来週、連休が明けた10日から、「土木史と技術者倫理」が再開します。あと4回ですね。来年度からは、「土木史と文明」という講義名に変更して、都市科学部の教養科目として提供を続けます。内容は大きく変わることはありません。
何百人もの学生たちと毎週接して、彼らのレポートを読んでいると、現代の(ある層の)学生たちの実情が細かく見えてくるし、なるべく多くの方々に、大きく育って社会に貢献できる人財になってほしい、と願わざるをえません。願うだけでなく、私自身のこれまでの過程もさらけ出す形で、何らかのヒントをつかみ取ってほしい、という気持ちで毎週の講義を行っています。
現代の40代はとにかく時間がない。特に日本人はデフレーションを根幹の原因とする「貧乏暇なし」状態なため、まあ忙しい。よくもこんなに無駄な仕事をつくり出すワイ、と感心するほど、無駄な仕事を与えてくれます。どうでも良い仕事は何とか適当に片づけて、本質的な重要な仕事に注力するよう、必死の努力を重ねています。
今の私のような時間の使い方が望ましいなどとは思っておりません。もっとゆったりと過ごせるなら過ごしたいし、自然の摂理を体感できるような農村での生活もやってみたい、などと思ったりもします。でも、現実から逃げるわけにはいかない。
誰にも等しく24時間が与えられています。有効に使うしかありません。
仕事にまともに向き合いすぎると、意欲も減退するし、能率も下がります。中長期線と捉える。
運動を習慣付ける。習慣にならないとあまり意味が無いので、忙しい中で習慣にできることを見出す。自分に合っていないと習慣にはなりません。
私の場合は、体操、柔軟体操。ウォーキングもちょっとした工夫でどこでもできるので、以前習慣にしていた時期もありましたが、元旦から復活させました。意識さえすれば、普段の歩きに少し工夫を加えることでウォーキングになります。水泳も何とか時間を見つけて通う。水泳はすでに私にとって特別な時間になりつつあります。サイクリングはまだ自宅発の旅ばかりですが、今年は電車・車と組み合わせてのサイクリングにもチャレンジするつもりです。自分だけの努力では限界があり、カイロプラクティクでの体に溜まったひずみの解消も、特に冬場は必須になりつつあります。
運動することによって、結局心身の調子が維持され、仕事の効率も高まります。
夜も早く寝る。明らかに効率が落ちてくるのが分かるとスパッと止めて寝ます。早朝、誰も起きていない家での時間は、極めて効率高く仕事ができます。
一つの時間を多目的に使う。
子どもの世話をしながら仕事をする(家族とコミュニケーションしながら仕事をする)。家事をしながらマネジメント能力・精神力を鍛える(いやいややるのではなく、トレーニングだと思う。将来、じいさんになったときに一人で何でもできることは強力な武器になる。家事は極めて創造的であり、家事から学ぶことは数多い。)。研究室の懇親会で、リラックスしながら、留学生・日本人学生たちに考え方の指導をし、シェアし、研究室の雰囲気を向上させる。などなど、具体例は無数にあるかと思いますが、とにかく時間は限られています。時間の価値を高めるしかありません。
今日は、今年初めての出張です。仙台で、東北地整の道路工事課にて、今後の品質確保・耐久性確保の戦略会議。コアメンバーでの会議なので楽しみ。もちろん、その後の懇親会の方が楽しみです。