今日は立川で「くにたちの会」の合評会。
そして、漆原先生を偲ぶ会。
実は、尊敬する児童文学作家の漆原智良先生が4月15日に急逝されました。
私たちの「くにたちの会」の顧問の先生です。
訃報をメールでいただいた4月15日の午後、まさか?間違いではないか?と何度もメールを読み返し・・・
信じられなくて・・でも、悲しすぎて・・・ここに書くことができませんでした。
ただ、1行だけ、先生のことを思って書いた文がありますが・・・。
漆原先生はまだいらっしゃる気がしていますが、今日、皆さまと「偲ぶ会」をして、それぞれの方の思いをきき、ああ、先生はもういらっしゃらないのだと思いました。
会では、まずはじめのあいさつを恐れ多くも私が仰せつかりあいさつしました。
その次に市会議員でもあるI居さんが先生の略歴と著書をまとめたのを作ってくださり、あらためて先生の偉大さを再認識しました。
そして、各々が先生との出会い、思いを語りました。
私が先生とお会いしたのはいつだったのでしょう。
児童文芸家協会、季節風での浜木綿介、浜田広介記念館のコーヒー、とき忘れじの集い、児童ペン新人賞、児童ペンクラブの委員、どんどん旅をしなさいっていわれたこと、大学の話、台湾への旅で先生の教え子の方とお会いしたこと、原稿用紙に万年筆で書かれたアドバイス、銀の鈴社の「いちばん」と「やさしい風」そして、児童文芸のサークル紹介での先生を真ん中にした写真での私の拙い文章は「児童文芸」の季刊誌1号に載ったばかり、ブログ、メールでのやりとり・・・たくさんの講演会、そして、ズームでの講演を聞いた後での感想を書いたら喜んでくださったことなど・・・枚挙にいとまがない。
前向きで、優しくて、心広くて、本当に人生の師でした。
生き様が素晴らしかった。
漆原先生の教育を受けたかったと思うことも多々あった。
先生の期待に応えられたか・・・? 否・・・それが残念だし、申し訳なさが先に立つ。
恩返しができなかった・・・。
ただ、いつもいつも励ましてくださった先生に感謝です。
これは事務局のK藤さんが作ってくださった。
この前には先生のにこやかな笑顔の写真といろいろな記事が飾ってあった。
児童文芸に推薦して下さった漆原先生は2月にご逝去された矢部美智代先生と今頃お話されているでしょうか。
矢部先生のご逝去はあとに聞いたのですが、とても驚き、ここに書くことができなかった。
児童文芸の理事長で優しく、やはり、私を児童文芸に推薦してくださった。漆原先生のはからいで・・・。
矢部先生の優しい微笑みが思い出される。
矢部先生のときも漆原先生のときも母たちに手を合わせた。
感謝とともにご冥福を祈りました。
あらためて、漆原先生、矢部先生のご冥福を心からお祈りいたします。
今日、皆さまはまた書き続けるという。
それが先生への恩返しだろう。
書きたいものを書く。
書かねばならないことを書く。
それが自分たちにできること。
自信なんてないけど、書くことを始めた私、頑張らねばと思う。