借りた1~10巻まで読み終えた。
清山の野望と彦馬の異国への憧れがあてはまって、幽霊船は出航する。
それを追って川村真一郎と鳥居耀蔵らが画策する。
お蝶は最後、織江を助けようと織江と一緒に戦って川村を成敗しようと
して崖から落ちて・・・川村は一命をとりとめる。
(川村が一命をとりとめるのはテレビの方でも取り上げていた)
川村は途中から織江を意識しだし自分の気持ちの変化が出てくる。
鳥居耀蔵は「上様が織江を所望したいという」馬鹿げた話を作って、
各地にいた腕のたつものを呼び寄せて、「織江を拉致せよ」と
命令する。
あっ?そうだ。雙星雁二郎がとんでもなく強い忍者だったってということ。
こいつがいいとこ持っていくんだっけ・・・
それと清山と歳が近いという。(清山より3~4歳下)
彦馬が何を勘違いしたか・・・ということになるが・・・
(私も雁二郎が最初は14~15歳くらいに思っていた
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)
最後の方では鳥居耀蔵は江戸に戻って来て城勤め。
しかし耀蔵のよからぬ物を排除したいということを考える時の様は
気持ちが悪いというか、変人
四天王と呼ばれた輩は清山や雁二郎の乗った船に忍び込み、
戦いが始まった。そこには織江の姿も・・・
ここで清山が織江が自分の娘だということを発言する。(織江も納得)
壮絶な戦いだった。四天王と輩は普通の忍者とは違い、数段腕がたち
織江は苦戦しながら戦い、相手を殺していく。
(清山も足を怪我しながらも対峙するのだから・・・
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)
四天王の一人が弓を引く。
織江に突き刺さる寸前川村が飛び込んで来た。
川村は弓を放った者に刀を投げた。
川村が織江を救ったのだ。
しかし相手もまだ死んではいない。
荒れ狂う海の船内は相当揺れている。
織江は帆柱に登って、敵を捜すが船が揺れて織江は海の中へ落ちた。
えっ?織江死んでしまった?と思いながら読み進める。
彦馬はそれを見て海に飛び込んだ。しかし仲間の荘助に助けられる。
川村真一郎は港の岸壁にいた。
胸に刺さった矢は急所を外れていたので、一命を取りとめた。
なんて運の良い奴
海が凪いでいる。
彦馬もう織江には会えない、このまま生きていくしかないと思ったとき、
小舟が彦馬達の船にくるのが見えた。
こうして彦馬と織江の再会し、西国へ・・・
で幕が閉じるかと思っていた。
後記があった。
オランダへ行くつもりがルソン、とか南米に近いポリネシアといった
島々へ。そこから徒歩で東に向かったらそこはアメリカ
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彦馬が50歳になった頃ペリーに会う機会があり、ペリーと話があった(清山の本を読んで
とても感銘を受けたと絶賛していた)
凄い話になったな~と。
明治になり二人は日本へ。
ホテルで自分達の名前を記した「ヒコ・ツインスター、オリエ・ツインスター」
これを見てこれを書きたいがために後記を付け足した?
会えても別々の生き方を選択するものだと思っていた。
ずるいな~。
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カバーの表紙にだまされた
さすがにテレビではもう出来ないだろう。
お蝶は死んじゃったし・・・
川村真一郎はまだ生きているからいいけど・・・
お蝶復活?で川村との死闘有りで・・・
上手いこと繋げることも出来るんじゃないかな~。
「逃亡者おりん」みたいに・・・