一線でやり続ける以上、勉強することは必須です。自分がミッションを果たせるように、また、自分自身が満足できるように、どのように勉強するのかを、常に工夫し続ける必要があります。
少し脱線しますが、死ぬ間際まで本を読んでやろう(勉強しよう)と決意しました。 私の死ぬ場所の脇には、ウェイティングリストに入っている本が積み重ねられ、選りすぐりの日本酒が並べられた状態にしようと思っています。死ぬ間際まで読んでいるのか、書いているのか、ちびちび日本酒を飲んでいるのか知りませんが、あの世に逝ったら、棺桶にすべて放り込んでいただいて、残った日本酒を皆様にふるまっていただければと思います。
さて、どのように勉強するか。今の私(41歳)の勉強法です。
フランスにいる間は別として、とにかく日常の時間には限りがあるわけです。しかも、コンクリート工学のみを突き詰める研究者を私自身が志向しておらず、インフラの品質確保、既存のインフラの性能確保(維持管理)、建設マネジメント、防災教育等に展開を図ってきている現時点で、どのように自らを支える勉強をしていくか。私自身にとっては非常に重要な問題です。
コンクリートの分野も多岐に渡り、勉強をし始めるとキリが無いわけです。そして、私の場合は、いろいろと展開はしていくでしょうが、根っこはコンクリートにある、あり続けると思っていますので、コンクリートの勉強もしっかりとする必要があると思っています。
解の一つは、「現場」。最前線の現場に出て、現実の構造物の品質確保、性能確保の議論でもまれる。現実世界でミッションを達成していく過程を通して、必要なことを勉強する。議論からも勉強する。これが一つ。特に、レベルの高い方々とのシビアな議論を通してインプットを重ねる。それらのインプットをきっかけに、必要な情報をサーチして、勉強し、蓄える。
もう一つは、古典(的な内容)の勉強。フランスにいる間は、この勉強に時間を割いているつもりですし、残りの時間もそんなに多くありませんが、日本に戻るとそのような時間は皆無に近くなってしまうので、優先順位を上げて勉強を重ねたいと思います。コンクリート、土木の分野の古典の勉強も大事ですが、哲学、民俗学、歴史等の分野の勉強も少しずつ重ねています。いろんな新しい芽が出てくるためには、基礎がしっかりとしている必要を強く感じます。トップレベルの方々との議論をしているときに、どれだけキャッチできるか、どれだけアイディアを生み出せるか、それは自らの基礎力、感性に影響を受けると思っています。
4月の残りの時間は、インプットよりも、アウトプットのための時間が多くなりそうですが、内藤廣先生の「環境デザイン講義」を読み始めました。内藤先生のこのシリーズは大好きですが、三部作の第二作目のこの本にも、さっそく惹きこまれています。
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寝る前に読んで、寝付きの良いような内容となるよう、心がけます。。。
専門的なことは全然分かりませんが、読み始めた頃より、だいぶ分かる様になってきました。
寝る前に必ずチェックしてます。色々と勉強になります。頑張って下さい。