細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

やはり現場が大切

2007-10-08 19:34:24 | 研究のこと
最近は現場での調査や,現地での試験が非常に多いのですが,
本当に毎回得るものが非常に多く,それは言葉では言い尽くせず,やはり経験してなんぼ,の世界です。

今日もひび割れ自己治癒コンクリートの試験練りだったのですが,
9月上旬の第1回試験練りに始まり,9月下旬の綱島での第2回試験練りにつながり,今日の第3回試験練りです。

第1回ではみんなが路頭に迷いかけるようなトラブルが生じ,
第2回で原因にほぼ当たりがつき,今日の第3回では実構造物での施工に向えるような手ごたえを感じる結果となりました。

この3回の試験練りでは,非常に多くのことを学んでいます。
異なる生コンプラントで試験練りをしたことで,コンクリートという材料の
「地域依存性」も根本的なところから体験することができました。
また,コンクリート材料の技術開発の難しさ,着眼点の持ち方も学んでおり,
それだけでも収穫大です。

もちろん,ひび割れ自己治癒コンクリートを実構造物に適用することが
今回の大目的です。ここまで来たら,絶対に実現する!!!

腹から声を出せ

2007-10-08 07:57:24 | 人生論
話し方というのは大事だと思います。
ユーモアも必要だと思うし,起承転結なのかは知りませんがストーリーを持たせないと誰も聞かないだろうし,これも日々の心がけでいくらでも上達する技術だと思います。

が,まずは腹から声を出しましょう。
自信が無いときは声が小さくなりがちですが,もはやその時点で負け。
蚊のなきそうな声で言ったって誰が聞くでしょうか。

周囲の反面教師は徹底して活用すべきですが,まあ大の大人が腹から声を出さずに喉もとからしょぼしょぼと出てる声を聞くと情けなくなってきます。

特に土木でやっていこうというような人は,調整力だって必要だし,人が「付いていこう」と思う魅力にあふれないといかん。間違ってたら謝ればいいのです。分からないことは聞けばよい。腹から声を出しましょう。

今日は朝7時20分の上野発,特急草津で群馬へ向かっています。
今日も現場では腹から声を出して行きます。