細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

勇気を持って進むこと

2014-04-17 16:50:16 | 研究のこと

日本出張からパリに戻って、10日近くが経ちました。かなり久しぶりに、研究所の自分のオフィスに通勤しました。

一応、誤解の無いように説明しておきますと、研究所に来ていないときは全く研究していないか、というと全然違いまして、端的に言うならば、どこにいても研究はできます。日本出張の間は普段の数倍以上?の濃度で研究をしていましたし、自宅でも仕事はしています。家族と共働きの状態で外国で生活していると、種々の制約条件も出てきますので、その中で私がベストを尽くそうと努力している、とご理解いただければ幸いです。(見事な言い訳。。。)

といっても、やはり研究所に来ると身が引き締まるし、日中の時間の濃度は格段に高まります。今日の午後は、体調を崩されていた研究室の女性リーダーと、私がこちらに来てから初対面となりそうで、楽しみにしています。

さて、ようやく本題ですが、我が国がこれから本格化するであろう危機の時期を乗り越えていく(うまく乗り越えられず、沈んでいく可能性も大きいけれど)ために、まずは同志たちが連携し、勇気を持って進んでいくしかないわけですが、その決意をますます強くしています。

皆が主役であって、誰かだけが大事なわけではない。皆がそれぞれの本分を深く認識し、つながり合って、少しでも我が国がよくなっていくことを切に願っています。その結果、世界にも貢献できれば言うことなしです。

もちろん、その中で私の果たすべき本分はありますし、決して小さくない役割であると思っています。

私よりはるかに大所高所で戦略を立て実践される方々も多いですし、私などよりももっと現場に近いところで、もしくは現場で汗を流しておられる方々も、建設、教育等に限らずたくさんおられます。

私の現時点での役割は、大所高所の方々の考えも吸収し、現場に飛び込み、つないでいくことであろうと思っています。つなぐことだけが役割ではありませんので、自分自身のレベルも向上していけるよう、研究、勉強で研鑽を重ねたいと思っています。

ですが、「つなぐ」ということが私の得意なところであり、その結果、私自身を含めて皆が勇気を持って日々の現場・日常で奮闘できるようになればと思っています。そのようなネットワークが日々大きく、強くなっていると感じます。

フランス滞在の期間も折返しを過ぎ、後半戦に入っています。すでに3度の大型日本出張も行い、こちらでは家族と住んでいることもあり、かなり風変わりな留学になっているとは思いますが、41歳の私らしくてよいかなと今のところは思っています。10月に日本に戻れば、今のフランスの時間をありがたく思うに決まっているので、後半戦の本格的な開始に当って、よく戦略を練り、日々を大切に過ごしたいと思います。

明日、金曜日の夜からは、奥さんの親友の家族(フランス人)が3泊で泊まりに来ますので、濃厚な家族付き合いの時間になりそうです。 これも、フランスを知る上では非常に貴重な時間なのです。


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