打越通信

日記ふういろいろ

英彦山から

2016-06-28 20:27:16 | 小旅行
博多のアパートから英彦山までは1時間ちょっとで着いた。
太宰府方面から冷水峠を越えて行く方法もあるようだが、朝倉方面からナビに任せ登った。
途中、焼き物で有名な小石原という町に出た。
熊本方面から来たときもこの町を通った記憶がある。



その道沿いを走っていると行者杉の看板が出ていた。
確かこんな場所があったような、記憶は定かでない。
初めて英彦山に行った時に<「羽犬塚」という駅から列車を乗り換えて>と記憶していたがどうも記憶違いのようだ。
九大線は久留米からだったのだろう。
確かに羽犬塚から矢部線が昔通っていたようだが日田英彦山線とは接続していなかったようだ。
道沿いに山道を走って行くと急カーブになり高い鉄橋が見えてきた。
かすかな記憶がよみがえり英彦山駅が見えた。
その手前を右折して再び山道に入った。
山道を登って行くが、英彦山がこんなに山深かったのかと昔の記憶が消されていく。
町の広場に出て駐車場にクルマを止める。



案内板が出ていたがどこがどこだかさっぱりとつかめない。
英彦山宮の看板を見つけ細い道を行ってみた。



古い旅館が建ち並ぶ場所を見て初めてそこが目的地である事がわかった。
昔の宿坊と呼ばれた旅館はどこも閉まっていた。
おみやげ品屋があったの女主人と立ち話をした。
昔の旅館の名前を出して話を進めると、真っ赤な鼻のお父さん、おしゃれなお母さん、若女将の話が次々とかみ合っていった。
今は道路事情も良くなり、福岡市内方面からの人たちも日帰りが出来るので、宿泊客はほとんど無いという。
数件あった旅館も今は一軒も無いそうだ。
しばらく近所をブラブラして、帰り道をどうしようかと考えた。
福岡県といえども大分県との県境、<耶馬渓>などの看板も目についた。
とりあえず下山して行橋に向かうことにした。
だんだん細くなる山道だった。
梅雨の晴れ間で天気は良いが、土砂崩れしないかおそるおそると下山した。



途中で建設中のダムの工事現場に出た。
結構大規模な工事をやっていた。
行橋市内で昼食をとり、国道10号線で小倉近くまで出た。
そこから国道201号線で田川、飯塚を抜けて帰ってきたが、途中で見たオレンジ色の屋根瓦、先日の山口方面で見た石州瓦だった。
九州も北に来れば山陰の影響を受けているものだと納得した。