打越通信

日記ふういろいろ

金沢へ

2020-03-02 21:36:33 | 旅行
福岡から石川県の小松へ空の道があることを初めて知った。
おまけに一日4便(往復)も飛んでいる。
行きはボーイングの737-500、737クラシックと呼ばれる古い航空機だった。
機内アナウンスでは今年3月(ラストフライトだ)には現役引退をするとのことだった。
それでも行きも帰りも満席だったのも驚きだ。



帰りはボンバルディアのプロペラジェット機でわくわくだった。
100席ほどの小さな飛行機だったが、新幹線ーサンダーバード(雷鳥)を乗り継いで6,7時間かかるより1時間20分で行けるのは魅力だった。
しかし、行きも帰りも天候(気流)があまり良くなく、かなり揺れた。
小松空港に着き、霰(あられ)に見舞われたのにはびっくりだった。
厚手のコートにするかウインドブレーカータイプのコートにするか迷ったが、嵩張って荷物になるなと思って薄いほうのコートにしたのだ。
北陸の地をなめていたわけだ。
さすが暖冬とはいえ1ランクも2ランクも違う寒さだった。
金沢市内に着き、ひがし茶屋街を散策した。



戦火の被害が無く江戸時代からの建物が今でも残る雰囲気のある街並み。
北陸新幹線開業のあおりもあるのか多くの観光客でにぎわっている。



店店には金沢名産の金箔、銀箔のお土産品や九谷焼、輪島塗りの品々が並んでいた。
中でも金箔に塗られた蔵にはさすがに金沢(きんのさわ)といった感じだった。
浅野川沿いを歩き、主計町(かずえまち)へ、中の橋という有名だという橋を渡る。
ひがし茶屋街にも劣らず雰囲気のある街並みだった。
主計町からてくてくと道を歩く、かなり古臭い様式の建物がある。
文芸館のようだが、そこに「五木寛之記念館」という文字を発見した。
えっ、五木寛之といえばあの「青春の門」で有名な福岡出身の作家なのに、なぜ。
「浅の川暮色」はじめ多くの金沢に関する作品を書いているようだし、奥さんがこの地の人のようだ。
意外な発見だった。
21世紀美術館まで歩き、奇想天外な美術館にこれまたびっくり。



館内は多くの人で賑わっていた。
美術館を出て玉泉院という雪つり庭園に行く。
地元の人が兼六園よりきれいな庭だという、確かにきれいに管理され、夜はライトアップされるという。
ライトアップにはまだまだ時間があるし、薄いコートで寒いので、香林坊、片町の繁華街に夕食を探しにさまよった。



有名どころの金沢おでん屋には長い行列が出来ていて、それで手ごろな居酒屋に入り食事をして、タクシーを飛ばし宿場に向かった。
・・・続く