カンカンと照りつける日差しのもと、泉大津フェニックスで開催された夏フェス『OTODAMA’07~音泉魂~』を見に、昨年のCocco大阪公演以来ご無沙汰だったアースノイド(エリート)のイースト潤と共に車走らせ行ってきた。
今回はC.O.C.のTシャツにOUTRAGEのキャップというハードコアスタイルでフェスに臨んだ。
長州力のスイカ割りが見れるということで、予定より早めに出発したのだが、着いてみるとステージにいたのは泉州力だった・・・小力ですらない。
さて、十数年ぶりとなる筋肉少女帯のステージを観るために、ツレとともにかなり前の方へと移動。別段ギュウ詰めにもならずゆったりみることができた。
場違い加減はハンパなかったが、間違いなく本フェスティバルのベストアクトであったろう。
EL&Pの“聖地エルサレム”が流れ出し、懐かしのメンバーらがゾロゾロ登場したときは、思いがけずなにかしらジーンと込み上げてくるものがあった。
さらに、一番最後に登場した髭面の人物を見て、私は一瞬目を疑ったのであった!
なななんと!初期メンバーである超絶ピアニスト、エディこと、三柴理氏が出てきたではないか!!
あまりの思いがけない人物の登場に私は「うおおおおおーー!!」と、ひとり興奮してたのだが、周りの反応が薄かったので本当に本人なのか、しばらく確信がもてなかったが、“元祖高木ブー伝説”のあのアバンギャルドなピアノワークを目の当たりにして、「間違いない!」と確信に至ったのであった。
あれは“元祖”ではなく、紛れもなくオリジナル“高木ブー伝説”であった。
(実は筋少が昨年の12月に復活ライヴを敢行してて、そのときすでに三柴氏はサポートメンバーとしてバンドに合流していたのだ)
セットリストは、“踊るダメ人間”や“日本印度化計画”など、コール&レスポンスで盛り上がれる無難な選曲。ただ、“戦え!何を?人生を!”をもってきたのは、本人らもかなりの挑戦だったのではないだろうか。曲終盤での延々と続く「戦え!何を?人生を! 」コールは、演奏側も客側も最後の方、バテてグダグダになっとったし。
ラストはやはり“釈迦”。「とーろーろーのーの~ず~い~♪」のサビを久々に合唱できて楽しかった。エディ&橘高、夢のソロバトルも圧巻。
しかし、なんちゅー夏フェスに不釣合いな存在であろうか!
モヒカンヘッドに特攻服を身に纏って登場したオーケンは「8年ぶりに復活しました。X JAPANでーす!」などと、ゆるいジョークをかましつつそれなりに場を沸かせていた。しかしこの年になって、ますますMCが間延びしてきている。
橘高は水玉模様で統一した厚手の衣装とフライングVで、全く衰えを見せないメタリックなギターワークを披露していた。ピック大量にバラ撒くわ、ギターグルングルン振り回すわ、四つん這いになってネックを股でこするわ、セックスシンボリックなパフォーマンスは相変わらず。
でも、そんなド派手なフロントマンの振る舞いにもかかわらず、私はもう三柴氏の動向が気になって仕方がなかった。客を見下ろし「こいつら何盛り上がってんだ?」とでもいうような堂々とした佇まい・・・それだけですごい存在感だ。
ライヴ終了後、興奮した客が「これは、来月なんばHatch単独ライヴ見に行っていいかもやで!」と言っているのが聞こえてきて、私もなんとなくそんな気分になっていた。
行きの車の中で、私が編集・持参した『筋肉少女帯ベストMD』をかけてて「何じゃこれ?」と、少し怪訝そうな顔をしていたイースト潤氏も、「かなり面白かった!ダメ人間のオーケンの踊り(Xジャンプのパクリ)がかなりウケた」と、けっこう絶賛していた。
彼の傍にいた女子が「あの人って大槻教授やったっけ?」などとうそぶいてたみたいだが、筋少を初めて見た今時の若い人たちにもかなりのインパクトを残したとかと思われる。
Tシャツ売り場で並んでいると、近くの露天風呂ステージ(サブステージ)にてシークレットゲストとして「セイセイセ~イ!」と、レイザーラモンHGが出現するというサプライズもあった。股間でスイカ割りに挑戦しとった。アホか!
