細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

刺激

2010-09-14 20:49:48 | 人生論
今朝は,こちらの時間で3時前に起きて(目が覚めて),仕事。

カイロに到着してから2日間,夜ご飯を食べずに就寝するという生活を送っていたので,一日2食。そのせいか,非常に体が引き締まり,うれしいです。

今日3日目は,イスラムの建築を見学しました。ナイル川を渡って,オールドカイロ(旧市街)のイスラム地区を訪れます。

この見学にはいろいろ目的を持たせているのですが,イスラムの建築物群が世界遺産に登録されているようで,それらを見るだけでも十分に勉強になります。

カイロは非常に大きな街で,ツアーで無い観光の人が公共交通機関で移動するのは結構大変だと感じてます。

今日はあえて自分一人で行動することに決めてました。地下鉄の最寄り駅まで少なくとも2kmはあるようで,炎天下の夏のカイロで大丈夫か,かなり不安でしたが,実行することにしました。

ホテルを8:30に出て,いきなり自分がどこにいるのか分からなくなりました。地図も細かいものが無く,方角も太陽の方向と,昨日までの記憶を頼りに何となく歩いてみて,iPhoneのGoogleマップで現在位置を確認して,ようやく行くべき方向が分かりました。

地下鉄の駅まで40分くらいかかったでしょうか。それだけでうれしかったです。カイロの地下鉄に始めて乗り,アラブ人の中にただ一人東洋人で,じろじろ見られ,何とか目的の駅に到着。写真は,目的物の一つであったツインの塔のズウェーラ門の塔の上からのオールドカイロの眺め。圧巻でした。写真に見えている塔が相方の塔で,私はもう一方にいます。登るのは狭い急階段(らせん)で,登ったときには足がガクガク。落ちたら死ぬのは確実な展望箇所に無理な体勢で出たら関節も痛くなりピンチ。それでも,ここでしか見れないであろう,オールドカイロの眺めを満喫してから下りました。

その後も,イスラム地区の非常に見ごたえのある建築物を見て,カイロの象徴であるカイロタワーにも登って,ホテルに戻ったときには,推定で10数キロ歩きました。炎天下のカイロでかなり体力を消耗しました。

自分の知らない土地で,地図,iPhone,視覚,地下鉄など,使えるものを駆使して動き回ると,普段とちがう感性がビンビンに働き,体に緊張感が走ります。これが求めていたものです。おまけにカイロのいろんな情報が五感に染み込んできます。

旅行しているようですが,行程に余裕があるときは,やりたいことをやる。結局は自身が元気になって,それを周囲に伝達することが仕事であると思ってますので,使えることは何でも使います。今回もいろいろなことを感じ始めており,また文章にまとめます。

ホテルに戻って体調を整え,いよいよ本命のエチオピアに向かいます。




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