おおぎやなぎちかさんの本「オオカミのお札」三冊を昨日読み終えた。
奥湯河原へ行くときに「オオカミのお札(一)カヨが聞いた声」を持っていった。
読み始めると止まらなくなるのだけど、そのときそのときやることができて・・・でも、帰りの電車内で読み終えた。
読み終えて、本を膝においてしばし呆然とした。
余韻に浸ったというのがいいかもしれない・・・。
江戸時代の話である。
そして、帰宅した翌日
「オオカミのお札(二)正次が見た影」を読了。
戦時下の話だ。
それから、昨日、現代の話として「オオカミのお札(三)美咲が感じた光」を読み終えた。
これらの本がそうです。

ちかさん、またまたいい本を書きましたね。
まずは、ご出版、おめでとうございます。
三冊一度に出すのがどうなのか、もったいなくはないかと思ったけど、三冊一緒ゆえ、意味があり、興味をそそられ、次は次は・・・と読みたくなる。
神社の祠に貼られている「オオカミ」のお札。
その祠の中には「大神さま」がいる・・・。
ああ、人は生きている。
つながって生きている。
精一杯生きている。
江戸時代があり、戦争のときがあり、現代がある。
それぞれの時代の人、一人ひとりがいとおしい。
今のあなたにはご先祖さまがいたのよ。その息吹があってあなたがいるのよと・・「しゅるしゅるぱん」にも感じたことだ。
でも、今回の書き方はまた違う。受け渡し方は少しちがった。
祠に貼られたオオカミのお札・・・。
(一)の「カヨが聞いた声」の妹ナツに対しての思い。
人には悪の心もあるということ・・・それに苛まれるカヨ。
人間の善と悪・・・だれでも持っている。ここまでも自分を責めるのか、カヨは…と思った。純粋な心をみる。
(二)の「正次が見た影」
戦争というものをこの物語を読んで、子どもたちが何かを感じとってくれればと思う。
とても、自然に、よく書かれていると思う。
悲しいね。
オオカミ以上に怖いもの・・・それは・・・。
実話に基づいた話だ。
(三)の「美咲が感じた光」
離婚という現代の世相の中の美咲。あまりにも辛い現実が襲う。岩手と東京を行き来するちかさんしか書けない物語だ。体験者しか書けない。3・11のこと。ついこの前のこと。
でも、生きていかなきゃならない。それが現実だ。
うまく書けないのだが、3冊、それぞれに趣がある。
どの時代も子どもたちがいた。大人がいた。
生活があった。
生きていた。
ふと、思う。
私の先祖の江戸時代の人たちはどういう生活をしていたのだろうかと。
薩摩で・・・。
ご先祖様がいて、今の私がいる。生かされている。
私は見守られていると切に思う。
感謝しかない。
少し引用させてください。
「細い朱ぬりの鳥居をくぐると狛犬ならぬ一対のオオカミの石像と、ランドセルをひとまわり大きくしたほどの祠がある」
これは現代版。
では、その描写は、戦時下、江戸時代ではどうなっているか。
読んでください。
三冊に出てくる黒い筋の数本入った灰色の石。
うわぁ~すごいと思った。
江戸時代からの石・・・その石がさりげなく3冊に出てくる。小憎いちかさんの演出だ。
素晴らしいなあ。
細かい気配りのある物語。
それぞれに三冊の本がいい。
しっとりとする。
手元において、また読みたくなる本だと思う。
軽いからバッグにいれてどこでも読めます。
いっぱい書きたいこともあるけど、感想文の苦手な私・・・「よかった!!」で終わらせてください。
本当によかった。
ちかさん、頑張りましたねえ。
すごいです。
ありがとう。
ぜひ、皆さま、読んでください。
自分というものを振り返るかも・・・。
そして、自分だけの命ではない。
つながって自分がいるんだと思えば、おのずと生き方も変わるかもしれませんね。
私の誕生日にかけて読んだ3冊。
偶然ではない気がする。
これからの生き方を思います。
素晴らしい物語のプレゼントをいただきました。
今夜も言います。
本は心の栄養だと・・・。
中川学さんの絵も素朴で心に沁み入ってきました。
くもん出版から発行です。
ちかさん、今度は昌一さんのその後を読みたいです!
