昨日、山口県での実構造物の調査が無事に終了して、一応、仕事納めとなりました。
最後の最後まで、夕食も二宮さんらとご一緒させていただき、本当に充実した出張となりました。
今年は東日本大震災もあり、我が国の底力が試される局面に入りました。もちろん、日本国民の力が試されるのです。
私も震災の調査活動に携わり、橋梁の耐津波設計・補強に関する委員会の幹事長、土木学会の震災報告書の編集委員会の幹事、などを努めており、何とか我が国の復活に貢献したいと思っております。
私自身にとっては、今年が一つの転機でした。10月の途中くらいから突き抜けた感覚を持っており、もちろん激しく忙しいはずなのですが、気持ちは常に明るく、時間に追われている感覚も例年ほどなく、あっという間に12月の年末にたどり着きました。体調を非常に高いレベルで維持できたのも、その要因の一つでした。
人前で講演する機会も非常に増え、その度に仲間や同志が増えていく感じです。大きなプロジェクトを自分でも仕掛けますが、いろんな連鎖が生じ始めており、私に求められる役割もどんどんと増えて大きくなっています。
突き抜けた後は、その状態にも落ち着いて構えていられます。もちろん、どんどんと勉強を重ね、研究室の仲間たちと地道に研究を進めて基礎体力を付けますが、これまでの経験が自分に落ち着きを与えているのだと思います。どれだけ大風呂敷を広げても、それに見合う実力を付け、同志を増やしていけば大丈夫。そう思えることが、突き抜けた感覚とほぼ同じです。
博士号を取得して、社会に出てから10年半が経過しました。横浜国大に来てからも8年が経過しました。
私の中では、準備期が終わった感覚を持っています。これからは、真に世の中に貢献できるステージです。
これまでいろんな方に支えられて、導かれ、教えていただいたことに感謝し、どんどんと展開して貢献しながら、その先のさらなる展開にも余力を持って対応できるよう、日々の切磋琢磨に精進したいです。