東北を舞台に、コンクリート構造物の品質確保、耐久性確保の産官学協働のプロジェクトが推進されているのはご存知の通りです。
産官学で勉強した成果を、手引きとして制定し、水平展開する段階に入ってきています。品質確保の手引き(案)の第一弾として、一般構造物編(橋脚、橋台、函渠、擁壁編)がリリースされました。
引き続いて、トンネル覆工コンクリート編やRC床版編などを作成中で、年度内には完成、通知の予定です。日本各地への展開の基礎にもなると思います。
横浜国立大学 IUI(都市イノベーション学府)修了展レクチャーのご案内です。ゲストは、あの竹村公太郎です。「日本史の謎は「地形」で解ける」でおなじみですね。
奮ってご参加ください!基本的にどなたでも参加できますが、このブログを見てご参加される方は細田までご一報いただけるとありがたいです。
日程:3月21日(月祝)
時間:14:30〜16:30
会場:BankART studio NYK (旧日本郵便倉庫)
横浜みなと線「馬車道駅」から徒歩4分
〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9
http://bankart1929.com/contact/index.html
タイトル:「地形から見る日本文明と都 ―奈良、京都、江戸、東京そして横浜開港の謎―」
登壇者:竹村公太郎氏
司会:細田暁(土木)
14:30 – 15:45 レクチャー(ppt使用)
15:45 – 16:30 地図ワークショップ
地図ワークショップ概要案:
横浜(又はそれ以外でも、面白そうな場所)の地形だけの地図等の資料を来場者の方に配布しておく。そこから、お題の都市がなぜ、どのように発展してきたか、気がついたことを挙手制で議論する。ワークショップの最後に質疑応答を含める。
講演紹介文:
IUI修了展最終日には、元国土交通省河川局長であり、土木工学が専門の竹村公太郎さんをお招きし、レクチャーを行います。建設省(現国土交通省)にてダム・河川事業を担当していた経験より、「地形」「気象」という条件に基づき文化を再考する竹村さんの視点を学ぶことは、私たちに別の視点からものごとを捉えることの可能性を示唆してくれるでしょう。
今回は竹村さんのレクチャーに加え、参加者が実際に地図から都市の発展を読みとき、ワークショップを行います。私たちが生きて活動する舞台が、どのようにインフラストラクチャーによって制御され、文化や都市の発展に影響を与えてきたのかを考えます。
プロフィール
竹村 公太郎
1945年生まれ。横浜市出身。1970年、東北大学工学部土木工学科修士課程修了。同年、建設省入省。以来、主にダム・河川事業を担当し、近畿地方建設 局長、河川局長などを歴任。2002年、国土交通省退官。現職のほかに、日本水フォーラム代表理事も務める。著書に、『日本文明の謎を解く』(清流出 版)、『日本史の謎は「地形」で解ける』(PHP研究所)などがある。