打越通信

日記ふういろいろ

街並み

2015-12-04 17:43:07 | 熊本の風景
朝8時になるとテレビを切る。
パソコンを開き写真との睨めっこが始まる。
何度も何度も同じ写真を見て表情を確認する。
シチュエーションごとに写真を集めてページ毎にレイアウトを決めていく。
同じ写真が何枚もあるが人の表情は一瞬で変わっている。
そうアルバム作りをしている。
ダウンロードしたフォトブックのソフトで作っているのだ。
しかしこんな作業は2時間も集中すれば目が疲れ肩が凝って来る。
「ちょっと散歩して来る」
と言って自宅を出る。



今住んでいるところは熊本城からの京町台といわれる高台が続く所にあり、それを東の方に降ったところに山というか丘というか、そういうところにある。
打越という町名は、今の壷井川遊水公園あたりが海(湖)だった頃、その水が打ち越すという意味で付けられた聞く。
だからこのあたりの地名には、津の浦とか舟津、瀬戸坂などそれらしき名前が残っている。
いつもは壷井川遊水公園が散歩の定番なのだが、早朝に散歩するので昼間の散歩はその坂を登ることから始めている。
坂道を上がっていくと旧国道がある。
その昔、豊前街道といわれた道らしく山伏塚(熊本築城で祈祷祭の為に招かれた山伏たちがここで殺され埋められた)などの碑が残っている。
なんだか歴史の硬い話になってきたが、そういうことでなく散歩の話だ。



国道を北に向って少し行くと、両側をツツジで囲われた道が続く。
春になれば道の両側にツツジが咲いてお花の道になるところだ。
ちょっと昔までNTT研修センタなどと云ってバス停の名前にまでなっている所がある。
今では研修センターの建物も壊され、ショッピングセンタの建設工事が行われていた。



ツツジの木も取り除かれ綺麗に整地化されていた。
その横にはゴルフ練習場の巨大なポールが立っている。
変われば変わるものだ。
時代の流れなのか、固定電話の衰退というか移動通信網の発展がこうも街並みを変えていくのだ。

市電を追って2

2015-12-02 17:52:21 | 写真投稿
熊本動植物園の駐車場にクルマを停め庄口公園を抜け電車通りに出た。
昔このあたりに住んでいたので地理的には問題ない。
しかし街並みはそう変わっていないが、その昔、中華料理店(揚子江)だったところがファストフード店になっていたり変わっていた。
熊本の市電も割りと平坦なところが多く、坂があるところというと大甲橋付近と熊本商業高校前、そしてこの動植物前電停付近くらいだ。



電車通りに出て終点の健軍町電停まで歩いてみた。



途中で最新電車のcocoroと出会う。
熊本市内の交通系ICカードも「でんでんnimoca」と「熊本地域振興ICカード(くまモンICカード)」の二つに分かれてしまった。
「でんでんnimoca」はその名のとおりnimoca(西鉄)のシステムを利用して市電はもちろん全国の交通系ICカードと相互利用できるカードなのだが、「くまモンのICカード」は県内のバス会社、熊本電鉄でしか使えないカード。
何でこうなったのかはコストの問題だと思われるのだが、ICカード導入が遅れに遅れこういう結果になったのは非常に情けない気がする。
観光地として全国で共通で使用できる交通系ICカードはJR九州と市電だけしか利用できないわけだ。
熊本に住んでいる人からすると市電とバス・熊本電鉄を利用する場合両方のカードを持たなければならないという不便さだ。
今後、統一した方向に進むのかはわからないが、こんな面倒なことならICカードも考え物だ。
終点の健軍電停まで来た。



これから先は線路は無いわけで、バスのベンチには老人たちがバスを待っていた。
電停の横の看板には東区役所の方向が矢印で示されていた。
健軍商店街をブラブラして再び歩いて動植物電停まで引き返した。
天気予報も良く当たるもので雨がパラパラと落ちてきた。

今回の旅行(京都)で思ったのだが、やはり行動の主力は地下鉄や私鉄などの鉄道が主役で、あくまでもバスは脇役だと思った。
旅先でバスに乗る事はよっぽどの事が無い限り無いと思う。
おまけに電車とバスが平行していたら、やっぱり電車だろう。
熊本の場合も駅が遠いところにある以上、バス路線をいくら検討しても市電になるのは間違いないと思うのだが・・・。
バスはあくまでも生活の足、そう考えるならICカードも分かれていてもおかしくは無いのか。

釣り日和

2015-12-01 20:42:22 | 釣り
暦の上ではディセンバー、なのだけど、暖かいし天気も良い。
明日からは再び雨の天気になっている。
今日しかない、と思い釣り道具をクルマに積み込み天草を目指した。
いかにもフル装備って感じだけど、釣竿とリールとバケツにちょっとした道具箱を持って出かけた。
釣りに行きたい思っていたが、右手の痛みがあってそれで行けなかった。
幼い頃から竿は右手、リールは左手で巻く癖というか、親父にそう仕込まれた。
だから右手の負担が大きいわけで、まあそれが理由だ。
それに前回釣りに行ったとき、仕掛けを作るのに視力が衰えてまったく作れなかった事もある。
古い竿もリールも使えるのか、それもある。
釣具屋で最小限のえさとまきえを買い釣り場に向った。
行き先は天草パールマラソン10Kmのコースの方向で、鳩の釜(野釜島)の堤防だ。
釣り場に着きまきえを撒くと、小魚が一斉に浮き上がってくる。
まきえを撒きながら仕掛けを作る。
ふかせの基本的な仕掛けで、飛ばし浮きに2Bの固定浮き、餌はオキアミの小、しかしハリがチヌの1号だった。
ハリスは0.8号だったがハリの一番小さいのがそれしかなかった。
竿はチヌの0号、リールは何番だっけ一番小さいやつだ。
一投目から入れ食い状態が続く。
仕掛けが馴染むと同時にウキが勢い良く沈んでいく。



しかし釣れるのは可愛いフグばかりだ。
狙いはクロなのだが、遠めに仕掛けを入れ手前にまきえを入れてみるがかかるのはフグだった。
それでも何も反応が無い釣りより、釣りの動作テストには良いだろう。
2時間ばかりフグを相手に遊んでいたが飽きて来て場所を変えた。
鳩の釜の先の堤防に行ってみた。
すぐ近くに雲仙普賢岳が見える。
こんなに近かったっけと驚くばかりだ。
まきえだけを持って堤防の端に行ってみた。



まきを撒くと水面一面に小魚(ボラの子)が浮いてくる。
しかたなくそこで釣りは終了。
妻の包丁を持った姿が目に浮かぶ。
物産館さんぱーるで安い魚があったのでそれを買って帰路に着く。



新一号橋も巨大な鉄塔が建っていていよいよ橋の工事が今から始まるようだ。
釣れなくてもやっぱり海は良いものだ。