細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

私の役割

2010-02-21 16:33:18 | 人生論
私自身もパンパンの状況ではありますが,研究室では卒論生が最後の追込みに入っている状況です。私自身は,この週末,集中して業務を片付け,かつ家族との時間も確保でき,2月最終週を何とか切り抜けられる光明が差してきた感じです。予断を許しませんが。

2/19(金)の夜は,研究室の懇親会でした。皆,それぞれの立場で全力で頑張っていると思いますが,皆楽しそうでした。特に,学位論文の最終審査を無事に合格した林さんに,お祝いのケーキが登場し,皆でお祝いしたのは良かったです。私は5人での2次会で,さらに林さんを祝福しました。その後さらに3人でラーメンを食べに行きましたが。

この研究室は私にとってのホームグラウンドであり,最も大事にすべき組織の一つです。言うまでもありません。

私の役割は,この研究室に限ったことではありませんが,組織に参画する皆さんの力を最大限に引き出し,皆さんが充実感を味わい,やりがいを感じ,成長できるような組織を整備すること,と思っています。研究室に限らず,家族においてもそうだし,私が主体的に関与する組織においてはほぼ常にそのような意識で行動するつもりです。

今の日本の世の中は,表面的に見える以上にひずみが生じており,一部は音を立てて崩壊しつつあると思います。時代の変化なので,やむを得ません。甘えが許されない時代なので,日本人それぞれが一生懸命に頑張るしかありません。もともと人だけが資源の我が国において,現状の日本人のままでは,この国は衰退の一途をたどるでしょう。

日本はこのまま衰退するような国ではないはずです。私が引っ張っていこうとしている方向性は,日本人にとってごく当たり前の,日本人の本来あるべき姿です。当たり前のことを,楽しく,やりがいを感じてやる,ということです。

なぜ,それが当たり前なのか,どのように考えればやりがいを感じられるのか,それを私の言葉,態度,背中で常に見せること,そうすることで,組織の皆さんが幸せになるはずです。私にとっては当たり前のことなので,今後もそのまま続けます。

当たり前のことを,当たり前と思って育った若者たちが,この国を引っ張っていってくれるでしょう。研究室,家族だけでなく,もっと大きいものを引っ張っていくためには,私自身の修行がもっと必要です。そのための勉強を惜しむつもりはありません。