こんばんは。
今年は鹿児島で台風にあわないのに帯広であうなんてなんともおもしろいというか、なんだか、愉快な気分になった。
お昼ごろに札幌に上陸と聞いて、さてどうするかと考えたけど、今のうちに出発だぁ~の声も勇ましく雨の中を外へ出る。
といっても、六花亭の本店へ。泊まったホテルがドーミーイン帯広だから近い。
お菓子を買うつもりはなくてドアを見たかった。
どうしてって?
ドアの作成に長女の友達のIちゃん(というより、Tちゃんの幼馴染のK子ちゃんのお母さん。勉強にフランスとかに行っているときいた)が関わっていると聞いたから・・・。
これがそうです。たぶん木製の方に関わったと思う。
重厚でとても素敵な自動ドアでした。
で、やはり本店でしか買えないお菓子やグッズを買う。
それから、雨の中を駅前のレンタカー屋さんまでGO~。
夫は「タクシーで行こうよ」と言うけど、「これってそんなにひどくないし、雨が少し強いと思えばへいちゃら」と私は言い、歩く。
そうなの・・・子どもの頃から、鹿児島のあの強風とすごい雨を経験している私にはなんのその。
レンタカー屋さんで車を借りる。レンタカーはマーチ。夫が乗りやすかったという。ありがとうさん。マーチさん。
まずは、帯広市百年記念館へ。
流石に来ているのは私たちとちらほら。
中に入ってマンモスにこんにちは。
十勝を開墾した依田勉三さんの存在を知る。
渡辺勝、カネさん夫妻や鈴木銃太郎さんや・・・もうすごいのひとこと。
伊豆からなぜに行くのか・・・。
カネさんに興味をそそられる。凛とした方だったらしい。横浜の共立を出ているとの由。親近感を覚える。
彼らの作った晩成社から今の私の大好きなマルセイバターサンドの包装の名前ができたというのを新しく知る。どうして「マルセイ」なんだろうと思っていた。先人の苦労に敬意を表してだろうか。
他にこんなものが・・・。
母を思い出した。
かわいいですね。
きれいねえ。
何時間いたのだろう。
じっくり、見る。
時計や土器や、大豆や、十勝に昔からいた方の話や・・・ほかにもいっぱい・・・見る価値あり。
さて、そろそろ美術館へ行こうかと外を見れば、雨は小降りになり、遠くが明るい。
やったぁ~、台風がいっちゃた!
美術館へ歩く道で中城ふみ子さんの歌碑に遭遇。
嬉しいね。
感激。
まさか、歩いた道で出会えるなんて思わなかったから。
そして美術館。
高倉健の特設展示をしていたけど、私たちはスルー。
常設展の絵を楽しむ。
樹木を描いた絵がきれいだった。
途中、エゾリスに会う。中城ふみ子さんの石碑を見たあとと、美術館のあと。
しっぽが大きくてかわいい。
北原白秋の「りすりすこりす」の詩を思い出し、つい、口から出る。
途中の児童館。素敵ねえ。
それから、さわやかな青空の下を教えてもらった柳月トスカチーナへ。
パスタがおいしい。
トイレの花がいい香り。名前がわからない。
三方六を求める。
ここのお店のスタッフはみんな感じがいい。
そして、今度はかつて短歌の吉田さんが館長をしていた帯広市図書館へ。
すばらしかったなあ。
きれいに整理されて、読みやすい。
そこで、中城ふみ子さんのお部屋をのぞく。
「辛夷」にいた中城ふみ子さんの「中城ふみ子読本」を求める。
そして、意外と図書館と近かったホテル日航ノースランド帯広にチエックイン。バッグを置く。図書館に行って初めて気づく。図書館から歩いてすぐなんだって。
希望をきいてくださって9階。眺めがすばらしい。
お花もきれい。
それから、中札内村へ。
愛国や幸福駅や懐かしい名前を見る。
ちらっと幸福駅が見られたけどね。
ドライブしながら、帯広っていいなあ。土地も広いけど、心も広く、豊かにさせてくれる。
十勝、北海道は最高だ。
中札内村の道の駅。
ここもお花がきれい。夕闇だけどね。
そして、童話仲間のI川さんがホテルにいらしてくださって談笑。
楽しい。
行動的。
すごい。小説、短歌、俳句とどんどん賞をもらっている。
朗読に畑ガイド、彼女を見ていると本当に人生を謳歌していると思う。
有名な作家S藤さんの話も楽しい。
S藤さんのエッセイはこの前読んだばかり。今、ベストセラー?
ふたりは似ているかも・・・思っていることをはっきり歯に衣着せずに言うから…と思う。聞いている方は小気味いい。
夜は早々としめるお店が多く(当たり前よねえ、横浜と違うよ)居酒屋「ととと」に行ってこれを食す。
「ととと」とはとうふ、十勝、もう一つはなんだったっけ?
かわいいもうすぐ17歳になるという女の子が見送ってくれる。愛嬌いいな。
というわけで、一日、本当に充実していました。なが~い一日でした。
他にもたくさん、書くことがあるのだけど、このくらいにしておきます。
これが十勝、帯広の18日の楽しい一日でした。