ただ、今回私にとってまさにサプライズだったのは、思いがけないエディの出現、そして彼の超絶プレイを初に生で拝めたことであるのは間違いない。
後編につづく・・・
今日の1曲:『ノーマンベイツ』/ 筋肉少女帯
今回はC.O.C.のTシャツにOUTRAGEのキャップというハードコアスタイルでフェスに臨んだ。
長州力のスイカ割りが見れるということで、予定より早めに出発したのだが、着いてみるとステージにいたのは泉州力だった・・・小力ですらない。
さて、十数年ぶりとなる筋肉少女帯のステージを観るために、ツレとともにかなり前の方へと移動。別段ギュウ詰めにもならずゆったりみることができた。
場違い加減はハンパなかったが、間違いなく本フェスティバルのベストアクトであったろう。
EL&Pの“聖地エルサレム”が流れ出し、懐かしのメンバーらがゾロゾロ登場したときは、思いがけずなにかしらジーンと込み上げてくるものがあった。
さらに、一番最後に登場した髭面の人物を見て、私は一瞬目を疑ったのであった!
なななんと!初期メンバーである超絶ピアニスト、エディこと、三柴理氏が出てきたではないか!!
あまりの思いがけない人物の登場に私は「うおおおおおーー!!」と、ひとり興奮してたのだが、周りの反応が薄かったので本当に本人なのか、しばらく確信がもてなかったが、“元祖高木ブー伝説”のあのアバンギャルドなピアノワークを目の当たりにして、「間違いない!」と確信に至ったのであった。
あれは“元祖”ではなく、紛れもなくオリジナル“高木ブー伝説”であった。
(実は筋少が昨年の12月に復活ライヴを敢行してて、そのときすでに三柴氏はサポートメンバーとしてバンドに合流していたのだ)
セットリストは、“踊るダメ人間”や“日本印度化計画”など、コール&レスポンスで盛り上がれる無難な選曲。ただ、“戦え!何を?人生を!”をもってきたのは、本人らもかなりの挑戦だったのではないだろうか。曲終盤での延々と続く「戦え!何を?人生を! 」コールは、演奏側も客側も最後の方、バテてグダグダになっとったし。
ラストはやはり“釈迦”。「とーろーろーのーの~ず~い~♪」のサビを久々に合唱できて楽しかった。エディ&橘高、夢のソロバトルも圧巻。
しかし、なんちゅー夏フェスに不釣合いな存在であろうか!
モヒカンヘッドに特攻服を身に纏って登場したオーケンは「8年ぶりに復活しました。X JAPANでーす!」などと、ゆるいジョークをかましつつそれなりに場を沸かせていた。しかしこの年になって、ますますMCが間延びしてきている。
橘高は水玉模様で統一した厚手の衣装とフライングVで、全く衰えを見せないメタリックなギターワークを披露していた。ピック大量にバラ撒くわ、ギターグルングルン振り回すわ、四つん這いになってネックを股でこするわ、セックスシンボリックなパフォーマンスは相変わらず。
でも、そんなド派手なフロントマンの振る舞いにもかかわらず、私はもう三柴氏の動向が気になって仕方がなかった。客を見下ろし「こいつら何盛り上がってんだ?」とでもいうような堂々とした佇まい・・・それだけですごい存在感だ。
ライヴ終了後、興奮した客が「これは、来月なんばHatch単独ライヴ見に行っていいかもやで!」と言っているのが聞こえてきて、私もなんとなくそんな気分になっていた。
行きの車の中で、私が編集・持参した『筋肉少女帯ベストMD』をかけてて「何じゃこれ?」と、少し怪訝そうな顔をしていたイースト潤氏も、「かなり面白かった!ダメ人間のオーケンの踊り(Xジャンプのパクリ)がかなりウケた」と、けっこう絶賛していた。
彼の傍にいた女子が「あの人って大槻教授やったっけ?」などとうそぶいてたみたいだが、筋少を初めて見た今時の若い人たちにもかなりのインパクトを残したとかと思われる。
Tシャツ売り場で並んでいると、近くの露天風呂ステージ(サブステージ)にてシークレットゲストとして「セイセイセ~イ!」と、レイザーラモンHGが出現するというサプライズもあった。股間でスイカ割りに挑戦しとった。アホか!
ただ、今回私にとってまさにサプライズだったのは、思いがけないエディの出現、そして彼の超絶プレイを初に生で拝めたことであるのは間違いない。
後編につづく・・・
今日の1曲:『ノーマンベイツ』/ 筋肉少女帯
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます