娘は、自由曲のピアノ伴奏者でしたが、
昨日の夜、「明日は、早く起きて、30分ピアノ弾いてからでるね。金賞とりたい!」と、真面目な顔で今日に備えていました。
昨年の今頃、小学校の卒業式を迎え、
その舞台で、「中学生になったら、いろいろなことに挑戦したいです」と、
初めて、自分の意思ある言葉を聞いた、あの娘の顔を思い出し、
力を尽くして臨む学びと、クラスのみんなで心をひとつに歌うことから生れた、友との絆を喜ばしく嬉しく思いました。

合唱は、温かい血潮の塊。岩をも動かす力がある
私は、肌でそう感じました

全員合唱の『COSMOS』(ミマス)は私も大きな声で歌いました
娘と何十回も歌ったので、若い人たちの声に力をもらいながら歌いました

「~時の流れに 生れたものなら
  ひとり残らず 幸せになれるはず
  みんな生命を燃やすんだ
  星のように 蛍のように
  
  光の声が天高くきこえる
  僕らはひとつ みんなみんな
  光の声が天高くきこえる
  君も星だよ みんなみんな 」