~ストーリーテリング「愛依の風」ainokaze~

絵本・素語り・わらべうた
ストーリーテラーやえはたのりこ(やえちゃん)の徒然便り

オープン参加!!イベント・おはなし会・ワークショップ情報!!

★7月21日(日)15時開演 愛依の風クラシックお話コンサート♪『アラベスク~魅惑の冒険物語』立川チャボヒバホール★nonowa国立ペーパーウォール「やえちゃんのたのしいよみきかせ」7月28日(日)11:00~(参加無料)★わらべうたの会『わらべの会』第1金曜日家庭支援センターひかり11:15~・第2木曜日恋ヶ窪市民プール11:00*無料どの地域からも参加できます。★愛依の風・たのしい語り塾新規開講!毎月月木金4~6日。★2018年、おはなし会・保育士研修・わらべうた・絵本・素話講座、ご依頼お待ちしております。 全国どこへでも参ります!プログラムや形式などお気軽にご相談ください。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

恋ヶ窪シルバー朗読講座便り♪

2016年01月27日 | 高齢者の会
今日はとっても良いお天気でした

水曜午前中は、恋ヶ窪シルバー語りの会♪

風邪で休んでいた方も元気に復帰!
全員揃って、1月の作品の仕上げ発表でした



作品は新美南吉『手袋を買いに』

メンバー9人分、9場面にわけ、それぞれ好きなところ申告、どこでもいい申告と半々くらいで、場面ごとにリレー形式で読んでもらいました(^ ^)

さて、皆さん台詞が生き生きとしてとってもいい。
スピードといい、間といい、何より作品に愛情が込められて、とても温かい読みでした

来月からは国分寺Lホールでの合同交流発表会に向けて新作へ。

今、脚本書いてます!
9人の方が気持ちよく楽しく語れるように、面白く書くつもりです。

三谷さんもびっくりみたいなね!

みなさんが楽しそうで今日も嬉しい



もうすぐ節分ね♪

火曜語りの会便り♪

2016年01月27日 | 高齢者の会
今年最初の火曜語りの会。

メンバーの方が先週お亡くなりになったと聞きました。
お年は90歳。
とても悲しかった。

2年ほど前から歩くことが辛くなり、会には参加できなくなっていました。
身辺を潔くしっかり片付けられて、親しい方に年賀状でお別れの挨拶を書き、ホスピスには入られて二日後だったそうです。

『義経千本桜』が好きな方で、年に一度桜の時期に語るのがこの会の恒例になり、私はそれを、随分と大げさに語って、精一杯楽しんでもらおうと心がけていたことを昨日のことのように思いだします。

「やえちゃん、何回聞いてもこれ楽しいわね」と、お上品にうふふと笑われる声が聞こえてきて、涙が出ました。

火曜の会は、主催のタカコさんの女学校時代のご友人たちプラスお知り合いの方で、物語を楽しむ会としてスタートしました。
80歳からの文学会です。

始まったのが10年前。
時にはみなさんの若かりし頃の思い出話に耳を傾けて、私の方がそのお話を楽しんでるような会です。

会でお亡くなりになった方はもう、3人目。
みなさんの微笑みが忘れられません。
ソファに座ってゆっくりと聞いてもらうとても近い会。
語らいの会でもあって、心の距離もとても近かった。
それぞれ、別れはとてもつらいです。

でも、いつかお別れの時が来ると覚悟している会でもあり、眠るように天に召されたと、最後の最後に目を開けて静かに旅立たれたと聞くと、天命を全うされた生涯を尊く感じ、命というものについて本当にありがたく思うのです。

今日は、会に行くまでIさんが亡くなったことは知りませんでしたが、手にしていったのは短編童話でした。

小川未明の、童話集。

そのうちの5編を読みましたが、
優しい想いのうちの命を優しく弔うファンタジーのお話で、優しく美しかったIさんがふわっとそこにいて、微笑んでいるように思われ、Iさんに聞いてもらう気持ちで読みました。

読み終わり、タカコさんが女学校の頃のまさに火曜の会の方々の乙女の姿を写したお写真を見せてくださいました。

なんて素敵で可愛らしいこと!!
ずっと仲良しだったのですね。

これからは、お空の星となってこの会を天から見守っていてくれるでしょう。

Iさん、素敵な時をありがとうございました。

火曜の会は、本当に尊い大切な会です。