「はじめまして」
あなたが私に言う。
「こちらこそはじめまして」
私もあなたに返す。
長く待った一日。
でも、あっという間の一日。
初夏の東京。
半袖で待つ東京駅。
赤レンガの前に、純白のひと。
六本木ヒルズの52階。
浅草寺の線香の匂い。
隅田川の水しぶき。
お台場の静かな波打ち際。
何に共感し、
何に惹かれ、
何に思いを寄せたのか。
人ごみの中で、
先がよく見えていない私と、
先を見てため息をつくあなた。
でも、あなたは言う。
「私、ポジティブですから」
修学旅行生がすれ違う。
いきいきした眼で、「フジテレビ」の球体を見つめる。
その横を行く私とあなた。
40代の生き方って、何でしょう。
「ありがとうございました」
あなたが私に言う。
「こちらこそありがとうございました」
私もあなたに返す。心から。
そして、東京駅の雑踏の中、
あなたは、北へ。
30分後のメールは、
いつもの、あなたのメール。
あなたが私に言う。
「こちらこそはじめまして」
私もあなたに返す。
長く待った一日。
でも、あっという間の一日。
初夏の東京。
半袖で待つ東京駅。
赤レンガの前に、純白のひと。
六本木ヒルズの52階。
浅草寺の線香の匂い。
隅田川の水しぶき。
お台場の静かな波打ち際。
何に共感し、
何に惹かれ、
何に思いを寄せたのか。
人ごみの中で、
先がよく見えていない私と、
先を見てため息をつくあなた。
でも、あなたは言う。
「私、ポジティブですから」
修学旅行生がすれ違う。
いきいきした眼で、「フジテレビ」の球体を見つめる。
その横を行く私とあなた。
40代の生き方って、何でしょう。
「ありがとうございました」
あなたが私に言う。
「こちらこそありがとうございました」
私もあなたに返す。心から。
そして、東京駅の雑踏の中、
あなたは、北へ。
30分後のメールは、
いつもの、あなたのメール。