奥湯河原へ行くときに「オオカミのお札(一)カヨが聞いた声」を持っていった。
読み始めると止まらなくなるのだけど、そのときそのときやることができて・・・でも、帰りの電車内で読み終えた。
読み終えて、本を膝においてしばし呆然とした。
余韻に浸ったというのがいいかもしれない・・・。
江戸時代の話である。
そして、帰宅した翌日
「オオカミのお札(二)正次が見た影」を読了。
戦時下の話だ。
それから、昨日、現代の話として「オオカミのお札(三)美咲が感じた光」を読み終えた。
これらの本がそうです。

ちかさん、またまたいい本を書きましたね。
まずは、ご出版、おめでとうございます。
三冊一度に出すのがどうなのか、もったいなくはないかと思ったけど、三冊一緒ゆえ、意味があり、興味をそそられ、次は次は・・・と読みたくなる。
神社の祠に貼られている「オオカミ」のお札。
その祠の中には「大神さま」がいる・・・。
ああ、人は生きている。
つながって生きている。
精一杯生きている。
江戸時代があり、戦争のときがあり、現代がある。
それぞれの時代の人、一人ひとりがいとおしい。
今のあなたにはご先祖さまがいたのよ。その息吹があってあなたがいるのよと・・「しゅるしゅるぱん」にも感じたことだ。
でも、今回の書き方はまた違う。受け渡し方は少しちがった。
祠に貼られたオオカミのお札・・・。
(一)の「カヨが聞いた声」の妹ナツに対しての思い。
人には悪の心もあるということ・・・それに苛まれるカヨ。
人間の善と悪・・・だれでも持っている。ここまでも自分を責めるのか、カヨは…と思った。純粋な心をみる。
(二)の「正次が見た影」
戦争というものをこの物語を読んで、子どもたちが何かを感じとってくれればと思う。
とても、自然に、よく書かれていると思う。
悲しいね。
オオカミ以上に怖いもの・・・それは・・・。
実話に基づいた話だ。
(三)の「美咲が感じた光」
離婚という現代の世相の中の美咲。あまりにも辛い現実が襲う。岩手と東京を行き来するちかさんしか書けない物語だ。体験者しか書けない。3・11のこと。ついこの前のこと。
でも、生きていかなきゃならない。それが現実だ。
うまく書けないのだが、3冊、それぞれに趣がある。
どの時代も子どもたちがいた。大人がいた。
生活があった。
生きていた。
ふと、思う。
私の先祖の江戸時代の人たちはどういう生活をしていたのだろうかと。
薩摩で・・・。
ご先祖様がいて、今の私がいる。生かされている。
私は見守られていると切に思う。
感謝しかない。
少し引用させてください。
「細い朱ぬりの鳥居をくぐると狛犬ならぬ一対のオオカミの石像と、ランドセルをひとまわり大きくしたほどの祠がある」
これは現代版。
では、その描写は、戦時下、江戸時代ではどうなっているか。
読んでください。
三冊に出てくる黒い筋の数本入った灰色の石。
うわぁ~すごいと思った。
江戸時代からの石・・・その石がさりげなく3冊に出てくる。小憎いちかさんの演出だ。
素晴らしいなあ。
細かい気配りのある物語。
それぞれに三冊の本がいい。
しっとりとする。
手元において、また読みたくなる本だと思う。
軽いからバッグにいれてどこでも読めます。
いっぱい書きたいこともあるけど、感想文の苦手な私・・・「よかった!!」で終わらせてください。
本当によかった。
ちかさん、頑張りましたねえ。
すごいです。
ありがとう。
ぜひ、皆さま、読んでください。
自分というものを振り返るかも・・・。
そして、自分だけの命ではない。
つながって自分がいるんだと思えば、おのずと生き方も変わるかもしれませんね。
私の誕生日にかけて読んだ3冊。
偶然ではない気がする。
これからの生き方を思います。
素晴らしい物語のプレゼントをいただきました。
今夜も言います。
本は心の栄養だと・・・。
中川学さんの絵も素朴で心に沁み入ってきました。
くもん出版から発行です。
ちかさん、今度は昌一さんのその後を読みたいです!