
すると、ものすごい事になっていたのだ。
子供や老人、女性の人で一杯なのだ。
玄関を入ると、熱やクシャミなどの症状がある人は右側の待合室へ、そうでない人は左側の待合室へ行くよう指示されていた。
そして院内はマスク使用を原則とし、持っていない人は受付でもらってつけていた。
保険証のカードを受付に出し、待合室で順番を待っていると、季節性インフルエンザのワクチンの投与が始まっていたのだ。
そういう訳で院内にはもう一つ、ワクチン接種組のための診察室まで設けられていた。
ここの病院は女医さんが一人でやっている。
通常の患者さんは左の診察室で検診、風邪の症状の人は右の診察室。
左に右にてんやわんやだった。
時間がかかるし、これはまずいと思ったが保険証を出してしまったのでしかたない。
30分くらい待たされて、やっと診察を受けた。
新型インフルエンザワクチンの状況を聞いたが、なかなか政府機関の方からの支給が間に合っていないようだ。
「受付をされても、いつ接種できるか、皆目わかりません」
と言われた。
妊婦の人や、重症の糖尿病(インシュリン注射をされているか方)が優先になるのだそうだ。
原因はハッキリ解ってはいないようだが、基礎疾患を持っている人は、呼吸器に重大な影響が出るような事を云っていた。
とりあえず何時になるかはわからないが、新型インフルエンザのワクチン接種の申し込みだけはした。
今、全国で100万人を突破した状況や死者が47人も出ているなど、これから寒くなるとますます患者が増える。
おまけに豚や猫にまで感染していると云う。
ウイルスに感染したからと、再インストールは出来無いのだから、マスクと手洗い、ウガイは欠かせないようだ。