あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

学生時代の友に偶然会う

2012-03-12 20:11:16 | Weblog
帰省の日のこと、3月2日のこと。

羽田空港で学生時代の友達に似ていると思う人を見かけた。
ちょっと気になりながらも、彼女も同じ飛行機に乗り、私より後ろの座席に行かれた。そこまでは確認した。
で、鹿児島空港で荷物を待っている間、また、近くにいらっしゃったので、思い切って声をかけた。
「失礼かもしれませんが、Tさんではありませんか」
「そうですが・・・」

やっぱり・・・だった。
ともに幼児教育の勉強をしたTさん。不思議と下の名前もスルスルとでてきた。
梢さん。
ついでにいうならばこの前「ひろすけ記念館」に行ったときのスタッフのTさんと同じ苗字で、その方の名前を聞いたときに、学生時代の彼女を思い出してはいたのです。

自分の名前を名乗れば「わあ、よくわかってくださって・・・」と涙を浮かべられる。

今は三重に住み、東京で単身赴任のご主人様のところに行き、これからご主人様のご両親のおうちに帰省するところだという。
短い時間の間に住所を交換して、彼女はお迎えにいらっしゃったご両親とドアの向こうに。

彼女の涙に彼女の人生を想像した。

学生時代から37年。
我ながら私も彼女のことがよくわかったと思う。
小柄でヘアスタイルも学生の時のまま。

37年という月日に何があったか。
私も父母と別れた。彼女もそうだという。
そして、孫がいると・・・。

彼女の涙に深く語る必要はなかった。
お互いにいろんなことを経験したよね。
また再会したときに思い切りしゃべろう。
そう思った。

今回の帰省の始まりはこうした偶然で始まった。
嬉しい再会は幸先いい帰省の旅を予兆したけど、まさしくそうだったのだ。


Tちゃんが「しょうぼうてい」とディズニーの「小さな世界」の動画を見たがる。
好奇心いっぱいの顔でじっと見ているTちゃん、かわいいなあ。
ディズニーの経験はまた豊かな感性を育みます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日という日

2012-03-12 00:13:20 | Weblog
テレビを流れる画面を私はまだ直視できない。
胸が痛む…痛む。

なるだけ避けたいと思う。

でも、直視しなければいけないかもしれない。

…ただ、私は強くない。


あまりにもひどすぎる。

悲しすぎる。
哀しすぎる。

どんな悲しみがあっても人間は生きていかねばならないのだ。
歯を食いしばって「負けてたまるか」と。

東北の大震災は忘れることなく、少しでもいいことがより多くの方にありますようにと願う。

原発については、自然を侮ってはいけない。
絶対に大丈夫はないのだ。
想定外なんてないのだ。

原発は必要ではない。

私たちは暗い灯火になっても、たとえ、不便になっても、それで生活しなければいけない。

自然と共存していくこと。

ふるさとの開聞岳が874年に爆発したということを遅まきながら知った。
橋牟礼川遺跡は東洋のポンペイと言われていたことも今回の帰省で知った。イタリアのポンペイを思い出した。
そのときの人々はどうだったのだろうと思いを馳せた。

3月11日は鎮魂の日。

無念にも亡くなられた方々のご冥福を心から祈ります。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする