窓側で暖かい陽を浴びて本を読む。
あまんきみこさんの本「車のいろは空のいろ」4冊。
ファンタジーの世界。
タクシーの運転手の松井五郎さんとお客さんとの物語。
前に出た本は画家さんが北田卓史さんだったけど、今は黒井健さんである。
「星のタクシー」の蝶の絵に魅かれる。
あまんさんの物語は、たぶんご存じの方も多いし(ちいちゃんのかげおくり、おにたのぼうしなど)お子さんやお孫さんに尋ねれば知っているだろうと思う。
「白いぼうし」は8編あったけど、他は7編ずつ。
「白いぼうし」の「くましんし」は今に通じて身につまされる。
他にも戦争の理不尽さ、悲しさを感じるものもあり、すべてそれぞれにいい。
ふっと笑えるものも、そしてかわいくて楽しいお話も。
「春のお客さん」の「きりの村」はダムの話は奥多摩の小河内ダムに沈んだ村をも思わせた。私の勝手な想像です。
同じく「やさしいてんき雨」は私も花嫁衣装でタクシーに乗ったっけと懐かしく思ったのです。
「白いぼうし」の蝶の話も好きだった。
なの花橋が出てくるのがとても嬉しかったのです。
機会があれば図書館で手にして読んでみてほしいと思う。
あたたかい気持ちになります。
そして、今日のおやつ。
ああ、今日もおいしかった