あきじの気まぐれ日記Ⅱ

「あきじ」が日頃、撮影した鉄道・バス・船など
様々な写真などを紹介して行きたいと思います。

海上自衛隊第1術科学校の桜

2016年04月08日 | 海上自衛隊ネタ
今年は何処に桜を撮りに行こうかと悩みましたが、
呉市の対岸、江田島市の海上自衛隊第1術科学校に行く事にしました。
海上自衛隊第1術科学校は毎年、桜の時期に特別公開が行われてます。
今年は3月26日と27日、4月2日と3日の土日の4日間で行われ、
私は4月3日に行ってきました。
第1術科学校に行くのは何年ぶりか覚えてません(汗)

呉港からフェリーで江田島に向かっていると
海上自衛隊呉基地Fバースに入港したばかりの
護衛艦「たかなみ」(第2護衛隊群第6護衛隊・横須賀)を見掛ました。
早速、油船が横付けされ給油の準備が始まってました。

呉基地と串山の桜

江田島小用港からバスに乗り継いで海上自衛隊第1術科学校前に到着。

通常の見学では、案内人がついて団体行動となりますが、
桜の時期に行われる特別公開では、一部は非公開ですが、
各々が見学する形になってます。

大講堂の車寄せと桜

第1術科学校の学生等の入校式、卒業式等の儀式に
使用される大講堂です。

通称「赤レンガ」と呼ばれ有名な、幹部候補生学校庁舎方面に向かっていると
制服姿の新入生ぽっい方々が整列されていた。


警備されていた第1術科学校の隊員さんに聞いてみると、
3月に防衛大学校と一般大学を卒業して4月からは幹部候補生学校に入校される
幹部候補生でした。
課業整列(課業始め)の練習など行ってました。
私が訪れた翌日4月4日に入校式が行われるとの事でした。

幹部候補生学校庁舎と桜

幹部候補生学校庁舎の桜はピークは過ぎたようで散り始めてました。

幹部候補生学校庁舎の廊下
テレビなどで見掛ける廊下ですね。

幹部候補生学校庁舎の中庭に咲く桜
普段はココは入れない場所です。


幹部候補生学校庁舎の中庭には「貴様と俺とは同期の桜」で始まる軍歌「同期の桜」
のモデルともなった桜があります。
満開でした!
説明された隊員の方によると色々と諸説はあるそうです。

同期の桜と幹部候補生学校庁舎の赤レンガ

特殊潜航艇
第1術科学校に展示されているのは真珠湾で見つかった個体です。
背後に写る建物は候補生学生館


同期の桜以外にも満開の桜を見る事が出来ました。

父子桜
色々と調べてみると、
旧海軍の伊藤整一司令長官ゆかりの桜だそうです。
伊藤整一司令長官は戦艦大和に乗艦し、大和とともに戦死。
その長男も海軍の飛行機乗りで、父である伊藤整一司令長官が乗る大和を含む
海上特攻隊の援護機の1機として参加し、戦死されてます。
父子ともに江田島の海軍兵学校の出身者あることから
伊藤整一司令長官の出身地の方々が遺族から枝を譲り受けて育てて、
母校であるこの旧海軍兵学校である第1術科学校で花を咲かせようと
2014年1月に贈られたものです。

教育参考館と桜
今回は都合もあって入館するか迷いましたが、久しぶりに来たので
部分的ではありますが、見学。
特攻隊員たちの遺書も展示してあります。

第1術科学校学生館

表桟橋
江田島湾に面してている浮き桟橋を「表桟橋」と呼んでいます。
色々と諸説もあるみたいですが、海軍時代から正門は海に面した
桟橋が正門とされているようです。
先日の3月19日にここから幹部候補生の卒業生が旅立っていきました。

戦艦陸奥の主砲と同型艦長門の主砲砲弾
間近で見るとデカい!

古鷹山と幹部候補生学校庁舎

都合により短い時間ではありましたが、
海上自衛隊第1術科学校内を色々と見学し、桜も堪能できたので
良かったです。
また普通の一般公開時にも訪れてみたいですね。