~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

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ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

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学校訪問便り(6年生)♪

2012年04月23日 | 幼稚園・保育園・学校訪問等
今日は、国分寺五小へ、学校訪問でした。
初めての4月の6年生訪問です。

しかも、国語の教科書、最初の単元『風切るつばさ』文/木村裕一の「語り」の授業。



この『風切るつばさ』の語りをメインに、語りの世界を広げていく授業です。
この後、6年生も、自分たちで語りをしたり、グループで、1年生に昔話の語りをしていくそうです。
 

今回は、初めての、教科書の作品からの語りでした。
教科書ですから、やはり、その文章をしっかり「語る」ことが大切です。

 てびきには、「想像を豊かにして物語の「語り」をしよう」

教科書には、物語の「語り」についてこう書いてありました。

*声の大きさや読む速さ、強調するところや間の取り方などを工夫する。
*場面や人物によって口調や表情を変える。
*視線の配り方に気をつける。
*必要に応じて、身振りや手振りを交える

とても難しい授業です。
「語り」にとって、心をかけなくてはならないことが、こうも整然と書かれていると、私の「語り」は果たして・・・と考えます。



まず、私の中で、文字で書かれた『風切るつばさ』を自分で描き考えました。
空を見上げて、ツルの群れがわたっていくのを絶えず想像しました。
風の音を聞きながら、遠いモンゴルの草原を想像しました。
物語の中に出てくる、登場人物の心情、悲しみ、孤独、後悔、友情、信頼、喜び、いろいろ想像しました。

最後には、友情で結ばれた2羽のアネハヅルと一緒に、そびえ立つ山を、この6年生の皆にも越えてほしいなぁと思いました。
翼を大きくはばたかせて、明るい未来へ。

こうして、「語り」にした『風切るつばさ』
6年生のみんなに、生の声で、「語り」を伝えることができたでしょうか。


結構、今回は、いろんなチャレンジがありました。
6年生とだから、実現できたこともありました。

わらべうた、民話も、言葉の力を感じるものでした。
日本民話を語ったあと、昔話や民話の面白さについても述べました。
伝説にまつわる地名の話などもしました。

さすが、6年生なのです。
みんな真剣に、頷きながら聞いてくれました。
集中が続いてほんとに素晴らしかっったです。

宮沢賢治「雨ニモマケズ」は一緒に、私のすぐあとを追うようにみんなで語りました。

呼吸だけ合わせただけで、すべてが一致でき共有できました。
私にとっても、これからの「学校訪問語り」に活きる授業になりました。


国分寺五小の6年生のみんなと、楽しい時間を過ごせました。
貴重な国語の時間をいただきまして、先生方本当にありがとうございました。


また、秋、卒業記念と会えるのを楽しみにしています