鞆の浦の鞆中学校の海野先生から、以下の山陽新聞の記事をいただきました。
9/27に鞆中学校で実施した、防災授業と家具固定実演の様子です。スーツを着て実演しているのは、学部4年生の渡辺啓太君です。
我々の防災研究を推進していく上で、鍵の一つになるのが「家具固定」です。家具固定が重要なのは理解できても、いざこれを実践しようとすると難しい。特に、地域に実践を展開していくことは非常に非常に難しい。
それをどのように克服しようか、ということが研究の一つのポイントになるわけです。
鞆中学校では、海野校長先生のご尽力もあって、とりあえず3件の家具固定契約を取り付けていただけました。PTAと連携してです。
とにかく一歩が大事。これまで、我々の他の研究もすべてそうでした。風穴が開くときは一気です。それに備えて、普段からやるべきことを誠実に、着実に頑張るしかありません。
我々の研究は、非常に幸いなことに、多くの方々の目に触れる機会に恵まれています。論文発表という手段だけでなく、上記のような新聞や、専門誌からの記事執筆依頼などもいただいています。最近は、You Tubeの動画での発信を模索していますが、コアなファンからは好評をいただいていますので、品質を改善しながら情報発信の新たなあり方も模索し続けたいと思っています。
指導する学生たちにも伝えましたが、そのように多くの方々に支えていただきながら研究を行えるのは、とても幸せなことです。そのことに感謝し、より一層自分の研究にやりがいを感じ、全力で取り組んでもらいたい、と伝えました。
そもそも、私がフランスで勉強させていただけるのも、非常に多くの方々のご支援、ご協力があってのことです。自分自身に投資することで、結果として社会にさらに貢献できるようになるよう、最大限にこの機会を生かしたいと心から思っています。
今週末に一時帰国し、16~18日は大学に出勤して、ほぼ打ち合わせで忙殺されると思いますが、学生たちもこの機会を最大限に生かそうと努力するはずですので、楽しい有意義な打ち合わせとなるよう、私も努力したいと思います。明日は、skypeでのミーティングの試行です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます