現在、フランスはバカンスの時期です。しょっちゅうバカンスのある国なので、それらも含め、フランスのことをよく観察しようと思っています。
Facebookでたくさんの写真を紹介しましたが、3泊でアルプスに行ってきました。次女の通っているスクール(保育園)が2週間のバカンスの時期に入ったこともあり、親友のXavierファミリーに誘われていたバカンスに合流することにしました。Xavierが両親の持つアルプスの別荘でバカンスを過ごすので、そこに私と次女が合流させてもらいました。
5歳が近づいている次女にとっては、人生初のスキーで、それは非常に貴重な経験になったと思いますし、私も次女と一緒にスキーをたくさんできたのが楽しかったのは当然で、ここでは多くを記述しません。それだけでなく、フランスの地方の様子、を日本と比べて感じることが多かったです。
フランスの地方都市にはそれなりに行っていますが、今のところどこに行っても魅力的で、日本のように衰退した地方が多くなっている状況とは異なるように感じます。
いろんな理由があるのだとは思いますが、フランスにバカンスの時期が多いことも、首都と地方の人の動きを活性化することに貢献しているのでしょうか。
フランスと日本を比べることは、諸条件をしっかりと整理してからすべきことなので、ここでは深入りしませんが、やはり日本はあまりにも首都圏に人やその他のものが集中し過ぎていることを改めて感じます。私自身も首都圏で生きていると窒息しそうになるときがありますが、人間の生存の限界を超えたような密集首都圏は、出生率も異常に低いのは当然と思いますが、いまだに多くの若者を引き付け、特に若い女性がどんどんと吸い寄せられていると聞きます。この状態が続く限り、日本の明るい将来はあり得ないと確信します。
この状態を脱却するためにも、デフレからの脱却が最重要課題なのだと認識しますが、その他にも、首都圏への集中を避け、地域とのバランスを構築していくことを様々な手段で検討し、実践していく必要があるのだと思います。
フランスの元気な地方を見ても、やはり大事なのは地方であると思います。国中がパリや東京のような状態になると考えたらぞっとしますし、写真のアルプスのような地域等がまさに国家の財産であることを肌で感じました。
私自身の研究、教育活動で、日本の様々な地方と関わる機会が増えてきていますが、改めて、そのような貴重な機会を大切にしよう、と思いました。
次回の日本出張は、5月末のスタートになりそうですが、すでに出張の行程の調整に入っています。
またまた山口県にも訪れることになりそうで、安倍総理のルーツである油谷の棚田にも行くことになりそうです。フランスのアルプスで感性を刺激された今の状態で、日本の原風景の一つかもしれない棚田の美しさを勉強してみたいと強く思います。また、そのときに、私の故郷である島根県のグラントワ(内藤廣先生の設計された島根県芸術文化センター)と、まだ訪れたことのない津和野町も訪問してみる予定です。そしてその山口出張のメインの仕事の一つは、「ビデオメッセージの撮影」。6/12に山口県の制定する品質確保ガイドの講習会が開催される予定で、私は講習会に参加できないので、ビデオメッセージという形で登場する案が浮上しています。この品質確保ガイドの重要性、先進性を私の言葉で伝えることになりそうです。
私自身の生き方、時間の過ごし方、現在のフランス留学中の時間の過ごし方、等について本当にベストなのか常に模索しながら前進していますが、「つながることが最重要」「地方こそが重要であること」「何事もバランスが重要であること」を日々得心しているつもりですので、限られた時間の人生を有効に活用できればと思います。もしくは、私を多くの方々に活用していただけるよう、努力を重ねたいと思います。
以下、初めてのスキーで見事に一人で滑れるようになった次女の写真です。フランスに来てから、日本にいるときよりも伸び伸びとした姿が目立つようになった次女ですが、このバカンスの間は本当に楽しそうでした。人間が本来の姿で生きることができるのも、地方なのでしょうね。
それから、もう一枚、今回のバカンスに誘ってくれた親友のXavierとのAnnecy湖での写真も。奥さんの江美さんも大事なお友達ですが、一生大切にしたい友達って、本当に大事ですね。ともに年を重ねながら、人生とはどういうものか、勉強していきたいと思います。
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小学生の頃、国語の教科書を音読する細田くんを、鮮明に覚えていますが、あの頃の独特の癖が全然無くなっています…(笑)
ご立派な姿を拝見出来て良かったです。
山口県によく行かれてますねー、主旨が単身赴任で新山口?に居ますが、私はまだ1度も行ったことがありません…
今日も既に日付がとっくにかわってからブログチェック致しました。これ読んだらいつもすぐに寝ています。
娘たちのための絵本の朗読が、実はかなりトレーニングになったのかなと思っています。
講義や講演等、しゃべることが仕事、とも言えますので、それなりの現在の姿を見ていただけたようでよかったです。
一度、齋藤孝さんの勧めに従って、「坊ちゃん」を一冊ぶっ通しで音読した(2時間半くらいかかったと思う)ことがありますが、かなり面白い体験でした。。。