シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

引かれている一線

2007-08-21 17:35:59 | 恋&愛
不夜城の街。

あなたが、この街で働き出したことを、
昨夜、初めて聞かされました。

いいのです。
大人であるあなたが、大切な人のために、
働くことを決めた街ですから。

私は見守るだけです。


あなたと私は、
限りなく同じ空間にいます。
でも、あなたと私の間には、
とてもはっきりした一線が引かれています。

その一線を踏み越えてはならない。
それが、約束です。


私が一番心配なのは、
あなたの身体と心。

あなたが一番心配したのは、
私の心変わり。

でも、変わる理由なんてどこにもない。
引かれている一線の両方から、
お互いを尊敬し、理解しあえれば。



屋台風の焼き鳥の店で、
二本の串を食べたところで、
ふと思い出しました。

「昨年も、8月20日に会ったよね」
『日曜日だっけ。再試合の時よね。』

そう。
あなたも高校野球好き。
早実と駒大苫小牧の、決勝戦が行なわれた日。
思わず、街のテレビに足を止めましたね。

帰ってから、引き分けだったことを知りました。

昨日会ったのは偶然だったけど、
あなたは面白いことを言いました。
『身体と心のサイクルが、同じ日に会いたいって働いたのかも』


あれから一年。
ふたりは何も変わっていない。
環境が変わっただけ。
だから、今年も理解しあって会っている。

ふたりで決めた、一線に守られて。

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