AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

追悼ライリ~ライリ~

2014年01月13日 | ミノフスキー粒子
先週のやしきたかじんの突然の訃報は、驚いたっちゃー驚いたけど、なんとなくそんな予感はしていたので、正直三宅久之先生の時ほどのショックはなかった。
いや、昨年初めに復帰後すぐに再入院されて、それからもう全然テレビに出てこんようなってたので、こらもうアカンのと違うかと。
まぁ関東の方とかは、やしきたかじんといってもヤンチャなMCっていうぐらいのイメージで、あんま馴染みないかもしれませんが、西日本ではナニワの視聴率男として、休養中でも土日の冠番組は3本ともたかじん抜きで放送しておりましたし、しかも今後も継続していくとのことです。

私自身は90年代、25%という高視聴率を記録した『たかじんnoばぁ〜』放送時は、おもいっきりテレビ離れしていた頃で、別にたかじんにも興味なかったし、ほとんど見たことなかったのだが、10年前くらいから放送されだした『たかじんのそこまで言って委員会』は、日曜に特に用事がなければ必ずといっていいほど拝聴していた唯一のバラエティ番組で、番組を通してたかじんの人となり、MCさばきの巧みさにだんだん魅かれていき、ブログで滅多にタレントとかを取り上げない私でも自然に情がうつって想い入れ深くなったというわけでありまして、今回追悼記事を書かずにはおれなかったわけでございます。

まぁ『委員会』も、関東以外ではほぼ全国区で放送された人気番組。
たかじんは「東京で放送するんなら番組を辞める」と断言していたが、それは別に彼が東京の人間を嫌っていたからではなく、東京の放送局側に問題があってこの番組の特性が失われるからだとおっしゃってた。
この番組はとにかく他の番組ではまず取り上げられないタブーな事柄をガンガン取り上げていた。靖国問題、慰安婦問題、皇室事情、国防問題など・・・まぁざっと並べたテーマからしてかなり右寄りな番組であったことは想像できるかと思われますが、それを中立の立場でうまくまとめていたのがたかじんのこの番組での役割だったように思う。
司会進行役の辛坊治郎氏ですら、この番組ではパネリスト(出演者)とマジ論争となって(特に実名報道の是非の話になると牙をむく)収拾がつかなくなるという凄まじい番組やったからのう。
卒業後ずっと東京で働いてて、最近またこっちに戻ってきた大学時代の友人が、委員会の放送をみて「あんな番組、向こうじゃ考えられないよ!」とビックラこいてたからなぁ~

たかじんの音楽に関しては、正直それほど興味を持ったことはない。関西弁の歌詞がなんか気恥ずかしくて苦手っていうのもある。私がメタル少年時代の頃なんて少しバカにしてたから。
一番売れた「東京」を聴いた時はさすがにたかじんの歌手としての実力に感服した。「なんや、普段のガラの悪いしゃべりとこの美声とのギャップは!?」と。ちょっといい曲だなとも思ったし。
でも、私にとって一番馴染み深い曲といえば、やっぱガンダムのテーマ曲でしょうな。
たかじん自身にとっては触れられたくない、汚点以外のなにものでもなかったらしいが。



「砂の十字架」は、劇場版『機動戦士ガンダム』の第一作目の主題歌である。作詞作曲は谷村新司氏。
そういえば『委員会』で、たかじんが「ガンダム見たことないわ。どういう話なん?」みたいなことをボソっと言われて、パネリストの誰かが(哲っちゃんやったっけ?)「あれは地球連邦軍の支配を拒んでジオン軍が独立戦争をしかける話で、日米開戦にもけっこう通ずるところがある」って説明を聞いて、「お、なかなかおもろそうやん」って少し興味を示されてたのを思い出す。
谷村新司氏との当時のレコーディング秘話はおもしろい。

たかじんとガンダム(そこまで言って委員会増刊!) なにげにアムロのポーズしてんのがおもろい。



でもね、ガンダム劇中歌「スターチルドレン」は、たかじん作曲なんだよ。
私はこの曲を聴くと武者ぶるいがしてきて、宇宙に飛び立ちたくなる衝動にかられるのだ。
ニュータイプとして覚醒していくかのような、不可思議な感覚がこの曲にはある!



改めてこの曲聴くと、やっぱたかじんいい声してんなぁって思う。

ご冥福をお祈りします。


今日の1曲:『スターチルドレン』/ やしきたかじん

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正気の山脈にて 後篇 | トップ | AMASHINレコード大賞2013 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ミノフスキー粒子」カテゴリの最新記事