シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

中学校へのお願い

2006-07-14 15:06:54 | 日常から
卒業した中学校を訪問した。

地元の、すぐ近くにありながら、
特に、用事や同窓会などもないまま、
二十数年が過ぎた。
うちは、中学生の子供も私立の学校に行っているので、
本当にこの学校とは、その後縁がなかったのだ。

今日、文字通り、
中学の卒業式の日に出て以来の門をくぐり、
学校の中に入った。

しかし、その用件は実は残念なものだった。
昨日、この中学の生徒が、
バスも走る大通りの真ん中を、自転車で走り回り、
次々と車を急停車させたあと、
発進しようとした私の車の直前を横切った。

間一髪で私も急停車。
その中学生は、仲間と一緒に交差点の角で、
停車した車の列を見て笑っている。

放っておくべきではないと判断し、
今日、直接学校に行ったのだ。

校長・副校長とも不在ということで、
応対に出たのは、まだ若い女性の先生だったが、
厳しい眼差しは、やはり中学生を預かる先生だった。

私は、名刺を出し身分をちゃんと明かし、
卒業生であることも述べ、
その先生に、昨日の一部始終を説明した。

先生は、全校生徒の写真のアルバムを見せて、
「どの生徒か、おわかりでしょうか」と聞いた。
だいたいの顔つきは覚えていたものの、
今の中学生は、皆、似通った顔だ。
しかも、写真ではハッキリ断定もできなかった。

私としては、どの生徒か知りたいわけではなかった。
とにかく、学校としての生徒への指導の徹底、
ひいては、危険と命に関しての話し合いもしてほしい、と
強く要望をしてきた。
生徒が特定できて、その生徒だけにお咎めでは、
何にもならないと思ったからだ。

同じ歳の子供の父親として、
また、地域活動に携わる者として、
昨日の件は見過ごすことができなかった。
名刺まで置いて、責任を持って話してきたのだ。
学校にも、責任をもって話し合ってもらいたいと思う。

その先生は、とても丁重な方で、
こちらの話を、しっかり聞いて下さった。
たぶん、きちんと生徒に伝えて戴けると思う。

久しぶりの母校だったが、残念な件での訪問だった。
しかし、裏庭にあるプールから、
水しぶきとともに、生徒達の歓声や、先生の大声が聞こえてきた。
その光景と音は、私の中学時代そのままだ。
今は私も、彼・彼女らを守る立場にいる。

写真が母校の中学校だ。昔と全然変わらない。

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