![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/73/6475ab2d47dbfefffc3af547687950f7.png)
今から20数年前、
JR東海の、TVのCMがこの時期流れていた。
『クリスマス・エクスプレス』
クリスマスイブに、
新幹線でやって来る彼を、彼女が駅で待つという内容だ。
1988年から92年までの5年間、
その年の若い人気女優が演じてきた。
深津絵里さん、牧瀬里穂さんなど演じる「彼女」が、
駅で、「彼」の到着をじっと待っている 。
そして、人混みの中から彼が現れるというものだ。
山下達郎さんの名曲『クリスマス・イブ』のメロディに乗り、
二人が逢う映像は、見ていて感動する。
このCMがジンとくるのは、 待ち合わせている二人が、
お互い相手を見つけたときに、
心から安堵して喜ぶからである。
そう。携帯などなかったこの当時、
約束通りの時間と場所で「逢う」ということは、
とても不安と心配もつきまとったのだ。
今なら、「着いたよ」『どこにいればいい?』
という会話で、 二人はスンナリ逢えるのだ。
しかし20数年前は、
人混みの中で、相手を探して待つしかなかった。
だからこそ、逢えた時の嬉しさは大きかったのである。
このCMでは、改札口に立つ駅員の姿も見える。
今は、そういう姿さえない。
自動改札は、来る者と待つ者との境も、
どこか、あっさりとさせてしまった感がある。
このCMは、you tubeで見ることができる。
5年分を続けて見ると、
最後の1992年・吉本多香美さんのCMが印象的だ。
吉本さんのは、それまでと違い、
彼女が新幹線に乗り、彼氏に逢いに行くという、
逆のバージョンだ。
彼氏に逢った時、
泣かずに笑顔を見せようと決める彼女。
新幹線の中でも、笑顔の練習をする。
彼女を乗せた新幹線は、
一路、夜の線路を疾走する。
そして彼の待つ駅に着く。
笑顔を見せようとした彼女だったが、
結局は、彼に抱きついて泣いてしまう。
こちらも泣けてくる、いいCMだ。
しかし今は、新幹線自体が夜行バスに押され、
若者の利用が減っている。
携帯とともに、このようなCMは、
もう作れないのかもしれない。
でも、 クリスマスに、
愛する人と逢うということ。
そこに辿りつくまでの純粋な想いが、
20数年経った今も、
人々の中に変わらずにあることを願う。
メリークリスマス!
JR東海の、TVのCMがこの時期流れていた。
『クリスマス・エクスプレス』
クリスマスイブに、
新幹線でやって来る彼を、彼女が駅で待つという内容だ。
1988年から92年までの5年間、
その年の若い人気女優が演じてきた。
深津絵里さん、牧瀬里穂さんなど演じる「彼女」が、
駅で、「彼」の到着をじっと待っている 。
そして、人混みの中から彼が現れるというものだ。
山下達郎さんの名曲『クリスマス・イブ』のメロディに乗り、
二人が逢う映像は、見ていて感動する。
このCMがジンとくるのは、 待ち合わせている二人が、
お互い相手を見つけたときに、
心から安堵して喜ぶからである。
そう。携帯などなかったこの当時、
約束通りの時間と場所で「逢う」ということは、
とても不安と心配もつきまとったのだ。
今なら、「着いたよ」『どこにいればいい?』
という会話で、 二人はスンナリ逢えるのだ。
しかし20数年前は、
人混みの中で、相手を探して待つしかなかった。
だからこそ、逢えた時の嬉しさは大きかったのである。
このCMでは、改札口に立つ駅員の姿も見える。
今は、そういう姿さえない。
自動改札は、来る者と待つ者との境も、
どこか、あっさりとさせてしまった感がある。
このCMは、you tubeで見ることができる。
5年分を続けて見ると、
最後の1992年・吉本多香美さんのCMが印象的だ。
吉本さんのは、それまでと違い、
彼女が新幹線に乗り、彼氏に逢いに行くという、
逆のバージョンだ。
彼氏に逢った時、
泣かずに笑顔を見せようと決める彼女。
新幹線の中でも、笑顔の練習をする。
彼女を乗せた新幹線は、
一路、夜の線路を疾走する。
そして彼の待つ駅に着く。
笑顔を見せようとした彼女だったが、
結局は、彼に抱きついて泣いてしまう。
こちらも泣けてくる、いいCMだ。
しかし今は、新幹線自体が夜行バスに押され、
若者の利用が減っている。
携帯とともに、このようなCMは、
もう作れないのかもしれない。
でも、 クリスマスに、
愛する人と逢うということ。
そこに辿りつくまでの純粋な想いが、
20数年経った今も、
人々の中に変わらずにあることを願う。
メリークリスマス!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます