打越通信

日記ふういろいろ

こくてつ通り

2020-06-05 18:57:51 | 日記ふう
会社は前の会社も今の会社も博多駅の筑紫口付近にある。
鹿児島本線(九州新幹線も)の高架をくぐり自宅(美野島)を目指す。
高架をくぐるとがらりと町割りが違い、自宅までは一区画ごとに角を曲がりジグザグに進む。
角を曲がるたびに鹿児島本線の高架が見える。
今ではそれも慣れてきたが、その昔は方向感覚が分からなくなったこともあった。
同じことが博多口のキャナルから一歩博多駅付近でも同じことがしばしばあった。
会社の飲み会などあった後、その付近に迷い込むと方向感覚がくるってしまいグルグルとその付近を回ったこともあった(酔っ払っていたためか?)
なぜだろうと思っていたがその理由らしき事が分かった。
美野島1丁目付近からキャナルイーストビル、博多署付近に「こくてつ通り」という片道2車線の道路がある。
変な名前だと思っていたら、今の鹿児島本線が通っていたところのようだ。



今の博多駅が移転(1963年 昭和38年)する前は博多駅前1丁目の出来町公園辺りが博多駅だったそうで、この「こくてつ通り」を鹿児島本線が走っていた場所になる。



そういえば美野島の百年橋と鹿児島本線が交わるあたりから、今の鹿児島本線は右にカーブを切っている。
そのまままっすぐ通せば東陵公園を抜け「こくてつ通り」につながるイメージはできる。
約60年前まではこの「こくてつ通り」に沿って町割りが出来ていて、今ではビルも立ち並んでいる。
だから鹿児島本線の高架から美野島(こくてつ通り一帯)にかけては「こくてつ通り」に沿った町割りがそのまま残っているという事だ。
だから現在の高架付近のビルは変則ビルになっていて道路も変則なことになっているのだ。



だけど不思議なことに高架から筑紫口にかけては鹿児島本線の高架に沿って町割りが出来ている、
筑紫口付近は博多駅移転後に出来た町なんだろうか?
そういえば旧町名も消え、今では駅前何丁目とか駅南何丁目とか駅を中心にした名前に変わっている。
博多駅は過去に何度か場所を変えているという。
再び駅が移転すれば町の名前はどうなるのだろうか。
恐るべし博多の町、という事だ。


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