素敵なホールができたのですね。
昨夜、上野学園石橋メモリアルホールで、
ピアノ部会主催「オープニング・シリーズ2010/11 募金演奏会Ⅲ」
『F.ショパン&R.シューマンの夕べ』
に行ってきました
新しいホールは、厳かな雰囲気を醸し出すパイプオルガンが正面、天井も、壁も、白を基調とし、舞台や床の木目が柔らかな風合いで、とても居心地が良いホールでした
今年は、ショパン、シューマンそろっての生誕200年の年とあって、様々な演奏会がありましたが、私も、いよいよ今年最後のショパン、シューマンかなぁと思いながら、美しいピアノの調べにいろいろ想いを馳せてきました
私は、シューマンがとても好きです
もちろん、ショパンも大好きですが。。
物語の世界を旅するような、詩的でロマンティックな旋律に酔ってしまいます
いつも、聴くときは、いろいろなお話を思い浮かべて聴き入ります。
今回の演奏会のプログラムは、タイトル通り、分かりやすいくらいシンプルで良かったです。
第一部(ショパン)
スケルツォ 第2番 第4番
バラード 第4番
舟歌
ロンド
第二部 (シューマン)
アンダンテと変奏曲
アベッグ変奏曲
蝶々
東洋の絵「6つの即興曲」
特に好きな、ショパン「舟歌」、シューマン「蝶々」では、その詩情豊かな世界に、想像力が広がって、どこか遠くに旅にでているような、空に舞い上がるような自由で大らかな気持ちになれました。
1曲ずつ演奏者が代わったので、それぞれの響きがありましたが、
ショパン、シューマンの音楽を充分楽しめた夜でした
賢治もシューマン好きなんですよね。
26日の童話語りコンサートでは、『トロイメライ』阿部さんのギターで聞いてもらいますね
先日4年生訪問した子供達のお礼の手紙を、先生が1冊の文集にしてくださり、今日いただきました。
とても嬉しかったです。
『くもの糸』を語りましたが、みんないろいろ豊かな嬉しいことばをくれたのですが、その中ではっとすることばがありました。
「僕達のために覚えてきてくれてありがとうございました」
こう書いてくれた子どもたちが何人かいました。
本を見ないで語る、ひとり語りの形は、私にとっては、普通のいつものスタイルです。
それを、このように受け取ってくれた子どもたちがいたのです。
覚えて、作家の文章を原文通り語ること、目を見て語ることに、もうひとつ意義をもてました。
子どもの世界は、丸くて、やわらかくて、優しい。
そう思いました。
最近は、空いている時間は、ほとんどバッハを聴いています。
『ゴルトベルク変奏曲』
師走に入り、気ぜわしくなりますが、この曲は、それを鎮めてくれます。
でも、これは、グールドだからかもしれません。
というか、ゴルトベルグといえばグールドしか知らないのですが・・・。
祈りと静寂、とても素直になれます。
1年間を振り返る時ですものね。