細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

準備する時間が無い中で

2007-12-13 12:17:32 | 職場のこと
さすがに12月に入ってからは「忙しい」ですが,来週末の21日までたどり着けば一段落します。もうこの状態になると,講義の準備をする時間も,外部で講演するための準備をする時間もほとんど取れません。

14日(金)は倉敷で合成短繊維について,20日(木)は日暮里でアルカリ骨材反応について,話をすることになってますが,これまでの手持ちのネタなどをガチャガチャっと組み合わせるなどして,ある程度以上のレベルの話をすることになります。講義の準備をする時間も取れませんが,内容のレベルは一定以上に保っているつもりです。

これらの講義や講演は,準備ができていようがいまいが,その場に立って話をしないといけません。これは以前であれば相当のプレッシャーなのですが,今はプレッシャーはほとんどありません。ごくわずかの準備時間で頭の中でシミュレーションして,プレゼンテーションをします。もちろん,もはや発表練習などする時間はありませんし,必要ありません。

これに比べると,「出席すれば良い」という委員会や打ち合わせなどは楽です。もちろん,学生との打ち合わせでは頭をすごく使うし,委員会などでも私が発言すべきことはしっかりとし,取りまとめるために頭をフル回転させます。ただし,これらは,事前の準備はほとんどいらず,その場に行って全力を尽くせばよい。

12月の生活はこれらの組み合わせです。肉体的には結構大変ですが,気分的には全然楽しくできてます。数年後にどうなってるのか知りませんが,まだまだ力を磨かないとスムーズに乗り切ることができなくなると思ってます。

この12月は無理でも,やはり日常においては何としてでも時間を作り出し,自己研鑽のための勉強をしておかないと,化けの皮はすぐにはがれると思ってます。

統合

2007-12-13 12:15:40 | 職場のこと
研究室のアクティビティーは,教員と学生の活動の総力が基本です。教員それぞれの行動と学生それぞれの行動の足し合わせ,が総力になるはずなのですが,私はそうは考えてません。1+1=2,で終わるのではなく,メンバー相互の間に化学反応が起こるようし,1+1=3にも5にもなるようにシステムを組み上げています。

基本的には,毎日をしっかりと生きていくことで,私自身も学生も成長していくようになっています。そのように日々やるべきことや,スケジュールを決めているということです。学生がゼミで発表する日時,回数というのも,学生にとって最も良くなるという視点から決めています。

私の日常も,それをこなすので結構大変なのですが,きちんと生活していくことで力が向上していくように工夫しています。後は成長していく個人個人の力をどうやって統合するか,です。これについてもいろんな工夫をしています。研究室のイベント,活動すべてが有機的に結びつくように,感覚的にですがマネジメントしています。

私自身は,ほぼすべての行動が,私を作り上げていくために必要なもの,という認識で生きています。すべての行動が,ある方向に向かって統合されている,という感覚です。自分自身は制御しやすいですが,研究室のマネジメントについても同じような考え方で対処しています。

すべての活動が,ある方向性を持っている。だから,メンバーはそれぞれのことを全力でやればよい。自然に統合されるようになっているのです。さらには,学外の方たちとの連携も同じようにマネジメントしていこうと考えており,すでに実行を始めています。

先輩の先生も,「細田はボスでなくて,リーダーである」とおっしゃってくれています。今年はリーダーとしての自覚が強くなってますので,責任感を持っていろんな次元の活動をリードしていきたいと思います。