あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

母へ~母の命日~

2006-10-17 21:46:33 | Weblog
今日は母の命日である。
平成13年の10月17日に母は私たちにさようならをした。
あの日を思い出す。早朝の妹からの電話、急いで空港へ行った。
あの時、子どもたちも変則勤務の夫もいた。
すべて自分が旅立つ日を私たちにいいようにしてくれた気がする。

帰省して、母に話しかけても言葉は返ってこなかった。それだけが辛かった。
いつも「おかえりなさい」と笑って迎えてくれた母ではなかった。

あの日、鹿児島の川内に虹が2本出ていたと娘が言う。母が晩年を過ごした川内の街に。
「おばあちゃんはあの虹に乗って天国へ行ったんだね」と。
お別れの言葉を娘が言った。


母は苦労した。でも、本当にえらかった。私は心から母を尊敬する。
知性と教養と忍耐と寛容と根性・・・すばらしかった。


今、このブログの途中で兄達と電話で話す。

ああ、いい兄達を、母ちゃんありがとう。

千葉の兄は電話しようと思っていたと言う。
「ふるさとの会で妹さんが頑張っていたよ」と言われたと言う。母の命日にはちゃんと思ってくれるみたい。ふるさとの会では兄の話をあちこちで聞き、温和な人気者の兄が想像された。

藤沢の兄はレースの仕事で鹿児島・熊本と行く用事があり、今日、母のお墓参りをしてきたと言う。これも縁だと言う。

兄達のいることを20歳で知った私。

母ちゃん、ありがとう。素敵なお兄ちゃんたちだな。
私にはまた他にも兄や姉もいる。
以前は、なんと複雑なのと思っていたけど、今は幸せ。たくさんの兄弟、姉妹がいるのだもの。

書くといろんなことを書きたくなる。

今日は、大事な優しい母の命日。天国で父ちゃんと楽しく過ごしてね。兄達のお父さんとも。おじさんやおばさん、母ちゃんのお父さん、お母さんともね。

母は言っていた。いくつになっても「母ちゃん」と呼ぶって。
今の私がそう。幽霊でも何でもいいから会いたい。母ちゃんに会いたい。
母の気持ちがわかる。
母ちゃん、産んでくださってありがとう。育ててくださってありがとう。
いつも守ってくださってありがとう。
これからも子ども達を彼を兄達を妹を私を見守っていてくださいね。

母の大好きな巻き寿司を作りました。お供えしました。
食べてね。
妹からの新米とふるさとの兄からの「ついでこん」ときゅうりとしいたけ、卵焼き、でんぶが入っています。
柿と梨と・・・ラッキョウと(よく食べていたねえ)・・・菊の花・・・花をよく育てていたっけ。

母の命日、母ちゃんが「横浜はいいところねえ」と言った今日の横浜はいい天気でした。
ありがとう、お母さん。
コメント
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