あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

大人の社会見学 其の弐

2010年11月18日 | クルマネタ
午後からは、ツアー参加者のほとんどの方がお目当てとなる工場や施設へ
まず、バスは宇部興産伊佐セメント工場へ向かいました。
工場入口にある事務所で案内して頂く担当者から映像等を交えながら概要等の一通りの説明を受けてバスで工場構内へ。
※工場内の撮影に関しては、工場案内担当者から特に言われなかった為、撮影しております。


この大きな筒のような物はロータリーキルンといい、石灰石に粘土や燃料系廃棄物が混ぜられた物が1500℃近くの高温で焼かれ、セメントの原材料なるクリンカーとなります。

出来上がったクリンカーはダブルストレーラーに積まれて宇部へと運ばれます。

バスは、伊佐鉱区を上から見下ろす高台に移動。

広大なスケールにビックリ!
宇部興産伊佐セメント工場には、伊佐・丸山・雨乞の3つの鉱区があり、石灰石を露天掘りしています。
露天掘りしている底に水が溜まっていますが、これは7月の豪雨で溜まったもので、
底から3段目位まで雨水が溜まり、ダム湖みたいな状態だったみたいです。
現在も24時間体制でポンプで水を抜き取っています。
その抜き取った水は捨てずに工場内で有効に使っているそうです。

露天で働くクルマがミニカーのようにも見える

露天ではダイナマイトによる発破の準備作業をしていました。
ダイナマイトによる発破作業は1日1回と決められていて昼の12時に発破されます。

露天の頂上部では粉塵などが風向きで市街地に飛ぶのでダイナマイトは使わず、
重機などを使い採掘します。

プラントの全景
煙突の高さが違う事がわかるであろうか?
高い方は200m、低い方は180mで差をつけることにより放出した大気が1ヶ所に
集中しないようにしています。

環境には十分に気を使われているそうです。

其の参に続く